おはなし
2000年7月…
世界的な経済不況に加え、世は地球規模の異常気象に見舞われていた。要 未来(カナメ ミライ)の暮らす街も例外ではなく、空は真っ黒な霧におおわれ、テレビでは異常気象の臨時ニュースが連日流されている。7月だというのに、まるで冬のようだった。
そんなある日の学校帰り、ミライはユーキという男の子から、謎の赤い箱を渡される。中身は「ヴィネコン」と書かれたポケットパソコンと、魔法のケンジュウ「デビライザー」。事件はここから始まった。
謎のデビル・ソウタがミライを襲撃。赤い箱と「虹色の宝石」を出せと迫る。ユーキにもらった赤い箱と、ママのカタミの「虹色の宝石(虹色のヒトミ)」。奪われてなるものかと、ユーキから受け取った「デビライザー」のトリガーを引いたミライの前に……………。
行方不明の父親を探しにいくため、魔界へ旅立つ決心をするミライ。
さあ、扉は開かれた。
デビルチルドレンの冒険が、いま始まる。
【出典】
株式会社アトラス.「おはなし」.『真・女神転生 デビルチルドレン 赤の書 取扱説明書』.株式会社アトラス.2000,p.5