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ドーベル

ドーベル

名前:ドーベル・シェーンホルツ
種族:ロボット
形式:Mhnd-423
WRC登録番号:WRC007-DE
年齢:5歳
誕生日:4月1日
身長:167.5㎝
体重:67.5㎏
出力:(公表されている値では)2350馬力
体色:黄身のある茶、黒、赤
瞳の色:青

「ほう…君が東洋の…。宜しく頼むよ。」

 WRCドイツ代表。同時に、ドイツ連邦とドイツ連邦警察が誇る、
世界最高級の性能を有するロボット。有している性能の高さたるや、
全世界でもっとも高性能なロボットを挙げよと問われたならば、
その十指の内に、確実に入ってくる機体である。
故に、WRC今大会における、最有力優勝候補と目されていた。
事実ドーベルは、ドイツ予選全ての試合を、
「鮮やか」と評される戦いぶりで、何の苦もなく勝ち抜いてきている。
優勝最有力候補と称され、期待もされるだけの実力を、確かに備えた機体だ。

またドーベルは、単に高性能であるだけのマシンではない。
ロボットは言うに及ばず、人でさえも規範とすべき職務態度と、道徳心を持ち、
当地で日々激化の一途をたどっている、ロボット犯罪への高い対応力も評価されている。
WRCへの出場権を得たのも、ドーベルが単なる高性能機であるというだけでなく、
日々の態度の良さや、職務における実績が認められての事と言えよう。

と、このように極めて優秀という評価を得ているドーベルであるが、
意外なことに、プリンがどうしても食べられない。
もし何かの拍子にプリンを口にすると、一定時間、強制的に全機能が停止する。

「私の切り札を…耐えた?なるほど…面白い!」

 ドイツ予選を連戦連勝、それも鮮やかな勝利で勝ち抜け、
優勝最有力候補と見なされたドーベル。そんな彼の強さの秘密は、
警察組織に属する機体という、本機の所属からすれば意外かもしれないが、
「相手ロボットの電子頭脳への干渉能力」にある。
本来はこの能力、捜査対象の電子頭脳に、密かに侵入し、
相手が悟らない内に、情報を抜き取るような使い方をするのだが、
ドーベルは、この能力を応用、組み合いの最中に相手の電子頭脳に干渉、
相手の意識を一時的に途切れさせ、その合間にトドメをさすという、
「ゼロ・エフェクト」なる決め技を編み出し、この技で以って、幾多の強豪を打ち破ってきた。

 だが、その恐るべき必殺の「ゼロ・エフェクト」、対ドラゴ郎戦において、あっけなく敗られてしまう。
試合に臨んだドーベル自身、その時起こった事に驚愕したそうだが、
なんとドラゴ郎は、ドーベルが繰り出した電子頭脳への干渉を、
当のドーベル曰く「力技で弾き」、なおかつ、放った一撃にも耐えたのである。
しかも、この思わぬ展開に焦りを感じたであろうドーベルは、冷静さを欠いたのだろうか、
普段ならばしない…否、するはずもなく、する必要も無いこと…をやってしまう。
ドーベルは、ドラゴ郎に対して、「ゼロ・エフェクトを二度繰り出した」のだ。
その後のドーベルを待ち受けていたのは、ドラゴ郎のカウンターと、勢いに乗った反撃。
本戦は、主導権を握ったはずのドーベルが、意外なきっかけから崩れ、
流れを掴んだドラゴ郎が、華麗な逆転劇で制するという形で幕を閉じたのである。

「君ほどのマシンが…違法改造機にして凶悪犯罪者とは…!嘆かわしい!」

 WRCにて、無名故に「大穴」とさえ見られなかったが、ドーベルを破ったことで、
一躍その名を轟かせる事となったドラゴ郎。そのドラゴ郎との再戦を誓ってから幾月か過ぎた頃、
突然、ドーベルの身を悲劇が襲う。

 その頃ドイツで、ロボット「殺害」件数を急増させ、
存在を問題視されていた違法改造ロボット、ダンケル
かの機体の確保、ないしは破壊の任を帯びて、
ドーベルは、ダンケルが起こしたと目される、一連の事件の捜査を開始。
程なくドーベルは、ダンケルに接触する事に成功するが、
何という不運か運命の悪戯か。ドーベル自身が、ダンケルの凶刃の前に倒れてしまったのだ。

この時、ドーベルが負ったダメージは極めて深刻で、
かろうじて修繕に堪えられた箇所は、頭部と胴体のみという状態、
しかも、この箇所でさえ破損が極めて激しく、特に頭部は一時、負ったダメージから、
深刻な電子頭脳の損傷、物理的な破損はもとより、人格データ消失の様な異常も心配された。
精査の結果、こちらの方も幸い、極めて軽い情報の混乱で済んでいると判明し、
損失箇所の再製造を待って、ドーベルを修復すると…当初は計画された。

しかし。ドーベルはそれを好しとしなかった。
事前のスカウティングが十分であったにも関わらず、WRCでドラゴ郎に敗れたこと。
加えて、違法改造機であることに変わりはないが、
認めるべき事実として、性能では遥かに上を行っていたダンケルに、完膚なきまでに粉砕されたこと。
ドーベルは修復計画に異を唱え、変更を求める。「私の更なる高性能化…改良を」と。

 彼はこの時、固く決意していた。
ドラゴ郎とダンケル。この2体に必ず再挑戦するのだと。
中でもダンケルに対するそれは、極めて熱く激しいものがあったと、ドーベルの関係者は語っている。
事実…大々的な改修を経て復活したドーベルが、「ある事実」を知った後に熱望した事は、
かつて、自分を完膚なきまでに破った相手、
奇しくもドーベル同様、新たな身体を得て蘇ったダンケルとの、
一刻も早い再戦の実現であったのだから。

こぼれ話

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最終更新:2011年07月03日 06:21
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