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魔物娘 > アポクリファ > 異聞録

<フィールドタイプ:無限の知識の貯蔵庫アポクリファ>
●概要
一般的な知識から禁断とされた知識までありとあらゆる情報や知識が揃っていると言われ、知識を追い求めるものはいずれアポクリファにたどり着き、
知識欲に囚われてアポクリファから永遠に出られなくなるという。
領域の入り口付近では大量の本が積みあがっていて壁や柱を形成しており、また非常に触手が多く内部を探索していると襲い掛かってくる。
入り口から離れ深層に進むにつれて、書の迷宮というよりも様々な物語の世界が切り取られた欠片が繋ぎ合わされた領域、という姿を呈してくる。
そこは一種の並行世界であり、様々な選ばれなかった可能性が降り積もり流れ着く岸辺である。
そこに赴くということは無数の語られざる物語を追体験することに等しい。


●外観
黒の書を開くと、一瞬の眩暈と浮揚感の後に周囲の光景が切り替わった。
本が積み重なってできた柱や壁。インクのように粘っこく黒い得体のしれない液体の海。本のページが渦を巻いて舞い、空は不気味な黄色や緑で満たされている。
其処には何重にも積み重ねられ、全方向に広がる本棚の列があり、果てしなく続く図書室だった。すべての本には題名がなく、黒い表紙が施されていた。
姿は見えなかったが、積み上げられた本の間を動き、永遠に本の中を調べ続ける数多のゴーストの存在を感じた。


●設定
この領域は、実際には起きなかった事象の可能性、過去の事象の記憶、未来の可能性などの重なり合った場所である。
遭遇した相手は現世の存在の過去や未来かもしれないし並行存在かもしれない。入り込むたびに遭遇する相手や起きる事象は変動する。
ただし、PCが現世のNPCの並行存在と遭遇した場合、相手は過去の記憶や夢による追体験などでこの領域での経験を自覚する。


<実際の進行>
PCは1d6+1d6を振り、進んだ先のダンジョンの構造とそこでのイベントを確認する。
フィールドイベント表を参照し、イベントを解決したらDPをイベント表に記載されている分だけ上昇させる。
DPが7以下の場合、再び1d6+1d6を振りイベントを繰り返す。
DPが8以上になった場合、その次のフィールドイベントが最終イベントとなりそれを解決すれば終了となる。

<ダンジョンレベル>
ダンジョンの難易度を表す目安となる数値で、1~5まである。
文中に戦闘になると書かれている場合、基本的にダンジョンレベルに等しいレベルの敵が出現する。
ボス級と書かれている場合はダンジョンレベル+1、大ボス級とある場合はダンジョンレベル+2のレベルの強さの敵が目安になる。
これはあくまで目安であり、GMは状況に合わせて出現する敵の強さを調整すること。

<教育カウント>
これはパートナーがいる場合にだけ使用するデータであり、パートナーがこのダンジョンに漂う瘴気やエリア内の魔物にどれだけ浸食・洗脳されてしまっているかを表す。
教育カウントが2以上の場合、毎ターンの初めに2d6を振ること。出目が教育カウントの値以下の場合、パートナーはそのターンの支援行動をわざと失敗する、あるいは拒否する。
カウントが12以上の場合はダイスロール無しに支援行動は自動的に行わなくなる。
この値は基本的にシナリオ終了時に0に戻る。



●フィールドイベント表

【11:何もない道】DP+1
  • まっすぐに道が続いている。ここでは休息が可能だ。


【12:巨人たちの墓場】DP+1
真っ白な大地に無数の巨人たちが倒れ、あるいはうずくまっている。それは巨大なゴーレムの残骸だ。
黒い空から、白い灰が舞い落ち眠れるゴーレムたちを包んでいる。

●ランダムイベント
1~3:謎の光。暗闇の中で何かが点滅している。近づくとそれは倒れている石像の額に埋め込まれた宝石だとわかる。
 回収したいなら、そのゴーレムが立ち上がり襲い掛かってくる。モンスターと戦闘を行うこと。
 勝利すると2000G相当の宝石を入手できる
4~6:埋もれた魔法陣
 大地を覆う肺の舌にはいくつかの魔法陣が埋もれており、その上を歩くPCは幾つかを知らずに踏んでしまった。1d6を振ること
 1:大爆発! 10d6ダメージを受ける。よけに成功すると半減する。
 2~3:ゴーレムが立ち上がり、PCの後をついてきて命令に従う。ガープスマジックのアイアンゴーレムとして扱うこと。シナリオ終了時にゴーレムは消滅する。
 4~6:転送の罠。知力―10の抵抗に失敗すると、強制的に次のエリアに飛ばされる。

ランダムイベント後、◎巨大な残骸イベントへ

◎巨大な残骸
灰の降り積もる平原を進むと巨大なゴーレムの残骸があり、周囲をNPCが探索している。NPCの首には<奴隷の首輪>がはまっている。
NPCに話しかけると、奴隷の首輪をはめてきた蛮族の討伐を依頼される。引き受けるなら◎白い巨塔イベントへ進むこと。

◎白い巨塔
花々に彩られた小高い台地の上に真っ白な塔が立っている。
扉をくぐると円形の広場に出る。見上げると天井は見えないほどに高く、塔の中は空洞になっているのがわかる
中央には大理石の玉座があり、それは極彩色の布や羽などで悪趣味に飾り立てられ、ゴブリンシャーマンが座っている。
救出するならゴブリンシャーマンとの戦闘になる。ボスとして扱うこと。

ゴブリンシャーマンを倒すと、さらに塔の奥に続く道があるのに気が付く。奥に進むなら、次の項目へ進め

◎巨塔の屋上
螺旋階段は頑丈そうな鋼鉄の扉で終わり、それを開くと屋上に出る。その真ん中には、乳白色をした水晶の塔が立っている。
水晶塔に近づくと<陽の蛇>との戦闘になる
陽の蛇は大ボスとして扱い、以下の追加能力を持つ
 ▼太陽槍:その目からレーザー状の閃光を放ち追撃できる。これは閃光の魔法、或いは威力1の閃光の妖術として扱い、本来の妖術とは別に使用できる

倒すと宝物表を1回ロールするのに加え<陽の欠片>をドロップする。
陽の蛇が倒れると、次の瞬間水晶塔は轟音と共に乳白色の閃光を放つ。
<光の水晶の塔の封印を解除した>事を記録すること。


【13:迷宮の料理人】DP+1
  • 通路の途中で、迷宮を彷徨い珍しい食材を探しているという自称<迷宮料理人>に遭遇する。
彼女は黒いローブとフードをすっぽりかぶって《棺》を引きずっており、あまり料理人には見えない。
攻撃的な態度を取らないのであれば、彼女は久しぶりに話の通じる相手に出会ったことを喜び、手料理をご馳走しようと申し出る。
もし料理を食べるなら以下の表を振ること。
◎試作料理の味は…
1:熟成肉の魔神風ステーキ。生命力-10での抵抗に失敗すると食べたキャラクターは1時間気絶する。目が覚めると料理人は何処かに去ってしまっている。
2:迷宮大蜥蜴の黒焼き。HPと疲労点の現在値が入れ替わる。ただし上限は超えない。結果として大抵は現在HPが大幅に下がってしまうだろう。
3:迷宮白蟲のリゾット。次に休息を取るか迷宮を去るまで、知力基準の抵抗判定に+2のボーナスを得る
4:迷宮植物と黄金菌糸のサラダ。次に休息を取るまで毒属性の効果を無効化する。
5:アルビノ山椒魚の魔女風ソテー。消費されると回復しない一時的な追加疲労点を1d6点得る。これは次に休息を取るか迷宮を去ると失われる。
6:迷宮キノコの煉獄スープ。激辛。一時的な追加HPを10点得る。これは次に休息を取るか迷宮を去ると失われる。

食事を終えるか、料理を食べないなら料理人は去っていく。

なお、PCが《ほうちょう》(もしくは同じ治癒封じの特性を持つ刃物)を持っている場合、買取もしくは貸し出しを申し出る。売るなら12500Gを得る。
売るか貸し出しをした場合、料理人は引きずっていた《棺》型の荷物入れを開けると、中で活動中断状態でとどめられていた《ウォクタパス》を見せて、
それを素材にした料理を作り始める。やがて、最上の素材の最上の部分を贅沢に使った逸品を皿に盛りPCに提供してくる。
食べるなら何が出来上がるか次の表で1d6を振ること。このシナリオの場合、食事効果はシナリオ終了時まで持続する。
1:《ウォクタパスの脳味噌のクリーム煮》…量が少ないため大変な珍味とされる。甘く重厚な風味が楽しめる。
 食べると1日の間、知力が1d6点上昇する。累積はしない。
2:《ウォクタパスのキドニーパイ》…西国風。腎臓と心臓のパイ皮包み焼き。後をひく癖になる味。
 食べると1日の間、肉体そのものが強靭で生命力に富むようになり、防護点が3点上昇する。
3:《ウォクタパスの胸肉の蒸し煮》…どちらかというと煮詰めて保存食にするための調理法だが、これもなかなか味わい深い。
 食べると1日の間、全く疲労を感じなくなる。魔法のエネルギー消費や妖術の消耗、魔法や妖術のファンブルの影響によるものは無効化できない。
4:《ウォクタパスのフィレステーキ》…最も柔らかく肉の味がいい部分だが、普通のバターを使って味付けすると焦げた猿の毛のような味になってしまうとか。
 星の火の尾根の冬葡萄のワインに鷹の爪、丸ごとのジャガイモ、野生のアオニンジンを加えた、ぴりっと辛く香味豊かなソースでどうぞ。
 食べると全ての疲労が回復し、傷を受けていれば30点のHPが回復する。
5:《ウォクタパスの触手の串焼き》…赤砂糖をまぶすと妙に合うらしい。歯ごたえのある肉の感触に加え、口の中で狂気がはじける味がするとか。
 食べると頭の中を幻覚が駆け巡り、その中で近い将来に起きる人生の重大事件が浮かんでくる。
 このシナリオ内では、次から3回まで、エリアダイスは2回振り状況の描写を確認したうえで好きな方を選んでいい。
6:《ウォクタパスのレバーと生殖巣のペースト》…古い風習では、狩りのメンバーの生き残りに生のまま提供されるのがしきたりとか。蒸した吸盤に花弁の切れ込みが入れられ器になっている。
 食べると1日の間、生殖能力が高まり、生殖能力が正常な者どうしであれば、然るべき行為をすれば確実に妊娠するようになる。

もしPCが《ウォクタパス》を捕まえている場合、引き渡せばダイスを振らず、任意の料理を表から引き渡した1匹につき2つ選んで作ってくれる。
この場合、保存手段があれば持ち帰りにしてもいい。もし料理人に保存手段を求めるなら、
《料理を密閉する器》と《保存食の魔法が掛かった袋(0.5㎏用、袋自体は軽い)》をセットで500GでPCの人数分まで売ってくれる。料理そのものは密閉する容器と合わせて0.5㎏として扱う。



【14:何もない曲がり角】DP+1
  • ただの通路。休息可能。

【15:小川と屋根付き橋】DP+1
瑞々しい緑の草花に覆われた野原を小さな川が横切っている。
流れる水は澄み切っていて、かすかに聞こえるざわめきが心地よい。
川には屋根付き橋が架かっている。

●ランダムイベント
1~3:屋根付き橋の中は灯がなく薄暗い。不意に、切なく懐かしい思いが胸の中を駆け巡る。
 パートナーとの過去の記憶がなぜか急に鮮明に蘇り、胸を打つ。パートナーの方を見ると、同じ記憶を共有しているのがわかる。
 パートナーの好感度が上昇する。
4~6:屋根付き橋の中は灯がなく薄暗い。なんとなく、奇妙な気配がする。……ふと隣を見てみると、なんとなくパートナーはぼんやりしていて少し頬も赤い。
 心あらずといった状態だ。少し揺さぶると、ハッとした顔でなんでもない、と首を振る。
 ……パートナーの教育カウントが1上昇する。

ランダムイベントが終了したらここにはそれ以上何もない。別のエリアに移動すること。

【16:水盤のある曲がり角】DP+1
  • 通路。角には石造りの水盤があり、綺麗な水が湧きだしている。
◎水の効果
1:水を飲むと身長が10分の1程度に縮小してしまう。STと防護点も10分の1。これはこの場所(水盤のある曲がり角)から離れるまで続く。
2~3:ただの水だった。
4:水を飲むとHPと疲労点が2d6回復する。1シナリオで1回だけ。
5:水盤の水面に、PCを見つめる2つの目玉が浮かんでいるのに気が付く。知力-10判定に失敗すると、パートナーの教育カウントが1上昇する。
6:未来を写す水盤だった。覗き込むとランダムな未来の映像が見える。次のフィールドイベント表は2回振って好きな方を選べる。

【21:何もない道】DP+1
  • ただの道。休息可能。

【22:あずまやのある街道】DP+1
  • 旅人用の休息施設がある街道。休息可能

【23:虹の根元】
赤茶けた大地にごつごつとした岩が無数に突き出している場所だ。
地平線の果てから虹のような七色の光の帯が空に向かって屹立しているのが見える

●ランダムイベント
1~3:NPCの警告。魔神に追い回されるNPCの姿を発見する。
 助けると、NPCは<虹の根元には魔神召喚の門が作られている>こと、<この先の大地には魔神の魔法がかけられていて虹の根元にはいくら歩いてもたどり着けないこと>
 を教えてくれる。この先に進むには歩くのではなく飛行手段が必要となる。
4~6:虹の胎動。空に伸びている七色の光の柱が脈打つように膨張と収縮を繰り返している。
 意志力で抵抗すること。抵抗に失敗すると光が含む歪んだ魔力の影響を受ける。1d6をもう一度振ること。影響はシナリオ終了時に解除される。
  1~2:額に角が生える。行使する全ての妖術の威力レベルが‐1される
  3~4:猫の耳と尻尾が生える。探索判定、聴覚判定に+1のボーナスがある
  5~6:手足に肉球が出来る。軽業判定、忍び判定に+1のボーナスを受ける。

さらに虹の方に向かって進むなら、イベント◎無限荒野へ進め

◎無限荒野
この先の大地には魔神の魔法がかけられていて虹の根元にはいくら歩いてもたどり着けない。歩いたならDP+1される。別の場所に向かうか違う手段を考えること。
飛行したなら、イベント◎虹の根元 へ進め。

◎虹の根元
虹色の光の柱の根元には、ピラミッド状の魔神召喚の門があり周囲を魔神が守護している。光はその頂点から放たれている。
壊そうとすると、<風の蛇>が襲い掛かってくる。
風の蛇は大ボスとして扱い、ランダム能力のほかに以下の特殊能力を持つ。
 ▼毒ガスの肉体。肉体が腐食性の毒ガス。空気の体と同じ能力に加えて、通常攻撃の代わりに組み付きで生命力と同じダイス数の化学属性ダメージを与える。

倒すと宝物表を1回ロールするのに加え風の欠片をドロップする。
魔神召喚の門を破壊すると、残骸から透明な水晶塔が出現する。それは次の瞬間、轟音と共に緑色の閃光を放つ。
<風の水晶の塔の封印を解除した>事を記録すること。


【24:何もない道】DP+1
  • 何もない。休息可能。

【25:百眼の十字路】DP+1
  • 天井や壁や床に無数の目が描かれている通路。
◎見られている…
何かに監視されている気がする…。知力-10で抵抗。失敗するとパートナーの教育カウントを+1する。


【26:死滅都市】DP+1
石造りの堅牢な城壁に囲まれた広大な都市だ。
空高くそびえ立つ門を潜ると、そこは墓場の匂いがした。湿った土の香りと、仄かな死臭。
まるで都市全体が巨大な墓のようですらあった。
以前この街に入り、”絶望を飲み干すもの”と遭遇したことがあるなら<◎2回目>に進め。
そうでなければ<◎尊厳なき死>に進むこと。

