冒険者になってみて、冒険先で出会う人や周りの人は皆輝いていて強い信念に多く出会って
自分にあるのは・・・何だろうか? 護りの誓い? なにを守る・・・?
みんな必死に今を生きていて
永遠ともいわれる寿命を持つ自分は、自分だけが残ることがわかっている自分は、
それを眩しそうに見守るだけしかできなくて
いつしか、信念を貫いたうえでの死に憧れを抱いていました。それでも、心配してくれる人はいて
いつ死んでもいいように、今頑張りたい・皆さんのように。そう思うのです。
両親以外のエルフの人
いっつも寝ていて
こんな人が自分の父親だったら、別の人生を送れたのだろうか・・幸せだったのだろうか
寝ているのをいいことに、少しだけずるいお願いをしました
家族の暖かさを、少しでいいから知りたくて
ずっと胸にしまっていた物を吐きだしたくて
助けが欲しくて・・・
私を・・・・許して・・・助けて・・・認めてくださいよ・・・
英雄にあこがれる青年と、英雄と呼ばれる青年
前者は誠実で、柔軟、多くの物を受け入れ、変革を運ぶのかもしれない
後者は思慮深く、それでも強い信念を持ち、周りにも目を配る、彼はどのような物を見てきたのだろうか
彼らと言葉を交わせばかわすほど
自分がいかに、固く、ぼやけた信念を持ち、それを理解していないか、思い知らされる。
私にも・・・誰か頼れる人がいれば・・・しっかりと自分の思いを正面から伝えられる人がいれば
私は、そう生きれるほど器用な人間ではありませんが。
いつも、店で寝ている人
自分の部屋はないのでしょうか?
どんな人なのか知って見たくて、少しだけお酒に付き合ってもらいました。
そしたら・・・・その人は自分の欲しかったものを全部持っていて。
羨ましくて
とてもじゃないけど、起きているときに自分の話はできませんでした。
どんな言葉を返されても、みじめになるのがわかっているから
私は・・・何もないんです・・・
お祈りと、冒険のおかげなのか神殿で司祭の位を貰いました。
初めて、公式に認められた存在となって
嬉しかった
誰かにこの嬉しさを伝えたくって おめでとうって言ってもらいたくって
だれに言おう って考えたら
その人が横で寝ていて、その人に自分の成長を見てもらいたくって
私、司祭の位をいただきました
初めて人の手を握りました
いつものように、卑怯な手を使ってですが
その手は冷たくて温かくて
自分がほしかったもので
それが、無理やりなのが情けなくて
相手が寝ているのがさみしくて
でも、流れた涙をその人に見せなくて済んだことだけは安心しました。
そして、やっと気が付きました。いつもその言葉を言ってたってことを
だいじょうぶです って だいじょうぶじゃなくても
きっと自分は死ぬ直前までそういうのだろう。そう思ったら、もっと涙がこぼれました
手・・・冷たいですね・・・でも・・・あったかい
店で小さな事件に出会いました
そのあと
他の人に言われて、初めてわかりました。
その言葉はすんなりと出てきました
自分がたくさんのものをもらったと。
でも・・・わからなくって。
騎士神様はなぜ私に言葉を届けたのか
それはもう、呪いとも思える言葉で。
自分を苦しめ
満足できる死という救いがほしくて
私は、その方の盾となって死ぬことを望みました
興味深い人に会いました
側室・・・50年の命で1人の人を見守る女性
彼女との雑談は楽しくって。お菓子は美味しくって
すらすらと彼女に出てくる言葉は・・・いつの間にか自分にかけているようで
彼女がいなくなった後
まだ勇気は出なくても、その言葉を口に出しました
その人は寝ていてくれました。
良かった
もし起きていたら、また怒られるのは分かっているから
貴方のために・・・命をささげさせてください。
少しきつい感じの人に会いました
そのひとは、あの人の事をこう呼びました
“いらない”と
許せませんでした。理由はありませんが。
でも、その人から聞いたあの人の過去は、重くて、辛くて
あの人の強さを知りました。
きっと私が護らなくても、自分なりに進める人なんだ
