◆SCENE 9 ~下流の洞窟~
商人風の男を見失ってしまった一行は、アマルジャ族の根城と思われる洞窟まで引き返してきた。
GM:……さて、洞窟の入口が見えるところまで戻ってきた、という感じかな。
パタタ:入口とかに見張りはいないのだ?
GM:見た感じはいないですね。
ナゴ:荷車の跡も洞窟の方に続いてる?
GM:そうだね。君たちが追ってきた痕跡はその洞窟の方に続いてます。
ローランド:どうする?
パタタ:まぁ、これ以上手がかりも無いしなぁ…
ナゴ:酒場で何かあったのかもしれんけどさ。
レナ:川は入って大丈夫なの?
GM:洞窟を流れる川は底が浅いし、歩くと水音が立つ以外は移動に支障はありません。
ローランド:うーん、音で気づかれますやん。
レナ::《レビテト》使わなきゃ!
パタタ::そーっと行くのだ…
GM::そうして皆さんが警戒しながら洞窟に足を踏み入れると、暗がりから6体のアマルジャ族が突如として踊りかかってきます!
レナ:踊りかかってきた?!(盆踊りのフリ)
GM::日本語ォッ!!(一同爆笑)
◆BATTLE 2 ~洞窟入口の攻防~
●ローランド(戦士):HP 35/35 ●レナ(竜騎士):HP 26/26
●ナゴ(黒魔道士):HP 21/21 ●パタタ(白魔道士):HP 24/24
GM:敵は、両手に『ホラ』っていうのかな。メリケンサックみたいなの付けた明らかに武闘派っぽいのが4体。それに杖を持ったのが2体です。
パタタ:魔職から潰すのだ!
ナゴ:あれ、ドレイクがいないな。
レナ:6匹より強いドレイクが最後に出てくるのかしら……?
GM:では、順番を決めて戦闘に入りましょう!
話し合った結果、①ローランド→②ナゴ→③レナ→④パタタという順番で動くことに。
一行は、人数的不利を跳ね返せるか――!?
◆ROUND 1‐冒険者のターン
GM::ではローランドさん、どうぞ~。
ローランド::範囲攻撃(5×5マス)で全員は巻き込めないな……取りこぼす1匹を《挑発》で拾う感じかな。じゃあまずは4マス移動!
ローランド:最初にサブアクションで《ランパート》! 守りを固めつつ《オーバーパワー》で5×5マスを巻き込む!(ダイスを振る)……16に【STR】+4で20!
GM:強い! 全員ダイレクトヒット(以下DH)入ります!
襲いかかってきたアマルジャ族たちにいち早く切り込んだのはローランドだった。敵の懐まで距離を詰め、雄叫びを上げながら周囲のアマルジャ族を薙ぎ払う。 敵も防御はしたものの、そのすさまじい風圧(と謎のキラキラ粒子)は周囲を震わせる!
ローランド:全員に2点のダメージと《敵視》入りまぁす!
GM:全員2点マイナス……っと(計算中)……数が多いなぁ…
パタタ:「はい、倒れましたー」
GM:ちょっと静かにしてくれるかな?
ローランド:移動はしないでおくか。……で、相手のターンが始まったら残りのやつに《挑発》をする、と。
GM: じゃあ次はDPSだね。ナゴ!
ナゴ:とりあえず範囲攻撃を撃った方がいいっすよね……じゃあ《サンダラ》を撃ちます。1匹を除いてDOT3を付与!
GM:OKです。 あと、このDOTダメージが入ったときに〈プロック〉っていう追加効果の判定がありますので覚えといてね。
ナゴ:おっけい。…さて、移動もしてないし何かしたいな。MPキツくなるし《ルーシッドドリーム》やっておくか。これでラウンド終了時のMP自動回復量に+1だね。
パタタ:結構この1点が大事になるってのが分かってきたのだ。
ナゴ:うん、次のターンが楽になる。そんじゃ何も入ってないシーアAに《コラプス》撃つか。
レナ:やれぇ! やっちまえぇ!!(悪)
GM:次は竜騎士が動くかな。
レナ:わしじゃぁ…
GM:どうなってんだ、このOLの情緒は……(笑)
レナ:移動するわ!
パタタ:あ、左奥に行くのね。
レナ:だって、こいつ野放しには出来ないでしょ。
ローランド:あとで一応タゲ取るけど、さっさと倒してもらうのが良いね。
レナ:では…《ランスチャージ》!これでダメージ+2点。そして《トゥルースラスト》! まずは〈竜槍〉を手に入れないと何にも始まらないのよ! ……(ダイスを振る)合計で13!
GM::それは……DH入りますね。
レナ::DH分が2d6かな……(ダイスを振る)10!
GM::基本の3点に《ランスチャージ》が入るから……15点ダメージかな。
パタタ::おお、強い……!
ローランド::タゲ取らなくていいかなこれ(笑)
ナゴ::倒しきれるか……?
GM::だいぶ効いてはいますよ。
レナ::すかさず《ディセムボウル》よ!…(ダイスを振る)……11!
GM::11だと敵の【物理防御力】の方が強いので、DHは無しです!
ローランドやナゴの攻撃の直後、死角から伸びてきたレナの強烈な突進攻撃でアマルジャ・シーアを壁まで吹っ飛ばす! すかさず追撃をするが、受け身を取り体勢を立て直したアマルジャ族の杖に阻まれる…!
レナ:ちっ、素早いOLの攻撃が…! まぁ5点ダメージと〈竜槍〉は入ったか。
ローランド:シーアAはもうヘロヘロかな?
パタタ::やっちまうか?(悪い顔) とりあえず様子見で《ストンラ》当ててみるのだ!
ローランド:これで倒れてくれれば御の字だな。
パタタ:(ダイスを振る)……11! あーーーこれはキツイのだ!
GM:そうですねー、DHは発生しません。
パタタ:じゃあ2点ダメージだけか……。
パタタは岩片を射出するが、アマルジャの魔術師への決定打にはならない。しかし、かまいたちの如き竜巻で魔術師たちを拘束する!
レナ:倒しそこねちゃったなぁ。
パタタ:未だに回復したことないのだーーー!!(叫)
GM:まあまあ、ちゃんと敵を倒してるってことですから(笑)
◆ROUND 1‐敵のターン
GM:では敵のターンに入りまーす。
ローランド:はい! インスタント、インスタント! シーアAに《挑発》っ!
