■CRIMAX PHASE
◆Crimax 01 “邪神”セルノーグ
「神気…解放ッ!!」
グローヴィスが詠唱を開始すると、彼女が纏っていた炎の神気が一気に彼女の持つ剣に収斂されていく――。
メルヴィナ:エクス…!!
GM:カリバァァァ!!!…って違うよ!?(一同爆笑)
「神具解放ッ!!“アーマゲドン”ッッ!!!」
グローヴィスが叫ぶと同時に剣を天に突きだすと、剣を纏っていた炎が敵の軍勢を覆い尽くした。
GM:隕石のような一撃が敵の3分の1を吹き飛ばす。どーーーーん!
シド:アルマゲドンに寄せちゃっていいの?(笑)
GM:ま、まぁ宝具だし。
メルヴィナ:炎の雨が降る中、スローモーションで並んで歩く私たち(一同爆笑)
GM:エアロ・スミスがBGMね(笑)
シド:まぁいい!道が開いた!!行くぞ!!
GM(兵士):「両翼は私たちが抑えます!!」
GM(グローヴィス):「頼んだぞ!!」
シド:任せろ!俺たちは正面突破だ!!
グローヴィスの炎により手薄になった敵軍の中心を突き進む一行。
しかし、一歩一歩進むにつれ、禍々しい瘴気が濃くなっていくのを感じる。
メルヴィナ:まったく…これだから陰湿な男って嫌になっちゃう!
シド:カリブルヌス持ってたら瘴気を防いでくれたりしない?
GM:カリブルヌスの周りくらいは瘴気を防いでくれるかな。じゃあシドが瘴気を一閃すると目の前の瘴気が晴れていくよ。
シド:さすが神剣…!このままセルノーグのとこまで突っ切るぞ!
瘴気と兵を薙ぎ払いながら、瘴気の中心へと突き進む一行。
そして、戦場全体を覆う禍々しい瘴気の中心に、邪神セルノーグは立っていた―!
「ほぉ…よもやあの場面で神気を開放してくるとは…。あの小娘もとうとう耄碌したと見える…」
一言一言から発せられる圧力は、アイノス一行が今までに対面したどの敵よりも圧倒的なものであった。
シドは震えだしそうな膝に力を入れ直しながらセルノーグへ向かっていく。
「シドさん、焦らないでください!」
少し後ろを走る
シャオレイが声をかける。シドはふっと心配げにこちらを見つめるシャオレイに目をやり、軽く息を吐いた。
「ああ、サンキュな。」
「シド!支援は任せなさい!」
メルヴィナも声をかけてくる。
「私のことは気にしなくていいわ」
少し先を走るリンがそうつぶやくのが聞こえた。
「……頼りにしてるぜ。3人とも。」
メルヴィナ:それで?3人の中で誰を一番頼りにしてるのかしら?(一同爆笑)
GM:おい、だいぶ余裕あるな(笑)君ららしいっちゃらしいけど。
セルノーグの視界に、少し離れた場所からこちらへ向かってくる人間たちが映った。
「んん?…少し我々と似た匂いがするが…まぁいい」
「リンさん、無理しないでくださいね」
いつもより険しい顔をしたリンの顔を見ながらシャオレイは声をかける。
「……昔の男は忘れる主義なの。大丈夫よ。闇に近づけば近づくほど扱える力も大きくなるから」
先ほどから身体の内に宿る瘴気が、リンにささやきかけているのを自身でも感じていた。
「メルヴィナさん」
すぐ横を走るメルヴィナにそっと耳打ちをする。
「リンさんとシドさん、さっきからなんだか様子がおかしいと思うんです。もしものときは…」
GM:(ヒソヒソ)あの2人、デキてるんじゃね?(一同爆笑)
シャオレイ:そうじゃねーーよ!!!
