MOM特集“ルーンキーパーに熟達する

最終更新:

decoboco

- view
だれでも歓迎! 編集

「モリアの坑道」:特集“ルーンキーパーに熟達する


 はるかな昔、中つ国の古き種族であるドワーフとエルフは、ルーンに封じられていた強力な秘密を発見しました。ルーンキーパーはその道を極めた言語学者であり、野蛮な火、鋭い氷、守りと保護、フェローシップを守る喜ばしい癒しの言葉を使いこなして冥王サウロンの影の軍勢に対抗する、戦士にして癒し手です。

初期レベル

 ルーンキーパーは従来のような剣や杖では武装しません。そして着用できるのも軽装鎧に限られます。彼らの冒険の道のりは、ルーン石――鍛冶屋が鍛造できるものよりもはるかに用途の広い武器――と共に始まります。ルーンキーパーはそうした石に力の言葉を書き込むことによって、周囲の世界に影響を及ぼすのです。

 ルーンキーパーがレベルアップするのに従って、彼がルーン石に書き込めるルーン文字のレパートリーも増加します。それらの強力なルーン石は、怒りの炎や骨まで凍らせる氷の嵐を呼び出し、また同様に有力な癒しの言葉と、フェローシップを助ける有益な予見を可能にします。すべてのルーン石は自然の要素との親和性を持ちます。それらは火、雷、霜のうち一つを象徴しており、この類縁性によって、いくつかの彼のスキルの機能を変化させるのです。

 ルーンキーパーがユニークなのは、ある局面では癒し手となり、またある局面には燃え盛る怒りの攻撃を解き放つというように、戦闘における役割を変更できることです。治癒とDPSの間をバランスよく歩んで、二つの間を行き来することも可能です――とはいえこのような移行は高くつきますが。治癒とDPSのバランスは、調律システムによって管理されます。

調律&スキル

 ルーンキーパーのスキルは、彼の調律を戦闘(または、それらのスキルでよくつかわれるキアスのルーン文字でダゴール)か治癒(または、それらのスキルで使われるテングワールのルーン文字でネスタド)に傾けます。戦闘の流れの中でそれらのスキルを使うことにより、調律は安定(サラス)から遠ざかり、そのスキルの調律の方向に向かうのです。たとえば、あるキャラクターがネスタド調律のスキルばかりを使っていた場合、彼は急速に治癒の調律に傾き、さらに強力な治療のスキルを行使できるようになります。反対に、キャラクターがダゴールとネスタドのスキルを均等に使えば、彼の調律は安定にとどまります。

 ルーンキーパーはまた、彼の調律をサラスに引き戻すスキルも持っています。そうしたスキルには防護や強化、戦闘の熱気の中にある敵の鎮静化・撹乱、仲間の気力の回復などを通じて、フェローシップメンバーをサポートするものが含まれています。どの調律にも利益があり、このシステムによるダイナミックなプレイは、遭遇した敵やフェローシップの構成、個々のプレイスタイルに応じて、様々なスタイルを織り交ぜることを可能にします。

 ※例:
 ルーンキーパーのトッリ(ドワーフ)が、モリアの坑道の奥深くでゴブリンと対面しました。
 戦闘の最初の数瞬間で、彼は【凍辞法】、【猛火の嗤い】、【筆記者の電光】を発動できました。これらのスキルはどのレベルの調律も必要としないので、即座に呼び出すことができます(待機時間は必要ですが)。こののち、ルーンキーパーの調律レベルは【火の一筆】による痛烈な一撃をゴブリンにお見舞いするのに必要なだけ(この場合は3ダゴール)高まっています。
 もしトッリがむかつくゴブリンに攻撃し続けるのなら、彼はダゴール調律によるより強力なスキルを起動できます。しかしもし彼が攻撃の手を止めて、【希望の前兆】(治癒スキル)で自分自身を治療したならば、彼の調律は1段階ネスタドに近づいて、調律は2となり、【火の一筆】を使うことはできなくなります。

#ref error :画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。

 これが調律メーターである。左の赤い側はダゴール調律で、ルーンキーパーは9点まで高めることができる。

 ルーンキーパーのスキルには、「冬の寒気(Chill of Winter)」、「嵐の憤激(Fury of Storm)」、「炎の激怒(Wrath of Flame)」、「中道(The Middle Path)」、「予言と先見(Visions and Foretellings)」、「優美なる言葉(Words of Grace)」の6つの異なるカテゴリーがあり、それぞれが特定の調律に従います。

 ・冬の寒気(Chill of Winter) : ダゴール

 【凍辞法(Chilling Rhetoric)】 このスキルは空気を冷たくする力強いルーン文字を呼び出して、対象を減速し霜ダメージを与えます。
 【文字の風雪(Flurry of Words)】 このスキルは冷たい風の渦巻を引き起こし、範囲内で継続的に霜ダメージを与えます。
 【冷気の一筆(Writ of Cold)】 麻痺する寒気が攻撃者を減速し、戦闘での優位を与えます。
 【冬の真髄(Essence of Winter)】 極寒の冬の日のようなひどく冷たい爆発。対象をその場で凍えさせます。
 【冷凍終結(Frozen Epilogue)】 最も強力な冬の呪文。手から放つ波が敵を減速し、膨大なダメージを与えます。

