Chronicle ep1 CP~ED

■CLIMAX PHASE

◆Climax 01 最後の試練



 3人が扉の先へ歩を進めていくと、どこからともなく声が聞こえてくる。
「そんな……こんなことって…!」
「侮り…ましたか…」
「ちくしょう…! 姫様ッ…!!」


GM:はい、クライマックスでーす!
ソールなんかやられとるぅーーー!!
シフひより◎‘sエンジェルやぞ!! 今回ヒロの株上げがひどいぞ!(笑)
ソール:な、何あの巨大なゴーレムは…(怯)
GM:待て待て(笑)ゴーレムではないよ。描写続けますね。 「なぁんだ、つまらないの! 試練に挑んでくるヤツらってこんなレベルなの?……っと、休む間もなく次のお客人?」
ユースケ:「な、なんだこれ…」
GM(フューリー):「ようこそ。私はこの試練の最後を担当するフューリーよ。ここで私を倒せば、アナタたちは晴れてクリアってわけ。負ければ…そこで転がってる連中のようにここからは出られない。さ、始めましょ!」


◎ROUND 1

  • エンゲージ1:フューリー【行動:】、骨A【行動:】、骨B【行動:】
  • エンゲージ2:シフ【行動:13】、ユースケ【行動:8】、ソール【行動:5】


ソール:戦闘前に《ホーリーオーダーⅡ》に《ホーリーオーダーⅠ》を乗せます。フェイト2点使用! これで全員に《ホーリーウェポン》と《マニフィカート》をかけまーす!
ユースケ:助かる。とても助かる。
GM:さて、セットアップ。フューリーは何もしません。
シフ:いつものいくよ~。《タクティカルプレイ》&《ポジショナルプレイ》!
GM:骨A,Bも何もしませんね。
ソール:ユースケさん、最終決戦用の何かはあります?
ユースケ:ふっ、待たせたな…! 何にもないぜッ!!(キリッ)
ソール:では私が…。フェイト2点使用し、《ディビーアップ》!
GM:範囲の対象が行う判定に+(SL)Dする…だと!?
ソール:SLは当然3!! このラウンドだけね!
ユースケ強くね!?(笑)
ソール:このラウンドに限っては、シフさんに攻撃は当たらないぞ! スーパーシフさんになっているからなッ!
GM:当たらないとわかってるのに狙わないよ…。さて、フューリーから行きますよ。範囲に魔術攻撃だよ。27といって命中!
ソール:今回の魔術師、みんな範囲攻撃持ってて死にそうなんだけど…勘弁してくれぇ!
ユースケ:回避判定に3D乗ってんだぜぇ!…(ころころ)あ、全然ダメだ。
ソール:フェイトで振り直して!(笑)
ユースケ:今避けないと意味ないもんね(笑)…(ころころ)はいキタ!クリティカル!!
シフ:33といって避けまーす。
ソール:私、当たりました。
GM:あれ、当たった?
ソール:《ディビーアップ》は自分には乗りませんの…
GM:あっ(察し)

 フューリーの魔力に熱気が帯びるのを感じたシフが叫ぶ。
 「散れっ!!」
 シフの声とほぼ同時に無数の火炎弾が3人めがけて襲いかかる!
 シフとユースケはなんとか躱すが、前衛にいたソールは躱しきれず、剣で受け止める…!

GM:ダメージは53点火属性魔法ダメージ!
ソールでっか!! 《プロテクション》!…(ころころ)魔法防御込みで39点止めで14点ダメージか。残りHP 31ね。
ユースケ:だいぶ止めたけど、大丈夫とは言い難いか。
ソール:次のターンも結構きつい。 出来ればこのターンで削りたい…!
GM:では次、骨Aが接近しまして…(ダイスを降る)あ、またソールさんに攻撃ですね(笑)
ソール:避けれない人に当てるのひどくない!?
GM:ダ、ダイスのせいだからっ! 22といって命中ね。
ソール:避けれないって言ってるでしょ!
シフ:不遇のお姫様だからね。仕方ないね。
ソール:お姫様を狙いたくなるのはめっちゃ分かるよ。
ユースケ:分かるのかい。
シフ:すこーしも痛くないわ~♪
ユースケ:いや姫様、ガツガツHP減ってますよ。血ぃ出てますよ。
シフ:wwwwwwwwww