レナ:「……僕と踊ろう?」(一同爆笑)
GM::真面目なアマルジャ族たちが『ふざけているのかッ!!』と激昂して、君にヘイトが集まります、と(笑)
ローランド:あぁっ! この1ターンでキューティクルがボロボロになる……!(一同爆笑)
ナゴ:髪のHPが…(笑)
あまねくヘイトをローランドが集めているため、筋骨隆々のアマルジャ族が一斉にローランドに襲いかかる!
GM:ではアマルジャ・ブルーザーの攻撃! 《石火豪拳》!! (ダイスを振る)……うっ、4?! 低い……合計で8です。
レナ:お、防御出来るんじゃない?
ローランド:余裕です! おまけに《ランパート》で-2点されます!
GM:くっ……! たった2点かッ……!!
ナゴ:鉄壁のキューティクル……!(一同爆笑)
GM:あと3体! 畳み掛けるぞ!!
〈攻撃結果〉
・ブルーザーB:【判定】d20 → 15 +【STR】4 = 19 〈DH発生〉!
【ダメージ】1d6 → 4 + 4 = 8点ダメージ!
・ブルーザーC:【判定】d20 → 8 +【STR】4 = 12 〈DH失敗〉…
【ダメージ】4点ダメージ
・ブルーザーD:【判定】d20 → 16 +【STR】4 = 20 〈DH発生〉!
【ダメージ】1d6 → 6 + 4 = 10点ダメージ!
ローランド:《ランパート》で全てのダメージが-2点されるから、全部で16点のダメージかな。 残りHP 19…!
パタタ:GMの出目が珍しく走ってるのだ(笑)
GM:アマルジャ族、気合入ってますッ!!
レナ:これで近接アマルジャは終わり?
GM:そうですね。あとは魔職アマルジャだ! 杖を持ったアマルジャ族は詠唱を始めます。《ファイア》!
〈攻撃結果〉
・シーアA:【判定】d20 → 13 +【INT】4 = 17 〈DH発生〉!
【ダメージ】1d6 → 3 + 4 = 7点ダメージ!
・シーアB:【判定】d20 → 19 +【INT】4 =23 〈DH発生〉!
【ダメージ】1d6 → 1 + 4 = 5点ダメージ!
アマルジャ族たちの重い拳がローランドを襲う中、2つの火球がローランドに向けて放たれようとしていた。 しかし、詠唱に気づいたレナが目の前にいるアマルジャ族の杖を抑えたことで、火球の一つはローランドをかすめて洞窟の壁を舐めあげる――!
GM:くそっ! レナの《牽制》で邪魔された!
レナ:脚立投げるわ!(一同爆笑)
ナゴ:どこに持ってたそんなの(笑)
パタタ:つーかさっきから攻撃がほとんどDHなのだ……
レナ:このGM、敵に回ると強いタイプね……!
ローランド:魔職からのダメージは全部で8点か。残りHP 11……!
パタタ:結構あぶねぇのだ!(笑) 《ランパート》無かったら死んでる!
レナ:ああっ、髪の毛がっ!(一同爆笑)
GM:ここで敵全員にDOTが入りますね。シーアAには3点、それ以外のアマルジャには6点ダメージが入ります。
レナ:シーアAはそろそろ死ぬのでは?
GM:まだ生きてます。……が、息も絶え絶えです。
ローランド:範囲攻撃で巻き込むくらいで倒れそうだね。
パタタ:あ、ナゴ! DOT入るから〈プロック〉の判定なのだ!
GM::そうだった! d20振ってもらって、19以上出れば『次の雷属性アビリティ1つのMP消費がゼロになり、その基本効果に6点ダメージを追加』というバフが付きます。
パタタ:19はしんどいなぁ!
ナゴ:でも5体にサンダラ入れたので5回振れますね…(ダイスを振る)……おぉ! 1つ出た!!
ローランド:お見事!!
GM::ナゴが超サイヤ人よろしく、身体の周囲がバチバチ言ってる感じですね。かっこいい~。
◆ROUND 2‐冒険者のターン
冒険者たちの猛攻により確実に敵の体力を削るが、いまだ数的有利はアマルジャ族たちにある。珍しくGMの出目も走り、生命線であるローランド(のキューティクル)も削れていく中、ナゴがゾーン状態に入る!
洞窟入口の攻防の行方は――!?
●ローランド(戦士):HP 11/35 ●レナ(竜騎士):HP 26/26
●ナゴ(黒魔道士):HP 21/21 ●パタタ(白魔道士):HP 24/24
GM:では、またタンクからですね。
ローランド:移動したいんだけど、ここ、斜めですり抜けられるよね?
GM:ああ、ブルーザーCとDの間ね。大丈夫ですよ。
ローランド:じゃあ2マス移動して……《バーサク》使います! そんで《オーバーパワー》!
レナ:ローランドローリングアターーック!!!
ローランド:(ダイスを振る)……12+【STR】4なので16!
GM:全員DH入ります!
ローランド:(ダイスを振る)……範囲内の全員に4点ダメージ!
レナ:歌舞伎みたいになってる(ボソッ)
パタタ:え!? 髪回してたの?!(一同爆笑)
敵の包囲の隙間を抜け、ローランドは再度武器(髪)を振り回し、敵の注意を引き付ける!
ローランド:もう《挑発》は使えないから、シーアAの〈敵視〉は取れない!みんな頑張って倒してぇ!
パタタ:次、回復するのだー!
ローランド:お願いしまァす!(切実)
パタタ:じゃあ《ルーシットドリーム》、《ケアル》、《ケアルラ》って感じにしようかな。よぉし、クリティカルするかもしんないのだ……あれ、そもそもクリティカルするとどうなるのだ?
GM:クリティカルすると成功確定の上、攻撃量や回復量を求める時に振るダイスの量が倍になります。
パタタ:なるほどなるほど。よーし…(ダイスを振る)……あー、クリティカルはしないか。じゃあ回復量は…(ダイスを振る)……うんうん、5点回復か。まずまず。
ローランド:ありがてぇ…!
パタタ:次、《ケアルラ》いきまーす!…(ダイスを振る)……クリティカルしたぁ!!
一同:おぉーー!!
パタタ:こ、これ、これが、か回復…ヒ、ヒーラーのち、ちち…力なのだァ!
ナゴ:落ち着け(笑)
パタタ:(ダイスを振る)……出目もすごいのだ!!(笑) 22点回復なのだ!
