12月27日
今日、いつものように依頼がないか竜の篭に行きました。依頼はなかったですけど、代わりに、とっても素敵な出会いがありました!
エルバート・フィダールさん…いえ、エルバートお兄さんといって、とってもかっこよくて!紳士で!ギルと同じくらいかっこよくて、素敵な方でした!
私を見て美しくて純粋で可憐、と言ってくださって…♡まだ何も知らなくて、戸惑う私を優しく包んでくださって、私が、頑張ってお勉強していることをお伝えすると褒めて下さりました!私が思わず抱きついてしまった時も、嫌な顔ひとつされず、とてもお優しく…♡
…この、胸の不思議な高鳴りが、とっても気になりますけど、きっと、素敵な出会いをしたことで心が弾んでたんですね♪
12月28日
今日、図書館に行く前に、竜の篭に立ち寄ったら…♡また、エルバートお兄さんと再開しました!
私も時間がなくて、少ししかお話できなかったんですけど、今度美味しいフレンチトーストを作る約束をしたんです♪誰かの為につくるご飯、まさに乙女として一番大事ですよねー♪
きっと、美味しいフレンチトーストをご馳走しますから、待っててくださいね、エルバートお兄さん♡
♡♡♡12月30日♡♡♡
♡♡♡大切な記念日♡♡♡
今日、いつものように竜の篭に立ち寄りました…そしたら!いきなりエルバートお兄さんが私を抱えて奥まで走って行ったんです!
びっくりしましたけど、その間私の心臓はドキドキと…♡そして気がつきました!私は、エルバートお兄さん…いえ、お兄様を心から愛しているって…!
その気持ちに気がついた私は、勇気を持って告白し…そして、初めてのキスをエルバートお兄様に捧げました…♡
…本当は、断られるかもしれないって思っていました…だって、私では素敵なエルバートお兄様とあまりにも釣り合わないですし、いきなりですし!
…でも、エルバートお兄様は…『……後から後悔しても、離しませんよ? もっとも、後悔させる気は、ありませんが』と…!!私の、私の思いに答えてくださって…♡♡♡
私に…キス、を返してくださって…♡今日は、私と…エルバートお兄様が結ばれた…記念すべき…日♡
ああッ!皆さんに叫びたいです!『私は、エルバートお兄様を愛していますーッ♡♡』…と♡
12月31日
今日は大晦日です、朝ご飯を食べに行ったらエルバートお兄様が後からやってきて…♡一緒にご飯をいただきました♡
私は、お箸を使ったご飯が初めてで、うまくいかなくてスプーンを使ってたんですけど、エルバートお兄様はそれは上手にお箸を使いこなされていて…♡
しかも、使い方が分からないとしょんぼりした私に『俺が教えますよ』と優しく微笑んでくださって…♡
そのあと、私の初めてのお仕事のお話をしたんですけど、なんとエルバートお兄様の最初のお仕事も、私と同じ薬草採取だったんです!もう、運命ですよね…♡
その上、お仕事を無事終わらせたから、とエルバートお兄様は私の頭をそっと優しく撫でてくださいました…♡(ああ、夢みたい♡)
ご飯のあとは、年越しも一緒に居ましょうねとお約束いたしました♡来年からも…ううん、その先もずーっとずぅーっとよろしくお願いしますね!エルバートお兄様♡
【追記】
夜、竜の篭に行ったら、エルバートお兄様は、約束通り来てくださいました♡
…そ、そこで、結婚の話になってしまったんですけど、ま、まだ私たちには早すぎますぅ!(汗
でも、グレンダールの神官をやっているという元冒険者のお姉さんが、私とエルバートお兄さんを祝福してくださいました♡
結婚式はぜひうちの神殿で…と、言われましたけど…ど、どうしようㆀ
そのあと、一緒におそばをいただきました、その間に年が明けて…一緒に、年越しができたんです♡
…あ!そうです、私、エルバートお兄様とお付き合いを始めたわけですから、呼び方も考えないといけないと思って、聞いたんです!
