ドーム

ドーム

ドームは、シティ、タウン、ヴィレッジと規模によって分類される。

シティ

都市単位のドーム

ルミナリス・シティ「光の都」

• 概要: ドーリス最大のドーム都市で、アクアクリスタルの輝きで照らされた壮麗なメトロポリス。女神ドーリスの神殿が中心にそびえ、50人のネレイデスの像が円形に並ぶ「星光広場」がシンボル。ドームの天井は巨大なケルプストーンのモザイクで、夜になるとルナジェリーの帯電光で星空のように瞬く。
• 構造: ドームは多層構造で、上層は貴族や技術者の豪華な住居、中層は市場や工房、下層は深海魚の養殖場やアクアクリスタルを動力にした工場。スチームパンクらしい真鍮製のエレベーターや歯車式の橋で層がつながってる。
• 中心地: 女神ドーリスを祀る最大の神殿、パールヴェール大聖堂があるパールヴェール地区が中心地。
• 文化: ネレイデスの祭りが頻繁に開催され、住民はアクアクリスタルを編んだ衣装をまとう。祭りの夜、ルナジェリーがドーム内に放たれ、青白い光が舞う光景はまるでオーロラ。
• ビジュアル: ドームの外壁は半透明で、深海の魚影がゆらめくのが見える。内部は金と青の色調で、蒸気パイプとケルプの装飾が絡み合う。絵を描くなら、星光広場のネレイデス像を前景に、背景に光るドーム天井を！

パールヴェール大聖堂

信仰の中心となる大聖堂。

ガザンの闘技場

「ガザンの闘技場」は、コーラル・フォージの海底深くに位置する巨大な円形闘技場。錆びた鉄と真鍮の骨組みがゴツゴツしたスチームパンクの美学を強調し、クロノビーストの甲殻を使った装飾が野蛮な緊張感をプラス。観客席には貴族から労働者、密猟者までが集まり、真鍮のメガホンや双眼鏡で熱狂する。リング中央では、蒸気と電撃が飛び交う。
1. アクアクリスタル・ピラー（中央リングの照明兼エネルギー装置）

• リング中央にそびえる4本の巨大な柱。各柱はアクアクリスタルの結晶体でできていて、内部で青白い光が脈動。柱の表面には、ネレイデスの神聖な紋章（波やクラゲのモチーフ）が彫られている。
• 柱の基部は真鍮製で、蒸気バルブがシュッと音を立てながら熱を放出。柱の上部にはケーブルが絡みつき、電撃がチリチリと走る。
• 闘技場の照明とエネルギー供給源。アクアクリスタルの光はリングを明るく照らし、選手の動きを劇的に演出。
• 試合中に柱が過熱すると、蒸気と光が爆発的に噴出し、観客を沸かせる。ルシア（興行師）が柱のバルブを操作して、試合の盛り上がりをコントロールすることもある。

2. クロノビースト・ケージ（選手入場ゲート）

• リングの両端に2つの巨大なゲート。クロノビーストの甲殻（カブトガニやエビの殻を思わせるゴツゴツした質感）で作られ、表面には真鍮のボルトと鎖が巻き付く。ゲートの枠にはアクアクリスタルの欠片が埋め込まれ、選手入場時に青く点滅。
• ゲートの上部には、栄光を司るネレイデスのクリュメネの彫像が飾られ、選手に祝福を与える雰囲気。
• 選手入場用のゲートで、開くたびに蒸気と水泡がドバッと噴き出す。
• 特別試合「クロノビースト祭」では、ゲートから小型のクロノビースト（アクアクリスタルで制御された戦闘用生物）が放たれ、選手と戦うサプライズも。

