Dominions3には膨大な種類のユニットが存在し、そしてその組み合わせによって考案される戦術も非常に多様なものになります。 このページでは、有効な戦術を組み立てるのに役立つであろう点について記述します。 ※容量上限突破につき一般兵の記述は分離しました([[戦術]]) ---- *指揮官 指揮官は文字通り兵を率いて戦場に導くためだけの存在だけではなく、魔術師や戦闘指揮官などの役割も担います。通常の指揮官には戦術面だと特筆するような点はほぼありませんが、それ以外の扱いは奥が深く、かつ重要なものです。 **魔術師 魔法はこのゲームにおいて非常に重要な存在です。魔術師は砲撃部隊や支援部隊など様々な役割を担い、研究によって得られた成果を戦場に反映するために必要な技術者たちです。 もしも魔法を活用しない場合、軍隊は全く進歩することは無く、ゲーム開始直後から使える戦力で最後まで戦い抜かねばならないということになります。これは当然ながら大きなハンデです。 しかし、その役割の多さゆえに、扱いも決して単純なものではありません。恐らくこのゲームを始めたばかりの人にとって、もっとも厄介な事項となるでしょう。 とはいえ、その運用を放棄するのは賢明ではありません。最初はGemを必要としない攻撃魔法などでその有益さを理解し、徐々に強力な魔法の扱いに慣れて行くと良いでしょう。 ***砲撃部隊としての魔術師 Dominions3では、カタパルトのような砲撃兵器は登場しません(要塞の包囲戦などでだけ使われていることにはなっていますが)。それゆえ、広範囲を爆撃するような役割は魔法が担うことになります。 このゲームの一般兵は基本的に単体攻撃しか持っておらず、また互いに大規模な軍を運用することも少なくないため、一撃で広範囲をカバーする攻撃魔法の存在意義は非常に大きなものになります。 とりわけ弓兵を持たない国にとっては、攻撃魔法は貴重な遠隔攻撃手段ともなります。中立兵の雇用で補うこともできますが、国によってはそれも困難なため、その場合は魔術師が唯一の射撃部隊となるでしょう。 一般的に、単体や小範囲~中範囲を攻撃する魔法はGemを必要とせず、その使用条件を満たした魔術師さえ居れば手軽に利用可能です。研究レベルも中盤には満たせるものが大半を占めます。 量産の効く一般兵、とくに1マスに多数が入ってくる人間の歩兵隊などには、範囲攻撃魔法の乱射が素晴らしい威力を発揮します。少々数の差があったとしても、前衛部隊が敵を喰い止めている間に虐殺してしまえるでしょう。 一方、単体攻撃魔法は総じて威力が高いため、敵の大物を瞬殺するためによく利用されます。一人や二人で放ったぐらいでは堪えない相手でも、十分な人数による乱射を受ければただでは済みません。 このタイプの魔法を主力とする戦術としては、Abysiaのそれがもっともシンプルです。自軍が火炎無効であるため、誤射のリスクを考えずに敵を丸焼きにできます。その強さを確かめてみるにはもっとも手軽な戦術と言えます。 Gemを必要とするような大魔法となると、今度は大範囲~戦場全域をカバーするようなものが中心となります。言うまでも無く強力ですが、味方を巻き込んでしまう可能性も高く、安易に放つことは難しいものも多くなります。 大範囲をカバーする魔法は、全体攻撃と比べればまだ扱いやすい魔法です。味方前衛を巻き添えにしてしまう可能性は高いものの、その点にさえ気を遣えば優秀な攻撃手段となります。 全体攻撃はそうした味方への気遣いを全ての兵と指揮官に要求されるため、必然的に有効に扱える場面が限定されます。しかしそれさえ満たすことができれば、一撃で敵を壊滅させることも夢ではありません。 こちらもAbysiaで火魔法系の全体攻撃を利用すると、複雑な構成を考えるまでもなく、その威力を存分に堪能できます。研究レベルは高いですが、終盤の大規模戦闘に間に合うように研究を進めていけば良いでしょう。 ***よく使われる攻撃魔法 わりとよく利用されていると思われる魔法のリストです。研究目標などの参考にしてください。 各魔法の詳細はそれぞれのページで確認してください。 