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060629 COE三田調査プロジェクト打ち合わせ議事録

2006年6月29日  作成者:森元

場所:on site

出席者 (onsite:長谷川さん・野田さん
      慶応:福屋先生・井本・大谷・北沢・森元)


□敷地について

■今回の敷地(NECビルや大規模ビルの建っている場所以外の)
 はほとんどは「丸の内よろず」が地主として所持している。
 株式会社丸の内よろず
 http://www.mayo.co.jp/home/index.html
 
 つまりあの一体は全て借地であり、住民は借地権のみを盾に
 今の家を守っている可能性が高い。

■以前あの一帯は競馬場だった。
 そのため自然発生した区割りではなく
 全体を計画して作った区割りの可能性がある。
 (土地割りが比較的きちんとしていて、
  区画の餡子が無いのはそのためなのではないか。)

■野田さんは芝浦工業大で防災マップ作りなどの
 住民参加型ワークショップを行っていた。

■港区長(建築出身)は再開発を推進している。
 小山町など手をつけている場所もちらほら。

■多数見られる路地は昔、下水の回収を行うために
 作られた。(緑道と同じ?下に下水が通っているかは不明。)

□住民方の意見・様子(野田さんの話より)

■野田さんの提案は住民に評判が良かったそう。
 ブロックの中央にまとめて駐車場をとるより、
 あの案のように一軒ずつバラバラな方が好まれる。

■老人にとっては住みごこちの良い場所。
 敷地周辺には病院、医療センターなどもある。
 職住近接。 

■住民の方々の多くは小学校からの同級生同士
 昔からずっと住んでいて、顔見知りである。
 近所づきあいが盛ん。

■孫と一緒に住むために土地を広げたいけど
 広げられないという家もあるそう。


□話題にあがった話

■容積率
・敷地で考えるのではなく、道路も含めたある程度
 広い範囲で考えるべきなのではないだろうか。(福屋さん)

・容積率はどのように決まるのだろうか。(長谷川さん)

・今の再開発や建替えは容積率ギリギリにまで高層化し
 その増えた床分で利益(建替え費用)としている。
 環境を良くしようとしていること(建替え・再開発)
 なのに高層化するというサイクルがおかしいのでは。

 今出来ている、これ以上フロアを増やすことができない
 ような高層の建築物が次の建替わる場合はどうなるのであろうか。
 
 フロアを増やし容積を増やすことによる建替えではない
 同じ容積率で再開発はできないのであろうか。 (長谷川さん)

・三田で提案することは、一般解として他の地域にも
 応用できなくてはいけないのではないだろうか。(福屋さん)

・一般解と固有解が一致する点はないか(長谷川さん)

以上。

空地というものに注目していたが、実際空地になる期間というものは短い。つまり、空家のまま放置されている状態が長く、それを取り壊して空地にするということは次にそこに何かが建つということが決まった段階だから。住民のかたとしては小さいマンションが建つ分にはいいのだが(人口が増えること、新たに商店が増えたりすること自体は歓迎されるよう)、大きなマンションがドンと建つことに関しては抵抗感があるよう。町会長自体はH14にきた一帯の再開発の話に乗り気だったよう。芝浦工業大学の研究室とはわりと長期的に関わってきたようです。このエリアは道路率が高いので、建物が敷地いっぱいに建っても割と圧迫感がないのでは?→この前GISで数値を出したけどそうでもなかったような?小場くん確認お願いします。老人の住む場所としては、地の利が良いこのエリアは良いと思われる。いろんなところに近い、というのは大きなメリットである。徒歩圏、という意味では小学校の街区とかは分かりやすい線引きかも。家がなくてもこの一帯に昔からいた人なら徒歩圏コミュニティで一日過ごせる。凄く濃い関係が見られる。ちょっとしたアクションで違った答えが出せる、とかのほうが提案として面白いかも。                             7/114:43 きたざわ
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