シド:もう、真剣なシーン全部台無し~!ラブコメき~ら~い~!(笑)
メルヴィナ:もしもの時は、あの2人を守って私たちは…!!そうね…負け組は華麗に散りましょう…(一同爆笑)
シャオレイ:そんなメルヴィナの気持ちのこもったアイコンタクトを、間違った解釈で受け取ってうなづくよ(笑)
GM:おかしなことになってきたぞ(笑)
そんな後ろの二人の目を盗み、リンはシドにつぶやいた。
「見分けがつかなくなったら、『ヤバい』と思ったものは斬り捨てるのよ。」
「肩に力入り過ぎだぜ?もしお前が『ヤバく』なっても俺が正気に戻してやるよ」
シドの言葉にリンは心の中で答える。
「……そんなことできれば苦労しないのよ」
メルヴィナ:そんなスキル無いのよ!(一同爆笑)
リン:そう!まだそんなスキル取ってないのよ!(笑)
シド:だからいいシーンが台無しだよぉぉおお!何ですか!お前らシリアスな空気に耐えられない病気ですか!?
シャオレイ:つい思わず(笑)
メルヴィナ:そういうシリーズだからねっ☆
GM:じゃあシリアスにしてやろう!なんなら戦闘も始めてやろう!(笑)
濃くなっていく瘴気をものともせず、目の前まで迫ってきた人間にセルノーグはつぶやく。
「人の身でありながらここまで来た蛮勇、褒めて遣わす。褒美として、死して我が軍勢に下るがよい―!」
そうつぶやくとセルノーグが纏っていた瘴気を一気に開放してきた!!
●第1ラウンド
- エンゲージ1:セルノーグ、シド
- エンゲージ2:リン、メルヴィナ、シャオレイ
(※上記配置は≪陣形≫使用後のもの)
セットアップでは≪陣形≫をはじめ、各々が戦闘態勢に入る。リソースとして残っているのは秘奥義スキルと残り少ないフェイトのみ。
一行は神に勝つことが出来るのか…!
GM:ボス戦でおなじみの≪シャングリ・ラ≫もキマシタなー。火属性っぽいガーデンなのになぜか風の空間のアレ(笑)今回≪シャドウスフィア≫取ったし、演出変わるとかないの?
シャオレイ:いやあ…特にないかな(笑)
シド:空中庭園テニアが若干暗―い感じに…
GM:闇堕ちした感じね(笑)。今や魔界にあるしなぁ。
シャオレイ:シルフィちゃんの記憶にあるきれいな頃のテニアの再現だから!(笑)
GM:(どどんとふ見て)あ!そしてセルロースの画像がいつの間にか骨にされてる!セルロースの化学式にしようと思ってたのに!(一同爆笑)
シド:一応クライマックスだからねっ!
GM:まさにセルノーグって感じのカッコエエ画像になっとる。シナリオ的にもせっかくの場面だしね(笑)
リン:ではいきますよー…とはいえ、もうEP使ったら死ぬんですよね、私(笑)。マイナー≪フェイント≫、メジャーアクションで≪ビースティング≫かな…(ころころ)3クリティカルだよ!7D振って出ないわけないのだよ!
GM:基本的に避けることは考えていない!…(ころころ)ファンブルぅ~!(笑)
リン:≪ピアッシングストライク≫!だいぶ火力が落ちるんだよねぇ…
GM:そりゃ≪デスブレイド≫と一緒にしちゃアカンでしょ。
リン:やや低いか?69点物理ダメージ!妖魔、魔族、魔獣だったらダメージさらに乗るけど…?
GM:残念だが、こいつはさらにその上の“邪神”だ!
リン:残念…。でも1点でも入ればリアクション-1Dね。
GM:まぁ避ける気など毛頭ないわ!こちらの攻撃だな。ムーブで≪ファストドロウ≫、マイナーで≪カーススペル≫だ。リアクションに-1Dだね。そんでメジャーアクションで≪連続魔法≫使おう。≪レインボーカラー:光≫に、通常の<闇>属性魔法を飛ばすぜ!
リン:はい!ここが撃ちどころだと思います!≪インタラプト≫で≪連続魔法≫を止めます!
GM:OK。まぁ問題ない、問題ない。≪ファストドロウ≫潰されたのは痛いが。
シャオレイ:シーン1回だもんね。
リン:さ、メルヴィナさんよ!
メルヴィナ:さて、さっと毒入れて帰ろっ☆ ≪イビルベナム≫+≪イビルハント≫!ハント、ハントっ!命中は31だね。
GM:ダイス目は走ってるけど回避も減らされてるし…無理だね!