火 ・[[Fireball]] ・[[Fire Cloud]] ・[[Falling Fires]] ・[[Fire Storm]] ・[[Pillar of Fire]] ・[[Flame Storm]] ・[[Heat from Hell]] 風 ・[[Lightning Bolt]] ・[[Thunder Strike]] ・[[Orb Lightning]] ・[[Wrathful Skies]] ・[[Shimmering Fields]] 水 ・[[Sailors' Death]] ・[[Acid Bolt]](火複合) ・[[Acid Rain]](火複合) ・[[Falling Frost]] ・[[Ice Strike]] ・[[Acid Storm]](火複合) ・[[Niefel Flames]] ・[[Grip of Winter]] 地 ・[[Blade Wind]] ・[[Earthquake]] ・[[Magma Eruption]](火複合) ・[[Rain of Stones]](風複合) ・[[Petrify]] 星 ・[[Mind Burn]] ・[[Soul Slay]] ・[[Enslave Mind]] ・[[Solar Rays]] ・[[Stellar Cascades]] ・[[Astral Fires]](火複合) ・[[Nether Darts]](死複合) 死 ・[[Shadow Bolt]] ・[[Shadow Blast]] ・[[Bane Fire]](火複合) ・[[Cloud of Death]] ・[[Drain Life]] ・[[Bone Grinding]] ・[[Disintegrate]] ・[[Rigor Mortis]] ・[[Wither Bones]] ・[[Plague]] 緑 ・[[Vine Arrow]] ・[[Sleep Cloud]] ・[[Breath of the Dragon]] ・[[Poison Cloud]] ・[[Stream of Life]] ・[[Storm of Thorns]] ・[[Foul Vapors]](水複合) ・[[Polymorph]] 血 ・[[Blood Boil]] ・[[Agony]] ・[[Hellfire]](火複合) ・[[Harm]] ・[[Leech]] ・[[Bloodletting]] ・[[Life for a Life]] ***支援部隊としての魔術師 魔法はなにも攻撃だけに使うわけではなく、多種多様な補助魔法により、一般兵の戦闘力を増幅するためにも用いられます。そうした魔法を活用しない限り、兵は何時になっても最初の強さのままです。 また戦闘型指揮官にとっても、強化魔法の数々は非常に重要な存在です。自力で発動できるものだけでなく、ときには他の魔術師によってかけてもらうなど、お世話になる機会は多いでしょう。 Gem不要の強化魔法は効果範囲が狭いものが多く、大物に対しての使用が中心となります。一般兵の強化に使えるほどの範囲を持つものもありますが、全体強化はほぼ存在しません。 しかしその効果は侮れず、その恩恵を最大限に活かせるであろう兵にかけられるように工夫すればある程度の成果を得られます。また戦闘型指揮官が居るのであれば、彼らに対して使用すれば間違いは無いでしょう。 また敵に対して使用する足止め魔法など、弱体化系の魔法もいろいろと存在し、こちらも総じて強力な効果を持ちます。集団で使用すれば敵はまともに戦えない状態に陥るでしょう。 とくに兵や神の強さに頼った初期ラッシュへの対策においては、弱体化系の魔法は非常に重要なものとなります。序盤であれば敵の数も少ないので、小範囲魔法でも素晴らしい成果を得られるのです。 Gemを使用する魔法となると、今度は全体強化が中心となり、一部の効果が強烈なものは大範囲への強化となります。一般兵の効率的な強化には、このタイプの強化魔法が使えた方が良いでしょう。 どれほど大規模な軍であっても、全体強化魔法であれば確実に全員を補強できます。また強化魔法で敵にも作用するようなものはほとんどないので、全体攻撃魔法と違い扱いも容易です。 一方、弱体化系の支援魔法においてもやはり範囲が全体化・大範囲化した強烈なものが揃います。的確に利用すれば不利な状況を覆せるでしょう。ただし味方にも作用する魔法がいくつかあるので、使用には注意が必要です。 また少し変わった支援の仕方として、戦闘用の召喚魔法を活用する手もあります。Gemを消費しないものはその量産性が売りとなり、消費するものは上質な兵を得られたり、一気に膨大な数を召喚できたりするのが売りです。 使い捨ての召喚という点からGem使用は勿体ないようにも見えますが、その点では他の補助魔法と何も変わりませんし、儀式魔法による永続召喚に比べればコストも手頃です。積極的に活用していく価値はあるでしょう。 このタイプの戦法では、死魔法系の低コストな召喚魔法を乱射するスケルトンスパムが有名です。また一般兵の足止めにかけては風魔法の幻影兵士系統も負けておらず、こちらもよく利用されます。 ***よく使われる強化魔法 わりとよく利用されていると思われる、強化魔法(味方にかける支援魔法)のリストです。研究目標などの参考にしてください。 各魔法の詳細はそれぞれのページで確認してください。 