準決勝戦:【体内】STAGE試合結果
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SSその1 5-0 SSその2
SSその1 4-1 SSその2
- 改めてサクララは映像映えする能力だなぁ。選択した能力が2つ被ったあたり、互いの思考が噛み合ってる感じで素敵でした。
二回戦の敗者を讃えるところも良いですね!
その1:名乗りが仰々しくも盛り上がる感じで好みです。樹齢を重ねた桜という切り札は綺麗です。エロトラップだけ余計でしょうか。
その2:やや説明が多いもののジャックポットのゾクゾク感が凄い!ただ決め手が月経というのがやや好みではないのと、それで東海道が流されるという理屈には疑問。
井戸浪さんが能力全て話しているのに徒士谷さんが能力解析するのも?
とてもレベルが高いだけにほんのちょっとした部分で判断せざるを得ないのが心苦しいです。楽しませていただきました。
- お互い能力もキャラクターの性格描写にも違和感が無く、精度の高いトレースができていて、配点が難しいです。決め手としては「そこから産まれ、産んだ人である徒士谷さんと、そこから産まれなかった人であるりうむちゃんの対決」で、その2のステージ設定は最高に素晴らしい着眼点だったのですが、決まり手になるステージギミックがあまりにも徒士谷メタで、ドラマと合わせて世界そのものがりうむちゃんを勝たせようとしているような都合良さに見えてしまいました。また、決着のフェイズがギャグになることで徒士谷さんの格が急に下がってしまい、読後感があまり良くなかったです。最後までシリアスに決めたその1に多めに点を付けたいと思います。
- どちらもレベルが高く、対戦相手の思考を読みあった素晴らしいSSバトルでした。個人的に真歩さんがわの組織力で敗退者全員調べるがそりゃそうだよねという感じだったので、その2で真歩さんが嘘に翻弄されているあたりの違和感が強く、その1を推させていただきます。でも、エロトラップダンジョンなのにエロいことがロクに怒らなかったことは怒ってるからね…!
SSその1 3-2 SSその2
SSその1 2-3 SSその2
- キャラ軸での盛り上げ方はその1、能力バトルのカタルシスを感じるのはその2。ルールに則り差は付けたけどほぼ同率の面白さです
SSその1 1-4 SSその2
- フェアリーちゃんを使って新たにりうむちゃんのストーリーを描いて来た1が巧い!……のですが、こちら人物のドラマは『徒士谷さんの父親』を新たに設定してバトルに絡めてきた2も負けてない印象か。ならば、あとはりうむちゃんの四つの能力を上手く組み合わせて能力バトルを書き上げた、2に優勢票を。
- いや、めちゃくちゃ悩みましたよ。徒士谷さん格好良すぎるし、りうむちゃん健気すぎるし。SS1は粗はあるもののそれをものともしない圧倒的なパワーを感じましたし、SS2は全体としておとなしくまとまりつつも過去に類を見ない大胆な地形利用をかましてきたし。どちらも熱く、切なく、血沸き肉躍る見事な戦いでした。その上でSS2に4点付ける理由は、読者に届けようとする力の差です。SS1は演出力が高く、盛り上がりどころを盛り上げるのが最高にうまいのですが、SS2はそれ以外の地味なところに至るまで、とにかく説明と省略がうまく、分かりやすかった。盛り上がりどころの熱量は互角。ならば、それ以外の部分でストレスを感じさせない技術に長けたSS2に軍配を上げます。
SSその1 0-5 SSその2
- 甲乙つけがたかったです、でも勝敗を分けた部分が決定的にあります
エロトラップダンジョンだろ!!エロ!トラップ!ダンジョンだろ!!紳士なら誰もが想像するあれやこれやだろ!!トラップを活かす展開と、それに伴う戦闘中エロ!策略パートもそういうやつもかけてすごいすごーいってなるやつだろ!!エロトラップ出てきてないじゃん!裏切ったな!僕の心を裏切ったな!!
- ネタをかなり拾ってるし、描写が上手いんですよねー。強いなー
- 最後がすごく不穏、だからこそ続きが気になる……
サクララはかなり使い勝手の良い身体強化ですね。尺取虫は単体での利用ではどうしても戦闘に活かすのが難しいですが、他の能力と合わせると使い勝手が最高に上がってワクワクしますね。
これはその1でもその2でも共通して使われるのも納得です。
その1は決まり手である彫刻槍自体にはそんなに速攻で他人を石に変える能力は備わっていないはず、という部分で私の中でしこりが残ってしまいました。
妖精ちゃんとのエピソードでりうむちゃんに勝たせたい、これは勝つ、と思わせてからの逆転は本当に上手で、その1を先に読んでいたので勝敗が全く読めません。
コイン爆弾を使っての攻防もその2への機先を制したと言えましょう。
しかしコイン爆弾までの流れに導くまでが丁寧だったのがその2。
単なる攻撃手段ではなく、切り札としての能力使用。
精神攻撃で身体能力、技術の差を埋めるのは単なる能力による攻防を行うよりもスマートで、魔人同士の戦闘に求められるものを忠実に行なっていると思います。
終わり際での不穏さで続きが読みたくなったので5点入れますね。
- 試合前からの魔人能力の行使。コピー能力を読まれることを想定したメタ読み合戦の発生。「何の変哲もない金貨」が爆弾化している心理トリック。素晴らしい頭脳戦でした。ところでこのシリアスな流れ、正史になったら次の相手ラッコかモブおじなんですけど大丈夫ですか
- その1
エロトラップダンジョンを出しておきながらエロトラップを使わないとは何事か!!!私は怒っています!!!
