Another story 第一話 覚え書き

◇ストーリー
“傭兵の街”ダブラル。ダニス山脈南西の森にあるその街に生まれた若者は、幼少の頃より戦いの知恵を教え込まれ、戦場で生き残るための力を身に付ける。そうして一流の傭兵へと鍛え上げられた街の者たちは、各国からの依頼を受け、魔物討伐や護衛任務等を行ないながら生活を送っていた。これはそんな小さな街に暮らす未来ある若者たちの物語である。

◇今回予告
ダブラルの街では“森の女神の祝福”と呼ばれる伝承が存在していた。
――女神の祝福受けし者、いかなる厄災もその身から退けられん――
ダブラルにおいて古くから街の者たちに信じられている伝承の1節である。
ダブラルではその伝承に則り、一人前の傭兵として仕事に就くに先立って、森の奥深くにある祝福の祠にて女神の祝福を受けてくるといった通過儀礼が行われていた。
その祠へは年に一度、首長の許可を受けた若者だけが出向くことを許される。
そして森の緑が深まる夏のとある日、その祝福を受けようと今年も若者たちが森深くへと足を踏み入れたのだった―――。

アリアンロッド2E キャンペーン第一話「女神の祝福」

冒険の舞台がキミを待つ!

◇ハンドアウト
推奨クラス:ウォーリア
君は“ある理由”によってダブラルで独り暮らしをしている傭兵見習いだ。家族のように接してくれる街の人々のおかげで昔から寂しい思いをすることもあまりなく、幼い頃から指南を受けている首長の元で君は鍛錬の日々を送っていた。首長からの許しを得、試練を受けることができるようになった君は、試練を前に胸を躍らせていた。

推奨クラス:メイジ
君は魔道の大家の血筋を引く魔道士見習いだ。君には“ある特別な力”があり、それによって昔から周囲との違和感を拭いされずにいた。そんな君にとっては幼馴染の存在だけが心を許し合える唯一の居場所であった。自分にとって本当に大事なものをこの手で守るために、君は傭兵を目指し試練へと挑む。

推奨クラス:シーフ
君はダブラルの首長の子息であり、見習いのシーフだ。“戦いの中、前線で戦う仲間を迫り来る危険から陰ながら守ることにこそ戦いに真価がある”というポリシーの元に、君は日々の鍛錬をこなしていた。『全ては“あの人”にもう一度会うために。』君は密かな想いを胸に抱き、試練へと立ち向かう。

推奨クラス:アコライト
君は国内において“ある異名”を轟かせている見習い聖職者だ。幼少時より街の診療所の手伝いをしていたため、医療の知識に長けており、診療所のドクターにも腕を買われていた。『あの頃の過ちを清算しなくては…。』暗い過去の記憶に苛まれながら、君は一刻も早く一人前の資格を得ようと試練を受けるのであった。

◆オープニングフェイズ
某日、君達の元に一通の手紙が届く。
それは街の通過儀礼となっている“森の女神の祝福”への挑戦許可に関するものであった。
ダブラルの街には、外から来た様々な依頼を一括して引き受ける総務局という組織が存在し、街の傭兵たちによってそれらの任務は遂行されていた。
多くの街では神殿がその役割を成しているが、ダブラルではその独自の体系により神殿には依頼しづらい裏の仕事が回ってくることも多く、傭兵として働くためにも一定以上の力量が求められる。
その力量を測るために執り行われているのが“森の女神の祝福”と呼ばれる通過儀礼であった。
女神の祝福を受けることによって、ダブラルでは一人前の傭兵として認められ、街に来た依頼を引き受けることができる。
傭兵見習い達にとって、それは幼い頃から目標としていた一人前の傭兵になるための、いわば第一の関門となっていた。

オープニング①:ウォーリア
手紙が届いた日の昼頃、PC①はダブラル首長フィル・ルースターに呼び出される。
フィルは君にとって、まだ幼かった自分を拾ってくれた恩人というだけでなく、街で生活できるようにと傭兵見習いとして鍛え上げてくれた父親のような存在であった。

「よく来たね、PC①」

「ところで、君の家に送っておいた手紙はもう読んだかい?」

「そろそろ君の実力も祝福を受けるに値すると思ってね。どうだい?試練を前にした今の気分は」

「君には明日“森の女神の祝福”に挑戦してもらうわけだが、例年通り君の他にも後3人の参加者がいてね。彼らと協力して、森の最奥にある女神の祭壇に咲くと言われる“月光花”を取ってきてもらうよ」