そうしたら『お好きなように呼んでいただいて構わないのですが……』と、おっしゃられて…(謙虚なんですね、素敵♡)
私、一生懸命考えたのですが、うまく決まらなくて…
それで、やっぱり基本だと思って、「ダーリン♡」とお呼びしたのですが、エルバートお兄様は『そういうのは二人きりのときの特別な呼び方にしましょう』と優しく♡おっしゃられたので、そうすることにして、「エルバートさん」とお呼びすることにしました!でも、いつかは…「エル」とか「エルバート」って…呼べるようになりたいです♡
(その為に、毎日特訓です♡)
あ、エルバートお兄さ…っと、エルバートさんは、私を「メフィ」と呼んでくださることになりました♡
あの、優しくて素敵な声で…「メフィ♡」なんて、ギルと同じように呼ばれると…♡胸の、鼓動が止まらなくて…♡
あまりにも夢のようなので、思わずそれをエルバートさんに言ってしまったんですけど、エルバートさんはやっぱり優しくて…♡
穏やかで、優しくて…蕩けるような声で、『夢じゃありませんよ。こうしている俺は、夢なんかじゃないです』と…♡
…そうですよね!私の隣には、確かにエルバートさんがいるんです…ああ、私…世界で一番、幸せな乙女かもしれません…♡
…エルバートさん…いいえ、ダーリン♡
改めて、これからもずうっとよろしくお願いしますね♡
1月2日
今日はなんだかとっても目覚めもよくって、素敵なことが起こる予感がしていました♡
…ええ、もちろん起こりました!エルバートさんと初めて、一緒にお仕事ができたんですもの…♡
お仕事の内容は、お祭りのためのかぼちゃの採取でした!
この時期にかぼちゃのお祭り?って思ったんですけど、エルバートさんは、どうしてこの時期にあってるか、も知っていたんです!博識です…♡
そのあとかぼちゃのある山に行って、エルバートさんと、あと他の冒険者の皆さんと一緒にかぼちゃを採りました!
…ですが、そこで私がエルバートさんと一緒にいたら、冒険者の方から、『エルバート。さっき仕事は真面目にこなすと言ったろう。メフィア。お前が真面目なエルバートの邪魔をしてどうする』って言われてしまって…しょんぼり↓
エルバートさんにも『メフィ、今は集中しましょう』って言われてしまいました…><
でもでもッ!私も、エルバートさんともっと一緒にいられるために!そのあとはすっごーぅく頑張りました!
かぼちゃも沢山見つけましたし、かぼちゃを荒らす悪い動物さんを退治したんですよぉ!
…そのとき、石一つで止めを刺したエルバートさんの凛々しい表情が、すごく、かっこよくて…♡
(そういえばその時、『ぱりん』って音がしましたけど、なんだったんでしょう?)
そのあと、すっごい大きなかぼちゃの、蔦を綺麗に取るために頑張りました!
私は、魔法で頑張って蔦を払ってたんですけど!蔦が動くんです!エルバートさんも一緒に蔦を銃で払ってたんですけど、エルバートさんの時ばっかり、蔦が避けるんです!ひどいです!
…かぼちゃを採ったあと、エルバートさんはものすごく落ち込んでいました!
でもでもぉ!戦闘中のエルバートさんはものすごく、かっこよくて、凛々しくて…♡(もちろん、いつもカッコいいですけどね♡)
『エルバートさんッ、大丈夫ですよぉ!とーっても、かっこよかったです!』って言ったら、エルバートさんは立ち直ってくれました!(ところで、その時に言っていた『うう、何というロリ力……』ってどういう意味なんでしょう?)
ともかくその後は、かぼちゃを持って村に戻りました!
その時、お礼にって、かぼちゃをくりぬいて作るランタン(ジャック・オー・ランタンって言うんでしたっけ?)を作らせていただきました!
