魔界都市<新宿> ―聖杯血譚―内検索 / 「人修羅」で検索した結果

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  • 人修羅
    【クラス】 ルーラー 【真名】 人修羅@真・女神転生Ⅲノクターンマニアクス 【ステータス】 筋力A+ 耐久A 敏捷A+ 魔力A 幸運C 宝具EX (マサカドゥス装着時) 筋力A++ 耐久A+ 敏捷A++ 魔力A+ 幸運C+ 【属性】 『混沌』 【クラススキル】 対魔力:D(A+++) 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。 後述する宝具を発動した際には、カッコ内の値に修正される。 真名看破:C ルーラーとして召喚されると、直接遭遇した全てのサーヴァントの真名及びステータス情報が自動的に明かされる。 ただし、隠蔽能力を持つサーヴァントに対しては、幸運値の判定が必要になる。 神明裁決:A+ ルーラーとしての最高特権。聖杯戦争に参加した全サーヴァントに二回令...
  • 混沌狂乱
     身も蓋もない事を言うのであれば、ザ・ヒーローらが人修羅達を発見出来たのは、全くの偶然と言う他がなかった。 ヴァルゼライドの手傷をある程度治し終え、再び当てもなく 新宿 のサーヴァントを探すと言う事を行う。 この主従達が、こう言った索敵能力に優れていない事は、一時間以上と 新宿 を駆けまわっているのに、 蠅の魔王のランサーや蒼コートのアーチャーを発見出来なかったと言う事例からも証明されている。 今回もそれが徒労に終わるのかと思えば、それは、否だった。彼らは、蠅の王やコートの剣士とは、全く違う、しかし、強さは彼らに勝るとも劣らない存在達の気配を発見したのだ。  ――其処は、 新宿 は新小川町に存在する、ある廃病院だった。 新宿 衛生病院と称されているその病院は、今から十何年以上も前に、公安から最大限の警戒をされていたあるカルト宗教の息が掛かった所であったらしく、 敵対勢...
  • 超越してしまった彼女らと其を生み落した理由
    ...ラーとして召喚された人修羅自身は、何の要因もなければ特に何も口出ししない。 問題は、彼を呼び出したマスターが、著しく公正さを欠いていると言う事だ。 聖杯戦争を管理する為の存在であるルーラーの手綱を握る者が、実は誰よりも聖杯を欲しており、本来ならば戦争運営に支障を来たさない為に与えられた数々の特権を、 最後の最後で聖杯を獲得する為に用いる等、最早公正さ以前の問題としか言いようがない。  聖杯戦争は持久戦としての側面も有している。 現世に留まる為の魔力がマスターから供給されていると言う性質上、当然マスターの魔力は限りある資源であり、無駄には出来ない。 ルーラーのサーヴァント人修羅のマスターであるエリザベスが保有する魔力量は、最早膨大と言う言葉ですら尚足りない程のそれだ。 真正の悪魔、しかもその中で最上位の格を誇るとも言うべき人修羅を維持してもなお、膨大な余裕に満ちてい...
  • マップ
    ...在する エリザベス&人修羅の主従が拠点とする 新宿 衛生病院が新小川町に存在する 高城絶斗とケルベロスが交戦、壊滅的な被害を負った公園が早稲田鶴巻町に存在する(1日目・早朝7:30)。後に、クリストファー・ヴァルゼライドの宝具の影響で、公園とその周辺が高濃度放射線汚染地域に変貌(1日目・午前8:00) バージルとクリストファー・ヴァルゼライドが交戦、その影響で壊滅的な被害を負った住宅街道路が早稲田鶴巻町に存在する。後にクリストファー・ヴァルゼライドの宝具の影響で、その道路周辺が高濃度放射線汚染地域に変貌(1日目・午前8:30) 浪蘭幻十とクリストファー・ヴァルゼライド、人修羅が交戦。その影響で、病院内部が破壊され、病院周辺の住宅街が破壊されました。後にクリストファー・ヴァルゼライドの宝具の影響で、病院周辺の住宅街の一区画が、高濃度放射線汚染地域に変貌(1日目・午前11:30) ...
  • 小ネタ
    ...PTY EMPTY 人修羅 サーヴァントパラメータ一覧表 +... 総合は各パラメータの評価ABCDEをA=50、B=40、C=30、D=20、E=10として計算し、宝具を除いた合計を表したもの。 パラメータEXは数値化できないので、EXを除いた合計値の後ろに「*」と記載する。 (最大)はパラメータ評価の+-によって一時的に加算される分も合計したもの。+は2倍、++は3倍、+++は4倍。 ただし、-の加減は詳細不明のため、(最大)には加減せず、-は1倍とする) クラス 真名 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 総合(最大) セイバー ダンテ 通常 B+ A B A B- A+++ 220(260) 『デビルトリガー』 A+ A+ A A B- A+++ 240(340) セイバー 橘清音 通常 E- E E C A B 110 『ガッチャ...