 ・嵐の憤激(Fury of Storm) : ダゴール

 【筆記者の電光(Scribe's Spark)】 瞬時に発動できるエネルギーの電光で、戦闘調律が高まるにしたがいダメージが増加します。これはルーンキーパーの初動の呪文の一つで、すべての神秘の武器庫の中心です。
 【嵐の真髄(Essence of Storm)】 このスキルは対象にクリティカルダメージを負わせやすい雷の矢を呼びます。
 【衝撃文字(Shocking Words)】 対象を失神させる可能性のある、強力な遠隔の雷攻撃です。
 【不断の論争(Ceaseless Argument)】 2レベルで入手できます。早く、繰り返し攻撃をしやすい、中規模のダメージを与えるスキルです。
 【勇壮な結論(Epic Conclusion)】 最も力強い雷攻撃、敵は抵抗しづらく、高いダメージを受けます。

 ・炎の激怒(Wrath of Flame) : ダゴール

 【炎の嗤(わら)い(Fiery Ridicule)】 すべての初心者ルーンキーパーが習得済みのスキルです。このルーン文字は非常に離れた距離から、敵を燃え盛る炎で包みます。このダメージは短時間続きます。
 【火の一筆(Writ of Fire)】 このルーン文字を書き込むことは、敵に一定時間継続する火ダメージを与えます。同じ敵に複数回使用すると、ダメージが増加し、持続時間も延長されます。
 【痛烈なあざけり(Scathing Mockery)】 この強力なルーン文字は複数の敵にダメージを与え、さらに追加で継続するダメージを与えます。
 【炎の真髄(Essence of Flame)】 このスキルは強力なダメージを与えます。もし対象がすでに【火の一筆】にかかっていたら、さらに強化されます。
 【くすぶる激怒(Smouldering Wrath)】 ルーンによって力強い火の爆発がルーンキーパーから流れ出し、媒介スキル形式で中断されないダメージを敵に与えます。

 ・中道(The Middle Path) : サラス

 【嵐の鎧(Armour of Storm)】 このスキルはルーンキーパーを守り、近接戦闘では攻撃してくる敵を放心させる可能性があります。親和性のあるルーン石を使っていた場合、このスキルは【炎の鎧】、【冬の鎧】に変化します。
 【和らぎの詩形(Calming Verse)】 この受動的なルーン文字はルーンキーパーの文字を和らげ、彼に対する敵の怒りを減少します。
 【散心の風(Distracting Winds)】 このスキルは突然の冷たい風を放ち、対象を減速させると同時に、対象の気を散らし、ルーンキーパーをターゲットされにくくします。
 【終わりなし(Nothing Truly Ends)】 希望の随筆で、敗北の淵にあるものを呼び戻して戦いに備えさせます。
 【自発性(Self-motivation)】 このルーン文字はルーンキーパーを励まし、彼の気力を増加させます。
 【衝触(Shocking Touch)】 接近して使います。このルーン文字は対象を短時間失神させ、ルーンキーパーに次の攻撃に備える時間を与えます。
 【嵐の武器(Weapon of Storm)】 味方の武器に対し、このルーン文字は雷属性で攻撃できる機会を与えます。ルーン文字を解除するまでの間は、ルーンキーパーは気力を供給し続けなければなりません。【嵐の鎧】のように、このスキルはルーン石の親和性によって変化します。

 ・予言と先見(Visions and Foretellings) : サラス

 【嵐に屈さず(Do Not Fall to Storm)】  ルーン文字の予言が、ルーンキーパーが次の雷攻撃を避けるのを助けます。【嵐の鎧】のように、このスキルはルーン石の親和性によって変化します。
 【嵐に屈す(Fall to Storm)】 このルーン文字は対象が次の雷攻撃により影響を受けやすくします。【嵐の鎧】のように、このスキルはルーン石の親和性によって変化します。
 【今日ではない(Do Not Fall This Day)】 このルーン文字から得る予言は、フェローシップの次の敗北を予防し、ルーンキーパーに味方の士気を回復する機会を与えます。
 【牙は毒せず(The Fang will not Poison)】 このルーン文字を受け取った者は、次の毒を含む攻撃から守護されます。
 【刃は傷めず(The Blade will not Wound)】 ルーン文字と共に守護を与え、次に受ける傷による衰弱を防ぎます。