メルヴィナ:54点貫通で[毒(2)]だね~。
GM:じゃあ64点ダメージ…っと。
リン:あ、なるほど。毒を打ち消したんですね?
GM:≪BS無効≫でござる。そりゃそうだ!
シド:嫌だ、毒に侵された邪神とか…(笑)
シャオレイ:次は私ですかね。なんかさ、あいつの攻撃のパターンから考えて属性が<闇>じゃないかって思っているんですよ。
シド:まぁ、でしょうな。
シャオレイ:そうすると私は≪シャドウスフィア≫を撃たない方がいいってことですよね?
メルヴィナ:敵の魔法防御2倍で計算、だっけ?
GM:そうだね。敵の属性変えてから殴ればいいんじゃね?
シャオレイ:そんな技があるとお思いで?(笑)じゃあ、マイナーでまず[MPポーション]を飲みましょうかね。そんで…メジャーで≪エアリアルスラッシュ≫+≪リゼントメント≫!
GM:命中直前に宣言していいかい?≪カウンタースペル≫!君の魔法はここで終わりだ。
シャオレイが杖の先に魔力を集中させ、まさに放たんとした瞬間、邪神の手がシャオレイに向けられた。
その手の動きに呼応するように、シャオレイの杖の先に黒い瘴気が絡みついてきた。
慌てて振りほどくが、そこに集中させていた魔力は、全て瘴気に飲みこまれてしまっていた――
シャオレイ:お、おぅ…
GM:魔法専用の≪インタラプト≫ってとこかな。では次の人~。
シド:はいよ~。では≪ボルテクス≫ぶち込むぜ。≪ファストセット≫を使い、≪スマッシュ≫+≪トゥルースマイト≫、メジャーで≪ストラグルクラッシュ≫!その1発目を≪ボルテクスアタック≫だな。
GM:それは消せんな~。
シド:まずは命中だね…(ころころ)22!
GM:こちとらリアクション1Dなもんでね…(ころころ)無理だね!…あれ?コイツ≪アベンジ≫持ってんじゃねーの?!
シド:あぶねえ!しーらないっ!!(笑)ではDR直前に[フラガラッハ]発動して防御無視!…(ころころ)やや低いけど…208点!
GM:それ防御無視だよね?痛ってぇな!(笑)
シャオレイに向かっていたセルノーグの隙をつき、フラガラッハの輝く刀身を邪神の懐へ叩きつける!
シド:魔法がダメなら、剣でどうだ!!
GM(セルノーグ):「模倣品とはいえ、これが神具の剣の威力か…フフ、面白い。小娘では飽きてきたところだ」
シド:「まだまだァ!!」と2撃目!…(ころころ)29といって命中!
GM:基本無理!どうぞ!
シド:121点物理攻撃!
GM:おっけおっけー。では「面白い…。我が瘴気を受け入れればさらに磨きがかかるぞ?」
シド:あいにくその瘴気は身体に合わなくてね!
メルヴィナ:その人、虹色じゃないと輝けない人だから!
シド:違ーう。
GM:クリンナップかな…と前に、じゃあ≪2回行動≫。
一同:おお!?
GM:≪ファストドロウ≫使っちゃったしなぁ。うーん……ムーブで≪マジックブラスト≫、マイナーで≪カーススペル≫でリアクション減らして、≪レインボーカラー≫+≪魔法攻撃≫をこのエンゲージかな。
シド:くっ…防御無視で来るのか。もう≪蘇生≫切っちゃってるしな。
GM:まずは≪レインボーカラー≫だな…(ころころ)うん!クリティカルだね!
メルヴィナ:避けられない~
GM:やっておいてなんだけど、セルノーグが光属性を付与してくるって変な感じね(笑) 演出としては「瘴気で防具が劣化していく」ってイメージで。「その姿の方が似合っておるぞ?」
リン:ただのセクハラジジイじゃねーか!(一同爆笑)
GM:ホントだ!(笑) でも男のなんか見たくねーわ!メジャーアクションで≪魔術攻撃:闇≫!