  • 参加者一覧
    ... 【EX】ルーラー 人修羅 真・女神転生Ⅲ ノクターンマニアクス 四騎士 +... クラス 真名 出典作 白のセイバー チトセ・朧・アマツ シルヴァリオ ヴェンデッタ 赤のアサシン ベルク・カッツェ ガッチャマンクラウズ 黒のアーチャー 魔王パム 魔法少女育成計画Limited 蒼のライダー 美姫 魔界都市ブルース 夜叉姫伝 出典別参加者名簿 +... ●はマスター、●はサーヴァントで表記 5/5【真・女神転生シリーズ(ナンバリング全作含む)】 ●:ザ・ヒーロー(Ⅰ)、●:パスカル(Ⅰ)、●:ルイ・サイファー、●:アレフ(Ⅱ)、●:人修羅(Ⅲ) 5/5【PERSONA3】 ●:有里湊、●:アイギス、●:伊織順平、●:荒垣真次郎、●:エリザベス 4/4【艦隊これくしょん(アニメ、ブラウザ版含む)】 ●:那珂、●:北上、●:北上...
  • 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-閉幕-
    ...気配に気付いたのは、人修羅としての桁外れた知覚能力を持つアレックスだけじゃなかった。 と言うより、この場にいる全員が気付いていた。せつらと幻十の二名は、索敵の為に張り巡らせていた、戦闘以外の用途に用いる妖糸で。 マーガレットの方は、完全なる野生の勘と、ペルソナ能力によって向上している知覚能力の合わせ技で。波長を操り気配遮断の真似事をしている鈴仙の存在を看破した。  鈴仙が波長を飛ばすまでもなかった。 サーヴァントが、自分以外のサーヴァントを感知出来る圏内に入るまで、まだ余裕があるだろう。鈴仙自身がそう踏んでいた所で、アレックスらは気付いたのだ。 嬉しくない誤算だった。下手すれば命に関わる、致命的なアクシデントである。それはそうだろう。何せ其処にいるのはアレックスだけではない。 と言うより、塞と鈴仙が当初いると認識していた人物が、ほぼ総代わりしていたのだ。ジョナサンが...
  • 波紋戦士暗殺計画
    ...しました ルーラー(人修羅)の存在を認識しました。また、ルーラーはこちらから害を加えない限り、聖杯奪還に支障のない相手だと、朧げに認識しています ジョナサン・ジョースター&アーチャー(ジョニィ・ジョースター)、北上&モデルマン(アレックス)の主従の存在を認識しました 上記二組の主従と同盟を結ぼうとしていますが、ジョナサンの主従は早期に手を切り脱落して貰おうと考えています。また、彼らにはライドウと十兵衛とコネを持っている事は伝えていません ジョナサンとアーチャー(ジョニィ)lを黒贄礼太郎に殺害させる計画を立てました。 北上とモデルマンには自分たちと一緒に最後に残る組になって欲しいと思っています 【アーチャー(鈴仙・優曇華院・イナバ)@東方project】 [状態]魔力消費(中)、若干の恐怖 [装備]黒のパンツスーツとサングラス [道具]ルナティックガン及び自身の能力で...
  • 追跡表
    ...&【EX】ルーラー(人修羅) 西新宿方面(京王プラザホテルの一室) AM10:40 ◆zzpohGTsas - 40 Abaddon 葛葉ライドウ&セイバー(ダンテ)ウェス・ブルーマリン&セイバー(シャドームーン)ある悪魔 ライドウ組→高田馬場・百人町方面(新大久保コリアタウン裏路地)ウェザー組→歌舞伎町、戸山方面(BAR新世界) AM11:50~11:55 ◆zzpohGTsas - 46 It s your pain or my pain or somebody s pain(前編)It s your pain or my pain or somebody s pain(後編)It`s your dream or my dream or somebody`s dream 葛葉ライドウ&セイバー(ダンテ)佐藤十兵衛&セイバー(比那名居天子)一ノ瀬志希&アーチャー(八意永琳)ジョナサ...
  • ◆zzpohGTsas
    ...&【EX】ルーラー(人修羅) マーガレット組→早稲田、神楽坂方面(???)ザ・ヒーロー組→早稲田、神楽坂方面(飯田橋近辺のマンション屋上)エリザベス組→早稲田、神楽坂方面( 新宿 衛生病院) AM11:30~PM12:10 ◆zzpohGTsas 30 She`s so Happy☆ ロベルタ 四谷、信濃町方面(四ツ谷駅周辺の雑居ビル) AM11:50 ◆zzpohGTsas 31 機の律動 ウェス・ブルーマリン&セイバー(シャドームーン)アイギス&サーチャー(秋せつら) ウェザー組→四ツ谷、信濃町方面(南元町下部・食屍鬼街)アイギス組→四ツ谷、信濃町方面(須賀町) AM9:00 ◆zzpohGTsas 33 黙示録都市<新宿> ルイ・サイファー&キャスター(メフィスト)白のセイバー赤のアサシン黒のアーチャー青のライダー 四ツ谷、信濃町方面(メフィスト病院) PM1:10 ◆zzpo...
  • 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-後編-
    ...、その蹴りの威力は、人修羅と化したアレックスにとってですら、必殺のものだった。 受けに用いた両腕が、折れた。折れた尺骨が肉を突き破って外部に露出、その痛みと事実を認識するよりも早く、 アレックスは蹴り足の伸びた方向に、亜音速で吹っ飛んで行く。ジョニィとレイン・ポゥが気付いた時には、アレックスの姿はこの場から消えていた。何百m、吹っ飛んで行ったと言うのか。  ――え、コレマズくね……――  冷や汗をかくのは、レイン・ポゥである。 その戦闘スタイルの特質上、強いサーヴァントや、話の解るサーヴァントとコネクションを持っていた方が、彼女は最大限の実力を発揮出来る。 要はコバンザメなのだが、実際には強い動物の腹にくっ付いているだけの彼らとは違い、レイン・ポゥはサーヴァントと関わりを持つ為に、 常にその為のそろばんを脳内で弾いているのである。そしてその行為は、選択肢一つ...