火 ・[[Flaming Arrows]] ・[[Fire Fend]] ・[[Warriors of Muspelheim]] 風 ・[[Wind Guide]] ・[[Fog Warriors]] ・[[Thunder Ward]] ・[[Arrow Fend]] ・[[Mass Flight]] ・[[Storm Warriors]] 水 ・[[Quickening]] ・[[Breath of Winter]] ・[[Friendly Currents]] ・[[Winter Ward]] ・[[Water Ward]] ・[[Warriors of Niefelheim]] 地 ・[[Marble Warriors]] ・[[Army of Gold]] ・[[Legions of Steel]] ・[[Weapons of Sharpness]] ・[[Strength of Giants]] ・[[Iron Will]] 星 ・[[Light of the Northern Star]] ・[[Body Ethereal]] ・[[Will of the Fates]] ・[[Astral Shield]] ・[[Antimagic]] 死 ・[[Life after Death]] 緑 ・[[Mossbody]](水複合) ・[[Mass Protection]] ・[[Personal Regeneration]] ・[[Poison Ward]] ・[[Relief]] ・[[Serpent's Blessing]] ・[[Mass Regeneration]] ・[[Gaia's Blessing]](地複合) 血 ・[[Blood Lust]] ・[[Rush of Strength]] ***よく使われる弱化魔法 わりとよく利用されていると思われる、弱化魔法(敵にかける支援魔法)のリストです。研究目標などの参考にしてください。 各魔法の詳細はそれぞれのページで確認してください。 火 ・[[Bonds of Fire]] ・[[Prison of Fire]] ・[[Hydrophobia]] 風 ・[[False Fetters]] ・[[Mist]] ・[[Storm]] ・[[Mists of Deception]] ・[[Confusion]] 水 ・[[Numbness]] ・[[Encase in Ice]] ・[[Prison of Sedna]] ・[[Rain]] ・[[Friendly Currents]] ・[[Quagmire]] ・[[Demon Cleansing]] ・[[Desiccation]] ・[[Curse of the Desert]] 地 ・[[Armor of Achilles]] ・[[Earth Meld]] ・[[Curse of Stones]] ・[[Destruction]] ・[[Iron Bane]] ・[[Rust Mist]](水複合) 星 ・[[Horror Mark]] ・[[Paralyze]] 死 ・[[Wailing Winds]](風複合) ・[[Wind of Death]](風複合) ・[[Terror]] 緑 ・[[Tangle Vines]] ・[[Wild Growth]] ・[[Seven Year Fever]](火複合) ・[[Curse]](星複合) ・[[Panic]] 血 ・[[Blood Rain]] ・[[Infernal Prison]](火複合) ・[[Claws of Kokytos]](水複合) ***よく使われる戦闘用召喚魔法 わりとよく利用されていると思われる、戦闘用召喚魔法のリストです。研究目標などの参考にしてください。 各魔法の詳細はそれぞれのページで確認してください。 火 ・[[Will o' the Wisp]] ・[[Summon Fire Elemental]] ・[[Living Fire]] 風 ・[[Summon Air Elemental]] ・[[Summon Valkyries]](死複合) ・[[Living Clouds]] ・[[Phantasmal Warrior]] ・[[Ghost Wolves]] ・[[Phantasmal Army]] ・[[False Horror]] ・[[Mists of Deception]] 水 ・[[School of Sharks]] ・[[Summon Water Elemental]] ・[[Shark Attack]] ・[[Living Water]] 地 ・[[Summon Earth Elemental]] ・[[Living Earth]] 星 ・戦闘用召喚魔法はありません 死 ・[[Corpse Candle]](火複合) ・[[Animate Dead]] ・[[Animate Skeleton]] ・[[Raise Dead]] ・[[Raise Skeletons]] ・[[Undead Horde]] 緑 ・[[Howl]] ・[[Summon Sprites]](風複合) ・[[Swarm]] ・[[Creeping Doom]] 血 ・[[Summon Imp]] ---- **戦闘型指揮官 戦闘型指揮官とは、高い身体能力を持つ指揮官にアイテムを装備させて補強したものを示します。