そう思いました。もう、頭はしっかりと動いていませんでした。
私は守るって・・・身勝手で・・余計なお世話・・・ですね
英雄を目指す青年の旅に同行してきました 前編後編
どうやら丸く収まったようでよかったです
その中で、理想とも呼べる英雄の話を聞きました。
私もそうなりたい。と思いました
でも・・・・
その事を語る、その英雄の思い人の泣く顔が、いつまでも消えませんでした。
とてもさみしく、20年の歳月を越えても消えない苦痛。
少し、気持ちが揺らぎました。
でも、青年と話しているといつの間にか、いつもの神官である自分に戻っていて。
青年と自分の道は違うのだと、しっかり認識しました。
それでも、青年とその仲間たちの未来が幸多き物でありますように
それが、あなたの答えなのですね
送り物をいただきました。
薔薇水晶(ローズクォーツ)の耳飾り
石言葉は『自己肯定』『心の傷や過去のトラウマを癒す』『自己愛』
自分を護れないものは・・・ですか。
それは騎士神様がわたしに求めている者なのでしょうか?
それでも私は・・・・
自分の選択を・・・愛する人を傷つけさせる結末を他者に強いた選択とした自分を
私から大事なものを奪った私を
私は・・・許せません
私は・・私を殺したいのだと思います
思い入れのある村に再び向かいました
その時・・・その方は私のやりたかった
それを行っていました。
許せませんでした
話してくれなかったこと・・・勝手に決めたこと・・・
その方を思っている方を心配させたこと・・・悲しませたこと・・
そこにあったのは、私があこがれた尊い死などへありませんでした
それを見たら・・・きっと私は死んだことを後悔してしまうでしょうから
ある村で見たのは信仰の始まり
神を作ろうとする、愚かな行為
でも、その目的は 償い と 赦し
母親を傷つけ、恨まれながら生まれたナイトメアに救済を与えるものでした。
父親に、母親に、妹に、自分に。償えるというのなら。赦してもらえるのなら
それは確かに私がほしかったものでした。
それでも、それが望まない人の犠牲の上に成り立っているというなら
私はそれを許せません。
あの方に、仲間に顔向けができなくなってしまうから
きっともっと自分が嫌いになってしまうから。
ログ待ち
やっと自分の家に帰ってきました。
辛い状況にも負けずに逃げない多くの人を見てきたから。 自分だけ逃げ続けるのは・・・もうやめたかったから。
償うことはできなくても、自分にできる何かがあるのならば。それをしたかったから
すこし・・・つらい事もありました
すこし・・・さみしい事も知りました。
一番剣を向けられたくない人から、剣を向けられました。
でも、少し嬉しい事もありました
お願いもありました
それを聞いてほしくて・・・・
でも、やっぱり恥ずかしくって
やっと・・・自分がそこにいることを、いていいと・・・認めてくださった気がしたから
自分の誓いが何だったのか
自分が何を守るべきなのか
今までずっと、騎士神様を理由にしてきました
死にたいと思ったこともありました。そうすれば救われると。
でも、周りを見ていて分かったことが1つありました。
自分が誰よりも弱い事が
たとえどんなに硬い鎧を着こんでも
たとえどんなに強い癒しを使おうとも
自分が、とても弱い事に
そして、思ったことが1つありました。
今まで自分のそばにいてくれた人と、これからも一緒にいたい
これが、好きという気持ちなのでしょうか? 私は、そうだと思います。
それがわかっただけで、うれしかったです。すこし、罪悪感もありますが
この気持ちがある間は、死にたくない、生きたい。そのために護りたい・・・・・そう思えるから。
やっと一つ、自分で決めた、たぶん誰が何と言おうとぼやけない護りたいものができたから。
これ以上は望みません
やっぱり・・・あなたと一緒に生きていたいです。
私が自分で考え。出した答えなのですから
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