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桜火


■よみ
おうか

■性別
無性

■学年
その他

■武器
睡剣

■体型
豊満

■部活
「勿忘草の会」顧問

■委員
生徒会顧問

■ステータス
攻撃力:13/防御力:3/体力:10/精神力:3/FS(唯一性):1

はなとゆめ-染井吉野-

■特殊能力効果
効果:精神攻撃による必殺 100
範囲+対象:同マス敵全員 1.2
持続時間:一瞬 1
非消費制約:精神攻撃 100
FS:1 1.1

青春ボーナス:5

発動率:93% 成功率:0%

能力原理

左腕から桜の花びらを散らし、触れたものを眠りに誘う能力。
花弁は途切れることなく現れて本人でも止めようがないため一コマ終了後は教室の床は覆いつくされて実に風雅である。
ついでに生徒の八割が轟沈する。

ただし、教え子諸君も授業の内容は頭に入っていることが多く(睡眠学習!)、しかもリフレッシュできるので桜火先生の授業は大人気である。

キャラクター説明

※年齢:27歳(外見年齢は21歳)
※身長/体重:171.9cm/36.4kg
希望崎学園日本史教諭。
懇切丁寧・一生懸命な指導とウィスパー系の癒し系ボイスから人気が高い。
見た目は袴ブーツ姿の黒髪の乙女で常に桜の花びらが体の周りに舞い散っている。
たぶん超という形容の後に「々」を延々繰り返した先に「美人」と呼ばれるくらいに可憐で美麗でうつくしい。新任にしか見えないが、勤続二十五年のベテラン先生だったりする。

対魔人経験も豊富で、手に持った木剣と魔人能力を併用して極々短時間の内に不良魔人を鎮圧していく姿は凛々しくも気高い。

ただ、自分の魔人能力をあまりコントロールできていないのか常時半目を開けながら生活しており、授業中に至ってはたまに白目を剥いているので正直結構怖い。
上に三人の姉と下にたくさんの弟妹がいるらしい。

プロローグ

「『勿忘草の会』ですか?」
全身が青でコーディネートされた青年「勿忘草 蒼(https://www39.atwiki.jp/jichoudg/pages/186.html)」、つまり私は眠たげな瞳をこすりながら恩師の提案に質問を返した。
「そ。あなたの姓を題名に呼んで結成する同好会ですよ。ようやく見つかった御主人を入会させてしまって、どこかに行かないようにしてしまいます」

そんな呪(まじな)いがかかっているんです。
振り袖を口元に当てながら、美人教諭「桜火」は楚々と笑った。みどりの黒髪、瑞々しい立ち振る舞いと命のきらめきは左の袖先――腕から次々とこぼれる。色白いか、薄桃の花弁が唇から下へヴェールをかけた。

ここは人もまばら、早朝の職員室。
誰もが振り返り、立ち去りゆく姿を追いかけようとする女性と真正面になる。生徒と教師と言う間柄であるはずなのにどぎまぎとしてしまう。
憧れと追憶をかたちにしたらこうなってしまうのだろうか?
不覚にも胸が高鳴るのを感じ、これは男子なら誰にでも有り得る現象だと思い直してみる。
沈静化した。

あれから数年、サイズが合わなくなってしまった片眼鏡(モノクル)の調子を合わせながら私は思考するのだ。
これは夢なのだろうかと自問してみた。

「世界を見てきます!」と言って家を飛び出してから行方知れずのお嬢様を追いかけ「お嬢様を連れ戻してきます!」と待ちきれずに希望崎学園を飛び出したのが私だ。
執事と秘書の職に「見習い」の但し書きが外れる前に御父上に暇を出したのも私だ。
我ながら……実に青臭い。

お嬢様の行く先々に咲き乱れる白い花畑を追いかけていつの間にか私もまた魔人に覚醒していた。
ただ見た目は周囲に勿忘草を咲かせるというだけの本当に些細なものだったけれど、ご令嬢の暴れた後片づけに紛れるには蒼い装束が役に立った。

いつしか真っ青が習いとなったのは魔人になった影響というものだろうか。
……、思考が心の奥か、青い海にダイブしていたようだ。青みがかかった片側の視界では白い勿忘草も、もうひとつの瞳から見ると大分青くて、桜色と二分するかのように職員室を埋めていた。

「そろそろ……。時間のハズ……」

能力の自家中毒を起こしているのか、目を白黒させながら教諭は立ち上がる。
年代物の懐中時計で時刻を確認すると「来ましたね」と声を上げた。

引き戸が開く。
浴衣の胸元がはだけていた、夏祭りの衣装をゆるゆると着こなした童女が入ってくる。
その片手はどういうわけか自身の片目に当てられていたが、問題なのはもう一方の手で手を引く女性の姿が目に入った瞬間で、思わず叫んでいた。続いて駆け寄っていた。

「お嬢様!」
跪いた態勢のままでその腕に指先を当てる。脈拍は一定、だけど途切れることはない。生きていた。安堵は一瞬で、それでいて長続きするように思えた。
「あねさま……、ひつじぐさはがんばりましたよぅ……おつれしましたよね」

けれど、その言葉を聞いて私は久々に顔を赤くしたように思えた。
流石に、十に満たない子を押しのけてとはいかないが、余程の剣幕だったのだろう。おさなごを懐中に抱いて桜火教諭は頭を撫でてやっていた。

「よしよし……がんばりましたね。勿忘草くん、あまり家の子を脅かさないであげてくださいね? 明水(あけみず)さんに大事はないわ、ただ能力を受けて眠っているだけだから」

頬を擦り付けたくなる衝動を抑えて、ようやく顔を仰ぎ見る。
明水紫(-ゆかり)、それこそが私が仕えるべき主人の名前だ。
https://www65.atwiki.jp/dngsscsunday/pages/40.html

ここに来るまでにどれくらいの時間がかかったか咄嗟にはわからなかったけれど、なぜか具体的な年が頭に浮かぶ。
「お嬢様……きっと六年ぶりですよ! 蒼はお帰りを一日千秋の思いで待ち望んで……おりましたッ!」

「う、うぅん……」
「そろそろ、お嬢様もお目覚めみたいですね。それでは今の内にこの入部届けに、この際拇印で。
契約さえ結んでしまえば在学中はこの希望崎学園から離れられないことになっているわ」

目覚めに当たって幼女から私へと、お嬢様の身柄を委ねられる形になる。
極力、接触が最小限になるように私はその御身を抱き留めた。

桜火教諭はその片目を眠たさに負けたように閉じながらも果断なく腕の中の妹御さんに向け続けている。
「ごめんね。こっちの腕は堅くて」
そして、今片方の目は全く見開いたまま私を見離すことなく、重圧を放ち続けていた。
「わたしたちは植物を愛する人は好きよ?」
ウィンク、ひどく魅力的だ。

(申し訳ありません)
あの時は家出への同行を拒む言葉だったが、今は違う意味で同じ字面だった。
だけど、今度の意味は旅するお嬢様を、学園を潰して回るお嬢様を卒業までここに繋ぎ止めることへの謝罪だ。

今度はせめてと声に出すことなく、入部届けに彼女の親指を置いた。