淫祀の巫祝(いんしのふしゅく)
■性別
女性
■学年
3年生
■所持武器
吊り香炉『廟牀(びょうしょう)』
■ステータス
攻撃力:0/防御力:0/体力:16/精神力:4/FS(献身):10
特殊能力:『胎八剖(はらばちひらき)』
効果:オリジナル味方魔人【瓦頭四足の神】召喚 30 ※
範囲+対象:同マス一人 1.0
時間:2ターン 2.0
制約なし 10
※
【瓦頭四足の神】
男性/その他
所持武器:神の根
攻撃力:20/防御力:0/体力:2/精神力:2/FS(顕現):6
所持DP:1
移動力:2
特殊能力:『汁根・堅洲蕩府(シルト・カタストロフ)』 発動率:86% 成功率:100%
効果:体力ダメージ7 80
範囲+対象:同マス敵一人 0.7
時間:一瞬 1.0
制約なし 10
発動率:100% 成功率:100%
能力原理
吊り香炉『廟牀』に秘伝の香木を焚べて鎖を揺らすと、周囲は芳しい煙に満たされる。
香炉の側面には走馬灯に似た装置が取り付けてあり、神の影が落ちる煙は結界となって即席の神殿を構成する。
影は巫女と通じることで神の分体となり、煙が薄れる範囲内で異教徒の改宗と排除を実行する。
キャラクター説明
本名は滌鉢 開落(あらばち かいらく)
細く平らかな体型と、柔らかな黒髪、朱色の瞳を持つ、高校三年生に属する女子生徒。
その実態は迫害を避けながらも活動を続ける、特殊な信仰に身を捧げた1人の巫女である。
教義に従って淫蕩の限りを尽くして神に仕え、日々他の生徒や教師(男女問わず)の相手をし、時に信者へと改宗させる。
大抵の改宗者は彼女の扱う煙、或いは快楽の影響で神経が緩い粘土状になってしまい、度を超した活動(実質的な殉教)に走るので周囲では失踪事件や官憲による逮捕が頻発する。
滌鉢としては神への信仰以前に性や薬の快楽に負けた者達の行方など知ったことではないのでそういった人々のことは忘れることにしている。
今回の肝試しも恐怖で判断力が弱まった異教徒に棄教を促し、頑なな心の持ち主は贄として捧げるための場でしかない。
信仰の詳細(読まなくていい)
※成立(この信仰における神話)
かつて混沌とした世界に地の底が生まれ、砂や土、水や空気、真空が徐々に形を持って自ら積み重なっていった。
やがて地面や水辺が生まれると、その上を神と呼ばれる大きな力を持った意志達が闊歩するようになる。
しかし初めに作られた地面がとにかく広かったため、彼らが出会うということは滅多に無かった。
神々は自らの分身や子供を作り、交わり、数を増やしていった。
地面は無限大に広がっていたが、やがて大系の異なる他所の神々同士が遭遇する機会は増え、支配圏を主張して衝突は絶えなかった。
あるところに1柱の陰神(女神)があった。
同時に生まれ落ちた陽神(男神)と睦まじく過ごしていたが、2柱の間に子が生まれる直前に他の神々によって陽神の命を奪われ、自らは地中深くへ埋められてしまう。
神話としての体系を築く以前に消し去られ、彼女達の存在は遠い過去となって忘れ去られた。
戦争に明け暮れた「神々」はやがて地面を引き裂くと、各々が己の領域として星を作るようになった。
星と星は遠く離れ、滅多なことでは争いが起きず、広大な地面を離れたことで支配域の拡大や縮小も珍しくなる。
初めは一柱の神が一つの星を支配していたが、神の単位で生き続けた者達は停滞の中で自殺を企て、それを残ったものが引き継ぐような事例が繰り返され、いつしか一柱一星の原則も忘れられた。
地球というのも、太陽を支配する神や月を支配する神、降り注ぐ小惑星の神々等の相互作用によって生まれた一つの作品である。
そして同時に神々が生まれ持った欲望や熱狂を失ったままに作り上げた星の表面には生物の存在する余地が生まれたのだ。
この星の地下深くに、埋められて忘れられた神が埋められていた。
その神は女神の胎の中で成長を続け、原初の地面の下に生まれ落ちた後周囲の大地ごと地球となる星の一部にされていたのだ。
彼は地球表面へ強い念を送り続け、一部の人間は遂にそれをキャッチした。
信者として目覚めた者達は、神の姿を夢と現実の境に見たと言う。
その神は土器の形をした頭部と四つん這いの姿勢、股にぶら下げた大きな根、全身を覆う根毛等の特徴から「四足瓦頭の神」「四つか五つ足の神」「蹲う神」「大根神」と様々な異名を取った。
その神は己を信仰する人間に命じた。
「汝ら交わるべし」「汝ら犯すべし」「汝ら我とその父母を蔑ろにした神々を殺すべし」
四足の神は太古の神々に対して強い怒りを抱いており、復讐に人間を用いることにしたのだ。
信者達が性的な交わりで成した出生前の魂は、精神的な繋がりを通して地中の神の元へ転送される。
さらに四足の神と臍の繋がりを通して母神の元へ転送された者達は神の胎を通して実体を獲得し、太古の神々の次に原初の地面を踏む新種族として跋扈することになる。
彼らは原初の地面を捏ね回して武器を作り、数の利で遠い星に散った神々を一掃する。
そしてただ1柱の神として世界を作り直す。
全てはそれだけのための教義、そのためだけの執念。
しかしその神への信仰は彼の想定よりずっと早く廃れ、精神的に交信可能な信者は滌鉢一人しか残されていない。
神との繋がりが強い滌鉢は不老や防疫の加護等を得ており、実年齢は本人にも不明。
最終更新:2023年11月22日 22:30