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純愛」(2006/03/29 (水) 13:58:51) の最新版変更点

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*Pure Love【執筆者/藍奈】 ---- 「英二、今度の休みにどこか出かけないか?」 昼休み。俺は、大石と一緒に弁当を食べていた。 部活の話しとか、不二やおチビの話をしていると、突然大石からデートの誘い。 「なになに?急に、出かけようなんて」 「いや・・・最近、二人で出かけてないから、たまにはいいかなって思って」 「ふ~ん・・・・いいよ。遊ぼう」 そんな感じで、今度の休み。二人で出かけることが決まった。 + + + + 「はぁ・・・・・デート・・・とは違うか」 家に帰り着くと自分の部屋に閉じこもる。 ベッドに寝っ転がり、くまの大五郎を抱きしめる。 「いつからだっけ・・・」 俺が大石のこと、好きになったの。 最初は普通の友達だった。 すっげお人好しで、いいヤツだなって思って。 ダブルス組むようになって・・・大石のこといろいろと分かってきて。 気づいたら好きになってた。 「大石・・俺が告白したら、驚くかな・・・・」 告白したいと思ったことはない。 だって、怖いじゃん。 拒絶されたら・・・ それを考えると何も言えなくなる。 それに、大石は優しいから・・・・同情とかされたら、自分が惨めなだけだし。 「はぁ・・・」 何度目かの溜め息をついて、俺は寝た。 + + + + 駅前の時計の下が集合場所。 待ち合わせ五分前に着いた俺は、笑いが出た。 「大石、来るの早すぎ!」 待ち合わせ場所には大石がいて、俺が来ないかキョロキョロしてた。 「英二・・・待たせちゃ悪いと思ってな」 恥ずかしいのか、照れくさそうに笑う。 そんな大石が愛しいと思う。 「で?何分前に着いたんだよ」 「笑わないか?」 「さぁ?」 「・・・30分くらい前・・かな?」 「・・・・・・・・」 一瞬唖然とすると、俺は笑いを堪える事が出来なくて笑った。 「な、何もそんなに笑う事ないだろ」 「だって・・大石、早すぎっ・・・」 「悪かったな。ほら、行くぞ」 頭を掻くと、俺の手を引いて歩き出す。 大石の手は・・・ほんの少し熱かった。 映画を見て、ファーストフードで昼食をとる。 「あの映画、おもしろかったな」 「あぁ。ラストは意外だったけどな」 さっき見た映画の話をしながら、ハンバーガーを頬張る。 どこにでもある光景。 ありふれた会話。 隣には、ラブラブな恋人たちが楽しそうに会話をしている。 (楽しそう・・・結局、俺らは友達にしか見られないんだろうな・・・) 心の中で呟いて虚しくなる。 ぼんやりとハンバーガーを見つめていると、大石の声が耳に入ってくる。 「・・・じ・・・英二!!」 ---- 現在作成中。

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