第二回戦:【現代】最終処分場
このページではダンゲロスSS4第二回戦、【現代】最終処分場の試合結果を公開します。
投票結果
サブGK総評
考察と筋肉が交差する、鋭い戦術が光った現代・最終処分場。
片や、迷宮時計によるトーナメントシステムそのものを非効率と割り切った山口祥勝。一回戦を下敷きにした花恋の能力応用や、コミュニティたちとの掛け合いも楽しい一戦でした。
一方で圧倒的な『戦闘』に対する執着を露わにした時ヶ峰。規模と出力で己に敵う物はいないと自負した上での容赦のない戦術は、人外魔境のダンゲロス世界で最強の名を担おうとする覚悟を感じさせます。敗けましたが。
その三つ巴を制したのは、潜衣花恋。他二つのSSの美味しい所を取ったような分析と、圧倒的スケールの物語は、一回戦に続き、潜衣花恋というキャラクター自身の成長を示すようです。
試合が進む度に成長を見せる彼女に、今後とも期待が集まります。
二回戦第5試合:【現代】最終処分場
勝者:潜衣花恋
山口祥勝
- その1の考察はやや感覚的に納得し辛いが、バトル展開自体はスマートだった。2はアイデアは面白いのに文章が粗すぎる!!! 折角のアイデアもこの文章では映えないぞ。3のバトルの爽快感は凄かったのにこのオチは残念。普通に圧勝してれば3に入れていたでしょう。
- 60年間時計の研究をしていた花恋さんが時計のことを知らなすぎるということを除けば、バトル、話共に高レベルでした。
- この文字数を最後までダレることなく読ませる筆力。
- 勝ち筋の納得度合いからこちら。あと、他のSSでも山口はもっとずる賢くあってほしい
- 絶妙にやちゃった感がありますが、下手に綺麗に纏めずにぶん投げに走った姿勢は評価したいです
- 軽快なセリフ、幕間
潜衣花恋
- 三者三様の決着の付け方でしたので、今回はストーリーラインの好みで決めました。
- 能力応用をも鮮やかに決めてみせ、小細工を圧倒する展開運びが秀逸でした。スケールのやまいちと呼んでやる。よろこべ。
- スケールの大きさで決めました
- 強烈な出オチキャラである時ケ峰をどう扱うかが肝だった気がします。世界創造するとはね!各々が格を崩さず、一回戦の流れも汲む。美しかったです。
- 繰り返される三者三様の「人の出会いは、人を変える」がとても効果的でした。特に幕間から繋がる山口の描写が素晴らしかったです。もうちょっと戦闘を厚くしてほしかった感はありますが、それを超えるこれが新世界創造と後光時ヶ峰だ……
- 単純に花恋の活躍の続きが見てみたいん
- その3の時ヶ峰が一番カッコ良かったですが、自キャラ敗北はちょっと… その1と2は同じような展開だったので、最後はキャラの好みで決めました。
- 三者三様の搦め手が飛んできた……! 時ヶ峰神の司る世界に幸あれ。
- 国造りしやがった
- その一は納得感がありましたし、文章もこなれていましたが発想のスケールに負けたのでここは好みで一票。その3は悪くなかったですが、ちょっと及ばなかったかな
- はい!過去に戻ってやり直すエンドを考えてました!ぐぬぬっ!こちらの花恋ちゃんが一番60年を感じたので!
- 三本とも奇策揃いという恐るべきブロック……!悩んだのですが、読後感の良さでその2へ。
- ゲエーッ!世界創世!
時ヶ峰健一
- その1:設定がすごいその2:三千字制約をどうにかしてあげて下さいその3:まさかの負けSS、山口君の葬り方が逆に潔い
- シンプルで読みやすく、スピーディーな戦闘描写も秀逸
- 面白かったです!あと思想信条的にその1 その2は絶対にない
- 既にtwitterではオチについて言われてるけど、個人的にはそれが気ならないぐらい過程が面白く、特に時ヶ峰のキャラが良かった。SSその1、2は逆に時ヶ峰の性格がマイルドに感じた。彼は立ち止って話を聞くタイプでないと思う。正面戦闘も潜衣の能力ならできることが3で描かれたので相対的に-になった印象。
最終更新:2014年11月29日 18:37