上万栄 鴇子

■キャラクター名:上万栄 鴇子
■読み方:じょうまえ ときこ
■性別:女性

特殊能力『乙女の一念錠をも通す(ロックブレイカー)』

なにがしかを解く。単純にして明快。解錠はもちろん、固く結ばれた紐、知恵の輪やルービックキューブを解くことも、テストの問題を解くことも。
錠前屋の娘にとってはこのくらい朝飯前である。

能力の発動には解く物に触る必要がある。形のないもの(問題とか)についてはそれについて彼女が認識する必要がある。
また、解けるものは彼女が結果をはっきり認識できるものである必要がある。
つまりいくら問題が解けるとはいっても彼女の理解の範疇を超えるものは解けない。
例えばフェルマーの最終定理の証明だの世界平和の方法だの。

一度発動すれば過程をすっ飛ばして対象が解ける。
ただ、その過程は彼女にも認識することは出来ない。
結び目は解け、錠前は開き、知恵の輪は分離し、問題は解答がわかる。
ルービックキューブはギュンギュン回り、起爆装置は中の仕掛けガン無視で解除され、セックスをしないと出られない部屋の扉の鍵は勝手に開く。

解ければ何でもいいので解毒や解呪なども出来るのだが、普通に生活してるぶんにはそのような機会は早々ないので彼女もこの点については半分忘れかけている。

設定

希望崎学園1年の、赤毛のみつあみお下げがチャームポイントの錠前屋の娘。
はたから見るとどこかしらぽや~っとした感じで、話し方ものんびりしている。
休み時間はだいたい知恵の輪を解こうとしている。能力を使えば一発で解けるが、過程を楽しむためにあえて使わずに解いている。
能力の都合上、解らなければ意味がないし、解く過程も必要になるので学業は真面目に受けている。

部活には入っておらず、家の手伝いをしている。父親から錠前の仕組みを教えてもらったり、鍵の修理・交換や、開かなくなった金庫の解錠など。
通常は能力を使わないが、よほど差し迫った事情がある場合は能力を使って開けることも。

10歳の頃に誘拐、監禁されたことがきっかけで魔人能力に目覚めた。
拘束されていた縄を解き、鍵のかかった扉などを次々と解錠し、見張りの警戒を解き、自力で脱出した。
その後長距離トラックをヒッチハイクして最寄りの警察まで送っていってもらったが、運転手が誘拐犯と間違われ、誤解をとくハメになったのはご愛嬌。
最終更新:2021年02月20日 22:45