エロトラップダンジョンに女が2人いたらやる事は決まってるでしょ!!!それをお前という奴は!!!この意気地なし!!!もっとスケベなところを見せろ!!!
……。
戦闘自体は良かったと思います。他人の能力を使う相手に対して、自分も他人の槍を使う構図は良かった。伏線の張り方もグッド。
ですが、やはりエロトラップダンジョンを活かしきれていなかったのがいけないと感じました。なので大幅に減点させていただきます。
その2
徒士谷パパの設定増設はちょっと鼻につきました。こう、「自分が勝つための設定増設」という感じが透けて見えて嫌な感じになってしまっていたと思います。
それと、子宮内描写の違和感が最後まで拭えなかったのも良くないポイントです。エロ作品はファンタジーなので大抵のことは許せますが、これは能力バトルものなので違和感を看過ごすことは難しく、結果としてモヤッとした感覚を最後まで覚えてしまいました。
しかし戦闘終盤の展開は良かったと思います。特に「準決勝の敗者能力も使える」というハッタリをかましておいて実は他の能力で攻める、というところは読んでいてとても楽しめました。
最終的な勝ち筋を「運が良かった」で済ますのは勝利キャラクターの格を落とすので、次があればそこに注意してもらいたいです。
- なにこのリザーバーつよい
最初その2を見たとき「エロトラップダンジョンじゃねえのかよ!ペッ!」「何でスロットに入れてない能力が発動すんだよ!」と思ったのですが、もっとひどいフィールドや能力の応用が出てきてビックリしました。
最大の評価点はりうむちゃんがすっぽんぽんになったことです。映像化はよ。"
- 体内というフィールド、ベストSSの賞金などの提示されたネタをきっちり生かしているのがSSその2だと思いました。
人情もののいい話と見せておいて、ラストのりうむちゃんのデータスキャンの不穏な雰囲気も素敵です。
- 使用済リストにプロローグと二回戦の能力も含まれているところに感動しました。最後までチョコたっぷり。
- またも被った能力チョイスでしたが、今回はむしろ、被らなかった2つのチョイス・活用法で明暗が分かれた印象でした。その1の、特にレイラの能力&槍の決着は「ここありきで話が出来たんだな」と思ってしまうほどに自己完結が過ぎ、前振りしたわりにしょぼすぎるセルフコンボも期待を下回って行きました。りうむ側は真野を想起させるコンボが素晴らしく決まっていて、戦場利用もよくもこんなクソMAPをスマートに使えたもんだ!と膝を打ちました。とても面白かったです。
- その1もかっこいいかわいいエモいですごく良かったんですが、その2の地形解釈がめちゃくちゃ好きで、能力バトルも強かったので、ここは0-5を切るべき時だなと。
- その1:率直に言うと能力バトル面におけるバランス感覚がかなり拙く、やれると強弁すれば出来るだろうけどやっても面白みが出そうに無いセルフマンチコンボ応用を決め手に持ってこられると、特に能力の多彩さから高レベルの能力攻防の期待される対りうむ戦ではかなり評価を落としたポイントでした。りうむの設定が深く突き詰めると矛盾が湧いて出てくる面があると思うのですが(予選が開催されて42人のみが落ちている設定が無理が出てくる)、そこを正面から深掘りすると世界観のほうがぐらついてしまう面があったと思います。
その2:能力チョイスの必要性と使い方、難しい戦場におけるステージチョイスの正当性と合理性が非常に高かったと感じました。ただ実際の試合までのパートがあまりに長く、戦闘に対する伏線としての寄与がほとんどなかったのは明確にマイナスでした。事前能力対策への拾い方なども風呂敷の広げ方を最小限にして、極力無理筋を控えるような動かし方をしているようにも感じました。全体的に、その1の上位互換として機能してしまっているような印象です。
- 相手方の決着手に対する「まぁそれは考えた上で有効ではないので使いません」があまりに鋭利な切れ味でした。また、お父さんねつ造も素晴らしかったです。ドラマパワーの残っていない相手にここまでのものが創作できるのかと戦慄しました。二次創作拳の神髄を垣間見たような気になりました。一次設定を愛し、考察を突き詰めると、自然と居ないキャラまで見えるようになるのですね。すごいです。
最終更新:2018年04月21日 22:41