ローランド::22点……全回復じゃん(一同爆笑)
GM:恐ろしい……
パタタ:ヒーラーとはこういうものなのだ!!(ドヤァ)
GM:実は、ゲーム中に素晴らしい行動をした時なんかに、GMの裁量で『ボーナスダイス』をその人に進呈することが出来るんですよ。とりあえずクリティカル出した人にはあげましょうかね。
パタタ:やったのだ!
ローランド:どうも! 訳あってキューティクルがトゥルントゥルンになりました!(一同爆笑)
パタタ:神(髪)ヒーラー降臨したのだ。
ナゴ:美容師……?
GM:はい、では次はレナさんかな?
レナ:私、次誰に攻撃する? シーアAはオーバーキルになるし勿体なくない?
パタタ:まぁねぇ……そうでなければシーアBだけど、遠距離攻撃届くのだ?
レナ:《ジャンプ》は5マス先まで届くわよ。フェーズ1回しか使えないけどね!
ローランド:威力も一番出るみたいだし、これでシーアBを落としてもらいましょう。
レナ:わかったわよ! じゃあ《ランスチャージ》して、シーアBに《ジャンプ》!!…(ダイスを振る)……20!
GM::うわ、全然貫通します(笑) DH発生するのでダイス4つ振るのかな。
レナ:ダメージっ!…(ダイスを振る)……えーっと、11?
一同:んん??
パタタ:え、いや、15でしょ?(笑)
ナゴ:算数が出来ない(一同爆笑)
GM:えっと、基本の3点に《ランスチャージ》と〈竜槍〉も入れて……全部で22点ダメージ!
パタタ:強い!!
レナは飛び上がると、身体を翻し洞窟の天井から敵に狙いを定める。次の瞬間、敵が防御態勢を取るよりも早く、弾丸のような速度で翔んだレナの槍は敵を正確に撃ち抜いていたのだった――!
GM:はい、シーアBはそのまま倒れて動かなくなります。
レナ:てーーてれてててーてーててーー♫(カービィBGM)
GM:ほんわかしちゃうから!(笑)これファイナルファンタジーだから!
レナ:んちゃーー………えいっっ!!(裏声)
パタタ:ファイナルカッターなんだよなぁ……
ローランド:やっちゃってください、黒魔道士!
ナゴ:レナのおかげで全員巻き込めるね。
パタタ:しかも今は超サイヤ人状態なのだ!
ナゴ:では《サンダラ》! 全員に6点ダメージの上にDOTあげます。
身体中に雷を帯びた魔力が溢れるナゴ。杖を構え、その魔力を集中させると先程よりも大きい雷の槍が杖の先から迸る!!
GM:うーん、さすがに膝をついていたシーアAは焼け焦げますね……。他の奴らは怯んではいますが、まだ元気があります。
ローランド:これで全員にDOTが入って、MP消費無しでしょ。つえ~(笑)
ナゴ:移動してないしMPもあるから《コラプス》2発撃てるな。じゃあブルーザーCとDに《コラプス》で追撃!
GM:それぞれ3点ダメージ入ります。
ローランド:これで終わりかな?
ナゴ:いや、ターン終了時に《迅速魔》使って《ファイラ》撃ちます。
パタタ:おぉ!?
ナゴ:(ダイスを振る)……18!
GM:全員DH入ります。追い込んでくるなぁ!
ナゴ:(ダイスを振る)……基本ダメージと合わせて5点ダメージ!
アマルジャ族たちが雷で怯んでいるところへ、息をつく間もなく黒い魔力を放ち牽制する。敵の猛攻に体勢を立て直そうとするアマルジャ族たちが敵の魔術師を見ると、すでに次の詠唱が始まっている。次の瞬間、頭上から落ちてきた火球がアマルジャ族を包みこんだ――!
ローランド:このターンで11点ダメージでしょ? 強いわこれ。
GM:アマルジャ族たちもかなり堪えてる感じですねぇ。
レナ:半分くらいは持ってた感じね。
GM:さらにナゴは〈アストラルファイア〉のバフがかかりますね。MPの自動回復がしない代わりに次の火属性ダメージに+1d6出来ます。
パタタ:……MP的に撃てるのだ?
ナゴ:今MPすっからかんなんで、《マナフォント》で回復しても範囲攻撃は撃てねぇっす。
パタタ:なるほどなー。操作が難しいねぇ……!
◆ROUND 2‐敵のターン
GM:さて、かなりキレてるブルーザーたちの攻撃がまたタンクに飛ぶよっ!
ローランド:はいよー!
レナ::キューティクル狙いよ~!
GM::いくぞ! 《石火豪拳》!!
ローランド:ここで《リプライザル》! 全員ダメージ-2点!
〈攻撃結果〉
・ブルーザーA:【判定】d20 → 3 +【STR】4 = 7 〈DH失敗〉…
【ダメージ】4点ダメージ!
・ブルーザーB:【判定】d20 → 13 +【STR】4 = 17 〈DH発生〉!
【ダメージ】1d6 → 5 + 4 = 9点ダメージ!
・ブルーザーC:【判定】d20 → 13 +【STR】4 = 17 〈DH発生〉!
【ダメージ】1d6 → 5 + 4 = 9点ダメージ!
・ブルーザーD:【判定】d20 → 8 +【STR】4 = 12 〈DH失敗〉…
【ダメージ】4ダメージ!
「まだだァッ!!」
ナゴの放った炎を振り払い、アマルジャ族たちは再びローランドに襲いかかる! しかしローランドもうまく敵の攻撃をいなして捌き、ダメージを最小限に抑えていく。
パタタ:今日ノッてるな! このGMは!(笑)
ローランド:危ないわ! 結構ダメージの出目が良いのよ!(笑) 《リプライザル》使っといて良かったわ~
GM:全部で18点ダメージか……やっぱ防御スキルの効果は大きいね。さて、ここで全員にDOTダメージが入りますが……まだ生きてますね。
レナ:ちょっとぉ!《エアロラ》とかないの?!
パタタ:ないのだー(棒)
◆ROUND 3‐冒険者のターン
●ローランド(戦士):HP 17/35 ●レナ(竜騎士):HP 26/26
●ナゴ(黒魔道士):HP 21/21 ●パタタ(白魔道士):HP 24/24
パタタ:3ラウンド目か~。そろそろ決めたいのだ。
ローランド:決めたいね。
パタタ:とりあえずタゲ取り頼むのだ!