  • 有魔外道
    ...が、鈴仙から見た、『人修羅』のイメージだった。 ライドウが使役するケルベロスとモーショボーが、畏怖の念の宿った瞳を、人修羅に投げかけている。信じられない大物を、見てしまった、と言うような風であった。 「驚いたな。感動の再開、とでも言うのか? 少年」  いつも飄々とした態度で、何処か余裕を醸し出している雰囲気のダンテにしては珍しく、本当に驚いた表情と空気を一瞬皆に見せた。 旧知の友と十年ぶりに出会ったような、懐かしい再開を楽しむような声音とは裏腹に、鋭い瞳と、其処から放たれる殺意と言う磁力を孕んだ目線は、凄まじい物だった。 何か下手な動きを見せれば、その二丁拳銃が火を噴く。言外せずとも、そんな強い意思が伝わる佇まいだった。 「今はお前と会話している時間はない、『ダンテ』。俺は速やかに仕事を遂行しなければならない」 「SEXの前のフリートークも、後の...
  • 【001~050】
    ...&【EX】ルーラー(人修羅) マーガレット組→早稲田、神楽坂方面(???)ザ・ヒーロー組→早稲田、神楽坂方面(飯田橋近辺のマンション屋上)エリザベス組→早稲田、神楽坂方面( 新宿 衛生病院) AM11:30~PM12:10 ◆zzpohGTsas 29 軋む街 伊織順平&ライダー(大杉栄光) 伊織順平→四ツ谷、信濃町方面(内藤町・新宿高校)大杉栄光→市ヶ谷、河田町方面(河田町・あけぼのばし通り) 正午 ◆GO82qGZUNE 30 She`s so Happy☆ ロベルタ 四谷、信濃町方面(四ツ谷駅周辺の雑居ビル) AM11:50 ◆zzpohGTsas 31 機の律動 ウェス・ブルーマリン&セイバー(シャドームーン)アイギス&【EX】サーチャー(秋せつら) ウェザー組→四ツ谷、信濃町方面(南元町下部・食屍鬼街)アイギス組→四ツ谷、信濃町方面(須賀町) AM9:00 ◆zzpohGT...
  • 【一日目】
    ...&【EX】ルーラー(人修羅) 西新宿方面(京王プラザホテルの一室) AM10:40 ◆zzpohGTsas 45 インタールード 黒 アイギス&サーチャー(秋せつら) 西新宿方面(西新宿五丁目) AM11:00 ◆mcrZqM13eo 45 インタールード 白 ルイ・サイファー&キャスター(メフィスト) 四谷、信濃町(メフィスト病院) AM11:00 ◆mcrZqM13eo 30 She`s so Happy☆ ロベルタ 四谷、信濃町方面(四ツ谷駅周辺の雑居ビル) AM11:50 ◆zzpohGTsas 40 Abaddon 葛葉ライドウ&セイバー(ダンテ)ウェス・ブルーマリン&セイバー(シャドームーン)ある悪魔 ライドウ組→高田馬場・百人町方面(新大久保コリアタウン裏路地)ウェザー組→歌舞伎町、戸山方面(BAR新世界) AM11:50~11:55 ◆zzpohGTsas 42 復習...
  • 時系列
    ...ャヘルを飲ませ、彼を人修羅化させる 7/15(金) AM9:30 高田馬場、百人町方面(346プロダクション) オンリー・ロンリー・グローリー 346プロに結城美知夫が視察している際に、ムスカと遭遇。結城は、ムスカがマスターではないかと疑う。一方、タイタスは、ムスカの近辺護衛に魔将ク・ルームを派遣させる 7/15(金) AM9:30~10:00 荒垣組・ソニックブーム組→高田馬場、百人町方面(戸塚町)セリュー組・番場組→歌舞伎町、戸山方面(余丁町) 仮面忍法帖 7/15(金) AM9:20での一件からセリューから距離を取ったソニックブームが、偶然清音と遭遇していたイルと遭遇。その後合流した荒垣と、同盟の交渉に入る。そして、真昼がメフィスト病院から退院、街を歩いていたところ、偶然セリューと遭遇。此処で初めて聖杯戦争が始まっていた事を知り、真昼縋る思いで同盟を頼んだところ、承諾される 7...
  • 全ての人の魂の夜想曲
    ...い。 この青年は『人修羅』と呼ばれる名前と、それに付随する伝説の方が最早、有名であるのだから。  人修羅に纏わりつく緑色の光とは、彼の体中に刻まれた、黒い入れ墨を縁取る鮮やかな緑の発光現象で生み出された物であった。 これと、うなじに生える硬質化した脳幹こそが、彼を悪魔足らしめるシンボルだった。 その神秘的な、それでいて、エリザベスが操る全てのペルソナを足してもなお足りない程の、威圧的な姿に、彼女は何度気圧されそうになった事か。 其処にいるだけで、威圧感を放ち続ける、恐るべし、人修羅の魔力よ。 「これからやる事があるだろう。小説何て読んでられないぞマスター」 「聖杯の為ならば何でもする所存で御座います」 「良い返事だ。此処は懐かしい場所だが、やはり少々空気が湿っている。久々に上に向かうぞ」  人修羅はそう言って部屋から退室し、我が家でも歩...
