ダイ召喚小ネタ

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、五つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし使い魔を召喚せよ」

土煙の中へと杖が振り下ろされると同時に爆発が起こった。
爆発で巻き上がる土煙の中から出てきた生徒の姿を確認して頭の天辺が禿げ上がった男は何度目かわからぬ安堵の息を吐き出した。
その風采が上がらない男が、薄い頭髪が更に抜け落ちる事になりそうなこの仕事を命じられたのは能力を認められて…でもあったが、何より彼自身の評判のせいだった。

教師を務める傍ら男は夢を追っていた。
夢を叶えるために長年研究を続け、その内に男は元々几帳面だった性格を更に正確さを求める性質に変えた。
だが、同僚の教師達からはその『客観的な事実を求める』性質は、『些細な事にもうるさい気の小さな男』としか捉えられなかった。

そこへ研究のために先祖代々の財産を全て売り払ったという事実が合わさって、男は変人扱いを受けていた。

売る物がなくなって平民のカツラ用に髪の毛まで売り払った変人なのだと陰口も叩かれるようになり、
教同僚はおろか生徒からすらも軽んじられるようになり、

面倒な仕事は彼に回す、というのが男が教鞭をとるトリスティン魔法学院のここ何年かで定着した慣習だった。

「コルベール先生、コントラクト・サーヴァントに成功しました」

そんな男の下に、たった今土煙の中から出てきた女生徒がやってくる。
長い髪を縦に巻いた少女は彼の前にやってくると、嬉しそうにカエルを掲げて契約の印である『使い魔のルーン』を見せた。

彼は、貴族の子女が通う長い歴史を誇る由緒正しい魔法学校で教鞭をとるジャン・コルベールは精神的な疲労を慌てて隠し、生徒に祝いの言葉を述べた。
女生徒は礼を言ってマントを翻すと、先に契約を終えてモグラに抱きついている金髪の男子生徒の下へと飛んでいった。

微笑ましさを感じて笑顔でそれを見送るコルベールの笑顔を新たに起きた爆発と巻き上がった土煙が吹き飛ばす。
眉根を寄せて、コルベールは先ほどから爆発を何度も起こしている桃色がかった髪の女生徒へと目を向けた。

制服であるマント。その下はある程度自由が許されているが、殆どの生徒がそうであるようにその女生徒も学院で指定された白いブラウスとグレーのプリーツスカートを着ている。
が、制服は何度か爆発に晒されてぼろ布になりつつあった。
貴族の子女がなんともはしたないとコルベールは胸中で嘆いた。

王都トリスタニアからは馬で二時間ほどの位置に作られたこのトリスティン学院では生徒が二年に上がると使い魔を召喚し、契約する儀式を行っている。
今日はその儀式を行う日であった。

通年この儀式は面倒ではあるが、手をかければ終わる仕事だった。
だが今年は、彼の太陽の光を受けて光輝く頭を悩ませる者がい…また爆発が起こった。

この広大なハルケギニア大陸では魔法が発達している。
魔法を使える者は貴族として敬われ、多くの人々は平民として暮らしている…のだが、極々稀に目の前で泣きそうな顔で召喚の魔法を唱える女生徒のような者が現れる。

由緒正しい貴族の中に、魔法が使えない者が生まれるのだ。
魔法が使えない貴族など貴族ではないという認識がある為、家名を汚すだけの無能者をこの学院に入れることも学院が入学を許すこともない。

だが彼女は運が良いと言うべきか悪かったと言うべきか、昨年この学院に入学を果たした。
彼女の実家、ヴァリエール公爵家はこの国でも最も古い家柄の一つに数えられる大貴族であり、順位は低いが王位継承権すら持っている。

娘可愛さで入学させたのか周りが勝手に配慮して許可を与えてしまったのか経緯は知らなかったが、コルベールは表情には出さずにため息をついた。

(これは、私もいよいよ首かも知れんな)

メイジの実力を知るには使い魔を見ろ、と言う言葉がある。
一年で魔法を使えるよう教育を施すことが出来ず、使い魔を召喚させられなかったとなれば公爵家は黙っていないかもしれない。
皆が契約を終えるまで何度でも…回数をこなせば奇跡的にどうにかなるのではと、一番最初からやらせて見たが浅はかな考えだったようである。

諦めはじめたコルベールの視線の先で、彼女は十五回目になる召喚の呪文を唱えようとしていた。
今度は今までになく大きな爆発が起きたがもうコルベールは何の反応も見せなかった。
短時間に何度も何度も爆発を見せられてしまったせいで、もうすっかり慣れてしまったのだ。
最初は風を起こして土煙を吹き飛ばしたりしていたが、コルベールは杖を持ち振り上げた手を止めた。
後何度やることになるかわからないのに一々魔法を使っていてはコルベール自身の魔力を使い切ってしまうかもしれない。
それに、どうせもう少しすれば風に吹かれて消えてしまうだろうと、そう思ったのだ。