シャオレイ:メルヴィナもいるんだよなー。
GM:メルヴィナは、ほら、スチル回収があるから。
シド:もともとあいつ鎧なんか着てないだろうに。
メルヴィナ:軍服仕様だからっ!
GM:…と言ってる間にクリティカル!
リン:うわあ…
GM:ダメージいくわよ。そんなに高くないよ。136点の貫通かな。
メルヴィナ:え~、≪ワイドプロテクション≫?
シド:なんで疑問形?!
メルヴィナ:私耐えられない気がするのよね…。
GM:≪プロテクション≫と≪ガーデン≫の2枚で50点くらい防げばいいんでしょ?
シャオレイ:41点でたよ~。
メルヴィナ:えーと……(ころころ)21点!おお1点残った(笑)
GM:みんな生きてるね~。じゃあクリンナップね。あ、さっき1点でもダメージ受けてると[スタン]が入るんだけど……ああ!いっつも[スタン]と[放心]がごっちゃになる!(笑)
リン:えっと…[スタン]はリアクション-1Dで、イニシアチブで解除!
シド:え、ダメじゃんそれ。
GM:さらに≪パラライズチェイン≫持ってるから、あらゆる判定に-5Dすると。
シド:ふざけやがってよォ!(笑)
GM:イニシアチブきたら治るからいいんじゃない?
シド:回避の時だよ、回避の時!
GM:うん……それは知らんわ。(しれっ)
シド:くっそー、もともと避ける気ないけどさ~。
リン:さてどうするかね。≪クイックヒール≫を誰に使うかが問題かな?メルヴィナさん自分に使うんじゃないですかね?
シャオレイ:そうですねー。次の敵の攻撃を≪カバーリング≫してシドが守っ…死んで…(笑)
リン:困ったことに相手は≪連続魔法≫なのよね…
GM:再行動込みで4回攻撃が飛んで来ると思っていただければ。
シド:次のターンで倒すくらいの勢いでいかないとな。
シャオレイ:メルヴィナさんに死なれると困るんだよねぇ。≪レイズ≫無くなるんですよ…。
GM:ゾンビファイター戦法やるつもりか!だったら君たち、最初っからセルノーグの軍勢に入ればいいではないかっ!(笑)
シド:一緒にすんじゃねえ!
メルヴィナ:ゾンビへの敬意はあるわよ!
シャオレイ:とにかく、≪クイックヒール≫はメルヴィナさんがいいんじゃないです?
リン:そうね。次の敵の攻撃は、一発目はシドさんがメルヴィナさんをカバーして、2発目は≪アフェクション≫かな。
シド:2回目の行動は知らんっ!!
メルヴィナ:私回復でいいの?要る?
リン:だってシドを全回復する必要なくない?
シャオレイ:どうせ死ぬもん!
シド:もうちょっと言い方考えてっ!
メルヴィナ:さっきの作戦だと私ダメージ食らわないし、回復する意味あるかなって。
シャオレイ:あー、それもそうか。
メルヴィナ:そしたら、攻撃しのいだ後に取っといてもいいかなって。きっと対策の対策してくるから!(チラッ)
●第2ラウンド
- エンゲージ1:セルノーグ、シド、メルヴィナ
- エンゲージ2:シャオレイ
- エンゲージ3:リン
※冒頭、≪アンビテクスタリティ≫の効果適用範囲について検証。
結局、「短剣・鞭」以外の装備には適用されないことが判明。
シャオレイ、メルヴィナの盾により、セルノーグの猛烈な連続魔法をかろうじて防ぎきることに成功したが、負傷の色は濃い…。
リン:あ、私か。マイナーで≪ピアシングミアズマ≫、メジャーアクションは…≪ビースティング≫だな。
シド:まだあったのか≪ミアズマ≫。
リン:あるよ~。さて当たるといいな~…(ころころ)はい、クリティカルだよ!
GM:こっちがクリティカル出せばいいんだろう?…(ころころ)ほらみろみんな!(←失敗)
リン:では≪ピアシングストライク≫で…(ころころ)62点貫通!