英語では強さに応じてThug、あるいはSuper combatant(略称SC)と呼ばれています。 やや扱いは難しいですが、戦略ゲームでありながら強大な存在が単独で暴れ回るなどという愉快な光景が見られますし、上手く使えば実際に戦況を動かせる存在です。敵も同じように出してくればなかなかに熱い展開にもなるでしょう。 またアイテムの活用は多くの場合このタイプの指揮官が行うため、魔術師とはまた違った形で研究の成果を戦場に持ちこむ存在でもあります。せっかくConstruction領域を研究したのであれば、是非とも活かしていきたい存在です。 AIはこれらの活用は下手なため、シングルプレイで敵を参考にすることが難しく、魔術師共々初心者には縁のない存在ですが、最初は優勢な状況で試し、徐々に依存度を高めて行くと良いでしょう。 ***ベースとなる指揮官の選択 戦闘型指揮官を用意するにおいて一番最初にやるべきことは、そのベースとなる指揮官の選択です。アイテムや魔法で強化するとはいえ、やはり基本となる能力は大事なものです。 作るのがThug(普通の軍と一緒に動いて戦う程度)かSC(一人ないし数人で敵軍を相手にできる)かにもよりますが、とくに重要視されるのはHPの高さ、装備欄の多さ、自己強化用の魔力、Aweなどの特殊能力です。 巨人系の国であれば優秀なSCのベースを自力雇用できたりしますが、大半の国は居てもThugレベル、下手をすれば全く居ないこともあるので、基本的には神本人や、召喚魔法による調達となるでしょう。 戦闘型指揮官向けのベースを得られる魔法 ・[[Black Servant]] ・[[Revive Bane]] ・[[Revive Bane Lord]] ・[[Awaken Sleeper]] ・[[Sea King's Court]] ・[[Troll King's Court]] ・[[Ether Gate]] ・[[Summon Spectre]] ・[[Contact Lamia Queen]] ・[[Call Wraith Lord]] ・[[Awaken Ivy King]] ・[[King of Elemental Fire]] ・[[Queen of Elemental Air]] ・[[Queen of Elemental Water]] ・[[King of Elemental Earth]] ・[[King of Banefires]] ・[[Tartarian Gate]](不確実) ・[[Golem Construction]] ・[[Poison Golem]] ・[[Bind Ice Devil]] ・[[Father Illearth]] ・[[Curse of Blood]] ・[[Bind Arch Devil]] ・[[Bind Heliophagus]] ・[[Bind Demon Lord]] [[Gift of Reason]]により戦闘型指揮官向けのベースとなる兵を得られる魔法 ・[[Tartarian Gate]] ・[[Crusher Construction]] ・[[Wooden Construction]] ・[[Enliven Gargoyle]] ・[[Bind Spine Devil]] ・[[Bind Fiend]] ・[[Cross Breeding]](低確率) ・[[Bind Devil]] ・[[Bind Frost Fiend]] ・[[Bind Storm Demon]] ・[[Bind Demon Knight]] ***アイテムの選択 ベースについで重要と言えるのは、アイテムの選択です。とくに魔法が使えない指揮官を選んだ場合、他の魔術師からの支援がなければアイテムによる補強だけが頼りになります。 もちろん、敵の構成やその指揮官に求めている役割、そしてベースの能力によって役立つアイテムは変わってきますが、ここでは比較的汎用性があると思われる装備を例に挙げておきます。 片手武器 ・Faithful:Luck常駐。やや守備的 ・Fire Brand:火属性範囲攻撃の追撃、防御貫通。定番だが火と地の複合 ・Frost Brand:水属性範囲攻撃の追撃。水属性単独で作製可能 ・Flesh Eater:Berserker化付きで高威力。