◎尊厳なき死
城門前の広場から放射状に伸びる通り。隙間なく立ち並ぶ構想の建造物。
巨大な城塞都市の整然とした街並みは、無数の死者に埋め尽くされている。
彼らの多くは体を悪夢の中でしか不可能なごとき捻じ曲げられたり、絶えざる苦痛から逃れるために自ら命を絶ったり、
動かぬ体に閉じ込められたまま干からびていったり、といった死に際を想像させる死体を遺していた。
それらは、まるで今しがた皆が皆息絶えたかのように真新しく、腐敗もせず死の絶望と無慈悲さを記録に残しているオブジェのようだった。
…ひとしきり街を見て回り、中央の朽ちた聖堂らしき場所に着くと、そこには初めてこの街で見る生きた人影があった。
それは、聖堂の屋根の上に腰かけてPCを見下ろすように眺め、何が楽しいのか愉快そうな表情を向けていた。
それは、幼い少女の姿であるにも関わらず、とても、とても、蠱惑的で、あでやかで。
その唇は赤く、艶やかで、誘うような三日月の形を描いていた。
「ようこそ、見捨てられた死都、ルドゥラ=ルーへ。尊厳なき死に満ちたこの場所に、何か探し物でもおありですか?」

彼女は桃色の髪をツインテ―ルに束ね、非常に露出度の高い下着のような衣装を身に着けている。
呪術的な紋様を肌に描き、その露わな肌の衣装と股間の膨らみから両性具有であることがわかる
その正体は、”絶望を飲み干すもの”と呼ばれる大悪魔である。
彼女にこの街のことを尋ねるなら、呪われた病によって廃墟になった街である、と告げる。
街の物語の詳細を聞きたいなら、◎死に至る病へ進め。そうでないなら、ここを立ち去ること。

◎死に至る病
「最初は、ただの出来心だったのでしょう。街の若者、荒くれもの、兵士。彼らのちょっとした気晴らし。
このあたりでは見かけない、旅人の少女を攫い、嬲り者にして、隠し居なかったことにする。何処の田舎にも、何処の街にもある、暗部」
「最初は、ただの咳。ただの躰の節々の痛み。風邪かもしれない。ちょっと遊びすぎたか。その程度のことと高を括り、日常を過ごし」
「訪れた破滅は、彼らにとっては突然に。病にとっては至極必然に。あるものは息が出来なくなり、悶え苦しみ。またあるものは体中の骨と関節がねじ曲がり。
それでも彼らに死の安らぎは訪れず。苦痛に満ちた生を終わらせられるのは、”これ”を他人に押し付けた時だけ。
苦しみの中で本能的に悟った彼らは、真っ先に自身を心配してくれた近しい者たちを襲い…」
「後は、語られるまでもなく。必然に行きついた結果、でしょう」
いつの間にか、彼女はPCのすぐ隣に立っている。本能を擽る様な笑みが、吐息が、PCを引き込もうとする。
生命力‐3で抵抗すること。失敗すると、誘惑に負けて彼女を押し倒してしまう。或いは、抗うつもりがないなら抵抗を放棄してもいい。
成功したなら、PCは”冷たき死”の誘惑を振り切り、街から走り去ることが出来る。エリアを移動すること。
失敗した場合、<病気耐性>の能力を持っていなければ<黒呪病>に感染してしまう。
これは毎晩酷い悪夢に魘されやせ細り、最後にはねじくれた変異を起こして死を迎えてしまうという病である。
以降エリアを移動するたびに生命力を1点ずつ失い、0になると死亡する。
シナリオ終了後、1500Gを支払い特別な<健康>の霊薬を飲むことでこの病気は治癒する。自然治癒はしないので注意すること。
シナリオ終了後もこの病を保有し続けるなら、1日に1点生命力を失っていくものとして扱う。
散々な目にあいながらも生き延びていれば君は見慣れない場所にいつの間にか佇んでいる。エリアを移動すること。

◎二回目
キミは何かに魅入られたように何もないはずの廃都に足を踏み入れ…気が付くと、目の前には以前遭遇した大悪魔、<絶望を飲み干すもの>
が立っている。<◎死に至る病>の項目にある通り、生命力‐3で抵抗を行うこと。成功/失敗の結果も上記に準ずる。


【31:何もない平原】DP+1
  • 何もない。休憩に使用可能。

【32:剣の墓標】
果てなく続く荒野に、無数の剣が墓標の様に大地に突き刺さっている。
其処には基本ルールにあるあらゆる剣、短剣、ナイフ、フェンシング分類の武器があり、魔力が感じられる。
剣を握ったり引き抜いたりしようとするなら<魔法の剣イベント表>を振ること。
  • 魔法の剣イベント表
 1:剣は簡単に引き抜けるがすぐにボロボロになって崩れ去る。剣だと思ったものはただの幻だった…
 2:剣を握った瞬間に電撃が全身を走り抜ける。6d6点の電気属性ダメージを受ける。剣だと思ったものはただの幻だった…
 3:剣を握ると不意に眠気が襲う。生命力-10判定に失敗すると、1回休み。剣だと思ったものはただの幻だった…
 4:剣の柄は高熱を帯びていた。火傷をしてしまい、2d6の防護点無視の熱属性ダメージ。更に遺跡を出るまで片手がつかえなくなる。剣だと思ったものはただの幻だった…
 5:剣の柄は特殊な毒を帯びていた。生命力-10判定に失敗すると遺跡を出るまで<血友病>の特徴と同じ効果を受ける。剣だと思ったものはただの幻だった…
 6:剣を引き抜く場合、体力-10で判定すること。成功すると、<”鋭さ”と”確かさ”+1が魔化された任意の剣、短剣、ナイフ、フェンシング分類の武器>を1本入手する。(売却する場合本来の売却価格に+6250G)


【33:忘却の森】
黒々とした葉を茂らせる木々が鬱蒼と広がる大森林だ。
探索するなら、ランダムイベント表を振ること。

●ランダムイベント表(何処に迷い込んだか)
1:泉の谷間。滾々と清涼な水が湧き出す泉の周りに美しい自然の景色が広がっている。
2:化け物谷。荒涼たる原野が広がり、ところどころに針のごとき岩山や醜怪極まる木々が点在している。木々はよく見るとおぞましい変異生物が寄り集まって形成されている。
3:雪狼の谷。針葉樹林に覆われた丘陵は常に雪に閉ざされている。
4:熊谷。大熊が住む険しい谷。獲物は豊富だが大熊がおり、なわばりに踏み込んだものには容赦しない
5:翳りの沼森。腐った沼地に続く忌まわしい湿地の森。地面はそこここで底なしの泥沼になっており踏み込むと危険だが貴重な薬草も多い。
6:捻じれ根の森。魔性が色濃く表れている森の深み。木々はねじくれおぞましい雰囲気を感じる。
それぞれの項目へ進め

◎泉の谷間
清涼な泉があり、周囲には獲物も豊富に居そうだ。
狩りをするなら生存/森技能で判定を行え。成功するとイノシシをより丸く大きくしたような獣、《丸々獣》を見つける。
脅威度1のモンスターとして戦闘を行い、無属性攻撃のみで仕留めると《丸々獣の肉》100㎏分を入手する。3ターン以内に倒さないと逃げてしまう。
これは焼いても煮ても生のままでも美味しく、少し柔らかく粘っこいが非常に濃厚な旨味のある食肉である。が、脂肪と肉を切り分けるのが難しく、専門家でなければ図体の割に肉は少量しか取れない。
腐らせずに持ち運ぶ手段があれば、持ち帰ることができ、1㎏50Gで売却できる。勿論みんなで食べてもいい。

◎化け物谷
名前と広がる光景の通り、おぞましく危険な場所だ。
ここに踏み込んでしまった場合、1d6を振ること。

1~2:ピットシェイカーと遭遇する。(※プレイヤーのNGにひっかかる場合は振り直し、または行為内容の調整を行うこと。例えばこのモンスターの影響下での排泄物は青い透明なスライム状になる、など)
 白痴美に満ちた異形の女性型モンスター。知能は低く会話も不可能。体は身長2メートルを超え、四肢が長い。軟体のノズルのような管が肩や背から突き出しており、
 頭部を囲むように強靭な4本の触手を供えている。体色は環境や固体による が、白や青、紫、緑など、生物的でない色のことが多い。
 彼女たちの餌は、魔物の体液と分泌物であり、体中に生えた管からは便意を催させるガスを発し、捕らえた相手には即座に尻に貪りついてくる。
 頭部に生える四本の触手は的確に獲物を捕らえ、驚くほど長い舌が腸内を陵辱してくる
 モンスターと戦闘を行うこと。それはランダム能力に加え、以下の追加能力を持つ。
 ▼毒ガス:毎ターンの最初に1d6を振ること。3以下が出た場合、パートナーはこのターン腹痛で行動できなくなる
 ▼長い舌:このモンスターの通常攻撃が命中した場合、ダメージを与える代わりにパートナーの教育カウントを+1する。このターンパートナーが毒ガスの効果を受けている場合、教育カウントは更に+1される。
3~4:シャドウウィドウと遭遇する。この二次元の影が蜘蛛の形をとったモンスターは、他の魔物娘の肌の上に動く刺青のように取り付き、相手の行動を支配する力を持つ。
 モンスターの忍び18レベルとPCの感覚判定で即決勝負をすること。失敗した場合、容易くPCはこの蜘蛛を発見し踏みつぶすことが出来る。
 モンスターが勝利した場合、これはパートナーに取りつき、自慰させたり体を弄り回し、エリア移動ごとに教育カウントを1上昇させていく。
 取り付いている最中に戦闘になった場合、このモンスターはパートナーを操りPCの敵を支援させる。この時自動的にPCはシャドウウィドウを発見し、戦闘後に叩き潰して自動的に排除できる。
5~6:ゲイザーと遭遇する。それは目玉だけが浮遊している怪物であり、純然たる悪意で満たされている。
 モンスターと戦闘を行うこと。それはランダム能力に加えて以下の能力を持つ。
 ▼催眠:妖術攻撃が命中した際に自動的に発動する。パートナーを強制排尿させ、次のターンの支援行動を自動失敗させる。
 ▼洗脳:通常攻撃が命中した場合に効果。ダメージを与える代わりにPCの次の手番の行動を<何もしない>に書き換え、同時にパートナーの教育カウントを+1する

遭遇を解決したら、次のエリアに進むことが出来る。

◎雪狼の谷
針葉樹の間に津々と降り積もる雪で閉ざされた谷だ。
ここを探索するなら1d6を振りイベント表を参照すること。
1:冬の大槍。氷雪の大精霊の手から冬の大槍が投じられるのを幻視する。その後、谷は急激な寒波に包まれ雪に閉ざされる。
 PCは冷気属性で1d6点のダメージを受ける。冬の大槍が投じられた場所を幻視を頼りに探すなら知力判定及び探索判定を行うこと。
 双方の成功度の合計が8以上なら、雪山の中腹に刺さっている冬の大槍を見つける。それは周辺に冬の魔力を投射しており、放置すると大寒波が続くことが見て取れる。
 引き抜こうとするなら<氷の精霊>スカディが出現し、余計な手出しをするな、と追い払おうとしてくる。
 立ち去るなら次のエリアに向かうこと。冬を止めるならスカディと戦う事になる。
 ボスとして扱い、次の固有能力を持つ
 ▼フリージングワールド:妖術が命中した場合、‐10ペナルティで生命力抵抗を行うこと。失敗すると凍結してしまい肉体的な行動が出来なくなる。
 これは1点以上のダメージを受けるか、拘束系のバッドステータスを解除する効果を受けることで解除される。

 勝利した場合、《冬の大槍》を手に入れる。これはPCが手にしてもただの頑丈なハルバードでしかないが、スカディと契約を行うための魔術具として使用できる。
 叩きのめしたスカディと(無理やり)性行為を行う事で契約を結ぶことが出来る。今後、ハルバードを通じてスカディの魔力を借りることが出来る。
 彼女は《霜》《氷面》《冷凍》に加え、《寒冷化》という特殊な魔法を15レベルで提供する。
 これは基本消費1/10・同(気温を5度低下させるにつき)、準備:消費1ごとに1分、持続1時間の範囲魔法であり、範囲内の気温を最低で‐40度まで下げることが出来る。
2:死者の夜。寒風と共に雪狼が野を駆け、遭遇した弱い生き物を貪り食らう。死者の霊は雪狼の乗り手となり、冬の大精霊のもとへと向かう。
 PCは雪狼に遭遇し噛み付かれる。1回よけの判定を行う事。失敗すると10d6の氷属性刺しダメージを受ける。
 雪狼はPCが生き残ったならそのまま別の獲物を求めて去っていく。
3:火竜の接近。飛行する火竜を遠くに見る。もしPCが《冬の大槍》を持っている場合、火竜は不快感を覚え攻撃してくる。
 1回の通常攻撃と1回の妖術攻撃がそれぞれ技能16で行われる。防御を行うこと。失敗すると、1回につき12d6の熱属性ダメージを受ける。
 生き延びた場合、火竜はそれ以上は追撃せずどこかに去る。《冬の大槍》がない場合、火竜は何もせずに去っていく。
4:隠れた秘湯。温泉を見つける。運のいいことに人が入っても問題ない程度の温度のようだ。ここで休息をとることが出来る。
5:スノーサファイアと呼ばれる氷の魔力が結晶化した宝石が沈んでいる泉を見つける。問題はその泉は澄んでいて直接的な害はなさそうだが、恐ろしく冷たいということだ。
 しかもそこそこ深い。潜るなら生命力と意志力で判定を行え。失敗するとあまりの寒さにサファイアを取る前に出てきてしまう。再挑戦はする気が起きない。
 成功した場合、更に水泳技能判定に成功すればスノーサファイアを1個入手できる。サファイアは合計でPCの人数分存在し、1d6x1d6x1d6x1d6x10Gの価値がある。
6:吹雪の夜。生存/雪原技能で判定を行え。失敗すると吹雪や雪崩に巻き込まれて10d6の無・冷気属性叩きダメージを受ける。

◎熊谷
獲物も豊富で豊かな谷だが、巨大なヌシである大熊が徘徊している。
狩りをする場合、生存/森判定を行うこと。成功すると、大きな鹿を見つける。
脅威度1のモンスターとして戦闘を行い、無属性攻撃のみで仕留めると《鹿肉》300㎏分を入手する。3ターン以内に倒さないと逃げてしまう。
これは保存手段がある場合、持ち帰れば1㎏10Gで売却できる。ただし仕留めた直後に1d6を振り、1~3が出た場合、背後から巨大熊が不意打ちを仕掛けてくる。
巨大熊はボスとして扱うこと。また、不意打ちのため相手は1ターン自由に行動できる。その後、通常通りの戦闘を開始せよ。
巨大熊は倒すと塵になって消えてしまうため食べられない。

◎翳りの沼地
まっとうな獲物は見当たらないが、珍しい薬草が取れる沼地。
●薬草の探索を行うなら探索判定を行い、成功した場合1d6を振ること。
1:救命草。飲むと傷が治る。傷がない場合はスタミナが回復する。治癒の霊薬と同様の効果。
2:竜樹の葉。内服すると1時間の間、意志判定(抵抗判定は含まない)に+3のボーナス
3:紫白の百合。根を精製すると甘い香りを漂わせるトートの毒を1回分得られる。毒の霊薬と同じ効果。
4:月鏡樹の根。あらゆる毒への解毒剤となる。既に受けたダメージは治らない。
5:犬牙蔦。棘の多い蔦で、糖分を含む根っこの白い部分を発酵させると、悪酔いしない酒が出来る。泥酔の霊薬と同様の効果。
6:風琴花。風に揺れる白い花。服用すると高揚する。音楽の霊薬と同じ効果。
●もし薬草ではなく獲物を探すなら、生存/森あるいは生存/沼地判定に成功すれば、《ウォクタパス》という珍しい蛸型の魔獣を発見する。
これはきわめて危険な毒を持つ上に非常に生命力が強く、微塵に切り刻もうと焼こうと酸で熔かそうと時間と共に再生し復活してしまうため、本来食用には適さない。
が、何らかの方法で調理出来た場合、その生命力にふさわしい濃厚な旨味を宿した料理が出来上がるという。
何らかの<再生や自然治癒を不可能にする無属性の攻撃>がある場合、ウォクタパスにとどめを刺し食肉にすることが出来る。
とどめを刺した場合、普通に腐るので、回収するには何らかの保存手段も必要となる。
《ウォクタパス》の重量は100㎏ほどである。ただし、毒を適切に処理して解体し調理する手段は知られておらず、一般市場では売却できない。
いずれにせよ、探索が終わったら次のエリアに進め。

