ダンケル
名前:ダンケル
種族:Vmh-403/50
年齢:6歳(AI設定年齢28歳)
誕生日:6月2日
身長:160㎝
体重:106kg
出力:推定最高出力4800馬力
魔法属性:特殊(サイ・フォース)
体色:ジャーマングレー/ニュートラルグレー
瞳の色:コバルトブルー
「容易く私に触れられると思うな。」
ドイツからやってきた、札付きの恐るべき違法改造ロボット。
今までに彼が破壊してきたロボットの数は、判明しているだけでも1000機以上。
彼によって破壊されたロボットの中には、軍用のものさえある。
…が、凶行はそれだけに留まらず、
龍ノ目市へと流れつくまでの間に、
WRC各国代表ロボ数機を中破~大破に追い込み、特にドイツ代表の
ドーベルには、
一時は再起不能のウワサさえ流れたほどの、深刻な傷を負わせている。
しかし。そのドーベルをして、戦闘中、正規に製造された機体であれば、
間違いなく、WRCドイツ代表になりえたロボット…という発言を残させてもいる。
違法改造機ながら、総合性能の高さには目を見張るものがあると言えよう。
特に、戦闘に関する技術の高さに関して言えば、
他の性能よりも頭ひとつ、否、ふたつ分抜きん出ており、
世界最高峰と言っても過言では無いものを持つ。
だが、其れ故だろうか。彼のロボット破壊の手口は、極めて残酷、冷酷無比なもので、
動力部を一突きにして停止させた上で、更に頭部を破砕するという方法を、好んで選ぶ。
…彼が得意としていることは、言うなれば、「ロボットの殺害」である。
「殺害」を免れたロボットは口々に語る。あれは、姿も音も、反応さえなく近づいてくると。
そして、破壊音が、彼の存在を知らせると。
存在に気付いたときには、もう手遅れなのである。
「…私はもう…疲れた…。誰か…私に…悪い夢の終わりを…」
しかし。冷酷無比なる暗殺者、恐るべき破壊マシンであるダンケルは、
最初から破壊者となるべくして生まれた訳ではなかった。
彼には、そうなるまでに辿った、悲痛な過去がある。
ダンケルは本来、戦闘を目的として作られたロボットではなかった。
ごく普通の、量産型ロボットして、家庭用ロボットとして生まれた。
しかし、彼のオーナーだった一家は、民族問題を背景とするテロに巻き込まれ、
主人とその妻は死亡、生き残った子供達も、各々が親族に引き取られ、離散してしまう。
そして、ダンケルもまた、回収・修理後、
悲しみに浸る間もなく、新たなオーナーの元に引き取られてゆく。
ところが、ダンケルの新たなオーナーは、
彼が望んだ一般家庭ではなく、極右民族主義集団であった。
程なくして彼は、フレームから人工知能までに至る大改造を受け、
家庭用ロボットから、戦闘用ロボットとして生まれ変わる。
(この時の改造を機に、ダンケルはサイ・フォースに目覚めたらしい)
…他民族集団の拠点への潜入。情報収集と破壊工作。そして脅威となるロボットの破壊。
当時のダンケルは、未だ冷酷無比な破壊者ではなかったが、
彼の鮮やかな破壊ぶりは、敵対者の恐怖を呼び起こすに、十分なものだったという。
ただ命令されるがままに任務をこなし、ただ命令されるがままに、敵対者を破壊する日々。
そのダンケルが、冷酷な破壊者に変わってしまったのは、さる任務の最中、
破壊対象ではない、ごく普通の家庭用ロボットを、誤って破壊してしまった事に端を発する。
彼がその時破壊したのは、かつて自分と同型のロボット。
同時にダンケルは、自身の姿を、そのロボットのオーナーの家の者に目撃されてしまう。
…自分が身を挺して守ったオーナーの、もう会う事もない、同年代のよく似た娘。
人工知能を混乱が襲い、その場から立ち去った後、無差別ロボット破壊事件を引き起こす。
事件はその後、「犯行者不明という事で、有耶無耶にされる」のだが、
この事件が発生してより後、ダンケルには、人工知能を中心に、更なる改造が施された。
冷酷無比な暗殺ロボットとしての、「悪夢としての」ダンケルは、この時に誕生する。
後に「
ダンケル事件」と呼ばれる事となる、
一連のロボット殺害事件の恐怖は、この時より始まったのである。
なれども、決して忘れてはならない。
冷酷無比な破壊者、ダンケルの魔手から逃れる事のできたものは、こうも語っている事を。
「まるで泣き叫ぶかのような、悲しい叫び声をあげていた」と。
「悲しい、とても悲しい目をしていた」と。
こぼれ話
ダンケルの設定を担当するに辺り、ダンケルを、ただいたずらに敵を壊す、
力を誇示するために、相手を破壊するロボではなく、
背景に色々な事情と訳があって、ロボットの破壊に及んでいる、
その様な方向を目指すように設定しました。
強いのだが、悲しく、痛々しい。そんな感じのロボットです。(Voris)
最終更新:2010年12月22日 10:34