ポメロ王国

ポメロ王国。
そこはすべてのポメロの生まれ故郷である。
国は緑に溢れ、ポメロたちにとって、なに不自由ない生活が保障されている天国のようなところだ。

だが、その不自由のなさを不自由に感じるポメロたちもいる。
そんな彼らは生まれ故郷を離れ、旅に出る。
我こそが真の王にふさわしいとポメロの王を名乗るポメロ、
ただひたすらに強さを求めるポメロ、
この世界のいろいろなものを見てみたいという探究心に満ち溢れたポメロ、
恵まれた外見を持ちながらもさらなる美しさを求めるポメロ。
様々な願いや理想を胸に秘め、旅に出るのだ。

旅立ちのときは家族や仲間との別れを惜しみながらも、未来に希望を見出して出発する。

だが現実は甘くはない。
エネミーに分類されているがゆえに容赦なく人間たちに狩られ、潰され、剥がされるのだ。
国を離れたポメロの9割は死ぬ。
しかし旅立つポメロたちの数は止まない。
それほどまでに外の世界は魅力的なのだ。
最終更新:2016年11月25日 00:15