EYE'S ep10 CP~ED

■CRIMAX PHASE


◆Crimax 01 シナリオより好感度だろうがよ!!



GM:さて、クライマックスに入ろうと思うんだが…≪緊急招集≫すんの?
シド:え、呼んだらみんな来てくれんの?
GM:……まぁ、コールかけてみればいいんじゃないの?(適当)
メルヴィナ:そういえば、まだギルドスキル決めきってなくない?
一同:あ。

【現在修得済みのギルドスキル】
 ≪蘇生≫、≪祝福≫、≪陣形≫、≪最後の力≫、≪修練:敏捷≫、≪再行動≫、≪ギルドシンボル≫、≪手探り≫、≪目利き≫、≪結束≫

【今回使用するギルドスキル】
≪蘇生≫、≪祝福≫、≪陣形≫、≪最後の力≫、≪修練:敏捷≫、≪再行動≫、≪ギルドシンボル≫、≪手探り≫、≪目利き≫

フィーネ:そもそもホントに1対1なの?どうしよう…なんならLv.20のカイとか出していいかな…
シド:やめてください!
フィーネ:ロイのデータもあるからそっちでも…
シドやめてください!!(悲鳴)
GM:で、結局シャオレイメルヴィナは呼んだら来るの?決闘ならそれはそれで構わないけど。
シャオレイ:この戦いってさ…シドの力を各国に知らしめるのが目的だよね?
GM:本来はね。ただ、シドが100%の力を出せるのならお仲間もどうぞって話だね。
シャオレイ:……メルヴィナさん、どうしますー?
メルヴィナ:わたし、あんまり目立つことしたくなーい。
シャオレイ:私もあんまりしたくないのよねー
メルヴィナ:変装してるしね~
シド:だったらもっと目立たない変装しろや!
シャオレイ:シドさん、どうします?
シド:うーん…
GMシド、ここで求められてるのは戦ってほしいとかそういうことじゃなくて、好感度を上げるためのイベントだよ!!
フィーネ:そ、そうだよー(棒)
メルヴィナ:そうだよそうだよー(棒)
シャオレイ:そうかもねー(棒)
GM何言ってんだよ!このシナリオだよ!?

 お前が何言ってんだ。

フィーネ:とにかく!誰か呼んだらその子の好感度が上がるし、呼ばなかったら私の好感度が上がるわよ!
シド:なんっだそりゃあ!
シャオレイ:そんなシステムなの?(笑)
シド:じゃあ一人で戦ってやろうじゃねえか!!(ヤケクソ)
メルヴィナじゃあ私たち好感度下げましょ(一同爆笑)
GM:キビシぃー。
フィーネ:これ勝ったらマズイ?
GM:いや、任せます!勝ったら勝ったで笑える!(笑)


◆Crimax 02 シドvsフィーネ



○フィーネ【行動値】22
○シド【行動値】6

GM:では、いきましょうか。
シド:フィーネ速ェな!!
フィーネ:まぁまぁ、普通にやればシドが勝てるはずなのよ。
GM:ではセットアップどうぞ~。
フィーネ:セットアップで≪アーキテクチャ≫!≪ガーデン:洞窟≫!
GM:ガ、ガーデン…!??(笑)
メルヴィナ:人気なのねぇ、ガーデナー。
フィーネ:まぁ見てなさいよ。回避-1Dだよ。
シド:どうせ回避できねーよ!
フィーネ:同時に≪エリュシオン≫使って、ガーデンの範囲を「射程:視界」へ変更します。もう一つ重ねるのが、≪セイクリッドダンス≫です!
GMカンナギぃ!??なんなの?この子、なんなの?!(混乱)
シド:こっちは≪ディバインコール≫だ!「来い!フラガラッハ!!」
フィーネ:マイナーアクション、≪ホロウショット≫!これで貫通にして…メジャーアクションは≪ダブルショット≫ですね。
シド:射撃のカンナギってどういうことだ??
GM:まったくわからん…。そもそも弓使い?
フィーネ:弓使いだよ。じゃあいきますよ?火力はそうでもないんだけど…(ころころ)あークリティカらないか。フェイトで振り直しますね。
シド:え、なんで?なんでどうして?(怯)
GM:クリティカルでごっそりダメージ乗るんじゃない?
メルヴィナ:「火力そうでもないよ」……150ダメージ(ボソッ)
フィーネ:そんなことないって(笑) うわ、クリティカルしない上にさっきより出目下がってるじゃねーか…。命中21!
シド:なめんな!俺の回避はゼロだよ!…(ころころ)はいクリティカル回避~☆
フィーネ:こういう時に出しやがったよこの人!…仕方ない、2発目は≪インベナム≫乗せよう。
GM:あれ、≪インベナム≫ってマイナーじゃなかったっけ?
フィーネ:効果参照で攻撃と同時使用だったよ。
シャオレイ:なんか効果変わってたよね。
GM:マイナーじゃないの!?びっくり!しかも毒使いかこいつ!
フィーネ:ダメージは37点貫通。
シド:ぐっ…