GM:うむ、地味に痛い。次はセルロースの番だ。ムーブで≪マジックブラスト≫、マイナー≪カーススペル≫、メジャーで≪連続魔法≫!闇魔法2回でいいでしょう。
シド:とりあえず避けるぞ。
メルヴィナ:私たち避けられないでしょ!
GM:そうだ、君たち-5Dかかってたね(笑)
リン:もはや振る必要性…(笑)
シド:あ、≪カバーリング≫!
GM:131点<闇>魔法の貫通!カバーしてるから2倍かな?
シド:じゃあ≪パーフェクトボディ≫で復活…
リン:ちょっと待って。致命的なミスに気が付いたんだけど…
GM:なんだなんだ。
リン:≪カバーリング≫って防御中1回じゃない?≪アフェクション≫も片方しか消せない…となると、どっちか死んじゃうよね?
シド:メルヴィナさん死んじゃうと≪レイズ≫使えないよね?
メルヴィナ:でもシドが死んでも≪ボルテクス≫なくなっちゃうよ。
リン:あう…
メルヴィナ:そしたら、次は私が行動放棄でカバーかな。
シド:よし、それでいこう。まずは俺が食らって死ぬけど、≪パーフェクトボディ≫で復活だな。そんで2発目だな。
GM:そんじゃいくぞ?…(ころころ)クリティカルしたなっ!
メルヴィナ:クリティカルの無駄遣い…愚かな。
GM:いや、ダメージ増えるし!…って、さっきよりダメージ下がったんだんだが?(笑)129点<闇>魔法だよ。
メルヴィナ:じゃあ私、行動放棄でカバーして自分に≪アフェクション≫します。
セルノーグから放たれた大量の瘴気がシドとメルヴィナを覆い尽くす。
しかし、まばゆい光を放つ光の盾が瘴気を一瞬で光の粒に変えた――!
GM(セルノーグ):「フン、小癪な。しかし、今ので余力は使い切ったようだな」
リン:間違いない(笑)
メルヴィナ:おーメタいメタい(棒)
セルノーグの圧倒的な攻撃力に防御系のリソースが尽きてきたアイノス。長期戦では勝ち目がないと踏んで、続くシャオレイも攻撃に転じる。
その後、イニシアチブプロセスでメルヴィナの≪クイックヒール≫でシドを回復する。敵の攻撃は凌げそうにないが、最後の悪あがきである。
メルヴィナ:私の命――預けたわ。
シド:おう!
メルヴィナ:いとはかなくなりにける≪ヒール≫っ!
GM:(出目を見て)……あれ、かなり頑張ってる気がする(笑)
シド:64点回復だから…残りHP84点かな。全力で防御すれば一発くらいは…って感じかな。
リン:では…お待たせしましたですよシドさん…!
GM:さあて、どーなるかなぁ…(ニヤリ)
シド:「おいドクロ…、俺にはまだ一発残ってるぞ…!!」って感じか?こうなったら最後までカッコつけるぞコノヤロー!
GM:いいねいいね。
シド:ムーブで≪ファストセット≫、マイナーで≪スマッシュ≫、≪トゥルースマイト≫、メジャーで≪ストラグルクラッシュ≫で、一発目を≪ボルテクス≫だね。
GM:一発目にしちゃっていいのかい?
シド:いいんだよ!外したら終わりなんだよ!(笑)29といって命中!
GM:…(ころころ)んがあぁぁ!!(←失敗)
リン:んがあじゃないよ!(笑)
シド:せめてこっちがやり切ってから殺してくれ!(笑)
GM:あ、そういえばアレ使わないの?
シド:アレ?
メルヴィナ:勇者的なアレ持ってるでしょ!
シド:ああ![カリブルヌス]!
GM:自分で渡しといてなんだけど効果どんなだっけ?効果対象に『邪神』って入ってる?
シド:えっと…貫通になって、ダメージに[CL+5]だね。「妖魔・魔族」だけで『邪神』は書いてないな。
GM:じゃあ『邪神』も入れといて!フレーバー的に『邪神』に乗らないのはマズイでしょ。何のための剣だよ(一同爆笑)
シド:えっと、じゃあ[カリブルヌス]の力を[フラガラッハ]に乗せる感じで!