3. ルナジェリー・ドーム（観客席の天井）

• 闘技場全体を覆う巨大なガラスドーム。内側にはルナジェリーが漂い、半透明の触手がゆらゆら揺れて電撃を放つ。ドームの骨組みは錆びた鉄と真鍮で、ヴィクトリア朝の温室みたいなデザイン。
• ドームのガラスには、アクアクリスタルの粉末がコーティングされ、試合の盛り上がりに応じて光の模様（波や渦）が浮かぶ。
• 光源にもなりつつ、ルナジェリーの電撃で観客席を幻想的に演出。
• ドームには蒸気パイプが張り巡らされ、試合のクライマックスでパイプから蒸気が噴出。観客席に霧が広がり、観客の興奮がピークに！

4. スクラップ・ピット（メカニックの作業場）

• リングの脇に設けられた作業場。クロノビーストの甲殻やスクラップ金属が山積みで、メカニックのデミオが工具を振り回す。作業台にはアクアクリスタルの欠片が散らばり、ルナジェリーの標本瓶が吊るされる。
• ピットの壁には、真鍮製の計器や蒸気圧メーターが並び、チカチカとランプが点滅。床は油と海水で濡れてて、錆びた鉄の匂いが漂う。
• 選手の装備（ガストンの義手、ギアナのブーツ）を修理・強化する場所。テオが試合中に急いで調整する姿は、闘技場の裏のドラマ。
• ピットにはアクアクリスタルの小型炉があり、装備にエネルギーをチャージ。たまに炉が過熱して小さな爆発を起こし、観客が笑いながら見守る。
• クロノビースト祭に登場するクロノビーストもここで調整。

5. ネレイデス祭壇（観客席の祈祷スペース）

• 観客席の一角にある小さな神殿風スペース。アクアクリスタルでできたクリュメネ像が中央に立ち、戦士たちのレリーフが周囲を飾る。
• 祭壇の周りは、真鍮の燭台と海藻を模した装飾で囲まれ、祈りを捧げる場所として神聖な雰囲気。
• クリュメネに仕える女司祭が試合前に選手の勝利や安全を祈る場所。
• 観客も試合中にここで祈りを捧げ、敗北や違反行為を悔い改める儀式を行う。

6.全体のビジュアル

• 構造：円形の闘技場は、直径50メートルほどのリングを中心に、階段状の観客席が広がる。鉄と真鍮の骨組みは、ヴィクトリア朝の工場と海底神殿が融合したデザイン。
• 色彩：アクアクリスタルの青白い天井、錆びた鉄の赤茶、真鍮の鈍い金色、ルナジェリーの半透明なピンクや紫。リングの床は磨かれた鉄板。
• 質感：クロノビーストの甲殻はゴツゴツで黒緑のまだら模様。真鍮の装置は磨かれつつも錆びが浮き、蒸気パイプは熱で歪む。ガラスドームは海底の圧力で微かにひび割れ、神秘的な雰囲気をプラス。

鉄錆工房

概要: 鉄錆工房は、ドーム都市の生活を支える修理屋で、蒸気パイプの詰まりからドーム外壁の補修まで、なんでも直す「セラノラ母娘」の名で知られる家族経営の工房。鉄と真鍮の無骨な装甲、リベット、蒸気パイプがむき出しのスチームパンクなデザインが特徴。工房の窓からは深海の青い光が差し込み、真鍮の金がキラキラ輝く。カウンターには修理依頼品（蒸気時計、ランタン、家庭用スチームオーブンなど）と、近所の住人が差し入れる海藻クッキーやスチームティーが並び、家族の温かさと生活感が漂う。

登場人物

• エステリナ
• ガレン
• セラ
• ノラ

修理用潜水艇「錆波号」

• 概要: ドーム外壁や海底パイプの修理に出動する4人乗り移動工房。鉄と真鍮の装甲、リベット、蒸気パイプの無骨なデザインで、深海の青に金の輝きが映える。
• 内部: ガレンとエステリナが用意した工具や真鍮パーツの棚、蒸気駆動の作業台、エステリナのスチームティーポットが備わり、工房の延長のような雰囲気。窓から深海の青い光が差し込む。
• 運用: ガレンが操縦と主要修理、エステリナが設計図確認と指示、セラとノラが作業用ボールで外作業。修理後は家族でスチームティーを飲みながら深海を眺める。
• 特徴: 蒸気機関のシューっとした音と、住人から「セラノラ母娘が出動した！」と信頼される存在感。

