金野 満男
【 キャラクター名 】:金野 満男(こんの・みつお)
【 性別 】:男
特殊能力 『悪魔の商取引』
「この世に金で買えない物はない」という彼の価値観から生まれた能力。
ありとあらゆるものを取り扱う「悪魔」と金銭を用いて取引する。
通常の商取引で手に入る物品はもちろんのこと、料金次第で身体能力や魔人能力、他者の心や寿命ですら手に入れることができる。
料金は通常の物品でも相場の数倍。本来金で買うことの出来るはずがないものを購入しようとする場合は余程の金持ちでもそうそう利用できない法外な値段がつく。
その一方で「悪魔」の金銭価値は満男が魔人能力に覚醒した際に固定されており、インフレやデフレに関わらず一定である。これを利用して安く購入することもできる。
この能力で購入する物品は基本的に「悪魔」が生み出したものであり、他者が所有している物品を奪うわけではない。しかしながら指定すれば他者が持っている物品を購入することもできる(こちらの方が値が張る)。
例えばこの能力で「本」を購入した場合、欲した本の完全なコピーが満男の元に送られる。一方で「他者の所有する本」を購入した場合はその相手が持つ本が満男の元に送られ、購入代金が相手へと送られる(更に悪魔に手数料が入るためこちらの方が倍近い価格になる)。その際には法的にも本来の所有者の意識的にも満男のものとなる。相手の同意は不要である。
支払いは直接するわけではなく、「怪盗」を名乗る謎の存在が満男の財産から料金分だけ盗んでいくことになる。
余談だがこの能力で「悪魔」が得たものと同じだけの金銭が「怪盗」の名義で世の恵まれない人々に分け与えられている。
○補足
満男が取引する相手。
既存の悪魔ではなく満男の能力によって生まれた存在。
満男の能力は「金を消費して欲しいものを手に入れる」というものだが、「取引」には相手が必要という満男の認識から生み出された。
悪魔と呼ばれているが別に邪悪ではない。
「悪魔」が得た金を恵まれない人々に分け与えている謎の義賊。
能力によってに支払われた金が人間社会に属さない「悪魔」が受け取ることにより世界から失われてしまうという不自然を防ぐために生まれた存在。満男の能力の反作用ともいえる。
能力によって消費される金銭を社会に還元する役割を担っている。世間からの人気は高い。
ちなみに彼の盗みを防いだり、あるいは倒して奪われた金を取り返すことで事実上料金の踏み倒しができる。
しかしながら怪盗ゴールドフィールドには「金野一族特攻」とでもいうべき能力を有しており、満男の関係者や彼らに雇われたものに対してはとてつもない強さを発揮する。そのため満男が金を取り返すのは極めて困難。
一方で関係者以外からは普通に手強い程度の強さなため、一部では歩く宝箱扱いされている。そういう意味でも人気は高い。
なお、倒しても満男が能力を用いるたびに復活する。というか厳密に言うと能力使用のたびに「怪盗」の役割を果たすために別の個体が発生している。
キャラクター設定
世界的な富豪である金野一族の当主。一族の魔人は皆金銭にまつわる能力を有しているという。
一見すると十代後半の男だが実年齢は百歳を超えている。自身の能力により「若さ」を購入したことで若い肉体を手に入れた。彼の財産が尽きない限り事実上の不老不死である。
金さえあればなんでも手に入れることが出来る能力を有しているが、もともとその法外な料金のためにあまり多用できないはずだった。
しかしながら彼が能力に覚醒したのはまだまだ若かった明治時代の頃。現在よりもはるかに「円」の価値が高い時代だった。金種自体が現在とは違うが「悪魔」はそのあたり変に融通がきいて、なんと現在の一円玉を当時の一円札と同じ価値での支払いが可能になったのだ。
若い頃は自身の能力ながら法外な額ゆえになかなか利用できなかったが、現在は破格とも安さとなったため活用している。能力によって格安で手に入れた消耗品の類を販売することで金野一族を更に躍進させた。
先日にはその財産と能力によって世界的に崇められている冥王星の所有権を購入している。
彼自身は当然希望崎学園のOBではないが一族の者が希望崎学園に通っているために今回冥王星祭にやってきた。
最終更新:2017年01月08日 13:59