食糧生産に向いた地形

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この風景は、世界有数の穀倉地帯、
戯曲や伝承で黄金の海、と呼ばれる土場の小麦畑の光景である。
今だ実っていないので緑の海だが、朝夕は霧が立ち込め、幻想的な光景となる。
土場にある大平原、藩都から外へ外へと開発が進められた結果作られた
大規模農園がここである。
かつてここはキリバン平原と同等の大きな平原であった。
動物たちの楽園とさえ言われた土地は、人間の手によって切り開かれ大きな農園となった。
住処を追われた動物は山に逃げ込んだり、人と共に暮らし家畜となることを選んだりしたという。

さて、この豊かな緑を支えているのは、背後に流れる大河の水である。
この大河は、国内を蛇行し各地に水を配分するように流れる。
それゆえ、「母なる河」「命の大河」とも言われ、太古よりよき神々の一柱が守護しているとさえ言われている。
伝承では、この神は水辺で相撲を取るのが好きで、頭頂部に皿を持つ。
また希に人里に降りてきては、嫁を探したりキュウリを求めたりと人と共に生きる愉快な神といわれる。
歴代の藩王が年をとると、このよき神に敬意を表し、頭のてっぺんの髪を剃ることがある。
これは豊作を祈るためのもので、決して頭頂部がちょっと困ったことになったからごまかしているのではない。
希に全部の毛がない藩王がいるが、これはさらに神への祈りを捧げた究極系であり、決して毛根の女神が実家に帰ったからではないのである。
なお、現在の藩王は特に意味もなくこの神を信仰しており、はじめから頭頂部を露出した髪型でいる。

さて、この豊な大河の水はどこから来るのか、
それは冬場、山に降り積もった雪である。
この水は、山岳地帯を潜り抜ける間にろ過され
いろいろな地層を通ることによって豊富な栄養分を抱えて平原に下りてくる。
まさしく命の大河と呼ばれるにふさわしい水である。
源泉に近ければ、飲み水としても十分に耐えうる水で、ミネラルウォーターとしての需要もある。
小麦の生産を支えているのはなにも、この水だけではない。
近隣の山から取れる腐葉土、酪農家が作り出す有機肥料もこの小麦畑を支えている。
それぞれの部署が無駄を省き、お互いが支えあうことによりこの小麦畑は形成されているのである。
人が育て、神がもたらした実り。この土地が作り出す、土場の小麦をたとえるならこの言葉を送るのがふさわしいだろう。
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