適当に暴れるだけの指揮官なら ・Rat Tail:強力なFear拡散とAnimal Awe効果。戦象系統への素晴らしいアンチ武器 ・Evening Star:高い命中率と敵の弱体化効果。他の大物へのアンチ向け ・Shadow Brand:広範囲への抵抗可能な追撃。自身の魔法抵抗に自信があれば有益 ・Axe of Hate:病気付加に加え抵抗不能な疲労ダメージの追撃。これも大物へのアンチ向け 片手武器アーティファクト ・Unquenched Sword:絶大な威力、火炎ダメージの範囲効果、Berserker付加、そして[[Heat from Hell]]自動発動。火炎耐性さえ完備できれば強力 ・Ember:火炎と冷気の範囲ダメージによる追撃。2種の追撃は別々に連続発生するのでかなり高威力(火炎冷気複合属性の1発ではない) ・The Summit:特殊能力はないが素晴らしい基本性能。大物狙いや腕の多い指揮官のサブ武器に有効 ・Woundflame:[[Plague]]効果の追撃。使い手や同行者は選ぶがハマれば凄まじい殲滅力 両手武器 ・Holy Scourge:2回攻撃でアンデッドとデーモンに3倍打。敵にそれらが多ければ ・Gloves of the Gladiator:4回攻撃。ベースの腕力が高ければかなり強力 ・Doom Glaive:高威力かつDecayとCurseの拡散。雑魚にも大物にも使える ・Flambeau:アンデッド・デーモン3倍打、防御貫通、[[Holy Pyre]]使用可能。倍打対象外が相手でも十分強い ・Wave Breaker:無難な基本性能かつ3回攻撃、水中では[[Friendly Currents]]自動発動。地上戦でも悪くは無い ・Midget Masher:自分より小さい相手に対して2倍打。巨人が使えば素晴らしい威力を発揮する ・Gate Cleaver:絶大な威力に防御無視、要塞包囲ボーナス。武器としては大物向けで、使い手が居れば少数で要塞も落とせる 両手武器アーティファクト ・Tempest:小範囲への電撃ダメージの追撃、[[Thunder Strike]]使用可能、[[Storm]]自動発動。武器としても支援用としても有益 ・The Stone Sword:広範囲に石化による即死攻撃。持ち主や同行者も含め元から石像であれば安全に利用可能 ・Sun Slayer:アンデッド以外に確実にダメージを与える広範囲への追撃。当然アンデッド以外は使うべきではない ・Infernal Sword:抵抗可能だが[[Infernal Prison]]効果の追撃。魔法抵抗が高すぎない大物を瞬時に消し去る 盾 ・Lead Shield:重いが魔法抵抗強化。敵の即死魔法などへの対処に ・Shield of Valor:[[Air Shield]]常駐。射撃対策としては一級品 ・Eye Shield:攻撃者に目を潰す自動反撃。包囲された際の危険を軽減できる ・Charcoal Shield:[[Fire Shield]]常駐。自動反撃により殲滅力を高められる ・Vine Shield:攻撃者に[[Tangle Vines]]同等の捕縛。安全確保と命中率補強を兼ねる ・Shield of Gleaming Gold:Awe付加。士気が高くない雑兵相手には素晴らしい効果 ・Scutata Volturnus:周囲の敵に[[Shocking Grasp]]自動発動。より直接的な火力の補強に 盾アーティファクト ・Barrier:素晴らしい防御性能と火炎・電撃耐性、腕力増強。守備重視なら ・The Aegis:攻撃者に石化による即死反撃。殲滅力増強としては最高クラス 兜 ・Horror Helmet:Fear効果。士気の平凡な一般兵の威圧に ・Spirit Helmet:[[Lightning Bolt]]自動発動。手軽な火力補強に ・Starshine Skullcap:星魔法ブースターだが魔法抵抗強化も付属。他の装備だけで足りないなら 兜アーティファクト ・Crown of Overmight:魔法抵抗強化、腕力強化、指揮上限超強化に伴うAwe付加。装備解除不可で重い以外は有益 ・Amon Hotep:魔法抵抗強化、[[Invulnerability]]常駐、非常に強いAwe効果。装備解除不可と毒耐性激減にだけ注意 鎧 ・Black Steel Full Plate:重いが堅い。とりあえず防御力が欲しければ ・Copper Plate:電撃耐性、[[Charge Body]]自動発動。耐性目当てで使うことが多い ・Armor of Souls:血魔法ブースターだが軽量で魔法抵抗も上がる優秀な鎧。作製条件だけがネック ・Chain Mail of Displacement:防御スキルが下がるどころか上がる珍しい鎧。