ローランド:では《バーサク》使って《オーバーパワー》!…(ダイスを振る)……おぉ、21!
GM:これは全員DHですわ……全員に4点ダメージか。これも地味に効いてんだよなぁ。
※本来ナゴの《サンダラ》による〈プロック〉効果で得られる超サイヤ人状態は、次の攻撃分しか適応されませんが、この時は全員『効果はフェーズ中続く』と勘違いしています。
ルール間違いですが、あまり気にせず引き続き覚醒したナゴの活躍をお楽しみください。
GM:さぁ、黒魔術士ですよ!
パタタ:これ下手に《ファイラ》とか撃つより、《サンダラ》撃ったほうが良くない? コスト0でしょ? ヤバくない?
ローランド:しかも判定なしで確定6点でしょ。やっちゃって~!
ナゴ:やりますよ。《サンダラ》~(脱力)
GM:えっと……ブルーザーCとDは膝をつきます。
レナ:そういえば、さっき《コラプス》食らってたわね。
ナゴ:続いて《トランス》を使います。
レナ:変身するの?
ナゴ:このままだとMPが足りないのでね……。これで〈アンブラルブリザード〉状態になります。
GM:MPの自動回復量+2点か。了解です!
ナゴ:あ、最後にちょっと移動しますね……
パタタ:お、謎移動。
ナゴ:一応軽減アビリティの《アドル》が撃てるようにしておきたくて。範囲が5マス以内だから。
GM:はい、竜騎士さん出番だよ。
レナ:えぇ?! 私ぃ~?
ローランド:佳境なんだからやる気出してくださいよ!
パタタ:体力余ってるっぽい2体(AとB)を倒してほしいのだ!
レナ:動かなきゃいけないのよ……はい、2マス移動して《ランスチャージ》、そんで《トゥルースラスト》よ!…(ダイスを振る)……
GM:出目良いね。DH入ります!
レナ:ダメージは…(ダイスを振る)……14点ダメージ!
GM:おう、アマルジャBは動かなくなりますね……
パタタ:レナさん強いのだ! しっかりフィニッシャーやってるのだ。
レナ:続いて《WSコンボ》! 《ボーバルスラスト》と《フルスラスト》らしいわよ。
パタタ:始めからセットになってるんだ。
レナ:(ダイスを振る)……あ、DH入ったわね。
GM:さっきから出目が良いなぁ。
レナ:+2d6ダメージ……ファイヤーー!!(ダイスを振る)……11!
一同:うおおっ!!!
パタタ:えげつねぇ……18点ダメージか……
レナの槍が目に見えぬほどの速度で連続で繰り出し、その威力はアマルジャ族を2体動時に壁に叩きつける! アマルジャ族はそのまま地面に落ち、動かなくなった……
パタタ:これ僕は回復した方がいいのだ??
ローランド:うーん、敵の数も減ったし大丈夫だと思うけど……
ナゴ:DOTで死ぬんじゃない?
レナ:まぁ敵はほとんど死にかけだし、小石ぶつけたら?
パタタ:小石言うな! でも白魔道士が火力に貢献するのも大事なのだ!
ささっとローランドを《ケアル》で回復し、瀕死の敵に対しパタタも追撃に加わる!
小石と馬鹿にされたが、果たしてその威力は――
GM:DHしないので2点ダメージですね。まだ死にませーん。
レナ:小石ね!!!(一同爆笑)
その後アマルジャ族達の最後の力を振り絞った《石火豪拳》がローランドを襲うが、その防御力は突破できないまま、雷の余波が彼らを襲うのだった。
GM:DOTが発生した結果、さっき小石当たったほうが倒れます。
パタタ:小石言うなぁ!(泣)
ローランド:あと1体! もう膝が震えてるよ!(笑)
レナ:さっさと《サンダラ》撃ってもろて。
ナゴ:あ、はい。じゃあ《サンダラ》ぁ(一同爆笑)
パタタ:無情すぎる(笑)
GM:せっかくのフィニッシャーなんで演出してもらって…(笑)
未だ立ち上がろうとする敵を見ながら、ナゴは杖を刀のように腰に当て体勢を沈めていく。ふらつくアマルジャと目があった瞬間、居合のごとく放たれた一閃は雷鳴とともにアマルジャの身体を切り裂くのだった――!
一同:ぶった斬った!!?(爆笑)
GM:そんなギガスラッシュみたいな…(笑)
パタタ:全然侍になるの諦めてないのだ…
ローランド:いやぁ、でも何とかなったね。6体出てきた時はどうなるかと……
ナゴ:最初の攻撃をどれだけしのげるかだね……
GM:さて、無事勝利したところで、先に進みましょう!
◆SCENE 10 ~下流の洞窟―その2~
洞窟はさらに下流へと続いている。アマルジャ族を倒した冒険者一行を阻む者はいない。
パタタ:勝ったのだーー!!
ローランド:引き続きクリスタルを探さないとですね。
パタタ:周囲に何かないのだ? スイッチとか。
レナ:あれか。HPが1になるやつか。
ローランド:やめてー(切実)
GM:公式シナリオですからこれ…(笑)特に何も無いですね。洞窟が奥に続いているだけです。
ナゴ:そんじゃ行きましょうか。
GM:では、皆さんは川を下り、洞窟の奥へと進んでいきます。少し進むと、川の中に数体のエフトの死体が転がっていました。
ナゴ:エフト?
GM:でっかいオオサンショウウオみたいなモンスターです。
パタタ:ああ! あのかわいいの!
ローランド:………かわいい?
GM:一応こんな感じの…(イラストを見せる)
パタタ:ほぉら、かわいい~~!
ナゴ::………(冷たい視線)
エフトは進行を邪魔するような形で倒れている。奥にアマルジャ族がいるかもしれない。一行は音を立てずにうまくすり抜けられるか【DEX】判定を行うのだった。
〈結果〉【DEX】難易度5
●ローランド: → 6 +【DEX 2 = 8 【成功!】
●パタタ: → 19 +【DEX】1 = 20 【成功!】
●レナ: → 9 +【DEX】3 = 12 【成功!】
●ナゴ: → 10 +【DEX】2 = 12 【成功!】
ローランド:あぶねっ!