作業用ボール「セラポン」と「ノラポン」

• 接続: 錆波号の後部ハッチに直接密着し、真鍮のリベットと蒸気シールで強化されたハッチでスムーズに出入り可能。
• セラポン（セラ専用）

 - 色: 黄緑（セラの好きな色）。  
 - 装備: 頑丈なドリルアームと溶接ツール。外壁のひび割れやパイプ修理をパワフルにこなす。  
 - 特徴: セラの元気な性格を映した、力強いデザイン。  

• ノラポン（ノラ専用）

 - 色: クリーム色（ノラの好きな色）。  
 - 装備: 精密アームで細かい修理や装飾パーツの取り付け。曲線の真鍮装飾が施され、ノラの芸術性が光る。  
 - 特徴: 優雅で繊細な外観、ノラのセンスが詰まったデザイン。  

• 運用: セラとノラが作業用ボールで深海に出てピンポイント修理。インカムで「ノラ、もっとキラッキラに！」「母さん、やりすぎ！」と軽快な掛け合いを繰り広げる。作業用ボールの分離シーンは、住人に「ドームは安泰！」と安心感を与える。

タウン

町単位のドーム

職人が集まる町

※未定義

アビス・シティ「深淵の墓所」

• 概要: 深海の最下層に位置する巨大ドームで、死者を弔う神聖な場所。ドーリスの神話では、亡魂が女神の元へ還る場所とされ、死のネレイデス、カリプソが守護する。
• 構造: ドームは黒と銀のアクアクリスタルで覆われ、内部は墓碑や記念碑が並ぶ静謐な空間。
• 文化: 住民は「弔い師」と呼ばれ、死者の魂を導く儀式を行う。
• 特徴：

サンゴとクロノビーストの墓標

• 墓標は、クロノビーストの甲殻や骨を加工したスチームパンクな構造物。たとえば、巨大なクロノビーストの爪を土台に、シーバインの蔓が自然に絡みついたデザイン。甲殻の表面には真鍮のプレートが嵌め込まれ、死者の名前やドーリスの神話を刻む。
• サンゴが墓標の周りに自然に成長し、死者の魂が海に還る様子を象徴。サンゴの隙間には真珠が埋め込まれ、光らないシーリネンの布が風呂敷のように墓標を包む。布には真鍮の小さな歯車や真珠のビーズで、波や渦巻きの模様が縫い付けられている。

タナティスの祭壇：還魂の門

• 墓地の中心には、タナティスの祭壇「還魂の門」がある。クロノビーストの巨大な背骨をアーチ状に組み、真鍮の鎖と真珠が吊り下げられた門。門の内側にはシーリネンの巨大な幕が張られ、タナティスの象徴（海の渦と影ジェリーの模様）が真珠で刺繍されている。
• 門の前では、村の司祭が葬送儀式を行い、死者を包んだシーリネンの布を海流に乗せてドーリスの海に送り出す。真鍮の歯車がカチカチ動くスチームパンクな燭台が、儀式の雰囲気を盛り上げる。

再生のサンゴ園

• 墓地の外縁には「再生のサンゴ園」と呼ばれるエリアがあり、死者の魂が新たな命に還る場所として信仰されている。シーバインの蔓がサンゴに絡みつき、職人が作った真鍮の小さな彫刻（魚や貝の形）がサンゴの間に置かれる。彫刻には真珠が嵌め込まれ、再生の象徴として輝く。
• 村人たちは、亡魂を偲ぶためにサンゴ園にシーリネンの小さな布片（真鍮のピンで留めたもの）を置く。布には死者の思い出や願いが刺繍され、海流に揺れる。

