プロフィール
- キャラクター説明:
六月の夜と昼のあわいに滲む陰。
あるいは、交わってしまった平行線。
東北地方を中心に、各地の小学校に紛れ込んでいる少女。
五年生までは影も形もないが、六年生になると隣の席に座っている。
そして卒業式を終えると、綺麗さっぱり忘れられてしまうのだ。
勘の良い子は、彼女の存在を覚えていることもある。
そうして中学校に連れてこられた彼女がさらに先へと進むことはない。
血の海の底に沈んだ記憶を浚う術が生まれるまでは――
少なくとも六十年以上前から子どもたちの間で噂されているという。
黒髪暗紫瞳洒落着は変わらないが、少しずつ髪と背が伸びている、らしい。
『ぐるって廻って貴方をみつけた 世界が変わる音がした』
ステータス
- 攻撃力:6 防御力:6 体力:6 精神力:6 FS(6):6
特殊能力【6ターン目のサヨコ】
- 詳細な説明:
5ターン目の自軍フェイズ開始時に、このキャラクターをMAP外から自軍エリア内の任意の位置に登場させることができる。
6ターン目の自軍フェイズ終了時に、このキャラクターは永続戦線離脱する。
GK注)このキャラクターの能力は、スタメン等に選ばれておらず
MAP未登場でも、
MAP外から発動できる。ただし、5ターン目の行動提出にて発動をする旨の記述や位置の指定がない場合は発動しない。
- 能力原理:
6ターン目のサヨコは流血のサヨコ。
血溜まりが深まる頃に、何処ともなく現れる。
流血のサヨコは蝉羽月のサヨコ。
宴も酣となる頃に、何処ともなく立ち去る。
『ちよこれいとで此処まで 奪いに来てみせてよ』
エピソード:
明日、私は死ぬ。
どうしようもなく馬鹿げた争いの中で。
いったいどこで間違えた? あんなに私たちは仲良しだったのに……。
こんなとき、サヨコちゃんがいてくれたら何か変わったのかな。
小学六年生のときに同じクラスだったサヨコちゃん。
おとなしかったけど、誰よりも賢くて、誰よりも可愛かった。
ぼんやり生きてきた私には眩しすぎて、少しでも近くにいられるように勉強した。
妃芽薗学園に入学できたときが十二年の人生の中で最高に嬉しかった。
中学生になったサヨコちゃんは少し大人びてきていて、めちゃくちゃ可愛いと思う。
困ったように笑うようになったのが不思議だったけど、悩みもあるのかもしれない。
同じクラスになれなかったのは残念だった。
ずっとずっと一緒にいたかったのに。もう時間がない。
来世でサヨコちゃんになりたいとは言わないから、せめて一緒に成人式に行きたい。
最終更新:2020年07月23日 22:33