「そのうち2人はこの街の人間で、1人は君もよく知っているうちのPC④、それともう1人は診療所で働いているPC③なんだけど、君は知っているかな?」

「そうか、それなら一度挨拶をしておくのもいいかもしれないね。そして最後の1人は街の外の人なんだけど、まぁ腕は確かだよ。今日の日中には街に到着すると思うから、気になるなら宿に顔を出してみたらどうかな?」

「うん、君達ならこの程度の試練は容易にこなしてしまえると思うよ。残念ながら明日は任務が入っていて君達の見送りはできないんだけど、試験監督は長老に任せてあるから」

「それじゃ頑張ってね」

オープニング②:メイジ
PC②はダブラル首長に渡された手紙を宿屋にて確認していた。
この街の首長には昔お世話になったことがあり、この西方世界を訪れたついでに挨拶をしていこうと街に立ち寄ったところ、首長の勢いに押し切られて急遽“森の女神の祝福”という試練を傭兵見習い達と受けることになってしまっていた。

トントントン。
何やら窓ガラスを叩くような音が聞こえる。

PC②が窓を開ける(の外を覗く)と、そこには一匹のハムスターがいた。
そのハムスターは何やらぐったりとしており、PC②の方を物欲しげにチラチラ見ている。
《食べ物をあげますか?》【空腹判定:5】
野菜&にく:2 / 果実:3 / 料理:5

成功→【経験値10獲得】
「チュー!」
ハムスターは満腹になったのか元気を取り戻し、PC②にペコリとお辞儀をする。

失敗→PC②はそのハムスターが何やら風呂敷のようなものを担いでいることに気がつく。

そして首にくくりつけてあった小さな風呂敷のようなものを床に下ろすと、ハムスターは一通の手紙を取り出し、それをPC②に差し出してくる。

その手紙をPC②が受け取ったのを見届けると、ハムスターは満足気な顔をして窓から外へ出て行った。
受け取った手紙には東方世界の物であることがわかる押印がされていた。

『西方の女神を捜索せよ』
手紙にはただそれだけが書かれていた。

オープニング③:アコライト
PC③は“森の女神の祝福”に関する詳しい話を聞いてみようと、届いた手紙を持参し、ダブラルの長老の家を訪れていた。

「よく来たの~。そろそろ来る頃じゃと思ったわい。ふぉっふぉっふぉっ」

「その程度のことなど、お主なら自分で調べることもできように。…まぁよい。今のお主はどこまでのことを知っておる?」
【知力判定:10】(ヒストリー&ゴッドノウリッジ使用可)

成功→【経験値10獲得&『森の女神の伝承』獲得】
失敗→
『森の女神の伝承』
遠い遠い昔、未だこの世界にエルダの民が生きていた頃。
自らが神の創造物であるということを忘れ、己の欲望に身を任せ始めていたエルダの民によって、エリンディルの大地は魔の気に穢され始めていた。
そんな時、1人の女神がその地に舞い降りる。
女神は魔の気を森の奥深くへと誘い、今もその森で魔の気を封じ続けている。
森の封印が破られぬよう、力ある者に森の守護を委ねて―――。

「(うむ、よく知っておるようじゃのう。)その伝承にある力ある者というのが“森の女神の祝福”の元となる儀式を始めたと言われておる。森の守護を任せられる後継者を求めてな。とは言え、それは伝承として残されておるようなむか~しの話じゃ。そこまで気を張って挑む必要はあるまいよ。ふぉっふぉっふぉっ」

「さて、わしが知っておるのはそのくらいじゃ。明日の朝は早かろう?今日は早めに家に戻り、身体を休めておくといい」

オープニング④:シーフ
手紙が届いた日の夜、PC④は以前から懇意にしていた情報屋の元を訪ねようと酒場に繰り出していた。

「いらっしゃい」
酒場のマスターが君の姿を見て声をかけてくる。

「(またアイツに会いに来たのか?)それならいつもの部屋に向かうといい。今は客も来てないから、暇してると思うぞ」

「あぁ、言うまでもないと思うが、アイツがいる部屋に入りたいなら、扉の前で合言葉を言わねぇと入れてもらえねぇからな」

PC④が部屋に入ると、正面の机の上には書類の山が積み上げられており、さらには部屋の床のそこかしこに書類やら書籍やらが散在していた。
とてもじゃないが、ここで客との面会をしているとは思えないような有り様だ。

