アイドレス工場(施設)

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d_va

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L:アイドレス工場 = {
 t:名称 = アイドレス工場(施設)
 t:要点 = 工場,乗っているライン,工場で働く国民
 t:周辺環境 = 工業地帯,工業に向いた地形
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *アイドレス工場の施設カテゴリ = 藩国施設として扱う。
  *毎ターンI=D,ウォードレス、戦車、独自兵器、航空機、RBを任意の組み合わせで25人機分生産される。この時、資源が-5万tされる。
  *生産しないかわりにそのターンでの整備フェイズで、評価+8の整備判定の修正を得ることが出来る。
 }
 t:→次のアイドレス = I=Dの改良(イベント),大型I=Dの開発(イベント),整備工場?(施設),造船所(施設)

工業地帯・工業に向いた地形


我が国の工業地帯は他国との玄関口の近くに形成されている。
工業をつぶされる、それは国民生活・軍事においてきわめて致命的なことである。
しかしながら、我が国は他国との玄関口におかれている。

そもそも、我が国から他国へと向かうには山越えをしなければならない。
当然、他国から我が国へと向かう場合も同じである。
街道として整備されている道を通らなければ、危険が伴う。
我が国はこの街道で入国審査を行っている。
ここでは荷物チェックを行い、他国からの侵略を突き止める。
スパイはチェックできないだろうが、そんなものは情報官が勝手に見つけてくれる。
たとえ入国審査を強行突破したとしても、侵入者撃退と警備のための兵士が常に置かれている。
街道を通って山越えをすれば、行軍は縦に伸びてしまう。
そうなれば、警備部隊が側面から砲撃を行う。
街道を通らずに進入するならば、整備されていない山を越えなければならない。
雪山行軍など山岳での行動に練度の高い我らに勝ち、防備施設を突破できるだろうか。

それゆえ、我が国では工業地帯が玄関口に置かれていても良い。
むしろ、あえて玄関口に置いている。
まず、陸路で他国から輸入した物資を遠くまで運ばなくともよい。
我が国では中央部に都市、それを囲むように農業地帯がある。
都市にすむ住民達や農作物への影響を考えると、工業地帯をこれらの近くに置くわけにはいかない。
したがって、離れた場所に置くわけだが、
残っている場所は街道近くと、街道から大きく離れた場所しかない。
持ち込んだ物資を遠くまで運ぶのは効率が悪い。

また、我が国では工業地帯で整備士と歩兵を養成する。
我が国では兵器の整備と使用を両方兼ね備えて一人前とされるため、
ほとんどの候補生が整備士と歩兵の両方の課程に所属して学ぶ。
工場で生産された兵器が整備士養成所へ運ばれて、整備士訓練生は兵器の仕組みを学ぶ。
同様に、歩兵養成所へ運ばれて、歩兵訓練生は兵器の使い方を学ぶ。
それぞれの課程では工場演習という講義が組み込まれており、
工場で働く者の生活を自分自身で体験する。
さらに、訓練生は工業地帯の警備兵として扱われる。
これは国を守ることの心構えを学ぶためである。
現実的な話、工業地帯まで大きな進軍がなされることは多くない。
侵入者の多くは山を越える前に撃退される。
たとえ山を越えたとしても、工業地帯に配備された正規の歩兵、工業地帯にある寮から出撃するバトルメード、
そして空港に控えたパイロットの出撃があり雪原の会戦がなされる。
大抵はそこでことが済んでしまい訓練生が出る必要は無い。
大事なことは心構えである。
訓練生のときから責務を負うことが、後に正規兵となったときに生きるのである。

このように、我が国が工業地帯を国の玄関口に置く理由は、
物資運搬の効率性と、整備士と歩兵の養成を考えたからである。

我が国において、工業に携わる国民の多くは第二都市ファンブルに住む。
ファンブルには藩都ノレーフレソテ及びその周辺に比べ、娯楽はそれほど多くない。
しかし、我が国の主産業である劇場はここでも開かれている。
劇場では、数人が協力して一つの目標を達成するという劇が催される。
個々が自分の力のもてる限りを使い、目標のためにできることを探し、
自分自身の基礎能力や特殊な技を使って立ち向かう。
ただ、時には自分自身の力ではちょっと足りないこともある。
そんなときはダイスが使われる。
ダイスの出目さえ良ければ、劇では成功したと扱われる。
しかし、1の出目が出てしまえば必ず失敗してしまう。
途中まで成功しましたとさえならないのである。
したがって、ノレーフレソテ周辺の劇場ではダイスは使わないことが条理である。
できるだけダイスを使わない役者が優れた役者なのである。
一方、ファンブルではダイスは積極的に使われる。
そして、1の出目が出たときこそ盛り上がる。
落胆する行動者、失敗を補おうと必死に考える他の役者。
それらを見ることがファンブルでの醍醐味とされる。
結果的に目標を達成できないこともあるが、それでもいい。
必死にあえぐ役者達の様子こそが、ファンブルで最も好まれる描写なのである。

我が国の工場は、藩都や農業地帯から離れているので
多少の煙や臭いなどは許容される傾向にある。
もちろん、ファンブルにも住民は住んでいるため、何も考えずというわけにはいかないが、
ファンブルに住む住民は工業に携わる物が多いため、ある程度は許容される。
もっとも、汚水や廃棄物の処分はしっかりとしているのだが。

工場内では、工場正規の作業員のほか、整備・歩兵の訓練生が作業に携わる。
これは前述のとおり、訓練生の課程に組み込まれた工場実習である。
訓練生らは始めに工場全体を見学し、様々な兵器が生産される様子を目に焼き付ける。
その後は、訓練生らは正規の作業員と同様に生産に従事する。
わからないことは正規の作業員に聞いて確認する。
課せられたノルマは達成する、訓練生だからと言って甘えは許されない。
この工場実習により我らの整備士・歩兵は兵器に関する深い知識を持つ。
その力は、整備環境の整っていない前線においても戦車、銃火器の整備を行ったり、
兵器を知ることにより故障率を低下させることもできる。
この知識こそが、我らの国の整備士・歩兵が持つ現地整備の技の源である。
さらに、自分自身で作るということを体験することは、もう一つ大事な意味を持つ。
それは兵器を大切にするという精神である。
兵器を作る作業員とは裏方の裏方である。
彼らの苦労を知らない兵士は、兵器を粗末に扱いがちである。
一方、工場実習で裏方の苦労を知る我らが兵士達は、兵器を大切に扱う。
(文:朱・イラスト:あさぎ・しらいし・シュワ)