パタタ:こういうときにボケかますのが僕なのに、なんでこんなに出目いいんだよォ!!(怒)
GM:全員成功だね。じゃあ皆さん、うまく隙間を縫ってするするっと通り抜けることが出来ました。さらに奥へ進みます。……と、ここでカットシーン入ります!
一同:おお!?
レナ:スキップスキップスキップ……(一同爆笑)
GM:読ませてぇぇ!!!(泣)
◆SCENE 11 ~クリスタルの隠し場所~
洞窟の半ばまで進むと、開けた空間に出る。一行は、片隅の水と岩の中に荷車が隠されているのを発見した。荷車には多数のクリスタルが積まれている。
クリスタルを守るように巨大なトカゲのような魔獣、ドレイクが一行の前に立ち塞がる。
さらにドレイクの陰から、槍を持ったアマルジャが姿を現した。
「クリスタルを取り戻しに来たか。だが、これはイフリート様への捧げ物。渡すわけにはいかぬ。獅子搏兎。いかなる相手であろうと全力で相手をしてやろう。
この”導火のグラジ・ガー”に出会った不運を呪うがよい!!」
グラジ・ガーと名乗ったアマルジャが左手を振るとドレイクが咆哮を上げ、一行が来た方向とは反対の洞窟から、4体のアマルジャ族が駆けてくる。一行はすっかり取り囲まれてしまった。
「窮途末路! 貴様らに逃げ場はない!!」
パタタ:闇を持ったアマルジャ?
レナ:Darkness?
GM:槍ッ! スピア!!
ローランド:また4体も出てきたぞ?!
ナゴ:これはやばい……
GM:さあ、大詰めだ! 窮地を脱してクリスタルを奪還せよ!!
◆BATTLE 3 ~洞窟の決戦~
戦闘図2-1
●ローランド(戦士):HP 35/35 ●レナ(竜騎士):HP 26/26
●ナゴ(黒魔道士):HP 21/21 ●パタタ(白魔道士):HP 24/24
GM:さて、君たちはこの危機に直面したことで、内に眠る何かが目覚めるのを感じる……! てなわけでリミットブレイク解禁です!
一同:キターー!!!
GM:ただ、1回の戦闘で一人1回、全体で3回しか使えませんので、誰が使うかは相談してくださいね。
パタタ:あ、そこはしっかり原作準拠なのだ。
ローランド:全員は使えないのね~
GM:さて、最初はローランドかな。
ローランド:まずは《ランパート》と《バーサク》ね。そのまま《オーバーパワー》!
パタタ:後ろの4体のタゲを取るのだ!
ローランド:(ダイスを振る)……やべっ! 12!
GM:シーアにはDH入りますが、ブルーザーには入りませんね。全員に〈敵視〉は入って、シーアには4点ダメージ。ブルーザーは無傷です。
ローランド:うわぁ……まぁ仕方ない。
GM:お次はナゴかな。
ナゴ:んー……まぁ、《サンダラ》入れますか。
GM:きたきたきたきた…(怯)
レナ:やれやれーぃ!
ナゴ:あ、でもドレイクは多分予兆攻撃してくるよね?
パタタ:あー、そうね。離れたほうがいいかも。
ナゴ:下の4体とドレイクはタゲ取ってもらえるから、こっちの端っこに逃げるか……。
ナゴ:移動したら、そこから背後の4体に《サンダラ》撃ちます。
GM:4体全員にDOT3が入ります。ビリビリ~。
ナゴ:サブで《ルーシットドリーム》使っとくか。終わりでーす。
パタタ:次はレナさんなのだ。
レナ:誰を止めておこうかしら。やっぱり頭数減らすのが先かな。
ローランド:敵のランサーと踊り合っててもいいのよ?(笑)
レナ:こちとら〈ドレイン〉もあるし、結構やり会えるわよ?
パタタ:確かにそれもアリだな。
ナゴ:いやでも数減らしてくれたほうがいいっすよ。ワンパンいけるかもしれんし。
レナ:ワンパンは無理と思うけど、さっきダメージ入ってないやつにいくわ。《ランスチャージ》+《トゥルースラスト》+《ディセムボウル》!…(ダイスを振る)……9だから、14!
GM:14だとブルーザーAにDH入りますね。
ローランド:うーむ、シーアの防御力が12で、ブルーザーは14ってとこか。
レナ:(ダイスを振る)……7か。諸々合わせて12点ダメージかな。
パタタ:うん、強い。
レナ:そこに《ディセムボウル》入りまぁす☆
レナがきっちりDHを入れ、初撃と合わせて23点のダメージをアマルジャに与える!
GM:ブルーザーAはだいぶフラついてますね。効いてるみたいよ。
ローランド:さっきの4点が悔やまれる……
レナ:〈竜槍〉かかって終わりかな。あ、移動したほうがいい?
パタタ:どうかなぁ。どうせローランドにみんな行くだろうし。
レナ:でもランサーちゃん(グラジ・ガー)がこっち来るかもだし、囲まれて動けなくなると面倒だからこっちに動いとこうかな。
パタタ:お次はボクなのだ! まぁまずはDOTだよね! 移動して、グラジ・ガーとドレイクに《エアロ》!
GM:じゃあどっちもDOT3が入りますね。
◆ROUND 1‐敵のターン
GM:じゃあ敵のターンに行きますよ。
ローランド:あ、《挑発》します! ドレイクに!
GM:はい、じゃあドレイクは〈敵視〉もらいます。
パタタ:ありがとーぅ!
GM:では、敵は敵視が入っていないグラジ・ガーから動こうかな。あ、伝え忘れていましたが、グラジ・ガーは特性として《強敵:気炎万丈》を持っています。この効果でグラジ・ガーは〈スタン〉にならず、発生させた予兆はいかなる効果でも取り除けません。
パタタ:ほえー、まぁボスだしな。
GM:じゃあ行きますか! えっと、一番近いのは誰だ? レナか?
レナ:ソンナコトナイトオモウヨ(一同爆笑)
ローランド:私より少し近いね、少しだけ。
レナ:ちょっとなんなの!? OL好きなの?! そういうのはやってないのよ!!
GM:じゃあレナに《連続行動》! まずは《トゥルースラスト》!
レナ:あーら! かかってきなさいよ!!
GM:(ダイスを振る)……あ、弱い! 11!
レナ:【物理防御】14ですぅ★
ローランド:あっぶねぇ…!
GM:じゃあ6点のダメージと、DOT3をプレゼントします。
レナ:痛いんですけど…! てか初めてダメージ食らったんですけどぉ!