◎捻じれ根の森
ここは暗く、魔力に犯された怪物が徘徊する危険な場所だ。迷い込んでしまった場合1d6を振ること。
1~2:森の奥でキノコの群生地を見つける。そこにいたキノコの傘を帽子のように被った少女の姿をしたモンスター、マイコニドが襲い掛かってくる。
 モンスターと戦闘を行うこと。それは以下の追加能力を有する
 ▼肉茸胞子:通常攻撃が命中した場合、選択可能。ダメージを与える代わりに、パートナーをふたなり化する。3回まで重複させられる。戦闘終了時まで有効。
 ▼情愛胞子:妖術が命中した際、ダメージを与える代わりに発動可能。パートナーの教育カウントを(肉茸胞子の発動回数)回増加させる。

 勝利した場合、<肉茸の胞子(女性に吸い込ませるとふたなり化する。この効果で生じた肉棒から出る精液状のものは乾燥させるとこれになる。植物を枯らす様な魔法をかけて取り除くまで)>を入手する。

3~4:森の奥で美しく奇怪な蝶々の群れに遭遇する。それはパートナーに群がってくる。
 モンスターと戦闘を行うこと。それは以下の追加能力を有する
 ▼群れ:範囲を攻撃する手段以外からのダメージは、常にダイス目全てが1であるものとして扱う。
 ▼乳吸蝶:通常攻撃の代わりに使用する。モンスターの敏捷力+3(16+3)とPCの敏捷力で即決勝負を行う。モンスターが勝利した場合、パートナーに蝶が群がりその動きで催眠状態にする。
 その間に、胸に群れは取り付き細い口器を乳腺に差し込み活性化させ、乳を分泌させ魔力と共に吸い出す。
 教育カウントを+1、この戦闘で2回以上この効果を受けた場合、《母乳漏出》状態となりシナリオ終了までバフ効果のある支援行動が行えなくなる。
 ▼尿吸蝶:妖術攻撃の代わりに使用する。モンスターの敏捷力+3(16+3)とPCの敏捷力で即決勝負を行う。モンスターが勝利した場合、パートナーに蝶が群がりその動きで催眠状態にする。
 その間に、陰部に群れは取り付き細い口器を尿道に差し込み活性化させ、尿を分泌させ魔力と共に吸い出す。
 教育カウントを+1、この戦闘で2回以上この効果を受けた場合、《お漏らし癖》状態となりシナリオ終了までダメージ効果のある支援行動が行えなくなる。

 勝利した場合、<妖蝶>を1匹入手する。モンスターとしての能力は群れを形成したときのものであり単体ではほぼ無害のため、餌を与える手段があるなら持ち帰って飼ってもいい。戦闘能力はない。

5~6:森の奥のリリ―アラウルネの群生地に迷い込む。その中の1匹がこちらを引き込もうと襲い掛かってくる。
 モンスターと戦闘を行うこと。ボスとして扱い、以下の特殊能力を持つ。
 ▼寄生:通常攻撃か妖術攻撃が命中した場合に発動。その攻撃でダメージを与える代わりに、パートナーにアラウルネの種子を撃ち込み浸食する。
 パートナーの教育カウントを1増やす。2回目の場合、浸食が進行し肉芽から雄蕊(肉棒相当)が生えふたなり状態となる。これはシナリオ終了時まで持続する。
 ▼魅惑:アラウルネが分泌する蜜と肉壺、繊手は《寄生》で生じた肉棒と驚異的な相性を有し、それを塗布した筆舌に尽くしがたい快感を与える。
 寄生が2回成功した場合、パートナーはリリーアラウルネの誘惑に抵抗できなくなり、支援行動をリリ―アラウルネに対して行うようになる。

 勝利した場合、<リリ―アラウルネの種子(飲み込むと植物を枯らす様な魔法をかけて取り除くまでふたなり化)>1個と<リリ―アラウルネの蜜(食べられる。ローションとして使うと媚薬効果。種子によるふたなりに特効)>を1回分入手する。

いずれにせよ、遭遇を解決したら次のエリアに進むことが出来る。


【34:ピンク色の部屋】DP+1
  • 天井の真ん中にピンク色の光を放つ宝玉が埋め込まれている。その光が室内を照らしている。
◎幸せな夢
知力-10で抵抗判定。失敗すると立ったまま眠りだし、幸せな夢を見る。誰かが起こそうとするなら簡単に起きられるが自然には目は覚めない。
成功すると足元に無数の魔物や人の骨、さび付いて使い物にならなくなった装備品などがあるのに気が付き、部屋は危険だと感じる。


【35:宝箱のある部屋】DP+1
  • 部屋の中に宝箱がひとつある。
◎宝箱! 以下のチャートを1回参照する
  • 罠はあるか?
1~2:罠はない
3~4:毒矢。2d6点の毒属性ダメージ。防護点無視。
5~6:ガス噴出の罠。罠にかかったら生命力―10判定。失敗すると以下の表参照
 1~3:猛毒ガス。2d6点の毒属性ダメージ。防護点無視。
 4~5:幻覚ガス。周りの者が恐ろしい怪物で襲い掛かってくるような幻覚を見る。1Rのみ周囲の全員を敵とみなして攻撃しなければいけない。
 6:病気ガス。治療するかシナリオ終了まで全ての行動に-1

  • 鍵は?
1~2:掛かっていない
3~5:掛かっている(鍵開け判定-10)
6:魔法の解錠手段でしか開けられない鍵が掛かっている(判定-10)

中には<宝物表>を1回ロールすること。


【36:牢獄】DP+1
  • 小さな建物だ。中を覗いてみると、監獄のようになっている。しかし看守は見当たらない
◎檻の中身は?
1:NPCが二人捕まっている。檻には鍵が掛かっている。鍵開け-10判定に成功すると開く。
2~3:NPCが一人捕まっている。他は1と同じ。
4~6:牢獄の中のものを食い尽くした口だけの化け物、<大食らい>が建物の通路いっぱいに広がっているのと鉢合わせする。
敏捷判定に失敗すると飲み込まれて10d6の溶解液による化学属性ダメージを受けた上に、武器が錆びてシナリオ終了時までダメージが-2される。
いずれにせよキミは<大食らい>から逃げ出すことには成功する。次のエリアに進め。


【41:安息所】DP+1
宿屋のような建物がある。中を覗いてみると、小さな部屋の四隅にそれぞれ二段ベッドがある。
部屋の中央には2つの椅子があり、一つにはゴーレムの女性が腰を下ろしている。
◎お休みでございますか?
一人10G支払うとベッドで休息できる。以下の表を参照。
1~3:妖精さんの祝福。非戦闘時の判定に任意で1回だけ+1出来る。使用するかダンジョンから出るまで持続。
4:妖精と楽しく遊ぶ夢。寝るだけでHPも全快した。
5:妖精の遊びにつき合わされる夢。なんか疲れた。疲労しか回復しなかった。
6:とても恐ろしい夢。2点疲労する。ぐっすりと寝るまでこの疲労は治らない。


【42:妖魔の市】DP+1
空に満月が輝く真夜中、竜を思わせる峰々の麓にいる。
目の前には薄明りに照らされた幻想的な雰囲気に包まれた、奇妙な市が開かれている。
市には人の姿をしたものは少なく、顔無き影法師やドクロの怪物、人と動物の混ざり合った異形などが屯し、
商品を眺め手に取りながらざわざわと喧騒を広げている。
市をうろつくならランダムイベント表を振ったのちに、どんな商品が見つかったか再度店舗表でロールを行うこと。

●ランダムイベント
1:路地裏で遭遇した悍ましい老人に生気を吸われる! 老人はよく見ると蟲の集合体のような異形であり、淫蟲の群れをけしかけてくる。
 モンスターと戦闘を行え。ランダム能力に加えて以下の能力を持つ
 ▼カメレオンの舌:穴に入り込み生気を啜る異形の器官。妖術攻撃が命中した場合、ダメージを与えない。代わりにパートナーの教育カウントを+1する。
 ▼淫蟲の群れ:穴という穴に潜りこみ生気を啜る悍ましい蟲の集合体。通常攻撃の代わりに相手に群がり<攻撃側の敏捷力+3>と<防御側の敏捷力>で即決勝負を行う。勝利するとパートナーの教育カウントを+1する。
 倒すと老人は煙のように消えてしまう。
2:パートナーと手分けして店を回っている間に、パートナーにとても美しい青年が声を掛けている。……合流したとき、パートナーの頬が少し赤い気がした。教育カウント+1すること。
3:雑踏の中で急に病が広がり、けいれんしたり全身から血を吹いて倒れ伏す人々が出る。生命力‐10判定に失敗すると、シナリオ終了まで疫病を受けて知力と生命力に-2のペナルティを受ける。
4:魔剣を手にした騎士に勝負を申し込まれる。特に判定なく勝利できる。その後騎士は消滅し<雫の魔剣の残骸>を1個入手する。
5:パートナーと手分けして市を散策する。パートナーはいつの間にか娼館などがある歓楽街に迷い込んでいる……合流後、パートナーは何処かぼんやりしていて暫く心ここにあらずの状態だった。教育カウント+1すること。
6:魔鏡に映り込み、夢現の世界を彷徨う。時間が経過する。DPを+1すること。

●商品表(1d6+1d6を振ること。以下の表を参照せよ。)
<1個目の1d6が1~3>
1:ローブを着た老人から<新しい肉体>が欲しくないか、と誘われる。対価は<飢え(以降、本来の能力とは関係なく性欲過多が5レベルとして扱われる。成長でも解除できない)>である。
 承諾すると、琥珀色の丸薬を渡される。これはエキドナの鱗から精製された丸薬<モルアファール>であり、飲み込んだものを任意の種族の魔物娘へと変容させる効果がある。完全な変化には約1日が必要である。
2:猫頭の道化から、<幸せ>を買わないか、と勧められる。対価は誰か大事な存在との記憶である。
 購入すると対価として指定した相手の愛情度が低下し、<ハッピーパウダー>を1個入手する。吸い込むと6時間の間幸せな気分になれる。その間は全ての判定に自動的に失敗する。他人に与えた場合、好感度が上昇する。依存性はない。…多分。
3:顔のたくさんある貴族から<顔>を買わないか、と勧められる。対価は何らかの肉体的な特徴、或いは精神的な特徴(癖を含む)一つだ。対価として支払った特徴は記録しておくこと、以降成長によっても同じ特徴は二度と持てなくなる。
 購入した<顔>は自分の顔に張り付けることで<化ける>を使用したように姿を変えることが出来る。
4:桃色の髪をツインテ―ルに束ね、非常に露出度の高い下着のような衣装に呪術的な紋様を肌に描き身長ほどもある斧を背負った両性具有の少女に遭遇する。彼女<尽きぬ活力>が欲しくはありませんか、と誘ってくる。対価は<血>である。
 受け入れるなら、ボス級のモンスターと戦闘を行うこと。このモンスターは以下の追加能力を持つ。
 ▼血の渇き:このモンスターから受けたダメージは精吸収を行うことでしか回復できない。
 勝利した場合、少女の死体は塵になって消え、直後に少女は無傷で再出現しPCの強さを褒めると<禁断の肉塊>を一つ渡してくる。
 ▼禁断の肉塊:女性のみ装備可能。装備中はインキュバスと同様の身体特徴に加え《超タフネス》を得る。ただし、性欲過多の発動周期は<1日>となる。(毎日性行為をしなければ発情してペナルティを受ける)
 装備直後は性欲過多が発動した状態になっており、解除された状態にならないと装備から外せない。
5:ローブを纏った骸骨から<面白い本>を買わないか、と勧められる。対価は何らかの魔法の品物一つである。受け入れるなら、《予言の書》を1冊入手する。
 この本は一見、狂人のたわごとが止め止めなく書かれているようにしか見えないが、腰を据えて精読し予言とたわごとがごたまぜになった記述をつなぎ合わせ、意味の通らない文章をふるいにかけてその中から
 真実の核を取り出そうと取り組んだなら、読者は例外なく発狂する。通読には約30日かかり、読破すると合計で‐30CP分の”妄想”が植え付けられる。
6:長い金髪にドレスを纏った高貴な雰囲気の少女から、”おもしろいもの”を買わないか、と勧められる。対価は精気(生命力1点分。シナリオ終了時に回復する)である。購入するなら次の表を振ること。
 1~2:のむぞうりむし:のむとけんこうになる。見た目はゾウリムシに似ている。身長が現身長と150cmとの平均に、体重が現体重と40kgの平均になり、はだがすべすべになる
 3~4:のむちゃわんむし;のむとせいかくがへんか。見た目は茶碗蒸しに似ている。茶碗蒸しが好きになる。また、<異種族に対する態度>を新たに決め、本来のものではなくその性格で行動するようになる。
 5~6:のむへんなむし:とてものめたものじゃない。見た目はシャグマアミガサタケに似ている。所持しているとでんぱやあくりょうやのろいが寄りつかなくなる。
<1個目の1d6が4~6>
1:不気味な老人から<不老不死>が欲しくないか、と誘われる。対価は<若さ>である。
 もし受け入れるなら<不老>の能力を得るが外見年齢が80歳未満の場合80歳に固定され変更できなくなる。また、何らかの理由で死亡した場合、<無敵:すべて>を持つがいかなる行動も取ることは出来ない蠢く肉塊に即座に転生する。
2:鴉頭の貴族から、<絆>を買わないか、と勧められる。対価は<裏切り>である。取引するなら、指定した相手の忠誠心が低下し、《魂の紬糸(対象からの好感度を上昇させる)》を1個得る。
3:美しい少女に、<素敵な宝石箱>を買わないか、と勧められる。対価は何らかの宝石や装飾品(1000G以上の価値が必要)である。
 購入した場合、掌に入る程度の大きさの小箱を受け取る。中には何も入っていないが、実はこれは<クリボックス>であり、無抵抗な相手の肉芽のコピーを内部に保存することが出来る。
 コピーは常に本体と同調し、与えられる刺激を本体に送り、本体の反応をトレースする。
4:神官服をベースにしていながら煽情的な改造を施された冒涜的な衣装を纏った美女が、<伝説の武器>が欲しくないか、と誘ってくる。対価は<混沌の核>1個である
 取引するなら、触手素材を利用した大きな張り型と固定用の革紐、留め金が付いた”下着”、《聖女殺し》を入手する。
 これは対象の肉穴に潜り込むと設定された大きさに膨らみ、対象の子宮から魔力を吸い上げながら強化魔術で強制的に膣トレを行わせつつ性感を開発し、治癒魔術で肉壺の形状を張り型に馴染ませ最適化させ、絶頂に合わせて無防備な脳に多幸感を焼き付けていく。
 聖女を堕落させるために作られた調教具であり、どんな貞淑な女性でもじきにこの下着が手放せなくなり、主に犯されることを強く望むようになるという。
 実際のところ、被害者の魔力を吸い上げて稼働するため、魔力が高い相手ほど強く影響を与える性質を持つ。魔力の質自体には頓着しない。相手が聖女だろうと淫魔だろうとお構いなしである。
 なお、”持ち主”以外は脱がせることが出来ない。
5:司書のような服を着て本を抱えた黒髪の少女から、<いいペン>を買わないか、と誘われる。対価は魔法の品物一つである。
 購入するなら、《妖精の羽ペン》を1個入手する。これは、インクやペンキを必要とせず、生物無生物を問わず任意の素材の表面に書き手が望んだ通りの≪銘≫を書き込むことが出来る。
 そのデザインは書き手が望んだ通りになる。 例としては≪銀色の焔のような文字≫≪単純なブロック体≫≪水に反射した光のような文字≫など。デザインの芸術的な評価に関しては、<絵画><書道>などの技能で判定する。
 使い捨てであり1分ほどで魔力切れになるが、書き込まれた《銘》自体は魔法的に除去されるまで永続する。
6:長い金髪にドレスを纏った高貴な雰囲気の少女から、”おもしろいペット”を買わないか、と勧められる。対価は精気(生命力1点分。シナリオ終了時に回復する)である。購入するなら卵から何が孵るか次の表を振ること。
 1~2:寄生蟲・蜜海月。主に浅瀬や沼に生息する。傘自体が吸盤の機能を備えており、傘の内側は細かなヒダが同心円状に連なっている。<ふたなり>状態の相手には寄生しない。
  陰部にたどり着くと、傘の中心を陰核に重ね、幾重にも連なるヒダを外側から中心に向けて収縮させ、中心に包んだ陰核を吸い出し、搾り上げるように刺激する。 時に細い針を先端から打ち込んで体を固定したりもする。
  その後、微細な吸盤と媚毒針が密生した触手を獲物の体内に挿入する。尿道や膣腔、それどころか時には膀胱や子宮の内部にまでも侵入し、粘膜に媚毒を打ち込み、触手を蠕動させて執拗な刺激を行う。  
  蜜クラゲの媚毒は粘膜に猛烈な熱と痒みを伴う疼きを生じさせ、そこを触手の吸盤で摩擦されることにより、対象に類を見ないほど強烈な性的快感をもたらす。
  ▼寄生中、支援行動の判定値が‐2される。また、教育カウントが上昇する際に1d6を振る。3以下ならその回は教育カウントが上昇しなかったことになる。シナリオ終了時には野生に帰っていく。
 3~4:リリィアラウルネ。主に森に生息する。女性を蔦や雄蕊で犯し、また自身の種子を寄生させて浸食しふたなり化、思考や射精、絶頂をコントロールしたり躰から寄生肉棒に特効の媚薬蜜を分泌して犯したりする。
  ▼連れ歩いている間パートナーの支援行動を2回行えるようにする。同じ行動を選ぶことは出来ない。ただし、エリアを移動するときと戦闘終了時にこっそりパートナーの教育カウントを+1する。シナリオ終了時には野生に帰っていく。
 5~6:ミミック。主に迷宮に生息する。小さな人間が入る程度の大きさの箱。開けると中に少女が居る。少女は箱と襞上の触手で繋がっており箱から出ることは出来ない。移動するときは箱が飛び跳ねるようにぴょんぴょんと動いてついてくる。
  ▼休息可能な場所で精吸収を行うことでアイテムを吐き出す生きた宝箱。ただし生命力(ミミックは13)での即決勝負に勝利しないと一方的に精を吸われアイテムは得られず、次の休息まで最大HPが‐20される。
  勝利した場合、差分x100Gに等しい売却価格の換金用アイテム(宝石、古い金貨、素材アイテムなど)を獲得する。シナリオ終了時には野生に帰っていく。