GM:自分が一番かっこいいと思う演出にしていいよ。ゲートオブバビロン発動させんのも自由!
メルヴィナ:どこの剣に乗っけるのも自由だけどな(意味深)
シド:うるせえ痴女!!(笑)
「力を貸せ!カリブルヌス!!」
シドに応えるかのようにフラガラッハから、1撃目以上のすさまじい光があふれ出す。その光によって周囲の瘴気が消し飛んでいく―!
シャオレイ:あまりの禍々しさにモザイクがかかる…(ボソッ)
メルヴィナ:見せられないよっ!!(笑)
リン:言うならせめて声張って!拾っていいのか迷うから!(笑)
シド:ダメージは、226点の貫通だ!
GM:痛ってえな!…(計算中)はい!生きてるんだな~!「強大な光をまとった一撃に一瞬ひるんだような様子をみせるが…」
シド:そんな様子も見ぬ間に切り返し!…(ころころ)あ、クリティカル!
GM(セルノーグ):「ふっ…その勢いは誉めてやろう…」こっちもクリティカル出すからな。…(ころころ)
聖剣カリブルヌスの力も込めたシドの一撃が、セルノーグを周囲の瘴気ごと切り裂く!息つく暇も与えず2撃目を振るおうとしたが、強大な力に身体が振られ、体勢を崩してしまう。
「ぐっ…!外した…!?」
「初撃の威力は大したものだが…貴様、その力を使いこなせておらんな?抜かったな…!」
シド:うわ!出しやがったよ!(笑)
GM:いやぁ、マジごめん!今日キレッキレなんだわ(笑)…というところで≪2回行動≫いくよ?では≪連続魔法≫で闇魔法2連続いきます!シドとメルヴィナのエンゲージ!
シド:ダメだ避けられないっ!どっちにしろこのエンゲージ全滅するから…だったら演出的に≪カバーリング≫!
リン:演出的に?!
シャオレイ:シドがメルヴィナの攻略に乗り出しましたー(棒)
シド:違う!(笑)
GM:ダメージは132点<闇>魔法!
シド:どう頑張っても無理だね!!
GM:さらばシド。君のことは忘れない…。
シャオレイ:さらばー。
GM:う~~ん…。なんかこれ、リンさんとの持久戦が始まる気がする(笑)
メルヴィナ:当てるまで帰れま10!(一同爆笑)
シド:当たりま10か、勝てま10か…(笑)
GM:あんまそういうことやりたくないんだが…。まぁとりあえずシドの最後を演出しようか。
シドとメルヴィナの眼前に迫る圧倒的な魔力。一瞬死を覚悟したメルヴィナだったが…
うっすら目を開けると、目の前には剣を構えたまま意識を失っているシドが立っていた――。
「シ、ド…?」
シャオレイ:死んだ!何か死んじゃったよ!?(笑)
メルヴィナ:どうして私なんか…
GM:美しい最期だ…
メルヴィナ:どうして…!どうせ私は次死ぬのにどうして…っ!!(一同爆笑)
GM:何なら次のターン待たずに死ぬけどなっ!
シド:「仲間だからに……決まってン、だろ…」と言ってその場に倒れ込もう。
GM(セルノーグ):「これだから人間は美しく…弱い。」
メルヴィナ:あなたに人間の美しさを語る資格はないわ!あなたにこの気高さが…分かるはずがないっ!!
シャオレイ:倒れているシドに寄りそいながら、そう言い放つんだね(笑)
GM:ちょっとメインヒロインっぽいことしてるぞコイツ(笑)そんなことしてるとこ悪いが、「安心しろ。すぐにお前も後を追わせてやる。」…ってことで44点命中かな。
メルヴィナ:私の命を投げつけてやるわよ!(一同爆笑)
GM:ダイスでも投げつけてくんのかな?
メルヴィナ:運試し食らいなさいよ!(ヤケクソ)
倒れたシドに寄り添いながらも、毅然とした態度で邪神に相対するメルヴィナだったが、セルノーグは静かにその手を彼女に向ける。
「いけないっ――!メルヴィナ!!」
リンが叫んだ時には、黒い瘴気の塊がメルヴィナを貫いていた――。
シャオレイ:メルヴィナさん…!シドさん…!
