年末アジ釣行 writer 代表髙橋
2019年 12月30日 @関義丸
With
釣魚会より佐藤四年一家、大川四年、岩本三年、梅原一年、堅木一年、渋谷一年、田中一年
+僕の友達杉田
僕が釣魚会に入会してから初の仕立船釣行となりました。
事の発端は佐藤から年末に家族で走水アジ釣りに行くならどこがいいか相談されたことでした。それならいっそ佐藤一家+釣魚会部員で仕立船をした方が早いのではないかと思い募集したところ人数が集まったので開催できました。皆さん参加してくれてありがとう。
以下僕の妄想と経験に基づいた持論が続きます。
興味ない人は当日編まで飛ばしてOKです。
まず、後世のために、なぜ関義丸にしたかを重要順にここに載せておきます。
→あまり船釣りに慣れていない人たちにバケツで水を汲み取らせるのは酷かと思ったから
乗合船には海水循環はあるけど、仕立船にはない船宿がほとんどで、関義丸は仕立船の方にも海水循環がある
→何度か通ったが、初心者でも楽しめると感じたから
→関義丸は走水の船宿の中でも釣果がいい?船宿だと思うから
→走水の船宿は150号指定が多い中、関義丸は130号とちょっと軽いのでその分楽
※関義丸のデメリットとしてレンタル料金が高い(当日編にて後述)
〈仕掛け編〉
実はこの釣行の二週間前に広川丸にて下見に行ってました。その際、ハリスの太さ、全長とエダスの長短、針の種類と大きさなど様々な仕掛けを試しました。
→いわれてみれば細いハリスの方が食いが良いですが、2号と3号に差はほとんど感じませんでした。しかし手返しには歴然の差があります。
デカアジがダブルトリプルでかかる
↓
細いハリスだとやりとりに気を使う
↓
ファイト時間が長引くためアジの口切れ多発
また、エダスがヨレまくるため仕掛け交換必至
このように手返しに差が生まれるのです。
本当に食いが渋いときは細ハリスが効くかもしれません。しかし食わないことの大半は群れがいないことによるものです。僕は探見丸(魚探)を見ながら釣りをしていたのでこれは間違いないです。群れが入ってきたときは太ハリスでも食います。群れがいないときはいくらハリスを細くしようが食いません。
エダスは気持ち短め20センチほどが良いです。長いとヨレるので。
→2mより少し長いくらいがいいですが好みです。走水は潮の流れが速いので長ハリスの法が潮になじむかな、と思うくらい。
→数が欲しい人は派手系、ビッグワンを狙うなら地味な銀針が良いです。あくまでイメージですが、群れが入ると派手系の針から食われます。小型ほど貪欲で反射的にえさを食べるので派手系にくいつきます。そうすると必然的に銀針が残りビッグワンがかかるという仕組みです。けっしてビッグワンが派手系を嫌うわけではないです、多分。また針の大きさですが、これは大きい方が良いです。大きい方が掛かり所が深く、その分硬い部分にフッキングできる可能性が高いのでバレにくいです。大きさは11~12号がオススメです。
ちなみに派手系はハヤブサのケイムラムツ、地味系はがまかつの銀ムツがオススメです。
がまかつのムツ針はムツ針の中で一番刺さりがいいです。
ここまで色々書きましたが要するに
数欲しい人→ケイムラムツ針11~12号、ハリス3号
ビッグワン狙いの人→ムツ針11~12号、ハリス3号
を選びましょう。また、この時期の裏本命激うまサバを狙いたい人はケイムラを選びましょう。
〈釣り方編〉
→投入時にビシを少し遠くに飛ばして仕掛けとビシがおまつりしないようにしましょう。
また、ビシの落下中はサミングしましょう。
→コマセの振り方は小さくスッとふりましょう。関義丸はコマセが柔らかいので振らずに待っていてもちょっとずつ流れるくらいなので、最悪振らなくでもよいです。ポイントについてからはガンガンまいて、アジが船に寄ったらそんなに撒かないようにしましょう。