  • 修羅の道行
     スタリ、と男達が着地した頃には、新国立競技場はもう彼方の光景だった。 血を吸った見たいに真っ赤なコートは、気障という言葉を具現そのもの。これを嫌味なく着こなす、上半身を裸にした銀髪の男性。 夜の闇を鋏で裁断したような、黒いマントと学生服を着用した、鋭いもみ上げの美青年。 そして、その学生服の青年の周りを、懐いた文鳥かインコみたいに飛び回る、年齢にして十歳かそこらの少女。但し、ただの少女ではない。飛び回ると言うのは文字通り、青年の周りを飛行していると言う意味であり、その浮力は、長く伸ばした後ろ髪を翼の形にして羽ばたかせて得ているのだ。間違っても、人間の少女ではありえなかった。 「なぁ少年……。アレが世に言う、液状化現象、って奴か?」  振り返りながら、コートを纏う男性の方が、傍らに立つ学生服の青年に問いかけた。コートの男の名はダンテ、学生服の青年はライドウ、と言う。 ...
  • 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦
    ...アレックス、もとい、人修羅と化したモデルマンが放つこの技の威力は、異常な値にまで達している。 本来的にはこの技は、攻撃の威力が低いのであるが、アレックスの自力で放たれれば、生体パルスを停止させるどころか生命活動を死と言う形で停止させる程の威力に昇華される。勿論それは、サーヴァントとて、例外ではない。  複雑怪奇な軌道を描きながら、縦横無尽に四方八方から迫り来るゼロス・ビートの光線を、それは、凄まじく変則的な機動で尽く回避。 馬鹿な、とアレックスが呟く。回避すると言うのは、解る。出来なくはないだろうし、実際アレックスも、同じ技を放たれたとて、対応出来る自信がある。 だが、音の数倍に等しいゼロス・ビートの光条に対して、時速数百㎞の速度で向かって行きながら回避を行う、ともなれば話は別だ。 目で見て反応は出来ても、身体が反応して回避出来るか如何かと言うのは別問題。であるのに、...
  • ザ・ヒーロー
    【マスター】 ザ・ヒーロー@真・女神転生 【マスターとしての願い】 人の世の安寧 【weapon】 •ヒノカグツチ 火之迦具土神の力を宿した霊刀。相当量の神秘を纏っているためサーヴァントにも通じる武装となっている。 •ベレッタ92F ピエトロベレッタ社が開発した拳銃。米軍に正式採用されており高い知名度を誇る。 •悪魔召喚プログラム 文字通り悪魔を召喚するプログラムであり、彼の持つハンドベルコンピュータに内臓されている。 しかし仲魔は誰もおらず、現在は機能していない。 愛犬だったケルベロスすら、今はもうどこにもいない。 【能力・技能】 人の枠組みを超えた身体能力。多くの修羅場を乗り越えたことによる多様な経験。 【人物背景】 最早名前すら失った少年。 彼を表すならば、英雄の一言で事足...
  • It's your pain or my pain or somebody's pain(後編)
    ...しました ルーラー(人修羅)の存在を認識しました。また、ルーラーはこちらから害を加えない限り、聖杯奪還に支障のない相手だと、朧げに認識しています 、ジョナサン・ジョースター&アーチャー(ジョニィ・ジョースター)、北上&モデルマン(アレックス)の主従の存在を認識しました 上記二組の主従と同盟を結ぼうとしていますが、ジョナサンの主従は早期に手を切り脱落して貰おうと考えています。また、彼らにはライドウと十兵衛とコネを持っている事は伝えていません 【アーチャー(鈴仙・優曇華院・イナバ)@東方project】 [状態]魔力消費(中)、若干の恐怖 [装備]黒のパンツスーツとサングラス [道具]ルナティックガン及び自身の能力で生成する弾幕、『紺珠の薬』 [所持金]マスターに依存 [思考・状況] 基本行動方針:サーヴァントとしての仕事を果たす 1.塞の指示に従って情...
  • 【051~100】
    No. 各本編タイトル 登場人物 場所 時刻 作者 51 波紋戦士暗殺計画 ジョナサン・ジョースター&アーチャー(ジョニィ・ジョースター)塞&アーチャー(鈴仙・優曇華院・イナバ)北上&【EX】モデルマン(アレックス) 四ツ谷、信濃町方面(左門町一丁目のカラオケボックス) PM3:10 ◆/sv130J1Ck 52 追想のディスペア 遠坂凛&バーサーカー(黒贄礼太郎) 四ツ谷、信濃町方面(霞ヶ丘町の路地裏) PM3:30 ◆84KkaZCadA 53 流星 影を切り裂いて 佐藤十兵衛&セイバー(比那名居天子)セイバー(シャドームーン)ザ・ヒーロー&バーサーカー(クリストファー・ヴァルゼライド) 十兵衛組→早稲田、神楽坂方面(矢来町にある写真スタジオの前)セイバー(シャドームーン)、ザ・ヒーロー組→早稲田、神楽坂方面(南榎町の一角) PM4:00 ◆/sv130J1Ck 54 お気に召すまま ...