「ううーん!」
どこからともなく唸り声のようなものが聞こえてくる。
「ううーん!」
先程よりもはっきりと聞こえてきたその声はどうやら気のせいではないらしい。
【感知判定:10】(サーチリスク使用可)

成功→【経験値10獲得&ニャルフォンスとの友好度+1】
失敗→「うーにゃー!ワイドアターックにゃー!」【PC④にダメージ1D】
「ふぅ…やっと出られたにゃ。紙に埋もれて溺死するかと思ったにゃ」

「ん?おぅ、久しぶりにゃ。今日は何の用にゃ?父ちゃんにゃら、ちょっと仕事で遠出してて暫くは戻らんにゃ~。あ、そうだにゃ!今度の“森の女神の祝福”に参加することになったそうだにゃー?よかったにゃー!」

「試練に関する情報もうちで売買してるにゃ。良かったら見て行くにゃ?」
~情報売買Part 1~
1.未開地の宝物(50G)
 試練が行われる森には、まだ誰も足を踏み入れたことのない場所があると言われてるにゃ。どうやらそこには妖精達が暮らしているみたいで、その入り口を毒の茨によって塞いでいると聞いたにゃ。妖精達は森で見付けた宝物をそこへ持ち帰っているらしいから、きっとそこには金銀財宝があるに違いにゃいにゃ!
2.ドキドキ☆肝試しっ♪(50G)
 月光花が咲いている遺跡は地下にあるにゃ。だから陽の明かりが入らない地下では灯りを持ち歩くことをお薦めするにゃ~。
3.隠された女神像(50G)
 月光花が咲いていると言われている遺跡には、疲れ果てた冒険者の心と身体を癒してくれるありがた~い女神像があるらしいにゃ!でもその女神像を見付けるのがちょっと厄介らしくて、情報提供者からは「壁に注意を払え」と言われたにゃ~。
「にゃ?金がにゃいって?仕方ないにゃ~。今度会った時に倍額で返してくれるんにゃら貸しにしといてやるにゃ」

オープニング⑤
翌日早朝。君達は街の入り口前広場に集合していた。
すると、見送りに来ていた長老が声をかけてくる。

「さて、お主ら。準備はできておるかの?これからお主らには街の北西にある森に向かってもらう。森を真っ直ぐ北に進んでゆくと、千年桜と呼ばれる大きな桜の木があるのでな、その木が見えたら西に進むんじゃ。後は道なりに進んでゆけば、女神様が祭られておる祠に着くのでの~。そこから月光花を取って帰ってくるんじゃ」

「それじゃ気を付けての」

◆ミドルフェイズ
ミドル①
君達はいよいよ女神が住まうと言われる森へと足を踏み入れた。
森の中は清浄な気に満たされ、木々の隙間から差し込んでくる木漏れ日が暖かであった。

【PCの自由会話(主に自己紹介・戦闘の打ち合わせ等)】
※ この先は森を抜けるまでシーンを切らず、ラウンドを継続することを説明。
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② 森を真っ直ぐ進んでいくと、もう初夏だというのに依然として満開の花が咲いている大きな桜の木が見えてくる。陽の光を受けてその桜はキラキラと白い光を放っているように見え、とても幻想的な雰囲気を醸し出している。その桜を正面にして、道は左右に分かれていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
③ 君達が歩みを進めていくと、道は右に大きく曲がりくねっていた。道中、様々な木々や草花、動物たちが君達を出迎えてくれ、君達はまるでピクニックに来たかのような気分に浸っていた。

【トラップ探知:14 / 解除:10】
探知成功
→君が森の景色を眺めていると、ふと木の上で何かが光ったのに気付く。目を凝らしてみると、そこには道行く者に向けてボウガンが仕掛けられていた。
解除失敗
→君が木の上でボウガンの仕掛けを外そうとしていると、ふいに手が滑ってしまい、誤って仕掛けが作動してしまう。【解除しているPC以外の誰かにトラップ作動】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
④ 曲がりくねった道を進んでいくと、まだ道は右方向へと続いているが、少し開けたところに出てくる。ガサガサッ。何やら獣の殺気のようなものを感じ、君達は周囲に注意を巡らせた…!