店舗の物色が終わったら、次のエリアに進むこと。


【43:魔法陣のある平原】DP+1
  • 小さな平原に大きな魔法陣が描かれている。
◎魔法陣に足を踏み入れると…
1~2:NPCが魔法陣から飛び出してきた。NPC曰く他の場所から飛ばされてきたらしい。
3:干からびた死体が見つかった…。なんとなく自分やパートナーに似ている気がして気持ち悪いが、特に何も起きない。
4:呪いの鏡の中に封じ込められる。これは防護点0HP50の無生物として扱い、ダメージで破壊できるが1回攻撃するたびに破片が散り2d6の防護点無視ダメージをPCに与える。
5:記憶を消された! 保有している技能を一つ選ぶこと。それがシナリオ終了時まで使用不能になる。
6:魔法陣から一対の目玉が現れこちらを見つめてくる。知力-10抵抗に失敗すると、教育カウントが+1される。


【44:ナッガマンテの拷問屋敷】DP+1
不気味な気配が漂う館の前に居る。入ろうとすると悲鳴と嘲笑うような笑い声が聞こえてくる。
探索すると、大きな部屋の中に蛮族が居て誰かを鞭打っている。
其処には無数の性具や拘束具、三角木馬や鞭などが散らばっており、凄惨でありながら淫靡な雰囲気が漂っている。
パートナーの忠誠度が高い場合、自主的に偵察に出ていく。そして戻ってこない。PCが中をのぞくと捕まってNPCと一緒に拷問されている。

◎鞭うたれる囚人
NPCが縛られ鞭打たれ、(性的な)拷問を受けている。邪魔をするなら、恐ろしい風貌の強そうな蛮族が怒って襲い掛かってくる。
戦うならPCはなんなく蛮族を殺せる(相手は拷問のプロであって戦闘員ではなかったようだ)。救出されたNPCは命には別状はない。
内部を探索するなら、探索判定を行うこと。成功すると、《血のマニキュア》を1個獲得する。
 ▼<血のマニキュア:魔物の血で作られたマニキュア。使用している間、妖艶な魅力を齎し性格をサドに傾ける>
もし交渉するなら、代わりに拷問を受けることでNPCを開放してほしいと提案できる。
当然蛮族は約束を守らないが、PCのHPが半分になった時点で、相手の油断を突いてNPCともども逃げ出すことが出来る。


【45:白百合の谷】DP+1
断崖に挟まれた細い谷間の間に小川が流れている。小川の辺には純白の百合が咲き乱れており、
周囲には甘い香りが漂っている。谷底は常に霧で閉ざされており昼間でも陽光は届かない。
点在する金属柱の上にともされた灯が乳白色の闇を照らしている
散策するなら1d6をしてランダムイベント表を参照せよ。

●ランダムイベント
1~2:百合が見せる夢。百合の濃厚な香りに意識が朦朧としてくる。‐10修正で知力による抵抗判定を行え。失敗すると眠ってしまい、目が覚めるまでに時間が経過し、DPが余分に+1される。
 全員が眠った場合、リャナンシーアサシンが現れパートナーに直接”口づけ”をしていく。パートナーの教育カウントを+1すること。
3~4:血をすする怪物。吸血鬼の眷属である血啜りの干からびた怪物、ブラッドサッカーと遭遇する。モンスター(雑魚)と戦闘を行うこと。
5~6:行く手に青白い肌をした美しい女性が立っている。彼女は<この谷はご主人様専用のお庭でございます、お引き取りください>と追い出そうとしてくる。
素直に退去するのであればそれ以上の追撃はない。もし先に進むのであれば、リャナンシーアサシン(中ボス)と戦闘を行うこと。
リャナンシーアサシンはランダム能力に加えて以下の能力を持つ
 ▼魅了の口づけ:PCに通常攻撃か妖術攻撃のいずれかが命中した場合、ダメージを与えない代わりにパートナーに対してこの能力を適用することを選んでもいい。1ターンには1回まで。
  そうした場合、教育カウントを+1し以降はパートナーは支援行動を行わなくなる。
  2回目に成功した場合、教育カウントをさらに+1し以降戦闘終了までパートナーはリャナンシーアサシンを主人として支援行動を行うようになる。
  3回以上発動することはない。

ランダムイベントを解決した後でさらに奥に進むなら、以下のイベント◎女主人との遭遇へ進め。

◎女主人との遭遇もしくは百合の園への潜入
どんどん霧は濃くなり、百合の花の香りも濃厚になっていく。霧が途切れると小川があり、黒百合を思わせるドレスを纏った妖艶な女性が佇んでいる。
<…此処は立ち入り禁止よ。…騒がしいのは嫌いだから、すぐに立ち去るなら見逃してあげるわ。私の目の前から消えて?>と気怠い雰囲気で告げ、PCに立ち去るように促す。
立ち去るならばここでイベントは終了となる。
交渉するなら、多少の情報はきける。彼女はレーヴィリアと名乗りこの谷の主である、と告げる。反応判定以外の交渉系技能は効果がない。
美しいものが好きなため、反応判定の結果が良ければ多少の会話はしてくれるが、いずれにせよ通してはくれない。
取引を求めるなら、【56;酒蔵】か【63:凍てつく山】で入手できるお酒をどれか一つ渡せば通してくれる。(ついでに好感度も上昇する)
立ち去らずさらに奥に進もうとするなら、女性と従者のリャナンシーアサシンが攻撃を仕掛けてくる。
女性はヴァンパイアであり、大ボスとして扱う。リャナンシーアサシンの援護のためHPがランダムデータからさらにHPが+50され、魅了の口づけが強化されている。以下の能力をもつ。
 ▼テンプ―テンション:PCに通常攻撃か妖術攻撃のいずれかが命中した場合、自動的に発動する。1ターンには1回まで。
  パートナーの教育カウントを+1し、以降パートナーは支援行動を行わなくなる。
  2回目に発動した場合、教育カウントをさらに+1し、以降は戦闘終了までパートナーは術者を主人として支援行動を行うようになる。
  3回以上発動することはない。

交渉したか、戦闘に勝利して先に進むならイベント◎百合の園へ進め

◎百合の園
小川に沿って谷の奥に進むとやがて漆黒の建物が見えてくる。禍々しい気配を漂わせるその建物は、不死神と呼ばれる邪神の神殿である。
神殿の奥に進むと、草木1本生えていない小さな庭がある。庭の中央には漆黒の水晶で作られた高さ2mほどの塔があり、塔を中心に魔法陣が描かれている。
PCが近づくと、<月の蛇>が出現し攻撃してくる。
<月の蛇>は大ボスとして扱い、ランダム能力に加えて以下の能力を持つ。
 ▼夜の帳:周囲(戦場全体)を常に闇で包み込む。光属性の効果よりこの闇は優先されるが、炎属性の灯りはこの闇に優先する。月の蛇は闇視を持っておりこの闇には影響されない。

倒すと宝物表を1回ロールするのに加え<月の欠片>を1個入手し、水晶塔から凄まじい闇のエネルギーが放出される。<闇の水晶塔が解放された>ことを記録しておくこと。
このエリアのイベントはここで終了となる。


【46:納骨堂】DP+1
  • 冷たく暗い部屋の中に3つの石棺が安置されている。
◎3つの石棺(開けるなら1d6を振り以下の表を参照すること。ただし2個目は+1 3個目は+2する)
1~2:500G相当の豪華な装飾品が1d6個ある
3~4:ガス噴出の罠。罠にかかったら生命力―10判定。失敗すると以下の表参照。その後、150G相当の宝石を1d6個入手
 1~3:猛毒ガス。2d6点の毒属性ダメージ。防護点無視。
 4~5:幻覚ガス。周りの者が恐ろしい怪物で襲い掛かってくるような幻覚を見る。1Rのみ周囲の全員を敵とみなして攻撃しなければいけない。
 6:病気ガス。治療するかシナリオ終了まで全ての行動に-1
5~6:血まみれの包丁が一振り置かれている。持っていくなら、棺から取り出したところで納骨堂の奥から此方を見つめにじり寄る無数の人影があることに気が付く。
 それはフードの奥に爛爛と光る眼でこちらを見据え、手には出刃包丁とランタンを提げてPCに向かってくる。血まみれの包丁を持ったまま脱出しようとするなら1d6を振ること。
 1~5:《とぎたて》。深い恨みの籠った刃がPCに突き立てられる。PCの最大HPx出目x5%のダメージを受ける。防護点は邪悪属性に対するもののみ有効。このダメージは休息できる場所で精吸収を行わないと治らない。
 6:《みんなのうらみ》。人影が一斉にランタンを振ると、見えざる刃がPCをザクザクと切り刻み始める。避けの判定を行うこと。失敗するとPCの最大HPの半分に等しいダメージを受ける。防護点は邪悪属性に対するもののみ有効。(このダメージは通常の方法で回復できる)
 入手した《ほうちょう》は、最上質のラージナイフとして扱うが、この武器でダメージを与えた場合、ダメージを回復させるための判定に‐5のペナルティを与える。判定を必要としない効果での回復は自動失敗する。

【51:何もない広場】DP+2
  • なにもない。休息可能

【52:庭園】DP+2
  • 広大な空洞の中に様々な植物が生い茂っている。元々は庭園だったようにも見えるが今は荒れ果てている。
天井が煌々と輝き昼間の様に明るい。
◎森を抜けると…(以下の表を参照)
1~2:魔獣に追いかけられているNPCと遭遇する。
 助けるなら難なく魔獣を蹴散らせるが、攻撃用の妖術か武器技能の判定を1回行い失敗すると誤射してしまいNPCを怒らせてしまう。

3:森が途切れ甘い香りのする花畑が広がっている。-10ペナルティで生命抵抗を行い失敗すると1時間寝てしまう。
 1~3:なにもない
 4~6:NPCが寝ている

4:森が途切れ甘い香りのする花畑が広がっている。妖精が沢山おり、楽しそうに遊んでいる。
 1~3:なにもない
 4~6:NPCが何故かいて一緒に遊んでいる

5:石造のある小さな広間。
 1~2:NPCの恰好をした石像。傍らには宝箱があり、石化ガスの罠を踏んだと思われる。中身も見事に石になっている。
 3:ドラゴンの形をした石像。目はそれぞれ500Gの価値がある宝石だ。
   ただし、1d6を振り4~6だとガス噴出の罠が起動する。生命力-10抵抗。失敗すると更に以下の表参照。
  1~3:猛毒ガス。2d6点の毒属性ダメージ。防護点無視。
  4~5:幻覚ガス。周りの者が恐ろしい怪物で襲い掛かってくるような幻覚を見る。1Rのみ周囲の全員を敵とみなして攻撃しなければいけない。
  6:病気ガス。治療するかシナリオ終了まで全ての行動に-1
 4:黄金像だがよく見るとただの塗装で何の価値もない
 5:太った人間の女の姿をした石像。調べるなら-10ペナで探索判定可能。成功すると中が中空なことに気が付く。割ると宝物表のアイテムを1個入手。 
 6:3mほどの黄金像。18000G相当の金塊を入手!