 ・恩恵の文字(Words of Grace) : ネスタド

 【希望の前兆(Prelude to Hope)】 このルーン文字は、ルーンキーパーや彼の仲間に、小規模の継続的な士気回復を与えます。ルーンキーパーのネスタド調律とともに、士気の回復する量は増加します。
 【繕いの詩歌(Mending Verse)】 このスキルは、最初の爆発的な回復の後、短時間の間中規模の士気を回復します。
 【復興のルーン(Rune of Restoration)】 このスキルは、範囲内の仲間の士気を向上する、静止したルーン石を作り出します。このルーン石は敵から攻撃される可能性があり、自身の士気を回復する手段はなく、また一度に一つしか使えません。
 【奮起の文字(Rousing Words)】 このルーン文字の詩歌は味方を励まします。これを使っても敵の注意を引きません。
 【健康の一筆(Writ of Health)】 この癒しのルーン文字は継続的に士気を回復し、重ねて使うと効果が向上します。
 【時の叙事詩(Epic for the Ages)】 このルーン文字によって呼び起される力は、ルーンキーパーのスキルのもっとも有力なもので、ルーンキーパーのレベル増加に応じてかなりの量の士気を回復することが可能です。
 【高揚の文字(Word of Exaltation)】 このルーン文字が発せられた時、その力によって対象の受ける全てのダメージは減衰されます。【健康の一筆】の使用段階に応じて、ルーンの持続時間が増加します。
 【一蓮托生(All Fates Entwined)】 このルーン文字を自身に使うことによって、ルーンキーパーは彼のフェローシップが受けるはずのダメージを、自らの身に引き受けます。

ルーンキーパーの役割

 中つ国のルーンキーパーの役割は多種多様で、プレイヤーが引き受けたクエストや、同行しているほかのキャラクターのクラス次第で変わってきます。ルーンキーパーは主要な回復役、またはダメージ役を務めることができ、またソロでの冒険中もその二つを行き来します。ユニークな挑戦を提供する興味深いクラスであり、またそれらの役割を習得するよい機会でもあります。

 ・回復役

 どの回復クラスにとっても、フェローシップ中に他者を回復するタイミングを習得することは重要です。癒すのが早すぎれば、気力を無駄にしてしまいます! 癒すのが遅すぎれば、あなたの仲間は敗北するでしょう。ルーンキーパーの回復は、回復の道に調律されることによって向上しますから、強力な回復スキルが必要になっている時に実行可能なよう、調律に注意しておくことが重要です。

 【希望の前兆】や【繕いの詩歌】のようなスキルは、25mの距離から使えます。これによってルーンキーパーは、回復中も周囲の闘いに目を光らせることができます。他の戦法は、フェローシップの士気を高く保つ【復興のルーン】です。これは前線のすぐ後ろに設置でき、敵と相対するキャプテン、チャンピオン、ガーディアンらの傷を癒すことができます。

 フェローシップの回復役を引き受けた時には、素早く戦闘調律呪文を投げたいという誘惑に耐えることが重要です。それは短期的にはルーンキーパーの同志に小さな助力を与えるかもしれませんが、同時に彼女の回復能力を落とし、大きな調律レベルを必要とするルーン文字も使えなくなってしまいます。

 もしルーンキーパーが回復に集中し続けていれば、仲間たちがより長く生きながらえる可能性はより高まります。高レベルの英雄たちにとって、【復興のルーン】と【健康の一筆】、そしてルーンキーパー自身にかけられた【一蓮托生】の組み合わせは、複数の敵との長い戦闘に際してありがたいものとなるでしょう。

 ・ダメージ役

 火、霜、雷を使うことは、遠距離からダメージを与える大いに効果的な方法です(一般的にNukingと呼ばれます)。そしてルーンキーパーがソロで旅する時は、たいていこの素晴らしい役割をプレイします。

 これらのスキルカテゴリーは遠距離から敵を滅することができ、ルーンキーパーが戦闘から距離を置くことを可能にします。他の人と共に旅しているのなら、ルーンマスターが火と雷と霜でしたたかに攻撃している間、前衛部隊が侵略者を食い止めてくれるでしょう。

 複数の敵を相手にした大規模な戦闘の中では、ルーンキーパーはあまり早く敵の注意をひかないよう慎重になるべきです。すぐに主要なターゲットになってしまうといけないので。

 ルーンキーパーが一人で旅することを選んだなら、戦闘調律スキルは必需品です。【凍辞法】のルーン文字を起動して敵を減速し、【炎の嗤い】や【嵐の真髄】のような遠隔攻撃に続ける戦略は、敵が近接攻撃できる範囲に近づく前に激しいダメージを与えることが可能です。近距離では【衝撃文字】が、敵を不意に失神させ、ルーンキーパーに【炎の嗤い】や【火の一筆】のような仕上げの一撃を起動する時間を与えます。運がよければ敵は死ぬか、あと一撃で沈むほどの重傷を負うでしょう。

 中つ国の悪にただ一人で立ち向かうため、英雄的なルーンキーパーが戦闘調律を利用する時には、戦法はまた異なるものとなります。ルーンキーパーが敵から大きなダメージを受け、敗北しないよう頻繁に【希望の前兆】を必要とするような場合には、戦闘調律に留まることは困難です。このスキルはルーンキーパーをより安定調律に近づけ、戦闘を長引かせることになります。

 ルーンキーパーが単独で勇敢に敵と立ち向かい、より戦闘調律にとどまりたいのであれば、来たるべきあらゆる闘争に備え、戦いの前においしい食事を取って、士気と気力を増加するバフをかけておきましょう。忘れないでください。別の手段として軟膏や薬液を使って傷を治す方法もありますが、食事は戦闘の最中にはできないのです。


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
ウィキ募集バナー