短冊箪笥

【たんざくだんす】



 割箪笥から派生した細く縦長の箪笥。倹飩蓋で、中板が三枚あり、箱内に地板があり、天板下に抽斗がある。倹飩蓋の裏に短冊を貼って野点などの点前に用いることからこの名がある。金森宗和が考案した点前箪笥。別名「宗和箪笥」ともいう。
 中板二枚を取り出して行う「芝点て」は、旅箪笥とは違い野点のためのもの。


  ・金森宗和好
    桐木地

  ・裏千家鵬雲斎好
    短冊箱。溜塗鉋目内黒

  ・遠州流紅心宗慶好
    溜塗

  ・好不詳
    桑木地

  ・好不詳
    卓下建水

  ・好不詳
    檜木地

  ・好不詳
    下段に立仕切板があり茶筌・棗を置ける

  ・好不詳
    真塗
最終更新:2014年07月30日 16:57