朽火“シアー・ハート・アタック”乂恋
プロフィール
- キャラクター説明:
最近転入してきたアメリカ帰りの帰国子女で、彫り込んだタトゥーと気怠げでクールな雰囲気が相まって悪そうな印象を与えがちだが、成績優秀、スポーツ万能の優等生であり、目上への礼儀作法もわきまえているため教師たちの評価も良好。
整った容姿と170センチの高身長、ハンサムな人柄に、かつ女性の扱いに非常に長けているため、同性を虜にするナチュラルボーン・ジゴロガールとして学園の生徒たちや教師たちのハートまでもを魅了している。
その正体は“シアー・ハート・アタック”の邪名を持つ“悪しき英語”の熟達者である。朽火 乂恋という名は偽名。
通常、英会話力を持たないとされる“悪しき英語”の使い手たちだが、彼女とその師はネイティブ仕込みの高度な英語をも使いこなす。
戦闘時はお気に入りの英語詞の歌を口ずさみながら闘い、その歌詞を“悪しき英語”として敵に叩き込む。相手の心臓を打ち抜く絶対的一撃は彼女の代名詞でもある。
“悪しき英語”の使い手たちは、ここぞという時におのれの内の“悪しき英語”を最大化する“呪文”なる特殊な発声法を用いる。彼女とその師、“司祭”が使う“呪文”は「JERK,GUIDE MY HAND」である。
ミドルのウェーブのある黒髪に赤い瞳。
引き締まった褐色がかった肌のモデルような肢体。
オフの時はスポーティなファッションを着崩した服装を好むが、“悪しき英語”の戦闘装束は、烈しく燃え盛る炎をあしらった大きな前立てを持つ漆黒のヘッドギアを付け、髪はポニーテールに結える。黒の改造サルエルパンツ、ギミックを施した手甲などの凶悪な異様に身を包む。
彼女自身は全く歯牙にもかけていないが、異能殺人集団、裸繰埜一族からその悪の天性を買われ一族として認められており、“裸繰埜熄未来”の名を贈られている。
趣味はスケボー。好物はとびきり辛いチリとバッファローウィング、スラッピージョー。そしてビールとガンジャ。
ステータス
- 攻撃力:20 防御力:0 体力:2 精神力:3 FS(荒んだ心を持ったハニー):5
特殊能力【憐愛姦計】
効果:全無効 80
対象:自分自身 x0.75
時間:1ターン x1
時間付属:カウント遅延1(2ターン) x1
制約:同マス味方全員に被害を肩代わりさせるバステを付与する
(術者が全無効状態でない時は不活化・全無効状態終了と同時に解除される)※詳細な説明 x0.8
FS:5
効果数値:80x0.75x1x1x0.8=48
発動率:(100-48)x1.5=78%
- 詳細な説明:
カウント遅延後、1ターンの間全無効状態になる。
ただし、同マス味方全員に被害を肩代わりさせるバステを付与する(術者が全無効状態でない時は不活化・全無効状態終了と同時に解除される)
※ 術者へのダメージや敵からの効果を防ぐのではなく、制約対象者が代わりに受けます(「押し付ける」イメージ)
※ ステータスダメージの場合、制約対象者全員で術者が受けるはずだったダメージなどを均等に分割して割り振ります(端数切上)
※ ステータスダメージが与えられた場合、その時点で制約対象者全員の該当ステータスが0であったり、死亡・永続戦線離脱させられていた場合は押し付けできません(1以上あれば過剰分のダメージも押し付けられます)
※ 均等に分割できない状態異常の場合、制約対象者全員にそのまま状態異常を押し付けます。
※ 術者と制約対象者の距離は無関係です(同マスにいなくても庇えます)
※ この能力を発動した術者の防御力や状態を参照にします
※ 例)敵アタッカーの通常攻撃を押し付ける場合、敵の攻撃力ー術者の防御力分のダメージを制約対象者全員で均等割りして引き受けます
※ 制約対象者が能力無効や通常攻撃無効などの状態であれば、押し付けられた分のダメージも軽減、無効化できます
- 能力原理:
彼女に僅かでも恋愛感情を抱いたものを対象として、その瞬間に発動させることにより、対象を“愛隷”と化す。
その時、能力者シアー・ハート・アタックと“愛隷”となった者の左手薬指(その者に左手薬指や、そもそも指にあたる部位が存在しない場合ランダムに)エンゲージリングと呼ばれる円環の刺青のような紋様が刻まれる。このリングとは即ち、“開戦の指輪”であり、戦闘においてシアー・ハート・アタックが被るありとあらゆる損害を憐れな愛の奴隷たちに押しつける無情の能力であり、彼女の闇の世界で『無敵』との評判を確固たるものとした。
エピソード:
アメリカのスラム街でストリートチルドレンとして生きていた時、仲間たちから“リリィ”と呼ばれていたころの彼女はある悲惨な事件に巻き込まれ、全てを失い、師、“司祭”に命を救われた。それまでの価値観を一新させる訓導を師から受け心酔、その理想の具現化のため以後忠実な第一の信徒となる。
聖典とされる闇戲詈惡語林大成を用いた“悪しき英語”の伝導によるミッション系学園特有の高度な英語教育の冒瀆、そして、彼女自身の能力に必要な“愛隷”を得るために学園に潜入している。
師の教えにより、彼女は“邪悪”を貪慾に探求する。
おのれの欲望を満たすために人を傷つけ、命を奪うことを彼女たちは“悪”とは考えない。
それはただ単に一人の人間の目的完遂のために合理を突き詰めた結果の手段であり、見方を変えれば“善”とすら言えるものだからである。
彼女たちが最終目的とするのは、人智を超えた途方もなき渾沌たる力の在り方、全ての敵たる“ARCH ENEMY”を体現することである。
●TIPS: “司祭”
“シアー・ハート・アタック”を教え導いた“悪しき英語”の師であり、彼女が熟達した今もなお絶大な影響力を持ち“邪悪”の理想を説く男。
金色の髑髏を模した金属製フルフェイスマスクに緑色のネオン光を灯した眼光が不気味に輝く、漆黒の祭服を纏った異形の怪人。
スラム街において小さな教会を開き、そこで人々に邪悪なる“悪しき英語”を伝導しながら慎ましい日々を過ごしているが、その実、闇の世界に広く通じたフィクサーであり、卓越した悪魔的弁舌とカリスマで確固とした力を持つ傑物である。
“シアー・ハート・アタック”からは「神父様」と呼ばれる。
使い手の身体を徐々に蝕む“悪しき英語”を長年行使した影響により、内臓は大半が腐り落ち、その脳は半ば液状化している。生命機能が維持されているのが不可解なほど蜜のように蕩けた脳髄で“邪悪”の崇高なる理想を神のお告げの如く幻視し、世界に暗黒の謀を巡らす。
彼もまた魔人である。
能力は『サタニック・ブン・ブン・ヘッド』。
対象者の頭部を鷲掴みにし超高速で猛烈に“シェイク”する事で、魔人へと覚醒させる。“シアー・ハート・アタック”も志願してこの方法で魔人となった。
どのような魔人能力に目覚めるかは自然覚醒の時と同様、本人の資質が深く関係するが、ある程度は方向性などをコーディネートすることができる。
魔人へ覚醒させると言うより、対象者の脳を物理的に人ならざる物へと変容させると言った方が正しい。
実は成功率は高くなく、30%ほどしかない。失敗した対象者は「チバババババ!!」「アベベべべベ!!」などと支離滅裂な言葉を絶叫しながら狂乱したのち、頭部が爆散して死ぬ。
拳士としては、類稀な弁舌による切れ味鋭い“乱打”を駆使した目にも止まらぬ連撃により、相手の“受け身”もままならぬままに『全細胞を同時に鏖殺する』スタイルを好む。一撃必殺の弟子、“シアー・ハート・アタック”とは正反対である。
“シアー・ハート・アタック”と同じく、ネイティブ仕込みの英語を使いこなす。
元は正統な英検士であり、段位は20段相当の高位の実力者であったが、故あって“悪しき英語”に陶酔する。英検士としてのかつての師は、かの“ミスター・イングリッシュ”池松叢雲その人である。
無類の駄洒落好き。
最終更新:2020年07月23日 17:00