ローランド:回復対象が増えるのはあんまりよろしくないな……
GM:《連続行動》なので続くぞ! 《火槍跳躍》!! 『移動予兆』攻撃だ!
パタタ:『移動予兆』?!
GM:『起点を中心に3×3マスの予兆が発生します』…ということで、レナを中心に予兆が発生しますね。
レナ:え、移動できるんだよね?
GM:移動できるけど、君の動きに合わせてこの予兆が動くよってこと。
一同:来ないでぇぇぇぇ!!!
GM:予兆の発揮はグラジ・ガーの次のターンの開始時で、その時に範囲内にいる敵全員が対象です。
レナ:なによ! こいつが一番めんどいじゃない!!
ローランド:〈敵視〉取るやつ間違えたかな……?
GM:じゃあ次はドレイク動きまーす。〈敵視〉取られてるからローランドの方に動きます。
GM:そんでこいつも《連続行動》! まずは《牙》!…(ダイスを振る)……ぬぅ、低いな……
ローランド:防御します!!
GM:DHは発生しないから、6点ダメージ!
ローランド:《ランパート》分引いて4点ダメージか。
GM:すかさず1マス動いて、詠唱!!
ローランド:範囲攻撃か!?
GM:《バーニングサイクロン》!!……範囲はこんな感じかな。
一同:広っっ!!!
レナ:ていうか、私2重に予兆重なってるじゃない!!(一同爆笑)
パタタ:これは『固定予兆』だから動かない?
GM:そう、この予兆は動きません。発動は次のドレイクのターン開始時です。今、ドレイクの口の中で炎が膨らんでる感じだね。さて、次はシーアとブルーザーか。みんなローランドに攻撃ですね。じゃあブルーザーは2人共近づいて《石火豪拳》ッ!!
・ブルーザーA:【判定】d20 → 15 +【STR】4 = 19〈DH成功!〉 → 10点ダメージ!
・ブルーザーB:【判定】d20 → 15 + 【STR】4 = 19〈DH成功!〉 → 5点ダメージ!
・シーアA:【判定】d20 → 3 + 【INT】4 = 7 〈DH失敗…〉 → 4点ダメージ!
・シーアB:【判定】d20 → 18 + 【INT】4 = 22〈DH成功!〉 → 9点ダメージ!
GM:うーん、まぁそこそこのダメージかな。
ローランド:結構痛いっての……!! 残りHP 11……!
GM:OK。敵のターンが終わったのでDOTが入ります。
一同:プーーロック! プーーロック!!
GM:忘れてた(笑) じゃあ4体にDOT入ってるから、4回振っていいよ。
レナ:1回でも19が出ればスーパーサイヤ人よ!
ナゴ:(ダイスを振る)……くそっ、ダメか…!
◆ROUND 2‐冒険者たちのターン
GM:さて、皆さんのターンに戻ります。最初はローランドかな?
ローランド:予兆の外に逃げたいけど、出来るだけ〈敵視〉は取りたい……。ということで、ここで《オーバーパワー》当ててから逃げます!
パタタ:当て逃げだ!(笑)
ローランド:1マス移動して、2回目の《バーサク》使用してからの《オーバーパワー》!!…(ダイスを振る)……クリティカル!!!
GM:おぉ~! じゃあ確実にDHですね。あとクリティカル出したので、ボーナスダイス1個差し上げます。
ローランド:よしよし。これで全員に4点ダメージだね。あとはどこに逃げるかだけど……レナさん、どこに逃げる?
レナ:うーん、マップの上と下に分かれる感じよねぇ。どうしよう。
ローランド:そしたら、こっちに2マス進もう。
パタタ:敵に突っ込んで回り込んだのだ!
ローランド:そしてここにリミットブレイクを撃ち込んでほしい!(笑)
GM:次はナゴだな。どうする?
ナゴ:じゃあ、まずは《ファイラ》を……
パタタ:え、リミットブレイクじゃないのだ?
ナゴ:リミットブレイクの《メテオ》には、〈アストラルファイア〉の効果が乗るんで先に撃っとこうかと。リミットブレイクはいつ撃ってもOKだし。
パタタ:いつでもいいの!? つえぇ……
ナゴ:そんじゃ《ファイラ》で全員巻き込みます…(ダイスを振る)……22!
パタタ:イイね!!
GM:それはさすがに全員DH入りますなぁ……
ナゴ:(ダイスを振る)……全員に8点ダメージね。そんで〈アストラルファイア〉のバフを得ました。
GM::熱っつ~~! ブルーザーAが息も絶え絶えです。シーアたちも相当弱ってますね。
一同:殺せぇぇぇぇ!!!
ナゴ:リミットブレイク使いたいと思います。〈アストラルファイア〉もあるのでダイスを5つもらえますでしょうか……
パタタ:これは強いぞ……
ナゴ:そんじゃ行きます……《メテオ》!!!
ナゴが詠唱を始めると、敵の頭上に巨大な魔法陣が展開する。そこから現れたのは巨大な隕石であった。敵は逃げ場もなく、巨大な炎岩の質量と爆風に蹂躙される――!
ナゴ:(ダイスを振る)……うっ、14点ダメージ! ちょっと低い…
パタタ:いや、カイ現象ほどではないのだ。
GM:十分でしょうよ…! 今のでブルーザーAが落ちますね。……あとシーア2体も倒れました。ブルーザーBもかなり効いてますね。グラジ・ガーとドレイクにもいいダメージは入ったけど、まだ余裕があるって感じかな。
レナ:DOTくらいしかダメージないもんね。
ナゴ:あとは……移動してないので、サブアクション2つ使います。まずは《トランス》で〈アンブラルブリザード〉にバフを変更して、《マナフォント》でMPを2点回復します。
パタタ:MP管理が大変だな~!
ナゴ:そんでターン終了時に《迅速魔》使って《サンダラ》を撃ちます。
GM:畳み掛けるねぇ!!(笑) 全員にDOTが入る感じだね。
GM:さて、お次はレナさんだな。
ローランド:レナさん、逃げてぇ~!
レナ:えぇ~、向かい側に逃げる感じぃ?
ローランド:なんで不服そうなの?(笑) アンタ今2重に予兆重なってんだから死ぬよ!!
パタタ:最悪リミットブレイクで蘇生出来るのだ。
ローランド:もったいないでしょーがっ!!