生徒の方もそんなコルベールの態度に不満を表す所か同情するような眼差しを向けた。
もしいればの話だが、自分の子供でもおかしくないような年齢の生徒達に向けられる眼差しにコルベールは気恥ずかしげに咳払いを一つして、意図的に後に回していた生徒を呼んだ。

「では次は…ミス・タバサ」

生徒の輪から離れ、本を読んでいた小柄な少女が自分の背よりも長い杖を立ち上がった。
『タバサ』という名は、ハルケギニアでは人名として奇妙な部類に入る。
事実偽名であり、隣国ガリアからの留学生である彼女の詳しい素性はコルベールも知らされていない。

だが、15歳になるはずだが4つも5つも下に見える小柄な少女の髪と目は青…コルベールの記憶が確かなら、青い髪と目はガリア王族の証だ。
6千年もの歴史を持つ国家であるが故にガリアでは稀にこの髪色を持った子供が生まれるとも聞いていたし、もう一つの特徴である涼やかな美貌は眼鏡に隠れて確認できないのでこれだけで王族という事は出来ない。

だが、それらとタバサが入学してから一年の間にコルベールが気付いた幾つかの行動は、コルベールが警戒するのには十分な材料であることに間違いなかった。
その為コルベールは何かあれば国際問題になりかねないと、ミス・ヴァリエールと重ならないように後の方に回していたのだが、その甲斐なくタバサは無言で煙の向こう側へと消えていった。

「我が名は………、五つの力を司るペンタゴン。我の運命に従いし使い魔を召喚せよ」

二人の声が重なった。
祈りを込めて晴れていく土煙を見つめるコルベール…今度は、爆発は起きない。

「おおっ!」

思わずコルベールは喝采を挙げた。
ついにサモン・サーヴァントに成功したのでは!?とコルベールは今度は喜びで笑みを浮かべた。

晴れていく煙の中から、全長は6メイルはありそうな美しい青色の鱗を持ったドラゴンの姿が見える。
恐らくはミス・タバサの使い魔となるべく召喚されたものだろう。翼や頭部の形から、コルベールは高い機動力を持つ風竜だとわかった。
竜は、使い魔召喚の儀式の記憶を辿っても最上級の生物の一つである。
コルベールはそれを引き当てたミス・タバサのメイジとしての才覚に感嘆しながら、きょろきょろと目を左右にやり同時に呼び出されたはずのもう一匹を探す。

未だ立ち上る土煙に隠れてミス・ヴァリエールが召喚した生物は見えない…まぁ、なにを呼んだにしろ成功しただけで素晴らしいとコルベールは安堵した。
そう考える間に、恐らくはコントラクト・サーヴァントの魔法が成功したのだろう。風竜が頭を垂れる。
サモン・サーヴァントで呼び出した使い魔にキスをすることで契約を行うこの呪文が成功すると、召喚された生き物の体に使い魔のルーンが刻まれ特別な能力が与えられる。

サモン・サーヴァントとコントラクト・サーヴァント。
二つを終えて使い魔召喚の儀式は完了となるのだが…はて、とコルベールは首を捻った。

トリスティンでは、契約のキスは使い魔となる生き物の唇にするものだがミス・タバサは今行っただろうか?

他の場所に行って契約が完了した例はコルベールは知らないが隣国ガリアではそんな方法があるのだろうか?
このトリスティンと同じく、始祖ブリミルの子孫を王として戴く大国だが…

土煙を抜けて―嫌な予感に禿げ上がった頭皮を無意識に引っかくコルベールの前へとミス・タバサが歩いてくる。

だが、その後ろを風竜はついて来ていなかった。
代わりに…タバサの魔法で宙に浮かべられた少年の姿が見えた。
意識はないらしく、その瞼は閉じられている。
タバサとほぼ同じ位の背丈の子供の体手には使い魔のルーンが刻まれていた。

既に契約を終えていた生徒達の間にどよめきがあがる。

タバサの属性は風だ。しかも、優秀なメイジでもある。
だからこそ風竜が現れた時即座にコルベールはタバサが召喚したのだろうなと考えたのだ。

使い魔のルーンが刻まれた少年は、殆ど全裸に近い状態でコルベール達の目にはどう見ても人間にしか見えなかった。
風の属性になど全く関係ないだろう。

(まさか『取り違え』が起こったのかッ!?)