 弓と矢を手に神秘的に舞い踊るフィーネの足が止まると同時に上空に放った一本の矢。しかし次の瞬間、何本もの雷に姿を変えて周囲に降り注いできた!雷により周囲の地面は砕かれ、シドも避けきることは出来なかったが、フラガラッハを盾代わりにして何とか凌ぎ切る。
 しかし、なぜかシドの身体に力は入らず、視界がぼやける……

フィーネで、ダメージが入ったら[毒:9]と[スタン]、[スリップ]を受けていただきます。
GMバステ撒きだったーー!!(笑)…あれ、[スリップ]ってシド詰んだんじゃね?
シド:俺にはまだ射撃攻撃がある!……が、お前マジでボルテクス乗せてブッ飛ばすからな!!(一同爆笑)
GM:またすっごいの作ってきたな…(笑)貫通なら[毒]入れるのも簡単だろって話か…。
フィーネ:あと≪エリュシオン≫使ってるから、集団戦なら全員にバステ入れられるよ。
シャオレイ:ていうか、シドさん生きてんの?
シド:合計で116点ダメージだから死んではいないけど…
メルヴィナ:[毒]入ったら死ぬんじゃない?
フィーネこのターンでフィニッシュだね☆
GM:このターンで勝負つけないと(笑)
シド:一回生き返るのと、≪蘇生≫使っても2ターンが限度だな…
GM:この展開を見越していたかのような…シド特化というか、尖ってんな~。
シド:くそ、俺のターンだな…。まずは[スタン]と[スリップ]の解除だろ?…あっ、ムーブ使えないから≪ファストセット≫も使えねぇ。死ねばいいのに(一同爆笑)
フィーネ:がんばれ主人公~!(笑)
シド:マイナーで≪ホーリースマイト≫、≪トゥルースマイト≫でしょ…。あとはもう撃つしかねぇ!メジャーアクション≪ディバインシュート≫!
メルヴィナ:もう笑うしかないな。
シド:笑えねぇわ!もう≪ボルテクスアタック≫乗せんぞ!!

~その頃の外野の声~
メルヴィナ:これ主人公が負けちゃあねぇ…?
シャオレイ:かっこつけて「一人でやる!」って言っちゃったし…
GM:ねぇ、抜かしてましたよねぇ~
メルヴィナ:ほらぁ、私たち呼ばないから~。≪リフレクターショット≫で自滅させられたのに…。
シャオレイ:敵の好感度なんて上げてるから…(溜息)

 そんなお茶会でも始まりそうな外野の雰囲気に負けず、ここでシドが意地を見せる。

シドオラァ!3つクリティカル!防御無視じゃああ!!
フィーネ:じゃあこっちも≪インターフィアレンス≫するよ!…フェイトどうしようかな。この人【幸運】4あるけど、さすがにフェイト4点乗せてかかったら怒られそうだな(一同爆笑)

 しかし7Dの命中でもクリティカルの出ないフィーネは、フェイトを使って振り直す。果たして…

フィーネあーーーダメだったーー!!
シャオレイ:安定のカイ現象だな…
GM:そこブレないよねぇ。
フィーネ:だって、ここで勝ったらシナリオ的にマズイでしょ~。
シド&GMいや、殺しに来てるよね!?

 「本気を出せば≪インタラプト≫も≪アデンダム≫もあるんだからねっ」(後日談)

シド:ダメージだな…ってか、武器飛ばすの初めてなんだよな。
シャオレイ:かっこよく演出よろしく!