レナ::じゃあこっちに移動して…
GM:予兆もついてきますよっと。
レナ:ついてこないで!! ストーカー!?
GM:もう君の情緒がわからん……(笑)
レナ:まずは《ライフサージ》かな。これで〈ドレイン〉付くわ!
ローランド:標的はグラジ・ガー?
レナ:うーん、でもドレイクの範囲攻撃の方がウザいよね?
パタタ:正直どっちもめんどいのだ。
レナ:じゃあドレイクにするわ。《ジャンプ》!!…(ダイスを振る)……あっ。
一同:あっ……(察し)
レナ:あ!いやいや! ボーナスダイスありますやん!
GM:あ、そうか。それでダイス1個分と入れ替えられますよ。
レナ:(ダイスを振る)……うーん、13かぁ。ダイレクトヒット入る?
GM:ドレイクには入りませんねぇ。
レナ:ちぃっ!ダメージで稼ぐわ!…(ダイスを振る)……〈竜槍〉込みで15点ダメージ!
ローランド:DH無しでも十分強いのよ(笑)
レナ:〈ドレイン〉でHPを2点回復するわ。
GM:うん、ドレイクがだいぶ弱ってきたように見えるね。
パタタ:お、HP半分くらいは削ったのだ?
GM:さて、最後はヒーラー!
パタタ:ローランドに《ケアルラ》は確定として……レナさん《ケアル》要る?
レナ:いや、4点くらいしか減ってないし、要らないかな。
パタタ:よし、じゃあローランドを全力回復するのだ!
クリティカルこそしなかったものの、パタタの回復量は大きく、ローランドの体力(キューティクル)が再び回復していく。
パタタ:お、いい感じいい感じ!
ローランド:合計18点回復ですね。いい感じ!
GM:さて、回復も済んだところでアマルジャたちの攻撃です。最初はグラジ・ガーなので、移動予兆の攻撃がレナさんに飛びます!
レナ:なんなの? OLよ? 私OLなのよ? 許されるんですかそんなことして??(早口)
狙いをレナに定めていたグラジ・ガーが飛び上がり、洞窟の壁を蹴ってレナへ一直進に突進する! 槍先に炎をまとう猛攻が確実にレナの体力を奪っていく――!
GM:(ダイスを振る)……15点ダメージ! 炎の槍がレナを襲う!!
ローランド:結構ダメージ重たいな!
GM:あ、さっきの《トゥルースラスト》で与えたDOTの処理忘れてた。レナさん、追加で3点ダメージオナシャス。
レナ:えぇ…死んじゃうわ……
GM:〈敵視〉は取られてんだよね。じゃあ攻撃後に少し移動して…っと。これでグラジ・ガーさんおしまいです。
※普通にグラジ・ガーの攻撃を忘れていますが、GMの無意識の温情です(言い訳)。
レナ:死にそうなのでターン終わるときに《内丹》使いま……(何かに気づく)……え、リミットブレイクでやり返していい?(一同爆笑)
ナゴ:いいんじゃないかな(笑)
パタタ:《内丹》はいつでも使えるしな。
レナ:OLナメんじゃないわよ!!! リミットブレェェイク!!
パタタ:ダイスいくつだっけ?
レナ:6個。
ローランド:強い…!
ナゴ:天井からOLが降り注ぐ……(一同爆笑)
レナ:行くわよ!! 《蒼天の脚立ダイブ》!!!
グラジ・ガーの狙いすました突進に対し、レナも迎え撃つように宙を舞った。己の闘気を纏った槍先(脚立)は蒼く煌めき、無数の流星群のごとき軌跡を描きながら、燃える彗星と化す敵の槍先と衝突した! 赫と蒼の光が弾けた一瞬の後、両者は同時に地面を踏む――。
ナゴ:おぉ!? かなり出目いいぞ!
レナ:えっと、23点ダメージ。
GM:23点!? 交差気味にこっちのほうがダメージ食らっちまったよ……グラジ・ガー、膝付くほどには効いてます。
レナ:ふふん!!(ドヤ顔) リミットブレイクの効果で1マス移動して、《内丹》使いまぁす!…(ダイスを振る)……6点回復!
ナゴ:1dでMAX出しおった…
レナ:(タバコを吸うフリ)スゥーッ……フゥーー……。まったく、やってらんないわ…
GM:給湯室で休憩すんな!!(笑)
GM:さて、次はドレイクのターンなので固定予兆が発動するんですが……誰もいないっ!!(笑)
パタタ:いや、いるのだ!
GM:え、誰?
パタタ:グラジ・ガーとブルーザー(一同爆笑)
レナ:さらば、アマルジャ…
GM:食らうかっ!(笑) ドレイクの炎が広範囲を焼きますが、皆さんはうまく回避しています。
パタタ:気絶している方々(アマルジャ達)は……?
GM::………(「確かに」と思っている)。 さっ、次はブルーザーの攻撃です。殴る!!
瀕死のブルーザーの決死の攻撃はクリティカルという形でローランドを襲うが、決定打にはならず……
その後、DOTダメージも重なり、アマルジャたちやドレイクにも限界が見えてきた……!
◆ROUND 3 – 冒険者のターン
ローランド:じゃあ行きます! 移動して、ラストの《バーサク》+《オーバーパワー》!…(ダイスを振る)……17!
GM::DH入ります!
ローランド:これで全員4点ダメージだけど、グラジ・ガー死ぬのでは?!
GM:グラジ・ガーはギリギリ立っています!!
パタタ:うわーー!!残ったか!! ……これはボクの《ストンラ》の出番なのだ!(一同爆笑)
GM:ブルーザーも膝をつきましたね。
ローランド:そっちも生きてんのかいっ!(笑) 次はナゴに範囲攻撃入れてもらう?
レナ:待ちな! ドレイクに〈スタン〉入れさせてもらうよ! 移動して 《レッグスウィープ》! そこから《トゥルースラスト》!…(ダイスを振る)……あ、ひどっ! 12……
パタタ:DHは入らないのでは……
GM:カキーン。(鱗に弾かれる音)
レナ:カキーンじゃないのよ…! 5点ダメージ入れてから《WSコンボ》よ!…(ダイスを振る)……22!
GM:DH入ります!
レナ:(ダイスを振る)……15点ダメージ!
ローランド:おお! いい出目!
中途半端な攻撃ではドレイクの硬い鱗に弾かれてしまうが、同じ箇所に集中させたレナの連撃がドレイクの鱗を貫いた――!!