【危険感知:14】奇襲攻撃R1 277 →【戦闘開始】
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⑤ さらに歩みを進めていくと、今度は川が見えてくる。川には丸太の橋がかけられており、道はその先へと続いていた。また、川辺には動物たちが戯れており、一息つくにはうってつけの場所であった。

≪休息をとりますか≫(ハンティング&フィッシング使用可)
→HP&MPを1D点回復

川を渡ったところでシーンを切る
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⑥ 君達が道を進んで行くと、道は途絶え、目の前には鋭い棘の付いた茨が広がっていた。
【トラップ解除:11】
解除成功
→君は茨で怪我をしないように注意しながら道を切り開いていくと、その先には獣道が続いていた。
解除失敗
→君は茨を切り開いて進もうとするが、身体のあちこちを茨の棘が切り刻んでいく。また、どうやらこの棘は毒を含んでいたらしく、徐々に体調も悪くなってきてしまう。
→【1Dの貫通ダメージ+毒(1)付与】
 →ふらふらになりながら、君が仲間を庇って先頭を突き進んでいくと、その先には獣道が続いていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
⑦ 獣道を進んで行くと、開けた場所へと出る。小さな泉とそれを取り囲むように咲き乱れる花々は、どこかの御伽の世界にでも迷い込んだのではないかと錯覚するほどに美しかった。そんな美しい景色を眺めながら泉へと歩み寄っていくと、ふと君達はそこで妖精達が仲良く戯れているのに気が付く。そしてどうやら向こうも君達の存在に気が付いたようであり、怯えと敵意を含んだような視線を君達に送ってくる。
「ね、ねえ。何でここに人間がいるの?!」
「茨の結界を越えてきた侵入者だ!」
「ど、どうしましょう…?」
「ここで追い払うんだよ!二人ともいくよ!!」

そう言うと3体の妖精たちが君達に襲い掛かってきた…!! →【戦闘開始】

「うわーん、負けちゃったー…」
「くっそ、こいつら強いな」
「ここは一旦引いて、皆に相談しましょう」
「そ、そだね!じゃあ、全力撤退―――!!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
⑧ 君達が歩みを進めていくと、そこには一頭のライオンがぐったりと座り込んでいた。
≪近寄りますか? or 気付かれないように先を急ぎますか?≫
近寄る
→そのライオンに近寄ると、ライオンがぐ~っと腹の虫を大きく鳴らしていることに気が付く。≪食べ物をあげますか?≫【空腹判定:8】
 野菜&果実:2 / にく:4 / 料理:6
成功→【経験値10獲得】
   ライオンは満腹になると、ゆっくりと起き上がり、君達の方をじっと見つめている。
   (アニマルエンパシー使用可)
   →{お前たちのおかげで、餓死せずに済んだよ。ありがとう。お礼をしたいから、ここで少し待っていてもらえないか?}
   →そう言うと、ライオンは茂みの中へと姿を消した。そして5分程待った後、ライオンは茂みからその姿を再び現した。口には何かを咥えている。
   →{これをお前たちにやろう。以前ここに来た人間が落としていった物だが、俺が持っていても仕方ないものだからな}【高級ルビー×1獲得】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
⑨ 君達が先へと進んで行くと、そこでは何やら妖精達が円卓を囲み盛り上がっている。
すると1体の妖精が君達に気が付き、近寄ってくる。
「ん~?あんたら見ない顔だね~…何だか身体も大きいし…まあいいや。あんたらもこっちに来て一緒にやろうよ」

どうやら妖精たちは酒が入っているのか、君達が人間であることに気が付いていないようである。横から妖精達の様子を窺うに、彼らは食べ物を賭けて賭け事をやっているようだった。→【イベント】西方 146

「ありゃ。あんたらもう行っちまうのかい?つれないな~。まぁいいや。またいつでも来いよ~」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
⑩ 君達が歩みを進めていくと、また開けた場所へと出てくる。すると突然、空から声が降ってくる。
「あなた達が侵入者ですね」
君達がその声を聞いて立ち止まると、目の前に眩い光と共に1体の妖精が姿を現した。
「ここは人間が来るような場所ではありません。早々にお引き取り下さい。今すぐお引き取りいただけるのでしたら、こちらも深追いは致しません」
≪今すぐ帰る or 断る≫
断る→「お引き取りいただけませんか…。ならば仕方ありませんね。力ずくでお引き取りいただきます!」→【戦闘開始】