 動きが鈍くなったシドに向けてフィーネが狙いを定めると、照準の先でシドがこちらに向かって手を伸ばしている。シドの周囲の光が収束し始め、何本もの剣の形を成した。
「…いくぞ」
 その言葉を合図に、一斉に光の剣がフィーネに向かって撃ち出される。
「速い…!」
 フィーネも反射的に矢を放ち光の剣を相殺していくが――

シャオレイそしてフィーネの服を切り裂いていくのであった。
シド:違う違う違う!!
GM:フィーネの細い身体があらわに…
メルヴィナ:無防備になったところに、本物のフラガラッハが…(意味深)
シドやめなさーーい!!!(怒)

 攻撃がやみ、土煙が晴れると、フィーネの周囲の地面が砕かれ、光の剣が周囲に突き刺さっていた。
「なるほど……。これが、あの子が残した“可能性”というわけ…」

フィーネクリンナップ来たら[毒]で相討ちだけどねぇ!(笑)
シド:危なかった…(ドキドキ)
GM:勝負はついたね。よいかな?
一同:いいよ!
GMじゃ!エンディングいくよ!!
シドえーーー本当に終わっちゃったーー!!(笑)クライマックス戦その2とかあるのかと…
GM:え、ないよ(即答)


■ENDING PHASE


◆Ending 01 戦闘終了。そして…



 それは一瞬の攻防だった。目の前の出来事に各国の要人たちも言葉を失っている。
「これが……神をも屠った力なのか…」
「私にはあの虹羽男が撃たれてよろめいたように見えたんだけど…」
「あそこから一撃で倒したというのか…!」
「すげえ…!!」

GM:…とか。そういう……アレ。(一同爆笑)
シド:雑かっ!(笑)
GM:そんな参加者たちの様子を見て、「これで納得いただけただろうか?」と教皇ファルが声を届けよう。
GM(参加者):「ああ…間違いない…!アイツは“邪神殺し”だ…!!」(一同爆笑)
シド:ちょ、なんか……まぁいいや…
メルヴィナ:やーいやーい、邪神殺しぃ~!
GM:妖怪“邪神殺し”だぁ~!

 小学生か、君たちは。

シド:これで満足か?
GM(参加者):「あ、あぁ…君の実力は間違いない。」「君ほどの戦士は我が国にもいないだろう…!」とか言ってます。
シド:つーわけで、“約束”は忘れんなよ。
GM:フィーネさん!言ってやってください、この勘違い男!
フィーネ:あなたたち、本当にリンの仕事のこと、何も聞かされていなかったのね。あとで私の部屋に来なさい。教えてあげるわ。
GM:すごい!導入もやってくれた!ありがとう(笑)
フィーネ:そこの綺麗な秘書さんと、さっきからこそこそやってるあなたもね。
シャオレイ:じゃあ、メルヴィナの横あたりで幻術空間から出てこようかな。「…何やら、誘われたようですね…」
メルヴィナ:また一人、ライバル登場ってとこかしら?
GM:そうなの?ほんとに?(笑)
シャオレイ:負けられませんねっ。
メルヴィナ:ホント、天然ジゴロなんだから…
GM:ねえ、ほんとに!?(笑)
シド:てかシャオレイ!そんな感じだったっけ?(笑)