6:宝箱がひとつある小さな広間。以下のチャートを1回参照する
  • 罠はあるか?
1~2:罠はない
3~4:毒矢。2d6点の毒属性ダメージ。防護点無視。
5~6:ガス噴出の罠。罠にかかったら生命力―10判定。失敗すると以下の表参照
 1~3:猛毒ガス。2d6点の毒属性ダメージ。防護点無視。
 4~5:幻覚ガス。周りの者が恐ろしい怪物で襲い掛かってくるような幻覚を見る。1Rのみ周囲の全員を敵とみなして攻撃しなければいけない。
 6:病気ガス。治療するかシナリオ終了まで全ての行動に-1

  • 鍵は?
1~2:掛かっていない
3~5:掛かっている(鍵開け判定-10)
6:魔法の解錠手段でしか開けられない鍵が掛かっている(判定-10)

  • 中身は?
1~2:Cランクお宝(100G相当の雑貨)
3~4:Bランクお宝(500G相当のちょっとした素材)
5~6:Aランクお宝(別表へ)


【53:天へのきざはし】DP+2
雲を突き抜けるほど高くそびえたつ山々の連なりが見えてくる。
麓からは1本の山道が伸び、山頂に向けて続いているがか細く頼りないそれは、木々と大地に埋もれ消えかかっている。

山に登るなら、山道イベント表を振ること。また、生存/山判定に成功しないと迷って時間が経過しDP+1され、再度判定が必要になる。
●山道イベント表
1:<魔女の花>と呼ばれる周囲のマナを吸収して咲く花を見かける。近づくと2d6点の疲労点を吸収される。この時吸われる疲労点の出目が10以上の場合、花が咲く。
 咲いた花を摘み取った場合、枯れることなく残り食べると2d6点の疲労点を回復する霊薬として使用できる。蕾を摘み取るとすぐに枯れてしまう。
2:毒棘のある蔦の群生地に踏み込んでしまう。生命力判定(意志の強さ/弱さは無効)を行い失敗するとエリアを離れるまで<血友病>の特徴を得てしまう。
3:茸を見つける。動植物知識に成功すると、それが周囲の獣を発情させ狂暴化させる姫蜘蛛茸という危険物だとわかる。即座にその場を離れるなら何も起きない。
 その場にとどまるなら、狂暴化した魔獣の襲撃を受ける。モンスターとの戦闘を行う事。勝利した場合、原因が何にせよ早くここを離れた方がいいことがわかる
4:断崖が行く手を遮る。登攀判定もしくは何らかの飛行能力がなければ先に進めない。登攀を1回失敗するごとに時間が経過しDP+1される。
5:突然吹雪に見舞われる。寒さで以降このエリアに居る間、全ての敏捷力と知力が関連する行動に‐2のペナルティを受ける。
6:脇道に何かが落ちている。探索判定に成功すると、1枚100Gの価値がある古い金貨を成功度の数だけ拾える。
イベント解決後、◎山腹の村へ

◎山腹の村
小さな村があり、山頂に居る竜を崇拝しているという。メンバーに女性がいる場合、立ち寄って話を聞いていると、村長に呼ばれる。
丁度竜を宥める祭りを行う時期であり、その中心である巫女の役を行って欲しいとの依頼がある。
もし受け入れるなら、1日かけて祭りの巫女として祭事を行うことになりその間他のメンバーは休息を取ることが出来る。
祭事は表向きは真面目な神事だが、実際は準備中も本番中もセクハラにまみれており、それを伝統という言葉で無理やり納得させてくる。
最後まで祭事をこなした場合、教育カウントが+2される。また、報酬として今回使用した<巫女服(普通の衣装)>を1着貰える。
断った場合、或いは途中で暴れたり乱入したりして神事を中断した場合は村にとどまることは出来ない。休息を充分取らずに進むことになるため、消耗でエリアを離れるまで知力と敏捷力が‐1される。
いずれにせよ下山するか山頂まで進むか決めること。

◎山頂
山頂に進むにはもう一度<生存/山岳>判定に成功する必要がある。この時も失敗するたびに時間が経過しDPが+1される。
到達すると、空から巨大なドラゴンが飛来し自身の縄張りを犯す不遜な人間を排除しようと襲い掛かってくる
エルダードラゴンと戦闘になる。大ボスとして扱うこと。
エルダードラゴンはHPが0以下になると不利を悟り何処かに飛び去ってしまう。
ドラゴンが残した<竜の翼の皮膜の欠片>を1個得る。
また、山頂にある洞窟の中には温泉が湧いている。
そこに行ってみるなら◎大浴場へ進め

◎大浴場
誰が作ったのかはわからないが、美しい大理石で作られた大浴場。
100人以上が入れるほどの大きな湯舟があり、美しい裸の女(温泉妖精さんたち)が戯れている。休息が可能。
◎温泉の効能は…
温泉に入っていく場合、その効能を決めるために1d6を振り以下の表を参照せよ。
1:獣の湯。獣性が目覚める。性欲過多の特徴がある場合、自動的に発動してしまう。その代り、性欲過多のレベルと同じだけ主動作によるダメージが増加する。この効果は一度性欲過多が満たされると消滅する。
2:解毒の湯。とっても熱い。我慢して肩まで浸かるには熱への耐性か生命力判定が必要。肩まで浸かると通常の毒・病気の効果は全て消失する。
3:解呪の湯。刺激臭の強い硫黄泉。浸かるには意志判定が必要。<呪い除去>の魔法に相当する効果を受ける。普通の呪いであれば全て消滅する。
4:生命の湯。HPが完全に回復する。
5:魂の湯。何らかの能力値への減点やバッドステータスがある場合、全て回復する。
6:若返りの湯。現在のDPが1d6減少する。0未満にはならない。


【54:廃墟】DP+2
  • 広大な空洞の中に廃墟と化した建物が立ち並んでいる。
◎廃墟にて…
1~4:迷い込んだNPCと遭遇

5:罠に遭遇。探索や罠判定に―10ペナあり
 1~2:落とし穴の罠。20m落下して20d6-20の叩きダメージ。軽業に成功すると5m軽減。登るには登攀-10判定必要。
 3~4:アロースリットの罠
  1~2:毒矢。2d6点の毒属性ダメージ。防護点無視。
  3~4:鋭い矢。8d6点の無属性刺しダメージ。
  5~6:魔法の矢。1d6点の疲労ダメージ。防護点無効。
 5~6:ねずみ花火の罠。ネズミ人形が突っ込んできて自爆する。罠解除に失敗するか逃げきれないと20d6の熱属性叩きダメージ。ネズミの移動力は10

6:行き止まり。1d6を振ること。
 1~4:何もない
 5:宝箱が1個ある。
  ・罠はあるか?
  1~2:罠はない
  3~4:毒矢。2d6点の毒属性ダメージ。防護点無視。
  5~6:ガス噴出の罠。罠にかかったら生命力―10判定。失敗すると以下の表参照
   1~3:猛毒ガス。2d6点の毒属性ダメージ。防護点無視。
   4~5:幻覚ガス。周りの者が恐ろしい怪物で襲い掛かってくるような幻覚を見る。1Rのみ周囲の全員を敵とみなして攻撃しなければいけない。
   6:病気ガス。治療するかシナリオ終了まで全ての行動に-1

  ・鍵は?
  1~2:掛かっていない
  3~5:掛かっている(鍵開け判定-10)
  6:魔法の解錠手段でしか開けられない鍵が掛かっている(判定-10)

  ・中身は?
  1~2:Cランクお宝(100G相当の雑貨)
  3~4:Bランクお宝(500G相当のちょっとした素材)
  5~6:Aランクお宝(別表へ)

 6:石像が1個ある。
  1~2:NPCの恰好をした石像。傍らには宝箱があり、石化ガスの罠を踏んだと思われる。中身も見事に石になっている。
  3:ドラゴンの形をした石像。目はそれぞれ500Gの価値がある宝石だ。
    ただし、1d6を振り4~6だとガス噴出の罠が起動する。生命力-10抵抗。失敗すると更に以下の表参照。
   1~3:猛毒ガス。2d6点の毒属性ダメージ。防護点無視。
   4~5:幻覚ガス。周りの者が恐ろしい怪物で襲い掛かってくるような幻覚を見る。1Rのみ周囲の全員を敵とみなして攻撃しなければいけない。
   6:病気ガス。治療するかシナリオ終了まで全ての行動に-1
  4:黄金像だがよく見るとただの塗装で何の価値もない
  5:太った人間の女の姿をした石像。調べるなら‐10ペナで探索判定を行え。成功すると内部が空洞であることがわかる。
    割ると宝物表のアイテムを1個入手。 
  6:3mほどの黄金像。18000G相当の金塊を入手!


【55:赤い河】DP+2
森を抜けると切り立った山の谷間を赤い河が流れている。
よく見るとその河には水ではなく赤い砂が流れている。

●ランダムイベント
1~3;流れてきた箱。河に近づくと、大きく頑丈な木箱が岸辺に流れ着いている。開けるなら以下の表を振れ。
 1~3:箱はミミックだった。不意を打って襲い掛かってくる! 知覚(聴覚、視覚)判定に失敗すると不意打ちを受け10d6のダメージを受ける。
 4~6:宝物が入っている。<宝物表>を1回ロールすること。
4~6:大砂流。すさまじい砂の津波に飲み込まれる。よけの判定に失敗すると潰されて10d6のダメージを受ける。

ランダムイベント後、◎蛮族の襲撃 へ
◎蛮族の襲撃
砂の上を特製ボートで疾走する蛮族に遭遇する。モンスターと戦闘を行うこと。
勝利すると特製ボートを入手できる。これは持ち運べないが、砂の上を行き来することができ、用いることで赤い河を探索できる。
興味がないなら別のエリアへ進むこと。探索を行うなら次の項目へ進め

◎赤い河の探検
上流に進むと赤い瀑布に遭遇する、膨大な量の砂が断崖から流れ落ち、この川を形成しているのだ。ここには何もない。
下流に進むなら次第に傾斜が急になり、やがて砂の河は大地に開いた大きな穴の中に流れ込んでいる。
それでも先に進むなら、ボートは地底にできた赤い砂の湖に流れ着く。その岸辺には黄色の水晶で作られた高さ2mほどの塔が立っている。
近づくと、<地の蛇>が出現し戦闘になる。
地の蛇は大ボスとして扱い以下の追加能力を持つ。
 ▼地母の晩餐:噴火、溶岩、地割れなど大地のあらゆる力で追撃。妖術を2回使用できる。
 2回目の術は必ず大地属性であり、相手が飛行状態だと無効。
倒すと宝物表を1回ロールするのに加え<地の欠片>を1個入手できる。直後に激しい振動と共に水晶の塔が黄色い閃光を放つ。<地の水晶塔の封印を解除した>ことを記録しておくこと。



【56:酒蔵】DP+2
  • ひんやりとした冷たい空気に満たされた大きな部屋だ。頑丈な棚に無数の酒樽が並んでいる。此処では休息が可能だ。

◎酒蔵に潜む者
この酒蔵には酒好きでギャンブル好きの魔物娘が潜んでいる。此処にいる者を決めるために1d6を振り以下の表を参照せよ。
1~2:酒好きのサキュバス(酒の強さ:3杯目でギブアップ。飲み比べでPCが負けると特殊な精吸収を要求し、男女問わずPC全員からそれぞれ疲労点とHPを2d6奪っていく)
3~4:酒好きのノーム(5杯目でギブアップ)
5~6:酒好きのゴースト(7杯目でギブアップ。どうやって飲んでるのかは謎。なお、PCが勝つと満足して成仏していく。このためクリア時の獲得CP+1)
彼女たちは飲み比べを提案してくる。もしPCが勝てば<いいもの>をくれる。らしい。断ると魔物娘は残念そうに何処かに去っていく。
飲み比べをするならPC全員で参加すること。1杯飲むごとに生命力判定を行い成功すれば潰れずに済む。酔い潰れる前に相手がギブアップすれば勝利。
なお毒無効かうわばみの能力がある場合は自動勝利となる。

飲み比べの報酬は
1~2:<お酒表>を1回ロール
3~5:<お酒表>のロール結果に加えて、宝物表を1回ロールする。
6:<お酒表>のロール結果に加えて、宝物表を2回ロールする。
●お酒表
1:【乙女の息吹】
 清らかな乙女の加護を受けた酒。まろやかで舌触りがよく、後味も爽やか。
 飲むと清らかな乙女の気持ちになれる(変態/肉欲が低下する。教育カウントを0に戻す)

2:【淫魔の雫】
 淫魔が宿った酒。飲み口が良い割に度数が高く、気が付けば飲み過ぎてしまっていることも多い。
 眠る前に飲めばいい夢が見られるとの噂もある
 飲むと魔性の女になった気分になる(変態/肉欲が上昇する)

3:【水子供養】
 水子の霊が宿った酒。非常に甘く、ジュース感覚で飲める。特に女性に人気が高いらしい
 飲むと妊活がしたくなる(肉欲/愛情が上昇する)

4:【悲恋物語】
 悲恋の果てに命を絶った女性の霊が宿った酒。
 さっぱりとした甘さの中にほろ苦さが隠されており、深い味わいを醸し出している。泣きたい夜にどうぞ。
 飲むと心の内に秘めた思いが燃え上がる(忠誠/愛情が上昇する)

5:【宵の戦乙女】
 戦乙女の加護を受けた酒。豊潤な香りと爽快な喉越しで多くの人々を魅了した銘酒。
 この味を知ってしまったらもう普通の酒など飲めなくなってしまう
 飲むと高潔な戦乙女の気持ちになれる(忠誠上昇、たまに<倫理>or<主人一途>が成長)

6:【黒夢】
 悪夢を司る悪魔が宿った酒。この世のものとは思えない味。美味とかそういう次元を斜め上に超越している。
 飲むとふしぎなきもちになる(何も起きないorカダスの瑪瑙(狂気の愛情)or媚肉の祝宴(理性蒸発)のどれかの効果が生じる)


【61:封印の庭園】DP+2
広大な森林が広がる中、不意に開けた場所に出る。
そこは古びた建物が並ぶ広大な廃墟であったが、周辺からは何処か神聖な気配を感じる。
その気配をたどり進めば、巨大な神殿らしき建物を見つける
内部を探索する場合は、◎神像と祭壇へ進め。

◎神像と祭壇
建物の内部はとても広い空間だ。床は大理石でできていて、整然と並ぶ無数の大理石の柱によって天井が支えられている。
祭壇と神像が置かれていて、荘厳な雰囲気が漂っている。

祭壇に横たわり祈りを捧げると、現在HPが半減する。
減少したHPが50以下の場合、工芸品のカタチを取った<神授の守り>というアイテムを入手する。これは使用を宣言すると1回だけ戦闘以外の判定に+2のボーナスが得られる。使用するとアイテムは失われる。
減少したHPが51以上の場合、<神授の守り>に加えて、以降シナリオ終了時まで、受けるダメージを1回だけ0にするという祝福を受ける。これはダメージを受けた時に自動的に使用される。

◎どの神の神殿? 1d6+1d6を振ること。以下の表を参照せよ。代償をHPではなく代用品で賄う場合、効果を考える時は通常の祈りを捧げた場合のHP減少量を仮定して算出すること。
<1個目の1d6が1~3>
1:輝けるもの。一切の曇りなく純白の光を放つ美しい少女の天使の姿を取る。主神の化身ともいわれる彼女は聖域に入り込んだ魔物/インキュバスに対して激怒している。-10ペナルティで生命抵抗を行い失敗するとシナリオ終了まで受けるダメージが常に+1d6される。祈っても加護は得られない。
2:破壊を舞うもの。荘厳な雰囲気を持つ大天使の姿を取る。祈りを捧げた場合、彼女は魔物/インキュバスにも作法通りに代償と引き換えに加護を与える。しかし祈らなかった場合、神罰の雷を落とし、最大HPの20%に等しいダメージを与える。防護点は無効である。
3:無垢なる月。銀色の弓を手にした少女の姿を取る。彼女は入ってきたのが女性のみであれば通常通りに対応する。しかし男性が入ってきた場合、隠れてしまい一切の対応を行わない。
4:海洋の母ポセイドン。世界を包み込む海洋の化身である彼女は、魔物であれ勇者であれ求めるものには平等に加護を与える。
5:原初の大気フールムール。隠遁した嵐の女神である彼女は、薄布を纏った気だるげな美女の姿で表現される。武具や酒、食事(保存食は拒否される)を捧げものとして代用することが出来る。
6:天壌の劫火パール=クール。焔の大精霊であり、世界の終わりに神々と世界の全てを焼き尽くすといわれる。気まぐれな彼女に対して祈りを捧げた場合、反応判定を行うこと。とても良い以上であれば機嫌のいい彼女は代償なしで加護をくれる。しかしそれに満たない反応だった場合、機嫌の悪い彼女を宥めるために追加でさらに現在の半分のHPを支払わなければ加護は得られなくなる。
<1個目の1d6が4~6>
1:変化の魔公ベル=ゼファー。悪戯な笑みを浮かべた美少女の姿を取る。魔術師であれば、その場で何らかの魔術を披露すればそれを捧げものの代用とすることが出来る。
2:腐敗と疫病の女神ナーグル。悍ましい気配を帯びた美女の姿を取る。慈悲深い彼女は捧げものを要求せず、祈るものに代償なしで上記の加護を与え、更に彼女固有の祝福も与える。これは疫病であり、シナリオ終了まで、或いは治療するまで知力と敏捷力に-2のペナルティを与える。
3:死と戦争と名誉の女神スケィス。完全武装した剣士の姿、或いは剣そのものとして描写される。信徒のみ、何らかの誓いを捧げることで捧げものの代用と出来る。
4:堕落神。とても美しく煽情的な衣装の美女の姿を取る。祭壇はダブルベッド。パートナーが居れば精吸収をその場で行うことで捧げものの代用と出来る。
5~6:知識と狂気の大悪魔ハルメアス=モラ。巨大な水晶の蜘蛛、或いは書物を抱えた司書服の少女の姿を取る。書物や乗り物、乗り物の模型などで捧げものを代用できる。

