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覇者英傑の軌跡 第1話 後編
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ストーリー
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つ、つかれたぁ……！ 体中が悲鳴を上げてるよ～～！ |
| ダピコ | |
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かなり厳しい特訓だったが よく頑張ったな ほら、手を貸そう |
| ディー | |
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ありがとう……ディー…… これでなんとかこの大鎌を 使いこなせるようになったかな |
| ダピコ | |
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使いこなす、と言い切るには まだまだ力不足だな まずダピコには基礎体力が必要だ |
| ディー | |
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そ、そんなぁ…… これでも全然足りないの…… ……足りてないのだろうか |
| ダピコ | |
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格好良さに憧れを持つのは一概に 悪いこととは言わないが…… それには力を伴ってこそだ |
| ディー | |
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その大鎌を自在に扱えるように なった時こそ、 真に格好いいと言えるだろう |
| ディー | |
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そうだね……じゃなくて、 そうだな！ |
| ダピコ | |
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（やっぱりディーはかっこいい、 私も強くなっていつか ディーみたいに……！） |
| ダピコ | |
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さっきも言ったが この修行は大事なものを 守る為に強くなる修行だ |
| ディー | |
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きっとその鎌に込めた思いは いつかみんなを守る力に 変わるだろう |
| ディー | |
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憧れだって、立派な動機になる 感情の持つ力は時に身体の それを凌駕する事さえある |
| ディー | |
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ダピコ、その思いを胸に 誰より修行に励むんだ |
| ディー | |
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……うん！ 私、頑張る！ |
| ダピコ | |
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しかし……基礎が必要なのは なにもダピコに限った話じゃない 皆も同じだ |
| ディー | |
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クルやアコ、それにリロは 基本の体力が少なくて すぐにバテている |
| ディー | |
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ポゴやクロは 他の皆よりも体力はあっても まだまだ技量が足りていないな |
| ディー | |
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それぞれの武器と 自分の強みを活かす為には まだまだ特訓が必要だ |
| ディー | |
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うっ……！ もしかして……！！ |
| クロ | |
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ああ、特訓を再開するぞ、 十分な休憩は取れただろう？ |
| ディー | |
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えぇー！？ 今日の特訓は 終わりじゃなかったクル！？ |
| クル | |
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ボクも……もう、 体が限界…… |
| ポゴ | |
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何を言っている まだ修行は前半戦だぞ |
| ディー | |
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そ、そんなぁ～～～！！ |
| クル&クロ&ポゴ | |
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まあこういう厳しいところも きっとディーの優しさなんだ 残りも皆で頑張ろう |
| ダピコ | |
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そうは言ってもですね…… 正直わたしはもうこれ以上 体が動かないというか…… |
| アコ | |
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体力……限界…… これ以上は………… …………無理…… |
| リロ | |
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そうか…… 皆がそこまでキツいと 言うのなら…… |
| ディー | |
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おっ……！ 流石のディーも 手加減してくれるか……！？ |
| クロ | |
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では休憩時間を五分延ばそう 五分後に基礎トレーニングから 始めることにするか |
| ディー | |
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だ、だめだ～～～！！ そんな甘い話が あるわけなかったんだ～～！ |
| ポゴ | |
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さあ、皆にはもっと 強くなってもらうぞ！ |
| ディー |