 シフとユースケのちゃちゃ入れの間に、骨Aの攻撃を難なくいなすソール。
 続く骨Bも向かってくるかと思ったが、そのまま待機する姿勢を取る。

ソール:あいつカバーする気か!?
シフ:捨て身カバーして次のターン復活する骨なのか?
ユースケ:とりあえずフューリー削るぞ。フルパワーだ! 《ファミリアコンビネーション》! まずは《アースバレット》。命中4D増えるのか、すげえな…(ころころ)でもクリティカルしないっ!
シフ怠惰デスねぇ~~
ユースケ:ちょっとそれやめてwww
GM:当たるんですが、骨Bがカバーしますね。

 ユースケの放つ石つぶてがフューリーに向かって飛んでいく。
 しかしフューリーがフッ、と笑みを浮かべると、横にいた骨Bがフューリーの前に立った。

ユースケ:57点地属性魔法ダメージ!
ソール:一撃で落ちるんじゃない?
GM:残念ながら一撃じゃ落ちないな~
ソール:何っ! 生きてるだと?
ユースケ:とりあえず骨Bには〈スリップ〉だ。次行くぞ!《ファミリアアタック》!…(ころころ)クリティカルぅ!
GM:うーん、避けられん。
ユースケ:ダメージは56点貫通!
ソール:強い!

 石つぶてが命中した勢いで骨Bは体勢崩す。その隙を突き、2体のファミリアがフューリーに襲いかかる!

GM(フューリー):「へぇ…少しは骨があるのね」
ソール:骨を従えてるやつだけにな。さて、向こうのエンゲージに行きたいが…シフさんの効果が消えるんだよなぁ。
シフ:私、避けられるし。そっちにかけるよ。
ソール:そっか。そしたら行くか。ムーブで移動、マイナー放棄、メジャーで《ハンマーストライク》! 23といって命中!
GM:フューリーさん、回避失敗したので、骨Bがカバーに入ります。
ソール:ダメージは66点水属性魔法ダメ-ジ!

 フューリーの炎を振り払い、一足で距離を詰めるソール。淡い光を纏う剣で胴を薙ごうとするが、傷ついた骨Bが再びソールとフューリーの間に立つ。
 「光と消えなさいッ!!」
 骨の身体はその衝撃で砕け、その場に崩れおちた――


◎ROUND 2

  • エンゲージ1:フューリー【行動:】、ソール【行動:5】
  • エンゲージ2:シフ【行動:13】、骨A【行動:】、ユースケ【行動:8】


ソール:くそぅ、《ディビーアップ》が切れてしまった…
シフ:いつものセットはソールさんのとこでいいのかな? ユースケ避けられるよね?
ユースケ避けられねぇよ!(怒)
ソール:フェイト使って(ボソッ)
シフ:そしたら《タクティカル》はこっちのエンゲージで、《ポジショナル》はソールさんでいい?
ソール:あ、そういう事もできるのか。シフさん、汎用性高すぎません?(笑)
GM(フューリー):「ふぅ。下僕が1体やられてしまったわね…」とつぶやくと、あなたたちを睨んで行動しますよ。まず対象を決めますか…(ダイスを振る)あ、ソールさんですね。
ソールねぇ、なんなんですか。私のこと好きなんですか。
GM:セットアップでソールさんと【精神】で対決を行います。…(ころころ)うん、出目は大したことないなぁ。17!
ソール:【精神】は得意分野だけど、さすがにキツイなぁ…出せなくはないが。…(ころころ)惜しい! 16!
GM:ではソールさんに7D+30点の火属性魔法ダメージを与えます。60点だ!
ソール痛ぇ!!さすがに止めきれない! 《アフェクション》切ります!

 骨Bを斬り伏せたソールだったが、その正面からフューリーの火炎が津波のように迫ってきていた。
 「くっ…!!」
 炎に呑まれたように見えたが、銀の輪のような光がソールを包み、炎から身を守る…!