メルヴィナ:楽しかったわ…みんな…。あとは任せ、ブシャァァァァァッッ!!(一同爆笑)
GM:裂けるのやめよう!(笑)
リン:ああ…メルヴィナも死んでしまいました…
シド:ある程度は食らわせたから、あとは2人でなんとか…!
●第3ラウンド
- エンゲージ1:セルノーグ、(シド)、(メルヴィナ)
- エンゲージ2:シャオレイ
- エンゲージ3:リン
2人が倒れ、いよいよ追い詰められたアイノス。
残された攻撃の回数はあと2回。果たして――。
リン:ではムーブでセルノーグに接敵して……シャオレイの方に振り向こうかな。
シャオレイ:あれ?(笑)じゃあえっと…「リンさん、待って!」
GM(セルノーグ):「我が元に帰ってくる気になったか、リンよ…」
リン:あなたの元に帰る気はないけれど、この2人を連れて帰る可能性を残すためには……。シャオレイちゃん、あとはお願いね?
シャオレイ:リンさん…!そんな…!!
リン:マイナーで≪ピアシングミアズマ≫、メジャーで≪ビースティング≫!…(ころころ)う、フェイトで振り直します。…(ころころ)クリティカル3ゾロ!
GM:うおぉ…クリティカルか…。こりゃどうしようもねーな。………あれ、EPいくつ?
リン:それは…最後にお伝えするよ☆
GM:あ、堕ちたなコイツ!!(笑)
リン:さーてどうかな~、68点貫通!どうなるかなっ!
GM:68点?………そうね、HPダメージ総数751で、1点オーバーで撃破かな!
シド:やったぜ!!
メルヴィナ:でもこれ喜んでいられないパターンじゃないの?
シャオレイ:そうだね…(笑)
GM:ちょっと待って。…全員【幸運】判定10で振ってください(笑)
シド:なんか来た(笑)
GM:全員ね!で、ミスった人だけ教えて。
メルヴィナ:ハイ6でーす☆
GM:ブレねーな、メルヴィナは…。じゃあ他は成功ね。
■ENDING PHASE
◆Ending 01 闇とともに
リンの放った渾身の一撃がセルノーグの身体に風穴を穿った―!同時に大量の瘴気がセルノーグの身体から噴き出してくる。
「フ、フフ……フハハハハハハハハ!!人の身で邪神を討ち倒すか!小童共!!」
GM:……みんなHP1で復活していいわよ。
メルヴィナ:え、私死ぬんじゃないの?
GM:さっきの判定はそういうんじゃないよ!(笑)単純にGM内カウントが増えるだけ。
シド:ぐっ……。か、勝ったのか…?
メルヴィナ:早く…変身しないと…ッ!!
シド:変身てなによ。というか、すでに君の画像すでに変態してるよ!(一同爆笑)
噴き出す瘴気と共にセルノーグの姿が揺らいでいく。立ち上る暗い闇の中で邪神は高らかに叫んだ。
「今ここに世界の均衡は崩れた…!この先を見ることが叶わないのは口惜しいが、せいぜい混沌の乱世を生き抜くがいいわ!!」
GM:ズオォォォォ……(消えていく音)
メルヴィナ:ブシャァァァァ!!梨汁プシュウゥゥゥゥゥ!!(一同爆笑)
GM:やめろぅ!!シリアスなんだから!!
リン:えっと、セルノーグは消えた…?
GM:消えたね。それと同時に後方からも勝どきの声が上がりはじめるよ。「ワアアアアア!!」「勝ったんだ!!」
シド:勝った、みたいだな…。
シャオレイ:そんな中、リンさんに物憂げな視線を向けてみましょうか。
GM:リンさん、もうやりたいことやっていいよ!(笑)
リン:分かりました(笑)GMのやりたいこととズレてたらごめん、って感じ。
GM:いいよ!ここはもうリンさんの見せ場だから。
シャオレイの視線の先にはリンの姿があった。しかし、その身体からは黒い瘴気が漏れ出し、リンの身体を覆っていく。
空を見るとセルノーグの瘴気は黒い砂嵐のようになり、敵の本拠地である“腐蝕魔殿”の方へ消えていく。リンは、同じ方向へ歩を進める……。
シャオレイ:リンさん!!