接近戦の能力重視なら ・Silver Hauberk:無難な性能に[[Air Shield]]常駐。盾を持てない場合は有力 ・Rainbow Armor:魔法抵抗強化と疲労再生。防御力は平凡だが悪くは無い ・Elemental Armor:重すぎるが3属性耐性。敵の魔法攻撃が激しければ ・Shroud of the Battle Saint:常時[[Blessing]]。祝福が強力であれば有益 ・Jade Armor:[[Quickness>Quicken self]]常駐。やや重いので疲労対策も併用すべき ・Hydra Skin Armor:HP再生効果と毒耐性。防御力そのものは平凡 鎧アーティファクト ・Aseftik's Armor:脱げないが高性能で魔法抵抗も上がる。士気強化も大きい ・Monolith Armor:重すぎるが最高の堅さとHP再生。騎兵には使えないのが欠点 靴 ・Boots of the Behemoth:Trample付加。大型の巨人系指揮官に有益 ・Birch Boots:疲労再生と冷気、毒物半減。序盤から使える ・Winged Shoes:飛行能力。大軍の中で動く指揮官にはあると便利 ・Boots of the Messenger:より強い疲労再生。長期戦対策には定番 ・Boots of Quickness:[[Quickness>Quicken self]]常駐。負担はないが疲労再生は他所で稼ぐことに ・Boots of Youth:疲労再生と加齢停止。緑魔法が使えず血魔法は扱えるときに 靴アーティファクト ・Boots of Antaeus:地魔法ブースターだがHPと疲労の再生効果付き。誰が持っても有効 ・The Boots of Calius the Druid:最高の疲労再生効果。装備が重すぎる指揮官に その他 ・Burning Pearl:攻撃スキル補正と火炎耐性。命中率が足りなければ ・Amulet of Missile Protection:[[Air Shield]]常駐。盾の代わりに ・Pendant of Luck:Luck常駐。前に出る限りは必ず役立つ ・Ring of the Warrior:攻撃スキル補正と士気向上。Blood Slave5人で作れる安さが売り ・Dancing Trident:使用者に手間をとらせない追撃武器。手数が欲しければ ・Flying Carpet:飛行付加、指揮下の兵も少数輸送。その他欄で飛行能力を確保できるのが利点 ・Girdle of Might:疲労再生、腕力強化。無難に役立つ ・Amulet of Antimagic:魔法抵抗強化。敵の魔術師への対応に ・Ring of Regeneration:HP再生効果。高HPの指揮官で、Lifelessでなければ ・Amulet of Resilience:疲労再生の定番品。靴だけで補えなければ ・Astral Serpent:強力な毒効果を伴う追撃。毒耐性がない大物に ・Stone Bird:低威力だが4回攻撃を行うサブ武器。敵の回避力を削り取れる ・Elixir of Life:加齢停止、死亡時に消費して復活。事故死対策になるがそのままもう一度死なないように その他アーティファクト ・Krupp's Bracers:若干の防御補強と疲労再生。地味だが役立つことは確か ・Nethgul:様々な魔法を自動的に発動する。不意の[[Blink]]による事故にだけは注意 ・The Chalice:HP再生、同じ州の味方のAffliction自動回復。貴重なAffliction対策となる ・Igor Konhelm's Tome:Storm Power付加。嵐でも飛べるようになり、むしろ強くなれる ***有益な自己強化魔法 戦闘力の増強には自己強化魔法の活用も有効です。他の魔術師に支援してもらうこともできはしますが、とくに少数精鋭で動くSCにとっては自力でどこまでできるかは重要な点です。 ここではとくによく使われていると思われる自己強化魔法を列挙します。 火 ・[[Phoenix Power]] ・[[Phoenix Pyre]] ・[[Fire Shield]] 風 ・[[Mirror Image]] ・[[Mistform]] ・[[Flight]] 水 ・[[Summon Water Power]] ・[[Quicken self]] ・[[Water Shield]] 地 ・[[Summon Earthpower]] ・[[Ironskin]] ・[[Invulnerability]] 星 ・[[Power of the Spheres]] ・[[Personal Luck]] ・[[Resist Magic]] 死 ・[[Soul Vortex]] 緑 ・[[Strength of Gaia]](地複合) ・[[Elemental Fortitude]] 血 ・[[Blood Vengeance]] ***立ち回り しっかりと準備を整えたあとは、作戦の設定が必要です。