ちょっと、ナイフを使うので怖かったんですけど、エルバートさんが優しく手伝ってくださって…♡
記念に、っていただいたこのかぼちゃのランタンは、私とエルバートさんの初めての共同作業の証…♡
“腐らない”魔法もかけられていますし、まさに“永遠の絆”を象徴するようなアイテムですよね♡
ずーっと、大切にしようっと♡
1月9日
今日、竜の篭に行きました!そこで、銃の整備をされていたエルバートさんにお会いしました♡
やっぱり、私とエルバートさんは、赤い糸で結ばれているって、思いますよね♡
エルバートさんは、とても凛々しい目で、そのしなやかな指で、鮮やかに銃の整備をされていました!
ああ、素敵…♡
その後、一緒に素敵な運命の時を過ごしていましたら、スイドウキョク=サンとおっしゃる方から、地下水脈の水質調査を依頼されました!
お水って、雨が降るから大丈夫だと思ってましたけど、ちゃんと管理しないと、みんなが困ってしまうそうなんです!
だから私、調査することにしました!もちろん、エルバートさんも一緒です♡
地下水脈は、暗くて、ちょっと不気味でした!
…だから私、エルバートさんと手を繋ぎたかったんですけど…エルバートさんに『……それで、いざというときに魔法が使えますか?』と言われてしまいました…↓
そうですよね、真語魔法は、指先を使った動作も大切なんです!それに、それにエルバートさんは、銃を二つ使っています!私が、手を繋いでしまったら、もし大変なことになりそうな時、また、私がエルバートさんの足を引っ張ってしまうんです!
私は、それに気がついたので、隣を歩くだけならいいですか?とお聞きしました!そうしたら、エルバートさんは優しく『それはもちろん、構いませんよ』と仰って下さって…♡
私や皆さんのことを気遣いながらも、ちゃんと叱ってくださるエルバートさんは、とても、素敵だと思うんです…♡
水脈を探索していると、ブロブさんがいました!
それでっ、それでっ!私、頑張って魔法を使ったんですけど、うまく当たらなくて…><
一方でエルバートさんは、とても精密な射撃で、ブロブさんを撃ち抜いていて、とってーも、かっこよかったんです♡
…でも、石を投げる時に、足を滑らせてしまっていました!床が濡れているのって、すごぉーく、卑怯だと思うんですッ!
ブロブさんを倒したあと、私、不思議な香りに気がつきました!
香ばしい香り…?○○○(何故かここだけ、インクで汚れている)で、嗅いだような、香りでした!…でもでも、どんな香りか、思い出せなかったんですぅ!
そんな不甲斐ない私にも、『いえ、そこまで思い出せただけすごいですよ』と、エルバートさんは、私を優しく褒めて、撫でてくださって…♡
……って、喜んでちゃだめなんですぅ!私ッ、エルバートさんの為に、もっと役に立たなきゃいけないんですッ!!
その後、皆で地図を見ながら、香りの元を辿っていきました!
そしたら、水源が、竜の……
(何故かここから数行分誰かに破り取られている)
そしたら!なんと、緑茶で出来たブロブさんがいました!
緑茶からもブロブさんって出来るんですね!私、びっくりしました!まだまだ、知らないことがいっぱいなんです!
それと、普通のブロブさんが沢山いたんですけど…な、な、なんと!合体しちゃったんですぅ!
合体したブロブさんは、すっごーく、大きくて、一筋縄じゃ行かなさそうでした!
でもッ、仲間の剣士のお方が、機転を利かせたところ、なんと、合体ブロブさんは水になってしまったんです!凄いですー!
エルバートさんは、とても落ち着いたご様子で、緑茶のブロブさんに、的確に射撃されていて…♡
しかも、ブロブさんの脆い所に、狙いすましたかのように…いえ、その精悍な眼差しで、しっかりと狙いを定めて撃ち抜かれていて…♡
私、私ッ、益々エルバートさんのことが好きになってしまいました!
…でもでもぉ!私は、魔法が全然うまくいかなくって!
何度も、変なところに当ててしまって、ブロブさんにいいダメージを全然与えられられませんでしたぁ!
結局的に、最後の止めを刺したのは、私ですけれど、今回、役に立ってないと思うんですぅ!