  • 魔王パム
    【クラス】 アーチャー 【真名】 魔王パム@魔法少女育成計画Limited 【ステータス】 筋力A 耐久B 敏捷B 魔力A 幸運D- 宝具A 【属性】 中立・悪 【クラススキル】 対魔力:B 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。 【保有スキル】 魔法少女:A+ 魔法少女である。ランクが高いほど高水準の魔法少女となる。 魔法少女は人間離れした戦闘能力と視覚聴覚を得、排泄や食事などの新陳代謝行為を一切行わなくて良くなる。 また、疲労の蓄積する速度が人間よりも遥かに遅く、長期の不眠不休にも耐えられるスタミナと常人離れしたメンタルを持つ。 更に、固有の魔法を一つ使える。アーチャーの場合それは宝具となる。 アーチャーは遍く魔法少女たちの中でも最上級の格を持つ存在にして、余りの...
  • 流星 影を切り裂いて
    ...、ライドウの、果ては人修羅に至るまでの人の域を越えた技を、 己が今までに積み上げた技術と蓄積した経験とを以って、己の技とアレンジして使いこなすヴァルゼライドの技量は、最早今朝公園でタカジョー及びパスカルと戦った時の比では無い。 地力で遥か上をいき、極限域を越えた武技を持つシャドームーンと互角に斬り結ぶ程に。 二人の剣撃は全くの互角。このまま一日中刃を交えてもケリが着くとは萌えない。 この均衡を崩すべく此処でザ・ヒーローが参戦する。 己に殆ど意識を向けないシャドームーンが、宣言通りヴァルゼライドを殺すことに執着している事を理解したザ・ヒーローは、積極的というよりも大胆に仕掛けていった。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 二振りの真紅の剣が同時に振るわれる。長剣はヴァルゼライドの首を薙ぎ、短剣はザ・ヒーローの燃え盛る...
  • 満たされるヒュギエイア
    ...回復、激痛(極限)、人修羅化 [装備]軽い服装、鉢巻 [道具]ドラゴンソード [所持金] [思考・状況] 基本行動方針:北上を帰還させる 1.幻十に対する憎悪 2.聖杯戦争を絶対に北上と勝ち残る 3.力を……!! [備考] 交戦したアサシン(浪蘭幻十)に対して復讐を誓っています。その為ならば如何なる手段にも手を染めるようです 右腕を一時欠損しましたが、現在は動かせる程度には回復しています。 幻十の武器の正体には、まだ気付いていません バーサーカー(高槻涼)と交戦、また彼のマスターであるロベルタの存在を認識しました 一ノ瀬志希&アーチャー(八意永琳)、メフィストのマスターであるルイ・サイファーの存在を認知しました マガタマ、『シャヘル』の影響で人修羅の男になりました 時系列順 Back 絡み合うアスクレピオス Next オンリー・ロンリー...
  • 第一回<新宿>殺人鬼王決定戦-中編-
    ...霊の筋力を凌駕する、人修羅の身体能力。それを、補助魔術――タルカジャ――によって強化された一撃だ。 直撃すれば、ヒットした脚部ごと千切れ飛ぶ。平時ならパムはこう言った攻撃は受けに回るが、放った相手が悪い。避ける事を選んだ。 垂直に、膝の力だけで十mも飛び上がったパムは、アレックスが彼女を叩き落とそうとするよりも早く、黒羽を羽ばたかせ、後方に滑空。 アレックスから三十m程距離を離した所で着地し、一呼吸置き、構えを始める。アレックスに、黒贄、そしてジョニィ。 この面子が相手では最早、今パムが纏っている、黒羽を変化させた耐寒耐熱耐衝撃を兼ね備えた、黒いライダースーツですらが当てにならない。 攻撃は徹底して回避、避けられない物については、生身で受けるのではなく羽を通して。ジョニィの放つ攻撃については、馬に騎乗しながらではないものでも、全部回避。黒羽で防御する事すらしない。パムの方針...
  • DoomsDay
    「あれはケルベロスだ」  開口一番、青年の口から飛び出たのはそんな一言だった。  早稲田鶴巻町の住宅街、その一角。比較的大きな公園を臨むその場所にて、二人の男の影があった。  一人は青年だ。この聖杯戦争にマスターとして呼び出され、果て無き理想を叶えるために戦う男。  対する一人は金色の威容。狂戦士のクラスにて現界したサーヴァントであり、今はマスターたる青年の従僕として振舞っている。  彼らは三階建ての民家の屋根に足を降ろし、100m先の公園とその周囲を睥睨していた。既にここら一帯には人払いがかけられているため、彼らの奇行が一般人に目撃される可能性は皆無である。 「そして緑の子供が恐らくベルゼブブ……いや、そのものじゃなく顕現体か転生体のどちらかかな。いずれにせよ、蠅の王の関係者であることは確かなはずだよ」 「その根拠は?」 「どちらも直接会ったことがある」 ...