GM(フューリー):「この光は…!」
ソール:「アリアンロッド…見ていてください…!」
ユースケ:「ソールさん、すごい!」
GM(フューリー):「なんか違和感あったと思ったら…」
ソール:何? 何を知ってるの?(笑)
GM:骨Aのセットアップ、《騎士の忠誠》を発動します! お次どうぞ。
シフ:何? 何が始まるの?
ユースケ:こっちは何もないよ。
GM:ではフューリーさんですね。せっかくだから範囲を叩こうね。32といって命中。
ソール高ッ!!
ユースケ:あれ、+3Dは消えてるよね?
ソール:うん。あれは1ラウンドの命なのです…。残ってるのは命中に+1Dだけね
シフ:やべえやん…消えた分フェイト3点使うか…(ころころ)避けれましたね。
ユースケ:無理だよぉ!
GM:じゃあユースケさんに54点火属性魔法ダメージ!
ソール:今、防御20点の加護もないけど大丈夫か?!
ユースケ:魔法防御5しかないから、このまま受けると4点オーバーだな…
ソール:ここでユースケに倒れられると結構キツイ! 出ると思うけど…《プロテクション》!

 再びフューリーが放った炎は、今度はユースケを確実に捉える。ソールがとっさに魔術を放つが、炎はユースケを容赦なく呑み込んだ!
 ユースケを押し流すように放った炎の波が不自然に歪むのをフューリーは見た。気の所為かと思った次の瞬間、2匹のファミリアに引き抜かれるように、ユースケが炎から脱出したのだった。

ソール:11点止め!!
GM:おお、ちゃんと止めましたね~(笑)
ソール:ひより◎さんが乗り移っているんですよ…
シフ:さすがですわ!(天の声)
ユースケ:残りHP 7点…あぶねえ…
GM(フューリー):「あれで殺せないとはね…。いや、あの女のせいか…」とつぶやくと、骨Aに向かって「こっちに来て私を守るのよ!!」と叫びます。
ソール:こっちに来るのか!

 フューリーの声に呼ばれ、背後から骨Aがソールへ向かって武器を振り回してくる。
 ソールは背中で剣を使って受け止める!

ユースケ:お返しだ、フューリー!《ファミリアコンビネーション》! まずは《アースバレット》!…(ころころ)3つクリティカル!!
GM:避けれないよ! 骨Aがカバーします!
ユースケ:ダメージは64点地属性魔法ダメージ!
GM:はいはい……うーん、まだ生きてますねぇ
ユースケ:続けて《ファミリアアタック》! 23命中!
GM:当たりました。
ユースケ:45点貫通!
GM:フューリーに当たりましたが…生きてますよ~。ではソールさん!
ソール:カバーを見越して素殴りでもいいのでは…いやちゃんとやっとくか。《祝福》もあるし。《ハンマーストライク》!15で命中。ちょっと避けられるかもしんない。
GM:当たりました-(笑)
ソール:いいGMだ(笑)どこぞのGMにも見せてやりたい…
GM:今日は回避ダメダメだなぁ。あ、骨のカバー入りますよ。
ソール:47点水属性魔法ダメージ! 素の攻撃力はこんなもんよ。
GM:えっと………まだ生きてます!
ソールうっそぉ!?? やっちまった~!!
ユースケ:討ち漏らした!?
GM:でももう砕けそうだけどね。
ソール:カバーされるかされないかで大きな問題なのよ!


◎ROUND 3

  • エンゲージ1:フューリー【行動:】、ソール【行動:5】、骨A【行動:】
  • エンゲージ2:シフ【行動:13】、ユースケ【行動:8】


 ユースケとソールの波状攻撃でも骨Aが落としきれない…。
そして三度襲うフューリーの炎に備え、シフは先程のラウンドと同じく、自陣に《タクティカル》、ソールに《ポジショナル》という布陣で備える――!


GM:フューリーさん、セットアップでさっきと同じことしますよ~
ソール:それ、シーン1回だったりしない…?
GM:まぁエネミーなんでね~☆
ソール:来るがいい! 死んじゃう!!(笑)
GM:(ダイスを振る)あ、今回はシフさんですね。
ソール:避けてぇ~!……あ、【精神】だからダメか!?
GM:わ、優しめ…。16ですね。
シフ:それはねぇ、無理だよ…(ころころ)む~りぃ~
GM:56点の火属性魔法ダメージ!
ソール:《プロテクション》!