ガンガン撒くとコマセばかり食べてエサを食べてくれないので。
→コマセを撒いてから30~60秒は待ちます。待ち方はそれぞれです。手持ちでもいいし、ラークにおいてもよいです。波が高い場合は手持ちしましょう。僕は手持ちです。魚がどの針に食ったか、サイズはどれくらいかを確かめるには手持ちの感度によって判断するしかありません。数を伸ばしたいなら断然手持ちです。
しかし、ビッグワンは置き竿で長く待っていた方が当たりやすいかなと思います。
誘いは走水ではあまり有効ではありません。誘いに乗るのは小型が多いので、小型が少ない走水ではそれほど効果はありません。また、誘う時間あったら底を取り直した方が当たると思います。
→船長の指示タナより50㎝~1m上を探ることをオススメします。これはアジの上アゴにかけやすくするのと、ビッグワンを狙いやすいという利点があります。上アゴにかかれば99%バレることはないです。小型は恐怖心からか上まで上ろうとしないので、上までくるビッグワンだけを狙えるということです。
〈当日編〉
当日ですが、曇り、北風2~4m、中潮だったのでそこそこ釣りやすい天気と潮回りで安心しました。皆さんには5:30走水港集合にしたのですが、船宿が開くのが6:00と予想以上に遅かったのでかなり待たせてしまいました。ごめんなさい。6:15までには朝食を食べておくとスムーズに動けるので、次企画するときに参考にしてください。
料金は乗船料6500+レンタル電動
リールセット1500+レンタルビシ300=8300円
だったと思います。ほかの船宿はレンタル電動
リールセット無料だったり、レンタルビシが無料だったりするのに関義丸は高いです。そこは唯一のデメリットですね。
6:45頃には電車組も集まり、僕と船長がレクチャーし7:30に出船です。釣るより重要なのはおまつりしないようにすることと、大きいのが掛かったと感じたらタモですくい合うことです。本当に重要なことなので覚えておきましょう。
関義丸は赤タンのみ配られるので、イソメが欲しい人は事前に買っておきましょう。
僕は二本竿体制で竿頭を狙います。手持ちはチタン穂先の好感度
ロッド、仕掛けはハリス3号、ケイムラムツ針11号三本針、全長2.1m。置き竿はグラス無垢、仕掛けはハリス4号、銀ムツ12号三本針、全長2.5mそれに50センチのロングクッションをつけます。
ポイントにつくと既にたくさんのアジ船がいます。おそらく30船くらいはいたかと思います。開始して早々にアジがヒット。幸先よく、30センチほどのアジがダブルでした。
それからは船中アジまつりです。一年生も次々とアジを釣りあげ、たがいにタモですくいあっていました。僕は魚探を駆使し、ひたすらアジ釣り機械と化してました。途中40㎝クラスのサバが何匹かかかり、これが嬉しいゲストとなりました。この時期のサバはめちゃくちゃにおいしいので絶対持ち帰りましょう。途中釣れない時間帯もありましたが、それは群れが外れただけで食いが渋くなったわけではなかったです。魚探を見て群れが入ってくるのを確認するとまた釣れ始めました。
一日中食いがよかったので細かなテクニックよりかは、いかに手返し良く釣るかが重要な日だったと思います。最初は二本竿に慣れずにてこずりましたが、慣れてからは安定して釣果を伸ばせました。
12時に帰港、最終釣果はアジ68匹にサバ3匹、イシモチ2匹と大満足。乗合船の竿頭にも勝ちました。数が伸びる㊙テクニックもありますが、それはここでは書かないでおきます。一年生も20匹以上釣れていて大成功でした。また企画したいですね。忙しすぎて写真が撮れなかったのは反省点です。
参加してくれた皆さん、ありがとうございました。
仕立船企画人数が足りない場合はOBの皆様にご協力をお願いすると思いますので、よろしくお願い申し上げます。
最終更新:2020年02月16日 21:16