シド:お前っ、どこに行く…!?
リン:シド、私がこの地に来て最初に言ったこと、忘れないようにね?
シド:…何を…言ってんだ?
リン:シャオレイちゃん、最後まで迷惑かけるけど、この2人をこの地から連れて行ってあげてね。
シャオレイ:そんな…リンさんも一緒に帰りましょうよ!
リン:…残念ながら、そうはいかなくなってきたみたい…。この地へ二度と戻ってきてはダメ。どっかの猫の女王様にも、気ままに消えたとでも言っておいて。
シャオレイ:そんなっ…!
リン:メルヴィナ。あなたからの贈り物、ありがとう。この世に未練なんか一つも作らないつもりだったけど…こういう風に人との思い出を作っておくのも悪くなかったかもしれない…
メルヴィナ:……あなたを救ってあげられなくて、ごめんなさい…。
リン:ううん。私は私に与えられたことを成したと思う。だからこの結末に後悔なんかしない。ただ、忘れないでね。あなたたちが次にこの身体と同じものを見たら、迷わず殺すことを。………それじゃ。
シド:ふざけんじゃねェぞ、テメェ…ッ!
リン:残念ながらふざけてなんかいないわ。それにこれが自分の仕事。元々私が作られたときに与えられた邪神を殺すという使命よ。まぁ…ずいぶん他人を巻き込んでしまったけれど。
シド:目的を果たしたなら…もうお前が消える理由なんか無いだろうが!
リン:目的を果たしたからこそ、私がここにいる理由も無くなったのよ。
シド:理由なんか…俺たちと一緒にいればいいだろう!!
リン:それが出来ればいいのだけれど…。また違う形で巡り合えるように生まれ変わったら……。
「さようなら。」
その言葉を合図にするかのように、リンの身体を瘴気が包み込む。
「ま、待て!リン!!」
シドが彼女の腕を掴もうと手を伸ばすが、リンは瘴気の中に溶けていく――。
シドが掴んだ掌からは、黒い瘴気だけがザラザラと流れていった。
周囲の瘴気が晴れると、リンが消えた場所に“首飾り”と“包帯”だけが残っていた。
シドは首飾りと包帯を拾い上げ、握りしめる。
「くそっ…ふざけやがって…。……見てろよ。絶対にお前を連れて戻してやるからな…!」
GM:ああああああああ。
リン:シドからもらったものはこの人持って行ってるよ。
シド:“髪飾り”…か。
GM:さて、ここでシーンを切りましょうか。ねえ、リンさん。EPいくつ?
リン:ゼロでーす☆
GM:死にたがりなのは知っていたが……いや、いいや!(笑)まずはこのシナリオを終わらせなければならぬ!最後にマスターシーンを一つ演出して終わろう。
◆Ending 02 予兆
どことも知れない部屋。その中央に水晶球がぼんやりと光っている。その周りを3人の人影が囲んでいた。
「セルノーグが倒れたか。邪神の面汚しめ…。」
リン:えぇ…(笑)
メルヴィナ:あれ、それって…
シド:違う!待て!待ってくれ!!きっと何かの間違いだ!!(笑)…と、とりあえず最後まで聞こう。続けてどうぞ…?
GM:「フッ…奴は邪神の中でも最弱…。」
シド:言うなよそれぇぇ!!!
GM:いや、言って欲しそうだったから…(笑)嘘だよ!ちゃんとやるよ!
「これで、神々の勢力が動いてくるわね。……あら?どこに行く気?」
「くだらん。これで動く大義が出来たわけだ。俺は行くぞ。」
「相変わらず野蛮なのね。それで、あなたはどうする気?」
「……変わらず計画を進める。」
「こっちはこっちで陰気臭いわね~。まぁいいわ。私も好きにやらせてもらうとするから。」
そうして、3つの影は闇に消えていった――。
EYE'S ep9「神争う地の腐敗の邪神」~END~
最終更新:2017年06月24日 01:35