祈りを行った場合、神殿にはさらに奥に続く道があることに気が付く。奥へと進むなら、◎封印の間イベントへ進め

◎封印の間
長い通路を抜けると、やがて広い部屋にたどり着く。部屋の4隅には光り輝く剣が1本ずつ突き立てられている。
中央には一人の幼い…10代前半の少女が横たわっている。呼びかけても眠っているように反応はない。
魔術師風の黒いマントに、白い上着と赤のスカートを身に着け金色の髪を二つにまとめている。武器を持っている様子はない。
そのままにしておき神殿を去るならここでエリアイベント終了となる。
もし剣を引き抜く、あるいは部屋に入るなら◎悪魔の王女イベントへ進め

◎悪魔の王女
剣を引き抜くか部屋に入り込むと、輝く剣はたちまち力を失い砕け散ってしまう。
同時に少女が目を覚ましてその場に飛び起きる。
「あんた、誰? ああっ、さては、あたしをここに閉じ込めたやつの仲間ねっ!」 言い訳をする暇もなく(しても全く話を聞いている様子はなく)襲い掛かってくる。
彼女は6体の悪魔を召喚し戦闘を行う。悪魔使いの少女はボスとして扱うが、少女と各悪魔のHPは10固定である。それぞれの悪魔は以下の能力を持つ
 1:バルア、守護の悪魔。この悪魔がいる限り悪魔使いの少女へのダメージは常に0となる
 2:ウシャス、予言の悪魔。クリティカルではない単体攻撃が悪魔使いの少女に命中した場合、1d6を振り3以下ならその攻撃は無効となる。
 3:ムンドゥーグー、不幸の悪魔。この悪魔がいる限りPCのクリティカルの出目はファンブルとして扱う
 4:ティム、戦の悪魔。悪魔使いの少女はこの悪魔がいる限り2回妖術で攻撃できる。
 5:シュトリ、幸運の悪魔。この悪魔がいる限り、悪魔使いの少女の3d6での判定は常に1有利な方にダイス目をずらすことが出来る。
 6:ゾロアスター、再生の悪魔。悪魔使いの少女が判定でクリティカルを出した場合、即座に死亡している味方悪魔1体を復活させる。

 PCとパートナーは、各攻撃で悪魔使いの少女と6体の悪魔のどれを狙ってもいい。
 範囲攻撃の場合、全員を同時に狙えるがダメージの解決時点では攻撃前に存在している全ての悪魔の能力は有効として扱う。

HPが0以下になると悪魔使いの少女は降参する。彼女は魔の国の王女であり、悪魔使いのアグリア、と名乗る。
「ごめんなさいっ、でもなんかあんたを倒せば元の世界に戻れるって気がしたのよっ」
あんまり悪びれた感じのない謝罪をする少女にとどめを刺す場合、死体は消え<混沌の核>を1個入手する。
或いは懲らしめるに留めて放置してもいい。殺さなければ彼女からの好感度が上昇する。
いずれにせよ、<守りの剣の残骸>を4個入手し、今回のエリアイベントはここで終了となる。



【62:凍てつく山】DP+2
深い雪に覆われた山道が続いている。身を寄せ合うようにして立ち並ぶ木々も白く染まり動物の声一つ聞こえない。
(このエリアでは何らかの低温への耐性がなければ、寒さですべての判定に‐2のペナルティを受ける)

●ランダムイベント
1:雪崩注意! すさまじい地鳴りと共に山肌に降り積もっていた大量の雪が滑り落ちてくる。よけの判定に失敗すると、10d6点の冷気属性ダメージを受ける。
 また、飛行できない場合道がふさがれるのでDPが余分に+1される。
2~3:氷漬けのNPC。雪道を歩いていると氷の棺に閉じ込められたNPCに遭遇する。炎属性の能力があれば溶かして出してやることが出来る。
4~6:不浄なる巨竜。徘徊するドラゴンゾンビと遭遇する。ボスモンスターと戦闘を行うこと。勝利した場合、《永久氷晶》を1個入手する。更に探索するとドラゴンの巣らしき場所を見つける。
 巣を調べるならイベント◎水晶塔の洞窟へ進め。興味がないならそれ以上のことは起きない。


◎水晶塔の洞窟
凍り付いた壁面に洞窟が口を開けている。洞窟の中には藍色の水晶で作られた高さ2mほどの塔がある。
塔に近づくと<水の蛇>が出現し戦闘になる。水の蛇は大ボスとして扱い、以下の追加能力を持つ。
 ▼水の肉体。非実体に影響する攻撃でない限り、切りと刺しはダメージ半減。叩きは装甲貫通した場合のみ1ダメージ。
倒すと宝物表を1回ロールするのに加え水の欠片をドロップする。直後に激しい振動と共に水晶の塔が藍色の閃光を放つ。<水の水晶塔の封印を解除した>ことを記録しておくこと。
今回のイベントはここで終了となる。

ランダムイベントが終了し、水晶塔の洞窟にたどり着いていない場合、雪山の最深部に向かう道と、そこから外れた脇道に向かう道がある。
前者に向かうのであれば◎氷結洞窟のイベントへ、後者に向かうのであれば◎雪山の鍛冶屋のイベントへ進め

◎氷結洞窟
進んでいくと、氷に覆われた大きな空洞に出る。中央には4つの石造りの灯台があるが炎は灯っていない。
灯台に囲まれた氷の下にNPCが閉じ込められている。その下には巨大な目玉だけの怪物が埋まっている。
全ての灯台に炎を灯すと、氷が解けてNPCは救出できるが、同時に巨大な目玉の怪物(ボス)が襲ってくる。
目玉の怪物はボスとして扱い、以下の追加能力を持つ
 ▼ゲイザー:ターンの初めに1d6を振る。出目が3以下の場合、パートナーの教育カウントを+1しこのターンパートナーは援護行動を行えない。
目玉の怪物を倒すと、<太陽石の欠片>を1個入手する。
今回のエリアイベントはここで終了となる。

◎雪山の鍛冶屋
進んでいくと、開けた場所に出る。そこには雪と氷で形作られた大きめの平屋がある。
訪ねると、中から長い銀髪に白い着物を着た雪の精霊(雪女)(若しくはNPC)が姿を見せる。
彼女は鍛冶屋をしており(なぜこんな誰もいない場所でやっているのか、という質問には趣味、とだけ答える)無口でPCにはあまり関心を見せないが、
求められれば通常のルールの価格で非売品ではない武器や防具、魔法のアイテムを売ってくれる。
また、いくつかの特殊な素材を持ち込めばそれを加工して特殊なアイテムを鍛えてくれる。
いずれにせよ用事が済めば今回のエリアイベントは終了となる。
▼鍛造してくれるアイテムの例
  • 守りの剣の残骸20個…<封印の短剣(武器としては最上質のラージナイフ。これを突き刺した相手は活動中断状態になる。魔法のレベルは15、抵抗してもナイフが刺さっている限り毎ターン抵抗が必要。売値25400G)>
  • 雫の魔剣の残骸2個…<湧き水の杖(1分かけて杖で触れた地面に水を湧かせる。流水量は4L/秒につき5。効果は永続だが緩やかに地形が変化してそのうち本来の地形に戻る。)>。
 製作者曰く、魔剣としての形を取り戻すのは無理だった、とのこと。売却価格8750G
  • 竜の翼の皮膜の欠片1個…<竜皮の黒下着(必要最小限のところだけ隠した際どい衣装…よく見ると肉芽は隠れきれてない。)> 
 ▼製作者曰く、鎧にしようにも使える部分が少なすぎた、とのこと。これだけでは何の効果もない。
  • 竜の翼の皮膜の欠片1個…<竜皮の黒ブーツ(膝までのブーツと肘までの手袋に加えガーターベルトとチョーカーもセットになったゴスロリ風の一品)>
 ▼黒下着とセットで装備すると、装備者が<躰の自由を取り戻す>ための判定全てに+2ボーナスが付く。売値はセットで12500G
  • ほうちょう1個…<なまくらほうちょう(1日に1回、これで料理を行った場合、作られた料理に《毒化》の効果を与える。食べたものは生命力判定。
 成功すると気分が悪くなりHPを2失う。失敗すると激しい胃痙攣をおこし1d6点のHPを失い、そのダメージが回復するまで全ての技能と魔法の判定に‐3ペナルティを受ける)>…この包丁で作った料理は食べる気がしない。
  • ほうちょう1個、何らかの<魔剣の残骸>2個…<万能包丁…ダメージ上限がなくなり、相手の受動防御と防護点を2点まで無視するようになる。>…単純に武器として役に立つように大型化され強化された。
  • 混沌の核1個…彼女の秘蔵のお酒と交換してもらえる。何が貰えるかは次の<お酒表>を振ること。どれも売却不能である。
●お酒表
1:【乙女の息吹】
 清らかな乙女の加護を受けた酒。まろやかで舌触りがよく、後味も爽やか。
 飲むと清らかな乙女の気持ちになれる(変態/肉欲が低下する。教育カウントを0に戻す)

2:【淫魔の雫】
 淫魔が宿った酒。飲み口が良い割に度数が高く、気が付けば飲み過ぎてしまっていることも多い。
 眠る前に飲めばいい夢が見られるとの噂もある
 飲むと魔性の女になった気分になる(変態/肉欲が上昇する)

3:【水子供養】
 水子の霊が宿った酒。非常に甘く、ジュース感覚で飲める。特に女性に人気が高いらしい
 飲むと妊活がしたくなる(肉欲/愛情が上昇する)

4:【悲恋物語】
 悲恋の果てに命を絶った女性の霊が宿った酒。
 さっぱりとした甘さの中にほろ苦さが隠されており、深い味わいを醸し出している。泣きたい夜にどうぞ。
 飲むと心の内に秘めた思いが燃え上がる(忠誠/愛情が上昇する)

5:【宵の戦乙女】
 戦乙女の加護を受けた酒。豊潤な香りと爽快な喉越しで多くの人々を魅了した銘酒。
 この味を知ってしまったらもう普通の酒など飲めなくなってしまう
 飲むと高潔な戦乙女の気持ちになれる(忠誠上昇、たまに<倫理>or<主人一途>が成長)

6:【黒夢】
 悪夢を司る悪魔が宿った酒。この世のものとは思えない味。美味とかそういう次元を斜め上に超越している。
 飲むとふしぎなきもちになる(何も起きないorカダスの瑪瑙(狂気の愛情)or媚肉の祝宴(理性蒸発)のどれかの効果が生じる)


【63:辺土の城塞】DP+2
巨大な漆黒の城塞が遠目に見える。周囲は常に薄闇が漂い、翼持つ異形の蝙蝠のような妖魔の群れが周囲を徘徊している。
天高く雲を貫くばかりに塔が城塞からそびえたち、黒塗りの壁面には脈打つがごとき、あるいはにじみ出るがごとき縞模様がつけられている。
周囲には薄暗い森林が広がり、冒涜的な木々がもたらす堕落の気配でおおわれている。
枯れ枝には頭蓋骨や苔むした骨がぶら下がり、タコの足のような木の根に貫かれ亡骸が朽ちている。

●ランダムイベント
1:変化。城塞の頂点、暗黒の塔から放たれる魔力が脈動する。意思―10判定に失敗すると、浸食されパートナーの教育カウントが+1される。
2:双魚。深淵が開き、巨大な双魚が現れ街を泳ぎ回り、遭遇したものに襲い掛かる。脅威度は1固定。無属性攻撃のみで仕留めた場合、<双魚の肉(若返りの秘薬の材料になるが、魔法的な保存手段が無いと1日で腐って持ち帰れない。6000G)>を1個得る。
3:森の妖魔。暗黒の塔からの召喚に応え、周囲の森から悍ましい怪物が姿を見せる。それは近くにたまたまいたPCに襲い掛かる。モンスターとの戦闘を行うこと。
4~6:凪。何も起きなかった。

城塞の門は開かれており、門番のダークウォーリアは入り込むものを咎めようとはしない。
建物の内部に入るなら、以下のイベントへ進め

◎暗黒の饗宴
要塞の内部ではデーモンたちがはしゃぎまわり、言語を絶する乱痴気騒ぎが繰り広げられている。
パンを引きちぎりグラスを掲げて魔王が讃えられ、饗宴の中で宮廷風の上品さを皮肉るような冗談が繰り広げられる。
室内には最上級の美術品や絹のクッション、装飾の施されたテーブルで飾られ、ありとあらゆるありとあらゆる御馳走や美酒が並んでいる。

饗宴に参加する場合は饗宴イベント表を、探索を行う場合は城塞探索表を振ること。両方を1回ずつ行ってもいい。

●饗宴イベント表
1:きわめて希少な食材であるミツユビオニトカゲの唐揚げを食べた。味はそこそこ程度だが、この食材の真価はそこではない。シナリオ中1回だけ、CPを消費せず<1回分の攻撃の悪影響を無視する>効果を任意のタイミングで使用できる。
2:完璧な血抜きのされた生の塊肉を味見してみた。非常に美味しく、ついつい一皿平らげてしまう。満腹になり、全ての疲労とHPが完全に回復する。
3:汚れた晩餐。素晴らしく旨そうなステーキだったが、全く味がしない。脂身の味だけ舌に残り非常に気持ち悪い。シナリオ終了まで生命力が1点上昇する。
4:最上質の魔界葡萄から作ったワインを1本飲み干してしまった。性欲過多があれば発動する。ない場合でも1レベルの性欲過多が発動しているとみなし影響を受ける。
5:飲み食いしている間にパートナーが<ゲイザー>に誘惑され催眠を掛けられ何度も強制放尿させられる。パートナーは<失禁癖>となり、シナリオ終了までパートナーが支援行動を行う際、14以上を振ると失禁してしまい自動失敗となる。本来判定不能の支援行動でも3d6の判定が必要になる。
6:飲み食いしている間にパートナーが<シュブ=ニグラスの黒い子山羊>に誘惑され、大量の母乳を吸わされる。パートナーは<魔乳(乳房肥大+母乳体質)>となり、シナリオ終了時までバフ効果のある支援行動が使用できなくなる。