  • LOVE SICK
       ぞっとするステュクス、死のような憎しみの流れ    黒く深い悲哀の河、いたましいアケローン    恨めしい流れのほとりに聞こえる高声の悲鳴からその名を得たコーキュートス    ほとばしる火の滝が怒りに燃えるプレゲトーン    この水を飲むものは前世の様も存在も一瞬にして忘れ    喜びも悲しみも、楽しみも苦しみもすべて忘却の彼方へ消しさってゆく                                    ――ロングフェロー、オリオーンの掩蔽 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆  山吹町のある一軒家に住んでいる、大手銀行の重役を務める男性、高橋君彦の休日は、愛犬のコメットの散歩から始まる。 コメット、つまり、英語で彗星を表す名前を与えられたこのシェパード犬は、名の通り彗星のような速度で疾駆する事が名前...
  • 終わらない英雄譚
     光があれば影があり、清が生まれれば濁も生じる。  それは人の営みのみならず、自然界に遍く敷かれた普遍の真理だ。  二つの顔は切り離せない。如何なるものにも浮かび上がる。どちらか一方を根絶やしにすれば、もう片方も諸共に消え去るのが定めというもの。  それは此処も変わらない。災害復興に景気向上、文明の発展と法の整備に伴う治安の安定化が進んではいるものの、それと比例するように歓楽街の欲望が活性化している。  かつてのように表立った悪逆こそ激減したものの、それらが抱える闇は目につかない深みへと潜り、より狡猾な方向へと密度を増しているのだ。  そう、それは紛れもない真実であり、此処〈新宿〉であっても変わることはない。  そのはずであったが。 【……やはり、この状況は異常だと思う】  鉄筋コンクリートのビルの壁に寄りかかって下を向き、腕を組みながら言う少年の姿があっ...
  • 追想のディスペア
    地獄だ。これ以上の地獄はないと、遠坂凛は心の底からそう思う。 体を循環する血液と言う血液が丸ごと溶けた鉛に置き換わってしまったかのように身体はただただ重く、疾走の息継ぎで酷使した喉は乾いて裂けるような痛みを伝えてくる。 何か考えなければならないと頭では分かっているが、考えれば考えるほど胸の奥で暴れている心臓が鼓動を強めて凛を追い詰めるのだった。 人気のない路地裏に入り込み、凛は歩調を緩めてようやっと少し体力を回復する。 ――兎にも角にも、先ずはこれから何処に向かうかを明確化しなければ。 衣服の調達には、一応成功した。外面を取り繕う認識阻害の魔術の恩恵もあって、これで少しは人目に付いても問題なくなる。 だからと言って、凛は呑気に大手を振って久方振りの娑婆を満喫するような阿呆ではない。そも、新国立競技場のあの惨状を前にしても尚その近辺に留まれる等、とんでもない胆の座りようだ。...
  • SPIRAL NEMESIS
    「アレックスってさぁ」  納豆をかき混ぜながら北上は、テーブルの真向いに座り、目玉焼きに醤油をふりかけている、自らが引き当てたサーヴァントに次の様な言葉を投げ掛けた。 「戦闘得意な方だったりする?」  言葉を聞いて、アレックスは醤油さしを戻し、うーんと考え込み始める。 半熟の黄味の部分と、よく焼けた白身の部分に、これでもかと言う程醤油がぶっかけられていた。長生きは出来そうにない塩分量である。 「勇者だからな。それなりにはこなせる。ただまあ、過度な期待はしないで欲しい。痛いの嫌だしな」 「え~、戦うの嫌って事? 男らしくないぞアレックス~」 「馬鹿言え、平和主義者って言ってくれ。勇者も勧善懲悪じゃもうウケないんだよ」 「勇者にもそんな潮流あるんだ……」 「流行り廃りには敏感何でね」  何と言うべきか、御伽噺の中で、ドラ...
  • 不律&ランサー
    聖杯によって再現された 新宿 は、 魔震 での被害から立ち直ろうとしている。 それは魔界都市と呼ばれている都市ではなく、現実世界、東京の内の一都市として一般的にイメージされる新宿の姿へと近づこうとしていた。 しかしその 新宿 にも、魔界都市の片鱗ともとれる怪異は少なからず存在する。 ある時は資格を得た者のサーヴァント同士が戦った痕跡。 ある時はサーヴァントが魂喰いをした際に打ち捨てられたNPCの死骸。 そして、何の手続きも経ずに新宿に現れ、創立一ヶ月も経っていないのに住民どころか行政にも受け入れられている『メフィスト病院』だ。 その病院で、塵一つ無い小奇麗な廊下を白衣を着た老人が歩く。 聴診器を首にかけていることからメフィスト病院に勤務する医師だとわかる。 しかし、その老人とすれ違ったある患者は少しおびえた表情で彼を見る。 しわがれた肌に、電灯の光を反射して銀色に光...
  • おじいちゃんといっしょ
    メフィスト病院の執務室のデスクに腰掛けて、老医不律は束の間ではあるが一息をついていた。 病院に絶え間なく訪れてくる患者を他のスタッフと共に捌ききり、ようやく訪れた数分間の貴重な空き時間だった。 勤務するスタッフの例に漏れず不律も多忙に追われているが、老体といえどまだ十全に戦えるほどには体力は有り余っている。 しかし、その厳格そうな顔つきの中には驚き醒めやらぬ様子がたたえられていた。 「まさか我々の知らぬ間にマスターが退院していたとはな…」 メフィスト病院に入院しており、少し前にこの病院を退院していたマスターの少女がいた。 不律がそれを知ったのは、綾瀬夕映の件の後処理を終えた直後のことだった。 自身にも支給されているPCタブレット端末を回収し、今後もスムーズにメフィスト病院の職務を遂行するべく――且つ、メフィスト病院外で起きた出来事もチェックしつつ――端末を操作して...