 フューリーの炎は確実にシフを捉えていたが、ソールの魔術で軌道がほんの少しズレたことでシフは危うく直撃を免れた…!

ソール:あぁっ!ごめんなさい! 失敗した!(笑)
シフ:もろもろ差し引いて49点ダメージだから、残りHP 15かな。
GM:ユースケ、ソールのお二人はセットアップよろしい?
ユースケ:どうぞ~
GM:ではフューリーさんです。範囲めがけて撃ちますよ。…(ころころ)あークリティカルはしないか~。35といって命中!
ユースケ:ここでフェイト使うか。2点使って避ける! …(ころころ)避けられぬっ! 振り直しっ!! 奇跡を起こせぇえええぇえ!!…(ころころ)起こさなぁーーーい!!!(笑)
GM:安定(笑)
シフ:あ、無理ですね。命中5Dとかアタマおかしくなぁーい?
ソール:《蘇生》案件! 《蘇生》案件!
GM:とりあえずダメージ出しますね。60点火属性魔法ダメージです。
ユースケ:おい、ちょっと待て。《蘇生》しても死ぬぞ、俺! 《ガーディアン》だ!

 ソールの魔術でも軌道を変えきれないほど、範囲が大きくなった炎の波にシフとユースケが飲み込まれる。 シフはソールの《プロテクション》で、ユースケはファミリアにかばわれ、何とか炎の波から脱出する!

シフ:そもそもだけどさ! みんなでエンゲージしとけばいいんだよ!
GM:気づいたwwww
ユースケ:残りHP 12でーす。
シフ:残りHP 15でーす。
ユースケ:あぁ…ファミリアが…(泣)

 続く骨Aの攻撃を難なく躱したソールは、そのまま剣を振り下ろす!
 すでにボロボロだった骨Aは、今度こそ砕けちった――。

ソール:「あとは頼みます! ユースケさん!」
ユースケ:「任せとけぇ!」
GM:さて、どうなるかな…
ユースケ:《ファミリアコンビネーション》! 《アースバレット》! 24といって命中!
GM:避けれません!
ユースケ:56点地属性魔法ダメージ!
GM:………はい!まだ生きてます!
ユースケ:くそっ! トドメじゃ!《ファミリアアタック》! 16といって命中!
GM:くっ、当たりました!
ユースケ:いくぞ!!! 58点貫通ダメージ!

 守るものがいなくなった敵へ、ユースケのアースバレットが撃ち込まれる。
 無数の石つぶてから身を守るフューリーは、その視界の中でユースケの首にかかる懐中時計が一瞬強い光を放つのに目を奪われた。その刹那の瞬間、片割れのファミリアがフューリーの腹部を打ち抜き、その身体を吹き飛ばした――


■ENDING PHASE

◆Ending 01 誘いの時計



 「はぁっ、はあっ…」
 その場に膝をつくユースケは息を切らせながら、倒れた敵へ視線を向ける。
 「そ、その懐中時計は……。なる、ほど……それじゃ…分が悪い、わね…」
 傷ついた身体でフューリーは言葉を絞り出す。
 「いいわ…私もあの女に睨まれるのはゴメンよっ…! この章を持って、どこへなりと行くがいいわ!」
 懐から、何かを取り出し、一行の足元へ投げてよこす。

ソール:「この方、何か知っているんですか?」
GM:何も答えず、フューリーはそのままスーッと消えていきます。
ソール:「何とか…なったみたいですね」
ユースケ:(大の字に倒れて)「も、もう動けねぇ…」
シフ:「やれやれ…」
ソール:「あっ、皆さん!」とカイたちにヒールかけに行こうかな。

 ソールが3人に走り寄ろうとすると、突如自分の首にかけられた懐中時計が輝き始め、足元には羅針盤のような紋様が浮かび上がる。それはシフとユースケも同様だった。
 「くっ、またか…!」
 「これは…! そ、そんなっ…!!」
 「げ、ゲームクリア…かな?」

 自分たちはこの世界にはもういられない――。
 そう悟った刹那、意識が遠のいていくのを感じる。
 ソールの視線の先には、伸ばした自分の手と、その先に倒れているまだ見ぬ知人たちが暗闇に閉ざされていく景色だった――


To Be Continued……
最終更新:2020年06月03日 00:48