…私の思いで、危うくエルバートさんのお仕事の妨げになるばかりか、私の唯一の能力である魔法も、ぜんっぜんだめで…
私っ、このお仕事を終わったあとに、思ったんです、“私は、エルバートさんに相応しい相手ではない”んじゃないかって!
エルバートさんも、いつか、私に幻滅してしまうのかなぁ…?
1月10日
今日は、エルバートさんに幻滅されないために、私は、竜の篭で初心に返ってお勉強していたんですぅ!
そうしたらっ、エルバートさんがいらっしゃって!……いつものように、お優しく、私の頭を撫でてくださったんですぅ!
…でもでもッ、だめなんですぅ!私は、エルバートさんに相応しくないんですッ、だから、思わずエルバートさんから…逃げて、しまったんですぅ!
私は、今までずぅっと、エルバートさんがそばにいらっしゃる時は、エルバートさんと手を繋いだり、一緒にいることが、当たり前だって…自惚れていて!
エルバートさんがどれほど素敵なお方で、一緒にいられることがどれだけ奇跡であるか分かってなくて…!
だから、傍にいる資格なんかないって…相応しくない存在だって、思ってたんですぅ!
――そしたら、エルバートさんは、私を抱きしめて…そして、『あえて言いますよ。ばかですね、メフィ?』と、仰ったんですぅ!
そして、私が間違った事をしてしまっていても、それ以上に役に立っている、と仰って…
それでも泣いてしまった私に、『幻滅なんて、するわけないじゃないですか。むしろ俺がメフィに幻滅されないか、心配です』なんて……!
エルバートさんに私が幻滅するなんてこと、ありえないんですぅ!だって、エルバートさんは、あんなにも、素敵なお方で…♡
だから、私ッ、こんな私でも、エルバートさんのお傍にずっと…くっついたり、したいって意味じゃなくて、ずっと寄り添っていたい、って、本当の思いを告げてしまったんですぅ!
…そうしたら、エルバートさんは『ありがとうございます。……俺も、同じように思っていますよ』って仰ってくださって…♡
―私、エルバートさんが私の思いを受け止めてくださった時に、ずっと離さない、と仰ってくださっていたことも忘れてしまっていたんですぅ!
ほんっとーに、私、ばかばかばかッ!
……それでも、エルバートさんは、『俺を信じてください。ね?』と微笑んでくださって…♡
私ッ、これからは、エルバートさんに自分が相応しいか、なんて考えないんですぅ!
だって、エルバートさんは、私をずっと話さないって仰ってくださったんですもの!
だから…私がするべきことは、エルバートさんの思いに応えるために、頑張ることだと思うんですぅ!
―私、頑張ります!…だから、見ていてくださいね、エルバートさん♡
【追記】
エルバートさんと私が愛を確かめ合っていると、竜の篭にいつの間にか冒険者さんがたくさんいらっしゃったんですぅ!
その中に、リルズ神(恋愛の神様だそうですぅ!)の神官をされている方がいらっしゃって、結婚式の案内状を下さったんですぅ!
…もちろん、まだまだ早いと思うんですぅ!でもでもッ、ウェディングドレスの試着が出来るそうなんですぅ!
ウェディングドレスって、乙女の夢…ですよね♡
だから、今度エルバートさんと試着に行こうってお話したんですぅ!
エルバートさんは真っ白なタキシードを着るそうなんですぅ!…きっと、王子様みたいに、とーっても格好良いに決まってるんですぅ♡
(もちろん、普段からかっこいんですけどねッ!)
それと、よく分からないんですけど、いきなり、私のお…おしり、を、触ってきた方がいたんですぅ!
エルバートさんが、咄嗟に庇ってくださったんですけど、そうしたら、その方は男ならもっと度量が広くないとモテない、って…!
そんなことないんですぅ!エルバートさんは、とーっても、広いお心を持っているんですぅ!
でもでもッ、エルバートさんはこう仰ったんですぅ…!『メフィ1人にモテれば十分ですよ』って…!
…やっぱり、エルバートさんは、とーっても、素敵な方なんです…♡
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