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豊島瑞機


■よみ
とよしまみずき

■性別
女性

■学年
3年

■武器
波動掌底弐型『水仙』

■体型
華奢

■部活
科学部(籍のみ)

■委員
未所属

■ステータス(攻撃/防御/体力/精神/FS(FS名)
攻撃:13/防御:5/体力:8/精神:4/FS(枝毛):0

良き同伴者[マイルド]

■特殊能力効果
能力効果1:精神力1増加 30
効果時間:一瞬 *1.0
効果範囲:同マス味方一人 *1.0
非消費制約:自陣営男性キャラのうち、青春ポイントが上位2番目のキャラ *0.7 ※
(※複数いる場合は陣営名簿で上に並んでいるキャラとする)

能力効果2:能力休み解除 70
効果時間:一瞬 *1.0
効果範囲:自分自身 *0.75

FS:0 1

青春ボーナス:5

発動率:32% 成功率:100%

※:対象「SSR ガチャ彦」

能力原理

「機械を改造する」という性質。
それが魔人能力の産物であっても、精度の高い指向性を持った改変を行うことができる。

……のだが、豊島瑞機は自身が能力の改変を受けているため、この能力の解釈が大きく変じている。

「何かを良くしたい」という性質。
それが魔人能力の産物であっても、大好きな相手を応援することができる。
うまく伝えられることは、あまり多くはないけれど。

キャラクター説明

男性愛を仮託された、豊島瑞智の戦斗素体。
クセ毛。女子の中ではやや身長が高い。
素直な性格で、少し控えめ。

気になる男の子がいる。
例えば、自陣営青春ポイント上から二番目の男の子、とか。


【豊島瑞智】
とよしまみずち。希望崎学園3年生。クセ毛。男子の中ではやや身長が低い。
よくいる「類稀な魔人科学者」の一人。「わかりやすい」という理由で、学ランの上から白衣を着る。
基本的には素直な性格なのだが、なんとなく偏屈な印象を抱かれやすく、ちょっとコンプレックス。その白衣が原因の一端となっていることには気付いていない。

容姿はいい分類に入る。しかし交際経験はない。
というのも、豊島瑞智が潜在的な男性愛者であるからだ。未だ発露を見せていないというだけで、本人には「きっとそうなのだろう」という自覚がある。
周囲の同性愛者には理解を示すものの、自身については受け入れきれず、他者と深く関わることをどこかで恐れている。

瑞機が恋をして、いつかそれを成就させることを望んでいる。
戦いに駆り出すというのに。

プロローグ


-科学部工学部門ラボラトリにて-



白衣を纏い、デスクに腰掛ける者が一人。


「おはよう。目が覚めたかい?」


無防備な体を、ベッドに横たえる者が一人。


「おはよう。うん、悪くない目覚めだよ」


ここにいるのは、ただ二人だけ。
見方によっては、「一人だけ」と言い換えても間違いではないのだろう。


「君には悪いことをしたな。あまりスマートな方法ではないんだけど、このタイミングで一度人格をインストールしておくしかなかったんだ」

「知ってるよ。身体を先に弄っちゃうと、中身がうまく収まらないからね。あまり長引かせたって仕方がない。早く次に行こう」

「……わかった。それじゃあ、次の施術を始めよう。ごめんね。怖いでしょ?」

問うのは、豊島瑞智。

「まあ、少しはね。だけどそれ、よくないよ?そんなこと確認したって、どのみち君はやるんだから」

応えるのは、豊島瑞智。

「……そうだね。わかってると思うけど、君の記憶はここでほぼ変質する。これまでの実経験も、目を覚ませばもう他人事だ。性格は俺であっても、世界の見え方はきっと今とは違う」

「元々模造品の身なんだ、大した問題じゃないよ。むしろわくわくしてるかな。俺は、ようやく安心して恋ができる」

「……本当、俺は馬鹿だよね」

「笑っちゃうよ。それじゃあ、また後で。おやすみ」

「うん。いい夢を」


どうか素敵な、優しい夢を。







がやがや!がやがや!
がーやがやがや!

合戦まで、残り二ヶ月と少し。
陣営の集会場に多くの生徒が集まっている。
なんでも、豊島瑞智の戦斗素体――その身に特殊兵装を搭載した、戦闘用豊島瑞智がついにロールアウトされるのだという。

前に立つ豊島瑞智が、周囲の様子を伺いながらクセ毛を弄る。
少し緊張すると無意識に手が伸びるらしい。
意を決して、口を開いた。

「えっと……みんな。時間取らせてごめんね」

言葉の内容こそ控えめなものの、彼の声はこういう時によく通る。騒々しさは一旦落ち着き、皆が次の言葉を待つ。

「みんなの協力の甲斐あって、俺の戦斗素体が完成した。ありがとう」

小さな歓声が上がる。
「非戦闘魔人が自身のコピーを戦闘用に改造する」というコンセプトは、男子生徒を中心にちょっとした注目を集めていた。だってそうだろう、なんだかロマンに溢れている。その特殊兵装、波動掌底弐型『水仙』という名前に至っては、豊島瑞智の知らないところでいつの間にか決定されてしまったほどだ。
運用試験の相手なら任せろ、とそこかしこから声が上がる。

「あー、うん。それもあるんだけど。実はその、なんと言ったものか……まあ、見てもらえば早いかな」

そう言って、ドアの向こうへ声をかけると。

おずおずと入ってきたのは、豊島瑞智……と言うには、決定的に違う。
いや、ほとんど同じなのだが。
違う。違いすぎた。

「えっと。……お、俺、豊島瑞機っていいます。初めまして」

瑞智ではなく、豊島瑞機。
これはどうしたことだろう。
リボンに、カーディガンに、スカート……いや、格好だけの話ではない。
これは……なんか……なんというか……

「実はこの通り……えー、瑞機は女の子だ」

超どよめく。
それはそうだろう。聞いていた話とちがう。
ツノがない!逆関節じゃない!10mないじゃないか!ビームはどこだ!
瑞智へ向けられる怒号の嵐。

「そんな話してねーよ!!どこまで独り歩きしてんの!?と、とにかく!戸惑うだろうけど、みんなに瑞機を迎え入れてやってほしい。俺だと思わないで、優しくしてやってくれるかな」

ざわめきは消えない。
あまりにも予想からかけ離れていて、まるで整理がつかないらしい。無理もない。

「あ、あの」

静まり返る。
所在なさげにしていた戦斗素体……豊島瑞機が、言葉を紡いでいる。

「ごめんね。俺、みんなのイメージとちょっと違っちゃったけど……頑張るから。これから、よろしくね」

瑞智よりも少し長い髪を指に巻き付かせ、彼女ははにかんだ。



この後、瑞機は無事に受け入れられ、一方の瑞智はというと、「情報の撹乱」だとか「男性対象能力への対策」だとか、苦しい建前を並べ立てて抗議を試みたものの、無事に「自分自身を女体化する変態マッドサイエンティスト」のレッテルを貼られることとなった。

イラスト

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