アイテムを持たせただけで満足してそのまま戦場に出し、兵の後ろに居るだけの存在にしてしまうのはありがちなミスです。 Thugのように一般兵と一緒に活動する指揮官の場合、その装備構成や特殊能力が最大限活かせるような役割に混ぜてしまうのが手軽です。大概の場合は攻撃型のスタイルでしょうから、攻撃部隊に混ざって動くことになるでしょう。 もし自国で有効な射撃対策部隊が得られないのであれば、[[Air Shield]]効果や大型の盾を持たせて前面に配置し、囮として使う手もあります。それなりのHPを持つ指揮官を使えば、たとえ単独でも生き残れるでしょう。 どのように使うとしても、味方に遮られて敵と接触できないような事態がないように、同じ目的の部隊よりやや前に配置しておくと良いでしょう。射撃武器などを主力とするなら別ですが、それは適当な一般指揮官でも担える役目です。 もちろん前面に配置すれば危険も増えますが、それで瞬殺されてしまうような状態ではどのみち長生きはできません。自信をもって前線に立ててこその戦闘型指揮官なのですから、しっかりと生存力を確保しておきましょう。 SCのように単独ないし数人での行動を行う場合は、小細工よりも正面から敵を撃破できるだけの実力が重要です。攻撃を行うのも受けるのも彼らのみなのですから、高い殲滅力と耐久力を両立せねばなりません。 大概の場合は数ターンかけて自己強化魔法を発動して準備を整え、それから突撃することになるでしょう。高い魔力を持つのであれば、各種の攻撃的戦闘呪附を発動しておく手もあります([[Fire Storm]]や[[Wailing Winds]]など)。 また大規模な戦闘が予想されるのであれば、HP再生や疲労再生も重要です。とくに後者は、アンデッドなど疲労速度が完全に0の指揮官でもない限りはほぼ必須です(疲労速度0でも魔法発動や敵の攻撃による疲労には注意が必要です)。 小細工よりも実力とは書きましたが、それでも飛行能力を持っている場合は敵の弓兵部隊を優先して狙うなどの策は有益です。後衛を先に撤退に追い込んでおけば、前衛が強制退却に入るのも早まり、結果的に勝率が上がるでしょう。 ***戦闘型指揮官の弱点 使いこなせると楽しい戦闘型指揮官ですが、このような少数かつ強力な存在が幅を利かせすぎないように、このゲームには非常に強烈なカウンターがいくつも存在します。おまけに使用条件が高いものばかりでもありません。 これらへの対処は困難で、確実な手は敵の魔術師を徹底して避けるぐらいしかありません。とはいえ、あまりに過保護に扱っていては、高いコストをかけて用意した意味がなくなってしまいます。 神のような替えの効かないベースはともかく、そうでないものはある程度使い捨てる覚悟もしておいたほうが良いでしょう。このゲームは基本的に、絶対確実というような手は存在しないように設計されているのです。 最も一般的な対策は、[[Curse]]や[[Horror Mark]]を利用するやり方です。即効性のある効果ではないものの、一度かけておけばそのうち確実に破滅を招き、それでいて使用条件も低いことから頻繁に使用されます。 より直接的な対応としては、[[Sleep]]や[[Paralyze]]などで動きを止めたり、[[Soul Slay]]や[[Petrify]]などで即死を狙うやり方です。魔法抵抗を十分に稼げばほぼ無視できますが、装備構成を制限されるのは避けられません。 次によく使われるのは、[[Life for a Life]]や[[Drain Life]]など、必中・抵抗不能な魔法を連続使用して瞬殺する方法です。極端に高HPなベースでもなければ、Luckなどの汎用回避手段を用意してあとは運に任せるしかありません。 また似たような手で、[[Bane Fire]]や[[Gifts from Heaven]]など、防御力では到底対処しきれないような破壊的威力の攻撃を使うこともあります。魔術師に不用意に接近するとよく喰らってしまう反撃です。 解禁は遅いものの、血の魔法を極めれば[[Infernal Prison]]や[[Claws of Kokytos]]を用いることであらゆる敵を即座に戦場から排除できます。確実な死に繋がるわけではないものの、脱出までの間に流れが変わってしまう可能性は高いでしょう。 もう少し違うやり方としては、大物狙いに特化した装備の戦闘型指揮官を用意してぶつける方法があります。多くの戦闘型指揮官は殲滅力重視の装備をするため、1対1に特化した装備であれば悪くない勝率を確保できます。