「くっ。なかなかお強いですね。仕方ありません。要件が済みましたら、すぐにこの森から立ち去ってください。そうしていただけないのなら、今度はこの森の全ての生き物たちがあなた達に牙を剥くことになるでしょう」
そう言うと、妖精はまた眩い光を放ち、その姿を消した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
⑪ 妖精を追い払い先へと進んで行くと、君達は宝箱を発見する。
≪宝箱を開けますか?≫
開ける→【精霊のタリスマン×1獲得】
    宝箱を開けると奥の茂みがガサガサと音を立て、その先に道が出現する。
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ミドル②
川を渡って森の奥深くへと進んでいくと、幾つもの鳥居が立ち並んでいるのが目に入る。その鳥居を1つ1つ潜って先へ進むと、遂に古びた祠が姿を現した。

祠を調べる
→《燭台に火を灯す or 鏡を回す or スイッチを押す》
 燭台→特に何も起こらないようだ
 鏡を回す→《右回し or 左回し》
  右回し→ガコンッ!突然足元にあったはずの地面がなくなり、君達は地下へと落ちていった。【2D点の貫通ダメージ(落とし穴 R1 340)】
  左回し→ガコンッ!ゴゴゴゴッ…突如大きな音と共に祠が動き出し、地下へと続く階段が姿を現した。
 スイッチを押す→≪本当に押しますか?≫→謎のスイッチ(西方 146)起動!

ミドル③
君達が地下へと降りると、そこには遺跡のようなものが広がっていた。
遺跡の中は薄暗いが、まだ行動に支障が出るほどのものではなく、君達はすぐに正面に道が続いていることに気が付く。
※ この先は遺跡を抜けるまでシーンを切らず、ラウンドを継続することを説明。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
② 道を真っ直ぐ進んで行くと、何もない空間に出た。先に進む道も見当たらず、どうやら行き止まりのようだった。

壁を調べる→【トラップ解除:11】
成功→君が壁を丹念に調べていると、部屋の左側の壁が動くことに気が付く。そして、壁を動かすための仕掛けを見付け作動させると、そこには下へと続く階段があった。
失敗→君が壁を丹念に調べていると、部屋の左側の壁が動くことに気が付く。しかし、壁を動かすための仕掛けを上手く解くことができず、壁が君の方へと倒れ込んできた!→【3Dの貫通ダメージ】→倒れ込んできた壁の向こう側を見ると、そこには下へと続く階段があった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
③ 階段を下りて行くと、そこには真っ暗な闇が広がっていた。(明度1)
灯りを点ける
→周囲が明るくなると、そこは広い空間となっており、右方向に道が続いていることがわかった。
灯りを点けない
→君達は真っ暗闇の中、ゆっくりと周囲を探索し、何とか右に道が続いているようであることがわかった。
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④ 
明度2~3
→君達が灯りを頼りに先へと進んで行くと、次の部屋で何かが動いていることに気が付く。そして向こうもこちらに気が付いたらしく、君達に襲い掛かってきた!
→【戦闘開始】
→戦闘を終え辺りを見渡すと、この部屋もまた行き止まりであることに気が付く。
壁を調べる
→君が壁を調べていると、今度は正面の壁が動くことがわかった。仕掛けは先程と同じものであったため、丁寧にそれを解除すると、先へと進む階段が姿を現した。

明度1
→君達は暗闇の中、道を進んで行く。すると、闇の中から何者かがこちらの様子を窺っているような気配を感じた。ピリッとした空気の中、君達は武器を構え待ち構えていると、突然背後からの奇襲を受ける!
→【戦闘開始】奇襲攻撃
→戦いを終え、君達は次の部屋へと進む道を探すが、この部屋はどうやら行き止まりのようであることに気付く。
壁を調べる
→君が壁を調べていると、今度は正面の壁が動くことがわかった。仕掛けは先程と同じものであったため、丁寧にそれを解除すると、先へと進む階段が姿を現した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
⑤ 階段を下り、灯りの点いた通路を進んで行くと、次の部屋に辿り着く。通路はどうやら左に続いているようだ。すると、そこである重大なことに君達は気が付く。君達のうちの1人の荷物入れに穴が開いていたのだ…!