青ざめたコルベールは、タバサの元へと駆け出した。

『取り違え』は前記した『メイジの実力を知るには使い魔を見ろ』という言葉があるせいで生まれた忌むべき行為だ。

やり方はこうだ。

まず同じ属性の貴族を集めて纏めて『サモン・サーヴァント』を使わせ、使い魔となる生物を呼び出させる。
次に力が…序列が上の貴族から使い魔との契約を行う。
これによって上位にある貴族が優秀な使い魔を手に入れ、下の者はどれだけ優秀であろうと余りものの使い魔を選ばせるのだ。
実生活で強力な魔法を使う機会など早々無いため、うまくやれば優秀な使い魔を得た貴族は実力以上の評価を得る事が出来る。
神聖な行為として、魔法学院など誰の目にも明らかな公正な場で行われるようにしてからはおおっぴらに行われる事はなくなったが、古くは王族の中にも家臣に呼び出させた使い魔と契約をした疑いのある者がいるという。

それが今、起きてしまったのか!?

もし…もし、ルイズが風竜と契約をしていたら大問題となる。
ヴァリエール公爵家の末娘が、隣国でありこのトリスティン王国の何倍もの国力を持つ大国ガリア貴族から使い魔を掠め取ったなどとガリアが知れば…
あるいは、ヴァリエール公爵家の末娘の使い魔をガリア貴族が奪ったと知れれば…

青褪めたコルベールはタバサから話を聞くために声をかけようとする。
だがその感情の窺えない碧眼の中……吹きすさぶ冷たい雪風に気付き、息を呑んだ。

少女は浮遊の魔法で宙に浮かせた少年をコルベールに差し出した。

少年の手に刻まれているルーンが目に入る。

使い魔と主人たるメイジは一心同体。
使い魔として呼び出された生物を元の場所に返す魔法はコルベールの知る限りでは存在しない。
メイジもどんな生き物を呼び出したとしても、新しい使い魔を呼び出すことは出来ない。
再び別の生き物を呼び出すには、使い魔が死ぬしかないのだ。

今ならまだ、まだ! この少年を殺して再召喚させれば…!

コルベールの頭が危険な考えに染まろうとするのを制するように、タバサは抑揚の無い声で言った。

「この子が私の使い魔。ヴァリエールはまだ契約を行っていない」

震える手で杖を持ち上げようとしたコルベールの手が、力を失い下へと落ちる。
使い魔だと言うタバサの顔を見れば、(たとえ少女が表情を殆ど表に出さないとしても)彼女がこの契約をなかったことにするつもりなど更々ないことくらいはコルベールにもわかった。

コルベールは、少なくとも彼に与えられた権限においては、連れてきた少年を使い魔と認めるほかなかった。
こうなっては残された風竜とミス・ヴァリエールも契約させるしかないのか?

コルベールの頭から残り少ない頭髪が、何本か風に吹かれて消えていった。


無二の親友、タバサと同じくトリスティン王国の隣国ゲルマニアからの留学生、キュルケが空を飛んでくるのが見えた。
タバサは呼びかけてくるキュルケに背を向けて、自分の部屋へと逃げるように戻っていった。

無口で幼児体型の自分とは正反対の体型、性格の彼女がこの判断にどんな反応を示すかわからなかったが、まだタバサ自身心の整理が付いていなかった。

タバサの本名はシャルロット・エレーヌ・オルレアン。
ガリア王国の王族で、謀殺された王弟オルレアン公の娘だった。
父シャルルを殺した現王ジョゼフ一世によって母親もまた毒で心を狂わされた。

「タバサ」と言う名は、母がまだ心を狂わされる前にシャルロットにくれた人形の名前。
心を狂わされた母が人形を『シャルロット』と思い込んでしまい、タバサは自分の名を『タバサ』と名乗り…

優しかった父を殺し、母を毒で狂わせた叔父を殺す為に、叔父の命令に従いながら魔法の腕を磨いてきた。

だが…タバサはある日気付いてしまった。
このまま魔法の腕を磨いても父の仇を討つことは叶わないことに。

大国ガリアの王である叔父を討つなど容易になし得ることではない。
それが分からぬほどタバサは愚かではなかった。むしろそれを承知で、牙を研ぎ続けてきた。

その為真正面から戦うことを避け、相手の隙に乗じて一瞬で勝負を決める暗殺者のような戦い方をタバサは得意としているし、自らの手で達成することを決めていた為に人の手を借りたりはしなかった。

人を募ろうと思えば、恐らくかなりの戦力を集めることは出来るだろう。
例えば無能王とあだ名される叔父を排除し、自分を王位に付かせようとする『シャルル派』がいる。

だがタバサは彼らの協力の申し出を断っていた。いや応えようとしていなかった。
ただ復讐の念に凝り固まった自分に王位を継ぐ資格はないし、能力的にも、王たる資質は自分にはない。
自分の手でという気持ちがあり、最悪で命を賭してでも叔父を暗殺出来ればそれでよいとさえ考えている自分にはと考えていたが。