  • ザ・ヒーロー&バーサーカー
     少年は"勝利"の奴隷だった。  記憶は曖昧になり、最早感慨すら抱かない作業と成り果てるまで、少年は勝利を繰り返した。  それを得れば何も失わずに済むのか。救えるのか、守れるのか、幸せになれるのか。  そんなことも分からぬまま、少年は只管に勝利を重ね続ける。  そう、最初は己の母親を喰らった悪鬼だったか。下卑た言葉を吹きかけるそれを、少年はただ斬り捨てた。  その時想い浮かべていた感情が悲憤だったか憎悪だったかは覚えていない。けれど、それが始まりの勝利であったことだけは覚えている。  そこからは我武者羅だった。大きな時代のうねりに抗うこともできず、流離うままに戦い続けた。  エコービルに巣食うドウマンを殺した。カオスとロウで争い続けるゴトウとトールを殺した。  彼は確かに勝利した。神ならぬ人の身で、人ならぬ超人と魔神に確かに勝利したの...
  • さよならレイ・ペンバー
    「じゃあ、行ってくるから。手はず通りに頼むぜ。あとスーパー行くとかいって外には出ないようにな」 「はいはい。うっかり死なないようにね」 はいは一回、と心中で呟きながら、俺はあばら家を出る。鍵の束をポケットにねじ込み、庭に置いてる自転車を脇目に歩き始めた。 ここ<新宿>で俺に与えられた日常は、かって佐藤十兵衛という人間が過ごしたそれと似ているが、何処かが致命的に違うというもの。 学校はある。学友もいる。教師もいる。ケータイだって普通に使えるし、ネットも当たり前に繋がる。社会活動に不自由は一切感じない。 何故か俺と会わないように立ち回っていたが、先日ついに発見し佐藤十字軍(クルセイダーズ)高位聖職者という己の役職を再認識させてやった親友・高野くんもいる。その最愛のビクトリアもな。 俺の知る人物の皮を被ったNPCは俺に関する記憶を大幅に削減されていたが、元から深く心が繋が...
  • It`s your dream or my dream or somebody`s dream
     ある男の話をしよう。 生きる為の技を奪ってまで学び、人々を導こうとした男の話である。  世界に嘗て、鉄と石の家がなかった時代。 青い海と巍々たる山々、海と山との間に無限にも思える程広がる緑の森に、草花の芽吹かぬ荒野、何時生まれたのかすら解らぬ程遥かな昔から存在する湖と大河だけが、その星を覆い尽くしていた。 陸地に広がる緑の海である森林と、陸地に興った神々の玉座である山嶺は、神々の系譜に連なる者の遊び場であり、 人々は荒地に住んでは土を耕し、川の泥を捏ねては家を作り其処に藁を敷いて眠る弱い種族に過ぎなかった。  その弱さの故に、人々は愚かで、野蛮だった。 割拠する多くの都市国家は、いつ終わるとも知れぬ争乱と人の死を生み続け、夢目標としていた安寧と安息を、自分達の手で彼らは遠ざけていた。 彼らは当たり前のように自分と同じ似姿をした者を殺す。荒野の王者であるところの...
  • 黙示録都市<新宿>
     メフィスト病院には、次のような有名な言葉遊びがある。 『治療室に入った者は必ず戻る。しかし、院長室に入って出て行った者はいない』、と。 より補足を加えるのであれば、院長室に招かれた者以外は、如何なる奇跡を味方にした者であろうと、如何なる神の加護、如何なる悪魔の庇護を受けようとも。 絶対に、其処から脱出する事が出来ない。後に待ち受けるのは、美しい男の繊手によりて下される、幸福な死だけである。 永久に外の風景を眺める事が叶わない、と言う地獄から解放させてくれるのが、虚無に話しかければ虚無を構成する分子の方から語りかけてきそうな美しい男なのだ。 それはそれで、最後の幸運、と呼ぶべき物なのかもしれないが。  院長室に、所謂顔パスで、通る事が許されている人物は、現在三人。 その内の一人は、この世界には存在すらしていない男。 新宿 警察に所属する刑事(デカ)の一人。 自分を痛め...
  • The proof of the pudding is in the eating
    「上がれよ、坊や」  そう言って、今時ヤクザ者かチンピラ、好き者しか着そうにない、赤地に金糸の刺繍が施されたシャツが特徴的な男が言った。 髑髏を模したようなデザインの、銀色に光る面頬を被り、威圧的な眼光をチラつかせる、巨躯の男の名前は、ソニックブーム。 『衝撃波』の名を冠するこの男は、あるニンジャの魂をその身に宿させた、常人(モータル)とは一線を画したニンジャ(イモータル)なのである。  そんな男が今は、気さくな態度と声音で、偶然知り合った聖杯戦争の参加主従、荒垣とイルに入室を促す。 この部屋には罠の類は一切なく、実際安全である。であると言うのに、荒垣らは全く部屋に上がる気配を見せない。 それどころか荒垣の表情からは、凄まじいまでの険が渦巻き始めているではないか。威圧的な表情で、彼はソニックブームらを睨めつけていた。。 「オイオイボウヤ。ただの独身男の何て事...
