ご注意:以後の作品の著作権は、作者(書き込み主)にあります。
5 :名無しさん@ピンキー:2007/09/28(金) 23:16:33 ID:P/YcS7mJ
「ぁ…あぁ……っ!!」
神経が自分のものではなくなってしまったかのように、身体が言うことを聞かない。空回りしていた思考が、やがてその機能自体を失おうとする。
激しい目眩と吐き気の中に、男の声がやたらはっきりと聞こえてきた。
『今のお前にはもう、我々に逆らう事など赦されない。道はただ一つ』
床に臥して苦痛にのたうつ私を見下し、冷たい声が問う。
『楽になりたいか?』
「…ぅぐうっ…ぁ……あぁっ!!」
目眩は一層酷くなり、失神するかと思えば全身を貫くような痛みで意識を引き戻される。
――ドゴッ!!
「あ゛っ……ああぁっ!!」
『楽になりたいか?』
「ぁ゛あぁあ゛ぁぁあああーーっ!!」
硬い靴底が、私を踏みつけた。内側からめった刺しにされているようだ。靴底は、そのまま私の身体をぐりぐりと踏みにじる。
声が、繰り返し問う。
『楽に、なりたいか?』
苦痛に苛まれて肯定も否定も出来ない私に、声が諭す。
『その為にどうすれば良いかは、解っているな?』
私の上から靴底が退いた。少しだけ痛みが和らぎ、口を利く程度なら何とかなりそうだ。
楽になりたい。
私は、意識の手綱を手放した。
「……ぐ…っ……ぉ…つうぅっ」
『聞こえないぞ。もっと踏まれたいのか?』
嘲り、挑発するような男の声。私はもう一度声を絞り出した。
「……ぉ、乙ぅ………っ…」
『それで良い。さて、それでは褒美をやろう』
一際残忍な笑みを浮かべて、男は再び私の身体を踏みつけ、蹴り、翻弄した。
「ぁぁあああぁあぁぁああぁあーーーーっ!! …っは、あ……あぁ…ん…っ……あんっ…」
全身を、電流が駆け巡った。しかしそれは、先ほどまでとは比べ物にならない強さの、快感。
『答えろ。貴様は何だ』
「ぁ…たしはぁ……んっ……はぁ…醜くぅ…いゃ、らし…っ……めすどれぇで…すぅ……んんっ」
足蹴にされる度に、私は軽い絶頂を迎えてしまう。気が狂ってしまいそうだった。しかし男は赦してくれはしない。
宴は、始まったばかりなのだから。
続かない
Counter today:
- ,yesterday:
- ,summary:
- .
Page created 2007-10-14,last updated 2007-11-10 21:30:18 (Sat),and copyright by
堕落姫乃眸.
最終更新:2007年11月10日 21:30