●城塞探索表
1:小さな宝物庫を見つける。宝物表を1回ロールすること。
2:美しい絵を見つける。それをしばし眺めていると、不意に絵の中の人物と視線が合う。知力‐5で抵抗を行うこと。
 失敗すると、視線を外すことが出来ず見つめ合ったまま解放されるまで長い時間を過ごしてしまう。DPが+1される。
3:探索中に目玉だけが浮遊する怪物、ゲイザーと遭遇する
 モンスターと戦闘を行うこと。それはランダム能力に加えて以下の能力を持つ。
  ▼催眠:妖術攻撃が命中した際に自動的に発動する。パートナーを強制排尿させ、次のターンの支援行動を自動失敗させる。
  ▼洗脳:通常攻撃が命中した場合に効果。ダメージを与える代わりにPCの次の手番の行動を<何もしない>に書き換え、同時にパートナーの教育カウントを+1する
4:探索中に液状の不定形の怪物、スライムと遭遇する。
 モンスターと戦闘を行うこと。それはランダム能力に加えて以下の能力を持つ。
  ▼寄生:通常攻撃もしくは妖術攻撃が命中した際、ダメージを与える代わりに使用する。体の一部を尿道に潜らせて寄生させる。以降、シナリオ終了時まで<尿道寄生>状態になり、エリアを移動するごとに教育カウントが1増加する。
  ▼超音波会話:寄生が成功している場合、ターンの初めに1d6を振る。それが3以下であれば超音波の合図で寄生したスライムが液体を分泌し膨張して暴れ失禁を誘発し、このターン支援行動を行えなくする。
5:探索中にロープのようなミミズに似た黒い触手で構成された塊と遭遇する。それは木のようなシルエットをしていて、ところどころに口のような裂け目がある。
 モンスターと戦闘を行うこと。それはランダム能力に加えて以下の能力を持つ。
  ▼黒い子山羊の母乳:通常攻撃が命中した場合、自動的に発動する。
  パートナーを絡め取り、無理やり母乳(裂け目から分泌される液体)を飲ませる。パートナーは<魔乳(乳房肥大+母乳体質)>となり、戦闘終了時までバフ効果のある支援行動が使用できなくなる。
  戦闘終了後、母乳を尽きるまで吸い出せばこの状態異常は解除される。
  勝利した場合、<黒い子山羊の母乳:女性が飲むと母乳体質+巨乳になる。母乳を短期間に全て搾り出すと解除される>を1回分入手する。
6:探索中に、奇妙な肉の柱とそれに抱き着くように固定された女性型のデーモンや人間の立ち並ぶ場所に出て、そこで徘徊している作業用ゴーレムに遭遇する。
 それは新しい魔力源を供給装置に運ぶ仕事をしているようだが、ちょっと思考回路が破損しているのか、パートナーが魔力源に見えているようだ。
 モンスターと戦闘を行うこと。それはランダムデータに加えて以下の追加能力を持つ
  ▼生殖用濃縮液:妖術攻撃の代わりに使用。命中した場合、パートナーを<ふたなり>状態にする。以降、シナリオ終了時までむらむらして全てのパートナーの判定に‐2の修正がある
  ▼肉樹に押し付ける:通常攻撃の代わりに使用。パートナーが<ふたなり>状態のときのみ使用し、自動的に成功する。
  パートナーを抱え込み周囲の肉樹に押し付け、肉樹の裂け目に肉棒を挿入し固定する。以降パートナーは支援行動を行えず、ターンごとに教育カウントが+1される。
  勝利した場合、<生殖用濃縮液:適量を女性に浴びせるとふたなりになる。短時間に射精を何度も行い精を搾りつくすと解除される>を1回分入手する。

探索を行った場合、さらに探索技能で判定を行うこと。成功すると、深部の暗黒の塔に続く道が見つかる。また、探索表で戦闘となり勝利した場合、《混沌の核》を1個入手する。
深部に進むなら◎暗黒の塔イベントへ進め。

◎暗黒の塔
塔のらせん階段を上っていくにつれ、城塞全体を包み込んでいた瘴気は濃度を増していく。
肌を興奮の汗がじっとりと濡らし、心臓は早鐘のごとく打ち鳴らされる。情熱が心と精神を満たし、欲望の疼きが駆け巡る。
吹き抜ける暗い深淵の波が肌の上を優しく撫で、熱で満たされた心身を焦らし苦しめる。
……
最上階の巨大な扉を開くと、そこは豪奢で巨大な寝室だった。ふかふかの絨毯が全面に敷かれ、テーブルには薄暗く妖しい雰囲気を醸し出すランプが灯る。
天蓋付きの何人も同時に横になれるようなベッドに、とても美しい人影が腰かけている。
彼女は足元まで届きそうな長い緑色の艶やかな髪と琥珀色の瞳を持ち、細身で牝鹿のようにしなやかな体躯を亜麻色の薄布で包んでいた。
そこへ近づこうと踏み出せば、世界が柔らかくなり、暖かく温和になり、丸くなり、形は煌めき、感情は熱くなる。
彼女こそこの城塞の中心であり、そして神性に近い存在、或いは神性そのものだと直感的に感じた。
「これはこれは。珍しいお客様だね」彼女が口を開けば、心は美の幻で満たされ、そしてそれが決して完成することのない悪夢で鞭うたれる。
「私はフール=ムール。この城塞の主さ。キミは、今宵の宴は御気に召したかな?」彼女の声は、無情な女性と無垢な子供のそれが混ざり合ったような色がした。
PCはここで部屋から立ち去り城塞から脱出してもいい。そうするならここでイベントは終了となる。そうしないなら次の項目へ進め。

◎大悪魔、<風雷神>フール=ムールとの遭遇
彼女と一晩楽しい時間を過ごしたいなら、戦神でもある彼女は自身を楽しませるように求める。
大ボスとして戦闘を行うこと。また、ランダムデータの他に以下の追加能力を持つ
 ▼風雷神の神威:このユニットの妖術は常に<広範囲型>であり、<必中>となる。自分自身にはダメージを与えない。

勝利した場合、フール=ムールの好感度が上昇し獲得CPが2上昇する。彼女と楽しい時間を過ごしたければそうしてもいい。
戦闘を望まない場合、或いはそうしたことを求めない場合は彼女と語り合いの時間を過ごすことになる。DPが余分に+1される。
いずれにせよイベントはここで終了となる。


【64:月光の廃墟】DP+2
  • 青白い月光に照らされた白い廃都の門をくぐる。街はまるで骨のように白く、水の底に沈んだ骸骨のように見えた。
光る透き通った何かが月光の中を泳いでいく。多分、魚だ。きらり、きらりと何かが月光の中に光る。
その姿はほっそりしていて、拳3つ4つ分の大きさなのに腕よりも細く、その上亡霊のように透き通った姿をしているからはっきりとは見えない。
泳ぐ音もせず魚臭くもない。清涼な風が吹き抜けるばかり。まるでこの状況そのものが幻のようだ。

廃墟に足を踏み入れた場合、何らかのイベントが起きる。1d6を振り以下の表を参照せよ。
●ランダムイベント
1:死を告げる乙女。月光の中を飛ぶ無数の泣き叫ぶバンシーの群れが、PCの死を予言する。シナリオ終了まで1点分の<呪い>の魔法の効果を受ける。
2:魔族の公女。美しい魔族の少女(NPCでもいい)が現れ、一つ助言をしていく。次のエリア決定ダイスは十の位が6に固定される。何らかの代償を支払えるなら、他の頼みを聞いてくれるかもしれない。
3:巨人の幻影。古代の破魔の巨人の幻影が邪悪を打ち砕く。魔物娘もしくはインキュバスだった場合、10d6の神聖属性ダメージを受ける。パートナーがいて条件を満たす場合、次の戦闘の1ターン目は援護を受けられない。
4:忘却の呪い。猫を見た気がするが、思い出せない。何か重要なことを忘れている気がする…。パートナーの<教育カウント>を+1すること。
5:子供たちの影絵芝居。顔のない子供たちが街の街路で遊んでいる。影のような街の人々の幻影が月光の中に浮かぶ。望むなら彼らの語らいに混ざることで<星霜の書の断片>を1個得られるが、代わりに生気を吸われシナリオ終了まで最大HPが30点減少する。
6:双魚。深淵が開き、巨大な双魚が現れ街を泳ぎ回り、遭遇したものに襲い掛かる。脅威度は1固定。無属性攻撃のみで仕留めた場合、<双魚の肉(若返りの秘薬の材料になるが、魔法的な保存手段が無いと1日で腐って持ち帰れない。6000G)>を1個得る。

ランダムイベントを終えた後、更に探索するのであれば、探索判定を行う。成功したら以下の探索表を適用したうえで◎朽ち果てた玉座へ進む。
●探索表
1~2:何も見つからない
3:古代の魔族の眷属。知性は低い。反応判定で<良い>以上が出てパートナーが居れば、シナリオ終了時まで仲間に加えることが出来る。
 この場合、パートナーは戦闘時に余分に1回行動できる。この行動は、敵にダメージを与える行動でなくてはならない。
 ただし、この眷属を連れているとエリア移動時に1d6を振り1が出るとパートナーの教育カウントが+1される。
4:古代の魔族の封印。1d6を振り6が出るとちょうど封印が解放される場面に遭遇し、出現したモンスターと戦闘になる。
 勝利すると《混沌の核》を1個入手する。
5:古代の遺物。さらに1d6をロールすること。売値が書いてないものは市場では値段が付かず売却できない。
 1:<不敗のチーズ>。いかなる攻撃でも傷が付かない凄まじい耐久力を誇る。が、あくまでチーズであり鎧にも武器にもならないし、特性上食べることもできない。なんの役に立つのかは不明。
 2:<動き続ける心臓>。持ち主から切り取られても動き続ける心臓。動力は謎。外部からのエネルギーの供給無しで動き続ける一種の永久機関と考えられるが、取り出せるエネルギーは心臓の収縮相応のものであり、利用するには少なすぎる。
 3:<人食いカバン>。50㎏まで入るリュックサック。中のものを取り出そうと手を入れると口に牙が生えて噛み付いてきて、手に3d6のダメージを与える。防犯に役立つ可能性はあるが、相手を区別しないのが問題。
 4:<愛のネックレス>。嵌めると首を絞めつけて無理やり心中しようとしてくる。愛って怖い。嵌めると窒息が始まり、外すには体力15に対しての体力の即決勝負で勝つ必要がある。窒息中は毎ターン1点疲労しし、また即決勝負で負けた分をダメージとして被る。
 5:<肉髄総覧>。赤い革張りの表紙の書物。66の悪魔の解説が精密な画像付きで書き込まれている。実のところこの画像は本に封印された悪魔たちであり、書物が破壊されると目覚め暴れ始める。
 読むだけなら無害に思えるが、問題は別のところにある。この本の背表紙には製作者を殺した未封印のダニ悪魔が潜んでいるのだ。本に触れると悪魔は目覚め、魔力を吸おうと飛びついてくる。
 PCもしくはパートナーに組み付いた状態で戦闘を始めること。ダニ悪魔のHPは100、防護点や能動防御は持たないが、小さいため命中判定に‐8の修正がある。通常の攻撃は行わず、手番ごとにPC相手なら魂を飲み干して生命力を1点吸収し、パートナー相手なら快楽と共に魔力を吸い上げ教育ポイントを1付与する。
 HPが0になるとダニ悪魔ははじけ飛び消滅する。それ以外の手段で引きはがすことは出来ない。減少した生命力はシナリオ終了時に元に戻る。
 6:<パワードスーツ型アイアンゴーレム>。全身に纏うように装着すると、ガープスマジックのアイアンゴーレムのデータで行動できる。敏捷力と知力は中身のデータを用いる。自立行動はしてくれない。売却するなら10500Gで売れる。
6:古代の魔術師が描いた魔法陣。触れるならさらに1d6を振り以下の結果を参照せよ
 1~2:NPCが飛び出してくる。どこか別の場所から転送されたらしい…
 3:呪詛が解放される。次の戦闘でのみ全てのダイス目は1不利な方向にずらされる。既に<呪い>を受けている場合は重複しない。
 4:浄化の光が解放される。PCが受けている全ての<呪い>が打ち消される。
 5:古の知識が流れ込んでくる。即座に1CPを獲得し、シナリオ終了時まで任意の知識系技能を<知力+4>で習得しているものとして扱う。若しくは取得している任意の知識系技能に+4ボーナス。
 6:謎の目玉が出現し、此方を凝視して消える。パートナーの教育カウントが+1される。


◎朽ち果てた玉座
廃墟の城の謁見の間には、常に色調を変化させる奇妙な金属でできた台座がある。
水晶塔の封印を6つ全て解放していない限りここには何もない。廃墟から立ち去ること。

6つの<水晶塔>の封印を解放している場合、ここには<時の蛇(上位ドラゴン、大ボス扱い)>が出現し、襲い掛かってくる。
●モンスター:<時の蛇> 大ボス扱いで、ランダム能力以外に以下の固有能力を持つ。
 <時間停止。妖術として扱い、使用したターンの通常攻撃に対して、相手は能動防御が出来ない。この時は部位は狙えない1回使用すると5秒の充電が必要となる>
戦闘に勝利すると<宝物表>で2回ロールでき、また<時の欠片>を1個入手する。
その後、最後の封印が解放され、台座が玉座に変化する。玉座に座ると、<魔印>が任意の部位に刻印される。
これはアポクリファの主である大悪魔の花押であり、魔術的な繋がりを意味する。
ただしその繋がりが有益なものになるかどうかは相手の好感度次第である。


◎鐘楼
<朽ち果てた玉座>イベントを起こし<魔印>を得ていないなら何も起きない。
<魔印>がある場合、鐘楼が魔力で淡く輝き活性化しているのがわかる。
鐘を鳴らすと、その音色が響き渡るにつれ深淵が開き街と一体化していくのが感じられる。
合計で12と1回鐘が鳴らされると、周囲の風景は完全に変わり黄金色に輝く美しい壮麗な宮殿に出る。
宮殿を探索する場合、1d6を振ること。
 1~2:黄金の泉。浸かると帰還時の獲得CPが+2される
 3:黄金の部屋。黄金の財宝で装飾された部屋。18000G分の黄金の塊を得られる。
 4:書庫。探索するなら1d6をさらに振る。
  1~3:希少な魔導書(3000G相当)1d6冊
  4:魔導書<スヴァーハの託宣>。鎖で縛られ開けない書物。片手を使用する。所持していると特定の系統(入手時に指定)の妖術の精度レベルが+1される
  5:魔導書<ドゥガナの外典>。鎖で縛られ開けない書物。片手を使用する。所持していると特定の系統(入手時に指定)の魔法の技能レベルが+1される
  6:魔導書<ユクタの断章>。鎖で縛られ開けない書物。両手を使用する。特定の魔法(消費エネルギー4以下)を入手時に指定し、それを使用できる巻物として扱う。使用しても消費されない。
 5~6:瘴気と触手のうねる部屋。探索するなら<星霜の書の断片>を2個発見する。
探索の後、最奥に続く道を発見する。そこに向かうなら次の項目<眠れる王の間>イベントへ進む。
もし途中で引き返したい場合は、再び鐘を12と1回鳴らすことで月光の廃墟へと戻ることが出来る。


◎眠れる王の間
背筋が凍るような禍々しい気配がする部屋だ。半径50mもの円形の広間であり、淡い魔法の炎が煌煌と焚かれ、中央に玉座らしきものがある。
そこでは豪奢なトーガを纏った巨躯の人影が、憂鬱そうに肘をついて玉座に腰を下ろしていた。
フードを被っており、その奥は(たとえ闇を見通せる目があったとしても)闇になっていて見えない。
周囲の暗闇には悪魔の影が見え隠れしているが、深く頭をたれたままだ。
大ボス級の魔物と戦闘になる。この時、ランダム能力に加えて以下の能力を追加する。
 ▼《壊れざる剣》周囲の全てを薙ぎ払う巨大な剛刃。通常攻撃のダメージに+8する。長さ5の近接武器を持ち、射程内の全ての対象を同時に攻撃できる。
倒すと…即座に次の項目、<彼方からの呼び声>イベントへと進め。


◎彼方からの呼び声
いつの間にかランタンや松明の灯りは消えており、とても暗い場所にいる。
目の前、手も届かんばかりのところには星々でいっぱいの夜空の様なものが広がっている。
突然、背筋におぞましい感覚が走る。上を見上げると、彼方から巨大な怪物がこちらに向かって飛来してくるのがわかる。
それは三腕三眼三脚の、半ば骸骨化した怪物だった。
骨質の外殻の内側には闇がわだかまっている。三本ずつの手足は肘や膝の関節が2個ずつあり、長く自在に動く。
それぞれの手には星の光が宿りし魔法の曲刀が握られている。
三眼の怪物、<星の大公ザーン>と戦闘になる。

●星の大公ザーン:大ボスとして扱い、ランダム能力に加えて次の追加能力を持つ
 ▼<星の刃>:妖術行動を放棄する代わりに通常攻撃を3回行うことを選択できる。
 ▼<星の歌>:妖術行動の代わりに使用。HP100の分身を生み出す。与えるダメージはザーン自身のものの半分であり、他のデータはザーン自身に準ずる。
 ▼<星の意思>:PCにパートナーがいる場合、妖術攻撃の代わりに使用できる。パートナーの<教育カウント>を1増加させ、次の支援行動は<星の大公ザーン>を主として適用される。
 パートナーの<教育カウント>が5以上になった場合、以降はこの能力を使用しなくても効果は戦闘終了まで継続する。