  • 餓狼踊る街
     聖杯戦争の始まりを告げる喇叭の音が、契約者の鍵を通じて投影されるホログラムと言う形で嚠喨と 新宿 に轟いたのは、今から数えて六時間と半前の話だった。 この日から、 新宿 で巻き起こる聖杯戦争に纏わる騒動はより激化の一途を辿り、この魔都を覆う黒雲は更に色濃く分厚くなる事であろう。 新宿 にて胎動する魔の鼓動は、より大きく、より忙しないものになるだろう事は、きっと、契約者の鍵を見た者は思うに間違いあるまい。  ――この主従は、そんな、激戦の予感が齎す緊張感とは、無縁の二人であった。 まるで契約者の鍵が与えた、聖杯戦争の開始の旨など知らぬ存ざぬ、と言った風に、彼らは平然とした態度を崩しもしない。  一人は、神が座る高御座(たかみくら)の如き至上かつ至福の座り心地を与える、エクトプラズム製の椅子をリクライニングさせながら、部屋の天井を見上げる男。 墨の様に黒いブラックス...
  • 明日晴れるかな
     サーヴァントは全盛期の姿で召喚される事が常である、と言う知識は、当然現世に召喚されるサーヴァントに当たり前の如く備わっている。 老いていた時代よりも、脂が乗り活動力もある若い時の姿の方が強いと言うのは当然の話である。だが、この『全盛期』と言う言葉は、額面通りの意味とは限らない。 例えば、その一生涯に善と悪の、正常と狂気の側面を以って行動していた英霊がいるとする。例えば生涯の若き時代と老境の時に、極めた技術が違う英霊がいたとする。 サーヴァントは通常その英霊の一側面の為、必然的にある面だけを切り取ってこの世に招聘されるのだ。全てを兼ね備えて召喚される、と言う英霊は余り存在しない。 つまり同じ全盛期でも、若い時が剣術の全盛期、老いていた時には槍の全盛期と言うサーヴァントがいたとして、この英霊を召喚しようとすると、若年時代或いは老年時代の姿で召喚される事があるのだ。そして同様に、善であ...
  • Flame Up Fragment
     人が通る分には十分過ぎる程広く。しかし、サーヴァント同士が魔戦を繰り広げるには余りにも狭い。 そんな、 新宿 は新国立競技場の地下通路を、二匹の魔鳥が舞い、戦っていた。 混沌と邪悪とを世界に振り撒くベルク・カッツェと言う名の凶鳥と、勇気と義理とを重んじる大杉栄光と言う名の正義の燕が。  余人の目には、紫色の残像と橙色の残光が、まるで浜辺のウミホタルのように廊下のあちらこちらを駆け巡っている様にしか見えないだろう。 そして、その残像の合間を縫うように、黄金色の光が瞬くのだが、これを橙色の光はヒュンヒュンと回避しながら、紫色の残像へと向かって行く。 何が何だか、解らない。そうとしか、見えなくて、当たり前だ。余人に語っても嘘か冗談の類としか受け止めて貰えないような死線を潜り抜けて来た、 伊織順平にですら、二人の戦いを切り取った一瞬の一コマすら見る事が叶わない。二人はそれ程の速...
  • 戦乱 剣を掲げ誇りを胸に
     聖杯戦争と言う催しは、公正ではないが、建前上は、公平と言う事になっている。 建前の公平さの最たるものが、存在の格落ちであろう。当然の事ながら、生前の英雄譚や冒険譚が凄まじい存在程、強いサーヴァントと言う事になる。 生前に世界を支配した魔王を討ち滅ぼし、邪悪な法を世に敷こうとした魔神を葬った英霊程強くなるのは当然な訳で。 そう言った存在は確かに強いのだが、聖杯戦争の建前上の公平性の桎梏を、最も強く受ける存在と言っても良い。 その最たるものが、ステータス、スキル、宝具だ。恐るべき強さを持った英霊程、生前からの強さからの乖離が著しい。 生前程の身体能力を発揮出来ない、生前程特性の冴えが鈍い、生前程宝具、もとい切り札の威力が低いし燃費も悪い。 これは聖杯戦争、もとい、英霊達を再現する聖杯のスペックをオーバーするような存在は、格落ちを施した上で召喚させねばならないと言う、 意思無き聖...
  • Those Who Bear Their Name
     ムド。それは、人のみならず悪魔にとっても恐るべき呪文である。 相手の魂や、肉体を構成する核や基盤に呪力を以って訴えかけ、そのまま相手を『呪殺』。これに直撃してしまえば、最後。 その肉体は黒い汚穢、或いは黒ずんだ砂のような物になり、嘗て立っていた場所に堆積するしかない。つまりは、即死する。 天地を哭かしむる鬼神であろうが、神の威光を背負った大天使であろうが、地の底の万魔を統べる魔王であろうが、関係ない。 呪力による耐性が皆無であるのなら等しく、この呪文で殺され得る。故に、誰もがこの魔術を恐れた。そしてそれは、英雄であるザ・ヒーローとて、帝都の守護者である葛葉ライドウとて、例外ではない。この呪文は悪魔の使う魔術の中でも特に警戒するべきもの、と言う認識は彼らの間でも共通の物であった。  その恐るべき呪文が、今まさにザ・ヒーローの命を無慈悲に刈り取ろうとしていた。 マハムドオン...
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