壁を調べる
→君が丹念に壁を調べていると、右側の壁が動くことに気が付く。仕掛けを丁寧に解除すると、先へと進む階段が姿を現した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
⑥ 次の部屋に入ると、そこには1体のゴーレムと2体の玩具の兵士が待ち構えていた。
「遂にここまで来たでひね。でもここから先は通さないでひっ!」
ゴーレムは君達の方を指さし、そう言い放った。

「今年の挑戦者はごちゃごちゃとうるさいでひ。この先に行きたいんでひか?それとも引き返すんでひか?」

「それなら正々堂々と勝負でひっ!」

【戦闘開始】

「ま、負けたでひ…。なかなかやるでひな。この道を真っ直ぐに行けば、月光花の咲いている場所に出るでひ」
そう言って、部屋の右側の通路をゴーレムは指さす。

「ちょっと待つでひっ!お前たちに選別をくれてやるでひ…僕の背中のカバーを外してみるでひよ」

背中のカバーを外す
→ゴーレムの背中のカバーを外すと、そこには絶対に押すなと書かれたスイッチが付いていた。
 「お前たちの旅の行く末を占ってくれるありがた~いスイッチでひ。押すか押さないかはお前たち次第でひが、押すなら心して押すでひ」
スイッチを押す
→謎のスイッチ(西方 146)起動!
→スイッチを押すと、ゴーレムが爆散し、君達は爆弾に巻き込まれた。
 (スイッチを押すと、ゴーレムは爆散し、君達に光の鱗粉が降りかかる)

背中のカバーを外さない(スイッチを押さない)
→「トライしないんでひか?傭兵にしては臆病な連中でひね。まあいいでひ。気を付けて行くでひよ」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
⑦ 階段を下り、灯りの点いた通路を進んで行くと、次の部屋に辿り着く。どうやら行き止まりのようであり、部屋の中央には宝箱が1つ置かれていた。
【愚か者の宝箱】

壁を調べる
→君が丹念に壁を調べていると、左側の壁が動くことに気が付く。仕掛けを丁寧に解除すると、先へと進む階段が姿を現した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
⑧ 階段を下りていくと、祈祷場のような部屋に出る。祭壇には火が点っており、女神像が置かれている。

《女神像に祈りを捧げますか?》
捧げる
→女神像に祈りを捧げると、部屋中が暖かな緑の光に包まれ、心と身体の疲労がみるみるうちに癒えていった。

部屋にはもう1つ上に登る階段があり、戻ることも進むこともできそうだ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

◆クライマックスフェイズ
クライマックス①
ゴーレムに言われた通り、真っ直ぐに道を進んでいくと遺跡を抜け、岩肌が剥き出しの洞穴のようなフロアに出てくる。
天井の一部が吹き抜けになっており、そこから月光が差し込んでいることで、もう夜になっていたのだと君達は気が付いた。
そして月光の指し示す先には、月明かりのように白く輝く1輪の花が咲いていた。

ふと君達がフロアの奥へと目を向けると、そこに1人の女性が倒れていることに気が付く。
そして彼女の近くに、ゆらゆらと蠢く影が1体。
右手に剣を持ち、全身を鎧に包まれたそいつはじわりじわりと彼女に差し迫っていた。

彼女を助けようと君達が駆け寄ろうとすると、そいつはあやしげな眼光を光らせ、君達の方へ向き直る。
そして、剣を構え直して君達に襲いかかってきた!→【戦闘開始】

クライマックス②
戦いを終えると、辺りは静寂を取り戻す。君達は女性の元に駆け寄り、声をかけた。

彼女はゆっくりと目を開け、意識を取り戻す。
「…ん。あなた方は?」
まだぼんやりとした表情のまま、君達にそう問いかけてくる。

「私は…どうしてここに…?…何も、思い出せない」
どうやら彼女は記憶喪失に陥っているようだ。

そうして君達は彼女を街まで連れ帰ることにし、来た道を引き返していった。

ドラドルとエイテルの好感度+1】
最終更新:2019年01月05日 20:05