倒すと結晶体<星界の知識>をドロップする。
巨大な怪異を打倒すと、いつの間にかPCは廃墟の中央、鐘楼の前に佇んでいる。
振り向くと、いつの間にか<秘密侯爵>が居り、彼女の<嘗ての下僕にして反逆者>である星の大公を打倒したPCを賞賛する。
星の大公が残した<星界の知識>は彼女の手の中で<星霜の書1レベル(無為自然1レベル)>に変わり、褒賞としてPCに渡される。
また、追加で<宝物表>で5回ロールしその結果も入手できる。最後に、リオンからの好感度が大きく上昇する。
星霜の書は以降、<星界の知識>、もしくは<星霜の書の欠片>を10個吸収するごとに1レベルずつ上昇していく。
<星霜の書>は1シナリオにレベル回まで使用できる、消費されない<星霜の書の欠片>として扱う。2つ以上所持することは出来ない。



【65:滅びの亀裂】DP+2
噴火中の活火山の麓に居る。火山の頂上部からは絶えず真っ赤な火柱が上がり周囲を赤く照らしている。
暫く歩くと中腹に巨大な地割れのごとき亀裂が見つかる。奥からは熱気と強い炎の魔力が漂ってくる。
亀裂の中に入るなら◎火の室イベントへ進め

◎火の室
熱気が漂う地獄への入り口のような洞窟を進んでいる。ところどころに火の粉が舞い、精霊の息吹を感じる。
ランダムイベント表を振れ。
●ランダムイベント
1:噴煙。火口から吹き上がる噴煙が満ちている場所を通る。煙を吸い込むと鼻やのどが焼かれるような激痛が走る。
 生命力‐10抵抗に失敗すると5d6の毒属性ダメージ(防護点無視)を受ける。このダメージは休息をとれる場所で休息するまで回復しない。
2:獣の巣。狂暴な魔狼の巣に迷い込んでしまった。モンスターとの戦闘を行う事。勝利すれば先に進める。
3:地鳴り。静かにしないと危険。忍び判定に失敗すると、地下水が噴き出して全員に直撃し10d6の水属性叩きダメージを受ける。
4:火蜥蜴の巣。炎を纏った蜥蜴が屯する場所に踏み込んでしまった。逃げるなら追撃を受けて炎属性の10d6ダメージを受け先に進める。
 戦うならモンスターと戦闘を行うこと。
 勝利した場合、隅に石で造られた船、《石船》があることがわかる。約500㎏の重量があるが、持っていきたいなら持っていっても構わない。
5:火の小鬼たち。手癖の悪いその小悪魔たちは、PCの持ち物をくすねようとしている。敏捷力判定に失敗すると、お金以外の選んだアイテムを一つ奪われる。
6:放棄されている奇怪な神殿。探索するならば探索判定を行う事。成功すれば1000G相当の宝石を一つ入手する。失敗すると神罰を受けてシナリオ終了まで1点分の呪いの魔法の効果を受ける。
イベントを解決し先に進むなら、◎赤き瀑布イベントへ

◎赤き瀑布
ゴオゴオとすさまじい音を立てて、真っ赤な溶岩が流れ落ちている。
ここは地底に広がる溶岩の大河、その始まりだ。地底の暗闇を焼く溶岩の瀑布が数百メートルに渡って広がっており、
降り注いだ深紅の奔流は集い大河となって流れていく。

溶岩の大河の前には、深紅の水晶で作られた高さ2mほどの塔がある。
水晶塔に近づくと<火の蛇>が出現し戦闘になる。水の蛇は大ボスとして扱い、以下の追加能力を持つ。
 ▼炎上。無敵:熱属性。火の蛇の全ての攻撃は熱属性として扱う。周囲1m以内の相手に毎ターン防護点無視で10点の熱属性ダメージを与える。
倒すと宝物表を1回ロールするのに加え、火の欠片をドロップする。直後に激しい振動と共に水晶の塔が紅の閃光を放つ。<火の水晶塔の封印を解除した>ことを記録しておくこと。

この先に進むなら、飛行する手段もしくは溶岩の上を渡れる船(《石船》)が必要になる。
そうしたアイテムや手段があり先に進むならば、ランダムイベント表を振ること。
●ランダムイベント
1~2:噴火。溶岩の流れが急激に変動し、地の底から深紅の柱が吹き上がる。その飛沫がPCに降り注ぐ。敏捷力判定に失敗すると10d6の熱属性ダメージを受ける。
3~4:火の悪魔スキアニールの群れが襲ってくる。モンスターと戦闘を行うこと。船の上のため、慣れていないキャラクターは‐2の修正を攻撃と防御に受ける。
5~6:流れ着く箱。回収するには飛行能力か、ボート技能での判定が必要。恐るべき耐火性能と頑丈さを誇る箱を開けてみると、中から輝くファイアオパールが転がってきた。PCの人数分ある。それぞれ1d6x1d6x1d6x1d6x10Gの価値がある。
イベントを終えたら◎溶岩湖の宮廷へ

◎溶岩湖の宮殿
真っ赤に煮えたぎる溶岩の湖が広がっている。その真ん中に突き出した岩の上に、王冠を思わせるきらびやかな宮殿が築かれている。
宮殿へ進みたい場合、この湖を渡る必要がある。宮殿までの距離は100mである。
●飛行能力で渡る
 この場合、溶岩が渦を巻き噴火のように伸びあがり、撃ち落とそうとしてくる。毎ターンよけの判定が必要。失敗すると12d6の熱属性ダメージを受ける。
●石船で渡る
 非常に危険である。溶岩が乱流を作っており、ボート‐4判定が3回必要。失敗すると溶岩に投げ出されてしまう。飛行能力等がなければ死亡する。
●永久氷晶を使う
 最も安全な方法。このアイテムを使用すると、このエリアを離れるまで溶岩湖が冷えて固まり歩いて進めるようになる。石船は置いていくしかないが。

いずれにせよ渡ることに成功したら◎古代城の探索イベントへ進め

◎古代城の探索
内部を探索する場合、1d6を振ってランダムイベントを解決せよ。
●ランダムイベント表
1:運命の呻き声。門を潜ると悍ましい呻き声が士気を挫く。-10ペナルティで恐怖判定を行うこと。失敗すると恐怖表の効果に加えて、これ以上城の奥に進みたくなくなる。次のエリアに向かうこと。
2:疫病風。かつての戦役で呪術師によって放たれ城を襲った病の精霊の1匹と出くわす。生命力‐10で抵抗すること。失敗すると腐れ病に感染してしまい、治るかシナリオ終了までHPが回復できなくなる。
3:忘却の枯れ葉。城を守る守護精霊の生き残り。敏捷力19に対する即決勝負に失敗すると、更に知力‐20で抵抗する必要がある。
 失敗すると、組み付かれている間、知力を毎ターン1ずつ奪われる。3以下になると行動不能になってしまう。振りほどく場合の相手の体力は20として扱う。なお、火に弱く1点でもダメージを受けるか
 火をつける効果を受けると即座に燃え上がり灰になってしまう。それ以外の属性の攻撃は効かないため、火を起こす手段がない場合は逃げた方がいい。
 歩行速度は遅いため、敏捷力判定に成功すると逃げ出すことは出来る。
4:魔法陣の部屋。自動的に儀式が進み、影の悪魔アンドラスが召喚される。合理的なことに、最初のいけにえは侵入者であるPCに設定されているようだ。
 ボスモンスターと戦闘を行うこと。次の追加能力を持つ
 ▼影の躰…無属性攻撃を防護点をひいた後に半減する。非実態に影響する攻撃に対しては無効。
 勝利すると《混沌の核》を1個入手する。
5:研究室。魔術師の研究施設らしき場所。生活感もいくらか。探索する場合は探索判定を行う事
 成功した場合、《アイオーンの瞳(時計の魔法が魔化された腕輪。売値3250G)》を1個入手する
6:宝物庫。中にかろうじて残っていた財宝を獲得する。<宝物表>を1回振ること。
イベント表を解決した後で、探索判定を行い成功すれば<黒魔鉱石>を1個、および<宝物表>から1つのアイテムを得る。
また、最深部への道が見つかる。最深部に進むなら、◎古の魔法王へ

◎古の魔法王
豪奢な深紅のカーペットが敷かれ、煌々と輝く魔法の明かりに照らされた部屋だ。
奥には一段高くなった場所に玉座があり、そこにはフードとローブで全身を覆い隠した人影が座っていた。
フードの下は深い闇になっており、その正体は伺えない。
中に踏み込むと、カーペットが燃え上がりあっという間に朽ち果ててしまう。
同時に、フードの中に2つの赤い光点が灯り、ぞっとするような視線がPCに向けられたのを感じる。
デスロードと戦闘になる。大ボスとして扱い、以下の能力を追加で持つ
 ▼魔法王の英知:無敵/妖術、魔法の特性を持つ。防護点無視のダメージは無効化できない。
勝利した場合、<星霜の書の断片>を1個、<翼の紋章の魔剣の残骸>を1個入手する。
ここでこのエリアのイベントは終了となる。


【66:深い淵の底】
気が付くと、そこはとても美しい女性の寝室に居た。
彼女はほっそりとした卵型の顔だちで、艶のある黒髪を靡かせ、司書服を思わせる装飾が施された透けるように薄いネグリジェを纏っている。
周囲には書斎の様に本棚が立ち並び、漂う凄まじい魔法のエネルギーが感じられる。
今目の前に居るのは神性に近い存在、或いは神性そのものだと直感的に感じた。……?

●異変
大悪魔の被っている状況を決定するため、以下の表をロールすること。
<状況表>
 1~2:ラフムや聖杯の泥、混沌の肉塊のごときものに寄生、汚染されている。
  魔物娘のアトラクナクアのように蜘蛛の寄生体の上半身のようにされ魔力や知識を吸われていたり、触手服に悶えていたり、体表に浮かび移動する二次元の刺青のような蜘蛛に支配されていたりする。
  PCを見ると、新たな浸食対象を増やすために襲い掛かってくる。大ボス扱いとし、戦闘を開始せよ。更に、ランダム能力に加え以下の能力を持つ。
  ▼<蝕み>:PCにパートナーがいる場合、妖術攻撃の代わりに使用できる。パートナーの<教育カウント>を1増加させ、次の支援行動は術者を主として適用される。
   パートナーの<教育カウント>が累計5以上である場合、以降はこの能力を使用しなくても効果は戦闘終了まで継続する。
  撃退して何らかの方法で浄化すると、浸食から解放される(なお、魔物にとって最も一般的な浄化は性行為、精吸収を通じた魔力浸食である)
  大悪魔を浸食から解放した場合、好感度が上昇し<星霜の書の断片>を1個入手できる。
 3~4:基本的には1~2と同じだが浸食支配が強まっている。浸食体とリオンを、離れることのできない別々のユニットとして扱い双方と戦う必要がある。
  (追加で<二体>の特性が適用される。もしすでにこの特性を持っている場合は、<二体>の特性がある段階の特性表をもう一度振り、データに加算すること)。さらに以下の能力を持つ。
  ▼<蝕み>:PCにパートナーがいる場合、妖術攻撃の代わりに使用できる。パートナーの<教育カウント>を1増加させ、次の支援行動は術者を主として適用される。
   パートナーの<教育カウント>が累計5以上である場合、以降はこの能力を使用しなくても効果は戦闘終了まで継続する。
  大悪魔を浸食から解放した場合、好感度が大きく上昇し<星霜の書の断片>を2個入手できる。
 5~6:本来の大悪魔の姿でそこにいる。PCに興味を持ち会話を求める。イベント:大悪魔の戯れに進むこと。

◎大悪魔の戯れ
友好的に接した場合、彼女は<秘密侯爵、リオン=グンタ>と名乗り、自分の領域の最深部までたどり着いたPCに興味を持つ。反応判定を行え。
<とても良い>以上だった場合、彼女はPCを気に入り寝室で語らいの時間を共に過ごそうとする。受け入れる場合は下の表でさらに反応を見ること。
もし受け入れなかった場合、或いは反応判定が<とても良い>に達しなかった場合、彼女は機嫌を損ねる。下記の表の<8以下の場合>を参照せよ。

●大悪魔との一夜…(2d6を振る。ゾロ目なら足していく。反応修正がある場合、本来の5分の1だけ結果に加算される)
 ~8:PCは浅ましいだけの輩だった。大悪魔は機嫌を損ねる。シナリオ終了時の獲得CPが‐1される。
 9~11:それなりに満足はさせられたようだ。大悪魔の好感度が上昇し、余分に2点のCPを得る
 12~:とても楽しく有意義な時間だった。大悪魔の好感度が大きく上昇し、余分に2点のCPを得た上で、<星霜の書の断片>1個を贈り物として得られる。






<宝物データ>
★Aランクお宝表(2d6を振る。価格は全て市場取引価格。売却時は半額)
2:北向きの針(常に北を指す魔法のコンパス。1000G)/月光の指輪(使用宣言で1回だけ知力抵抗に+2、1000G)/薔薇のチョーカー(使用宣言でHPを2d6回復し壊れる。1000G)
3:陽光の指輪(使用宣言で1回だけ生命力抵抗に+2.1000G)/禁じられた知識(下記参照、+1、1200G)/火蜥蜴の髪飾り(行動消費で投げつけると3d6の<爆裂火球>になる。1500G)
4:韋駄天のブーツ(履くと移動力が1増える。ただしよけは上がらない。2000G)/星霜の書の断片/いい耳栓(聞きたくない雑音だけをシャットアウトする耳栓。2000G)
5:セイレーンドレス(軽やかに踊れるドレス。2400G)/パワーストーン7点分(2000G)/星霜の書の断片
6:水晶の首飾り(毒や病気に抵抗する場合に+2。3000G)/発火尻尾(3000G。<発火15>が魔化された尻尾)/保温コート(保温魔法が掛けられたコート。5000G)
7:ブラックベルト(締めると防護点に+1されるベルト。要<空手>15レベル以上。5000G)/光の護符(アンデッドからの攻撃に対して受動防御+1、4000G)/サイレントシューズ(<静寂>の魔法が込められた靴。5000G)
8:マジックコスメ(化粧セット。変装して騙す判定に+2、4000G)/双魚の肉(若返りの秘薬の材料になるが、魔法的な保存手段が無いと1日で腐って持ち帰れない。6000G)/星霜の書の断片
9:10点分のパワーストーン(4000G)/幻影の首飾り(装備すると幻覚被せが働き特定の人物の姿になる。あくまで幻覚なので能力などは変わらない。5000G)
10:サイレントシューズ(<静寂>の魔法が込められた靴。5000G)/星霜の書の断片/15点分のパワーストーン(8200G)
11:メイシャの羽飾り(歌姫用の宝石飾り。歌唱判定に+2。8000G)
12:奇跡の首飾り(瀕死、若しくは瀕死状態からの完全な死亡を1回だけ防ぐ。10000G)


★星霜の書の断片
外観:様々。魔導書、石板、工芸品など
効果:1回だけ、取得していない任意の技能を取得しているものとして判定できる。
市場取引価格:取引不可能
解説:アポクリファに蓄積された膨大な情報にアクセスするための触媒。古代の秘密、禁じられた知識に至る手がかり。
消費することで、1回だけ任意の知力基準の技能を、その基準能力値に等しい値で取得しているものとして判定を行うことが出来る。
或いは、判定を行う代わりに成功度0扱いでダイスを振らず自動的に成功することを選んでもいい。
準備は必要ないが、道具や必要なもの(魔法のエネルギーなど)は必要であり、足りなければ判定は行えない。




最終更新:2021年07月20日 20:58