GM:レナの攻撃で、ドレイクが倒れ沈黙します!
一同:やったーーーー!!!
パタタ:さすがフィニッシャー!
グラジ・ガー:くっ…! おのれ…!!
ローランド:あとは頼んだ! ナゴ!!
ナゴ:うす! じゃあ《トランス》使って〈アストラルファイア〉状態になります。続けて《ファイラ》!…(ダイスを振る)……21!
GM:強い…! DH入ります!
ナゴ:2人に5点ダメージ!
「ぐあああっ……!!」
ナゴが放った火球がグラジ・ガーとブルーザーを捉える! 炎を振り払うこともなく、アマルジャたちはその場に倒れた――。
一同:よぉしっ!!!
レナ:てーーてれてててーてーててーー♫(カービィBGM)
パタタ:わりとフィニッシャー狙って準備してたのに……(プルプル)
ナゴ:あっ(笑)
ローランド:小石構えてた人がいた(笑)
GM:さて、何はともあれ戦闘終了です! お疲れ様でしたーー!!
◆SCENE 12 ~睥睨するもの~
「遺憾千万……我らが、神よ……」
あちこちで炎が燻る中、”導火のグラジ・ガー”が倒れると、腰から一通の書が落ちる。拾い上げてみると、そこにはアマジナ鉱山社のキャラバンの交通計画が漏洩した内容が記されており、『ガルバ・ルクス・プルケル』なる署名がされていた。
パタタ:この名前……さっきの商人なのだ?
ローランド:たぶん……。そういえばクリスタルは?
GM:ありますよ。洞窟の岩陰に荷車ごと隠されています。
ナゴ:じゃあリンクパールで報告ですね。
レナ:もしもーし、聞こえる?
ウォーリン:「お、あんたたちか。 何かあったのか?」
パタタ:クリスタルを見つけたのだ! 襲撃犯と思しきアマルジャ族もやっつけたのだ!
ウォーリン:「本当か!! よくやってくれた! 今どこにいる?」
パタタ:えーっと……あの、なんか、川の……土手?の下の……洞窟?
ウォーリン:「あぁ、東の川の洞窟だな! わかった!」
パタタ:ほんとにぃ!!?(一同爆笑)
ナゴ:理解力が高すぎる(笑)
ウォーリン:「すぐに向かうから、悪いがもう少し洞窟を見張っておいてくれるか? アマルジャ族が戻ってくるとも限らないからな」
パタタ:さっきの商人が襲ってきたらどうするのだ?
ローランド:今の状態で来られても困りますよ……?
パタタ:その前にクリスタルを懐に入れておくのだっ!
ウォーリン:「仲間が着いたらクリスタルの量を確認して回収するからな」
パタタ:……戻しておくのだ(一同爆笑)
ウォーリン:「俺達がクリスタルを回収したら、依頼完了だ。じゃ、頼んだぜ」
ナゴ:アイアーイ。
ローランド:じゃもう少し真面目にお仕事しますよ~
しばらくして鉄灯団が洞窟に到着。冒険者たちが周囲を警戒している中、ウォーリン率いる鉄灯団たちによって洞窟からクリスタルが運び出されていく。
その様子を崖上から見つめる、商人風の服をまとった男の姿がある。深く被ったフードが風になびき、ガレアン人の特徴である第三の目が見え隠れしていた。
「しょせんはケダモノか。みすみすクリスタルを奪われるとはな……イフリートの召喚に最低限必要なクリスタルはすでに持ち出しているが……。だが、このガルバ・ルクス・プルケルの計画を邪魔したことは許せん! エオルゼアの蛮族ども、いつか後悔させてくれる……」
男は怒りで口元を歪め、洞窟に背を向けて立ち去った――。
◆ENDING ~後日談~
アマルジャ族からクリスタルを奪還してから数日後。一行はモモディに呼び出された。クイックサンドで一行を出迎えたモモディの横には、冒険者であることがうかがえる、一人のララフェルの女性が立っていた。
レナ:ナナモ王女!?
GM:んなわけあるかァ!!
モモディ:いらっしゃい! 彼女があなた達とぜひ会いたいって言っていたの。今回みんなが取り戻してくれたクリスタルについて、話があるみたいよ。
???:あなたたちがクリスタルを奪還した冒険者?
パタタ::そうなのだ(ドヤァ)
セリカ:私はセリカ・フレイム。実は先日、中央ザナラーンのアマルジャ族が大量のクリスタルを使って蛮神イフリートを召喚したの。そのクリスタルの出所を調べたところ、アマジナ鉱山社から奪われたクリスタルに行き着いて、あなたたちにたどり着いたってわけ。
パタタ:このイフリートって本編主人公の話?(ヒソヒソ)
ローランド:たぶんそうだね(ヒソヒソ)
GM:はいそこ! メタいこと言わない!
セリカ:もしあなたたちがクリスタルを取り戻さなければ、召喚に使われたクリスタルの量はもっと増えて、さらに強力なイフリートが召喚されていたかもしれない。
間接的とはいえ、あなたたちも蛮神討伐に協力してくれたってこと。本当に助かったわ、ありがとう。
これから先、どこかで一緒に戦うことがあるかもしれない……これからいろいろと面倒なことが起きそうな予感がするのよ。でも、あなたたちみたいな優秀な冒険者がいてくれれば心強いわ。
ローランド:また会うときは面倒事が起きたときってことですか……(嘆息)
セリカ:そんな面倒そうな顔しないでよ! あなたたちも冒険者でしょう? ちゃんと報酬は用意するわよ。
レナ:アタシは高いわよ?
パタタ:はっ! 今回の報酬はどうなるのだ!?
モモディ:はいはい。手続きは済んでるから、ちゃんとギルドから支払われるわよ。
ナゴ:がめついな~(笑)
セリカ:それじゃあ、またどこかで会いましょう。Thanks my Adventurers!
そう言うと、セリカは立ち去っていった。
この先を暗示するような言葉に引っかかりを感じる一行だったが、モモディが運んできた酒と料理でそんな雰囲気も吹っ飛んでしまった。
彼らに待ち受ける次なる冒険は、もうしばらく先のお話――。
☆シナリオ参加報酬
- 称号『Cellica’s Adventurers』
効果:戦闘中に新たなフェーズが開始したとき、君は1d6点のHP回復を受ける。
To Be Continued……
最終更新:2024年10月29日 01:18