◆Ending 02 設定は膨らむよどこまでも



GM:そんなこんなでフィーネの部屋にホイホイついてきたのであった。
シド:ホイホイとか言うなっ。
フィーネ:これはもうしゃべっていいの?
GM:うん、もう自分の喋りたいこと喋っていいですよ。
シド:うーん、じゃあ…「リンについての話ってのはなんだ?」
メルヴィナCVは似ているようだけど!?(一同爆笑)
フィーネ:そうね。
シド:今の流れで「そうね」とか言わない!(笑)
フィーネ:リンと私はもともと同じ存在みたいなものだからね。…さて、あなたたちには信じられないかもしれないでしょうけど、“粛清”については知っている?
シド:“粛清”って…大昔に何度かあったっていう…
フィーネ:そう。正確には3回…。そして今は4回目までの猶予の時間。
シド:それがなんだ?
フィーネ:七大神も最後の粛清をするか否か、その適切な判断をするために“神々の目”となって世界を回り、監視する者が必要なのよ。私たちはそういう存在…“神々の目”となって世界を見て回る、ただそれだけの存在…。そうだ、リンには昔の記憶はあったかしら?
シド:昔の記憶…?
フィーネ:おそらく昔の話なんてしなかったでしょうけど…。だって私たち造られた以前の記憶はないからね。
シド:どういう…ことだ…?つまり、お前らは神の使いってことか?
フィーネ:だからさっきから言ってるじゃない。信じてもらえるとは思ってないけど。
メルヴィナ:天使ちゃんなのね。
フィーネ:七大神の中にもいろいろ考えが分かれてて、積極的に綺麗さっぱりするべきって神もいるし、そうでない神もいる。私を造ったアエマ神は穏健派。で、アエマ神が導いた民のフィルボルをベースに私の身体は造られているってこと。リンの使命は『邪神を倒すこと』としか聞いていないんじゃないかしら。そういう意味では、満足して消えていったんじゃないかしら。
シド:ちょっと待て。あいつを元に戻す方法はあるのか?
フィーネ:もともと神によって造られた命…。最後は霧散していってアエマ神のもとに還ったと思うわ。
シド:何か方法はないのかって聞いてんだ!
フィーネ:私に聞かれても分からないわ。アエマ様次第だけど。それに私たちも直接アエマ様に会えるわけじゃないのよ?役目を終え、魂が空と海に溶けていって…ようやく会えると思うわ。いずれにせよ、リンは満足して消えていったんじゃないかしら。あなたの一撃を見て少しわかった気がするわ。他人に興味のない彼女がわざわざあなたたちを守るために死んだんですもの。……これが私が話せる真実よ。
シャオレイ:あなたは先ほどリンさんは『邪神を倒す』程度にしか目的を聞かされていなかったと言いました。…じゃあ、あなたの目的は何なんですか?
フィーネ:最初に言った通りよ。この世界が“火の粛清”を起こす必要があるかどうかを判断するために、神の目となり、世界中を巡ること…。ま、本来はセーリアを見て回るのが役目だったんだけどね。リンの代わりに私がこっちに来たってこと。あっちの方もキナ臭いことになってるんだけどねぇ…
GMそうだったのかー(棒)
シャオレイ:なるほど…。それであなたはこれからどうするつもりなんですか?
フィーネ:私は役目を果たすだけ…。リンが残した仕事を片付けた後は元の仕事に戻るだけよ。ただ、あまりにもあなたたちはリンの命に囚われすぎているように見えるわ。それは彼女は喜ばないでしょう。
シド:……うーん、どうしようかなぁ。
メルヴィナ:GMぅ~助けて~!
GMリンなんかどうでもいい!お前が好きだ!!(一同爆笑)
メルヴィナ:リンの上位互換なお前が好きだ!
シャオレイ:俺の心の隙間を埋めてくれ…
シド:ゲス野郎どもめ…
シャオレイ:シドさん、どうしましょう。
シド:俺は、まだあいつにお礼を言えてないんだ。いろいろ助けてもらったのに…。勝手に一人で満足して、勝手に消えやがった…。だから連れ戻して、言いたいことを言いたいんだよ。
メルヴィナ俺と結婚してくれ(ボソッ)
シド違う(即答)
フィーネ:すべてはアエマ様の御心のままに…。あなたがそうしたいなら止めはしないわ。好きなようにやればいい。
シド:ああ、そうさせてもらう
フィーネ:私が話せるのはこれくらいよ。
シド:リンを救うためにはアエマと話をつける必要もありそうだ。お前も手伝ってくれないか。
フィーネ:力になれるとは思えないけど…。まぁあくまで私はディアスロンドから派遣された神の遣い。目的が同じ間は一緒に行動してもよくってよ。
シド:それなら話が早い。俺は魔都ベルヴェへの討伐軍のリーダーになる。あんたも魔族との全面対決の場にいなかったら、それこそ仕事放棄だろう?
フィーネ:それもそうね…。じゃあもう少しだけ私もあなたたちの行く末を見届けることにするわ。リンがこの世界に残した可能性を…

 こうして新たな同行者を得たアイノス一行。リンの復活を改めて誓いつつ、次の目的地、魔都ベルヴェを目指すのだった――。
最終更新:2019年01月06日 15:27