何より、彼らを復讐に巻き込み捨て駒とすることなどタバサにはできなかった。
目的の為に彼らを利用しきれる程冷酷にはなれなかったし、見た目と同様に幼い自分に心を閉ざした少女には彼らの気持ちや彼らに対する責任を背負う強さがなかった。

そんなタバサの考えが甘いことを突きつけられたのは、実家に残された父の遺品の中から数冊の本を発見した時だった。
父の輝かしい記録に混じって、叔父の記録が記されていた。敵を知る為にとタバサはその記録に軽い気持ちで目を通した。

無能と呼ばれ偏見を持ってしか語られない叔父の優秀さをタバサはその時初めて知った。

父シャルルと打ち合ったチェスの記録は全て名勝負であった。
タバサが思いも寄らぬ手を二人は打ち合っていた。

議事録や、父が書き残した日記に残る叔父の言動は才覚に溢れていた。
一見無謀に思えることや突拍子もない発言も後の出来事を踏まえて考えれば、合理的で学問においても(幼年期の記録しか見つけることができなかったが)目を見張るほどの理解力を示していた。

そうした記録から作り出される叔父の姿は、魔法に関して無能であることなど何の好材料にもならないほどの天才の姿だった。
更に、その天才は使い魔として東方の女性を召喚したということが書き記されていた。

これにガリア王としての権力をつけた男を暗殺することなど、それこそ伝説の始祖でなければできないのではないか?

メイジ一人では、例えそれが父シャルルや、トリスティンのメイジの中でも歴代最強と言われるメイジ『カリン』であろうとも…返り討ちにあってしまうだろう。

だがタバサはそれでも父の愛した祖国や祖国の人々を利用して復讐を成し遂げる覚悟は出来なかった。
かといって、復讐の炎は消えるどころかタバサの中でますます燃え盛っていた。

どうすれば復讐を遂げることができるのか?

一心同体たる使い魔の召喚は、思い悩むタバサを落胆させるものだった。
タバサが召喚したのは風竜…使い魔としては最上に近い生物だった。
この時契約を行っていれば、後に更に希少な風韻竜であることもわかるのだが、どちらにせよタバサには物足りない生き物に過ぎなかった。

彼女が求めているのは、彼女の想像の上を行く存在。
容易く自分を掌の上で弄ぶことが出来る叔父ジョゼフの鬼謀の上を行く為の手段だった。

落胆していたタバサは、土煙の中その手段を見つけてしまったのだ。

自室に逃げ込み、詰問しようとする親友を拒絶するタバサの瞳は陰り、燃える水のように黒く光るそれにはベッドに下ろされた勇者ダイだけが映っていた。


親友が自分の名を呼ぶ声を無視するタバサの耳には、ドクンッ、とあの瞬間から鳴り続けている心臓の音だけが聞こえていた。


ドクンッ。

そう、彼を一目見た瞬間に。これから犯す罪の重さに体が悲鳴を挙げるかのように心臓が大きく鳴りだしたのだ。

他人の使い魔として召喚された者を横取りするなど許される行為ではない。

その上自分の想像通りの人物ならこの少年は復讐に手を貸すような存在ではなく、故郷に帰りたがるだろう。

だが、それらを考慮して尚…目の前に現れた少年は喉から手が出るほど欲しかった。

ドクンッ。

本能的に何か察知したのか風竜が思わず頭を垂れた――それを見て自分の想像は間違っていないのだという実感が湧き上がり、タバサの背中を後押しした。

その時考えていたのは『もうルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとコントラクト・サーヴァントは行ったの?』だった。

(いいえ、まだだった。だから私が)

ドクンッ。一見人間の少年にしか見えない生物は、胸の内で復讐に燃えるタバサには途方もなく魅力的だった。

タバサは自分が召喚した竜、使い魔を奪われ風竜と契約しているであろうルイズや、使い魔にするこの少年。
父祖や学院の関係者や…思いつく限りの相手に心の中で謝罪し、罪の重さを感じながら…唇を、少年のそれに重ねた。

ズキュゥゥンッ。


全裸に近い少年の体に刻まれたルーンを見つめながらタバサは無意識に唇に触れ、まだ喜ぶのは早いと唇を噛み締める。

まだ確証もないのだ。

だがもし、自分の直感が正しかったなら使い魔としたこの少年を利用する。

タバサの父が所蔵していた異世界の書物『ダイの大冒険』に記されていた勇者。大魔王バーンを倒した化け物を。

確かめたなら、後は――少年の純粋さを犠牲にしたとしても、何年かけてでも、洗脳を施し叔父ジョゼフを殺せばいい。
父に読み聞かせてもらった通りの、自分でも読み返したあの通りの強さなら…例えガリアの全軍を相手にしても目的は果たせるだろう。

微かに暗い笑みを浮かべる少女に見つめられながら勇者はまだ穏やかな表情のまま眠りについていた。

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最終更新:2014年02月27日 17:11
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