スチームパンクな葬送道具

• 葬送儀式では、クロノビーストの骨でできたスチームパンクな道具が使われる。たとえば、真鍮の歯車が回転する「魂の送り灯」は、シーリネンの布で覆われたランプで、内部に貝殻の破片が揺れる。光らないけど、真鍮と真珠の装飾が海底の光を反射して荘厳な雰囲気。
• 司祭が使う「還魂の杖」は、クロノビーストの骨に真鍮の細工を施したもので、先端に真珠が嵌められている。杖を振ると、シーリネンの布が海流に舞い、魂をドーリスの海に導く。

ヴィレッジ

村単位のドーム

ケルプヴィレッジ「海藻の隠れ里」

• 概要: 小さなドーム集落で、レインボーケルプを基にした農業と深海魚の養殖で成り立つ素朴な村。ドーリスの神話では、ネレイデスのデメリアが守護する場所とされ、自然と調和した暮らしが特徴。
• 構造: ドームはレインボーケルプを編んだような有機的なデザインで、内部はケルプの森に囲まれた住居や畑が広がる。
• 文化: 住民はケルプコットンで作った衣装や道具を使い、デメリアに祈りを捧げる儀式を行う。村の広場にはデメリアの像があり、シーバインで作られたハープが置かれ、風（空気の流れ）で音を奏でる。
• ビジュアル: ドーム外は海藻が揺れる海底の森に囲まれ、内部は緑と金の柔らかな色調。

ノーソンヴィレッジ「明るい農村」

• 概要:ノーソンヴィレッジドームの農業は、アクアクリスタルを動力源にした「水耕栽培タワー」が中心。タワーは螺旋状に伸びる真鍮のフレームに、ブランチコーンをはじめとした農作物が植わっている。村民は100人くらいの小さなコミュニティで、みんな家族みたいに仲良し。
• 職業:
• アクアファーマー：水耕栽培タワーを管理する農夫。革のエプロンにゴーグル、腕にはアクアクリスタルの欠片を埋め込んだブレスレットをつけてる。
• クロノメカニック：作業用機械を修理する技術者。クロノビーストの甲殻を再利用した工具を持ち歩く。
• ネレイデス祈祷師：女神ドーリスの加護を祈る役割。ドームの中心にある小さな祭壇で、アクアクリスタルを使った儀式を行う。
• 作業用機械
• ハーベストクラブ：カニのハサミみたいなアームで作物を収穫する機械。甲殻に彫られた渦巻き模様がカッコいい。
• アクアプラウ：海底の土を掘り起こすトラクター風の機械。ルナジェリーの電気で充電する機能付き。

どのドームにもある施設

浄水施設アクアフォンデュ（水の泉）

1.形状：砂時計型のガラス構造
アクアフォンデュは、巨大な砂時計のようなガラス構造。上下に広がる二つのガラス球が、細い中央の「首」で繋がれてる。全体が強化ガラス製で、内部のアクアクリスタルや浄化の泡が360度見える、めっちゃ透明感のあるデザイン。上部の球に海水が流れ込み、下部の球で真水が溜まり、首の部分で泡がキラキラ漂う。ガラス表面には、ネレイデスの海流や髪をイメージした流線型のエッチングが施され、光が当たると虹色に輝くよ。
2.浄化の仕組み：アクアクリスタルの泡
海水は真鍮パイプを通って上部のガラス球に流れ込み、アクアクリスタルの振動で塩分が分離。浄化の過程で、キラキラした泡が砂時計の首をゆっくり上下に漂う。この泡はアクアクリスタルの副産物で、真水と一緒に水耕栽培タワーに送られ、ルミナケルプやクリスタルコーラルの成長をちょっとだけ促進するよ。
3.他のタンク型施設との差別化
ドーリスの海底ドームには、燃料タンクやクロノビースト飼育タンクみたいな実用的なタンクがたくさんあるけど、アクアフォンデュは完全に別格！

• 砂時計形状：円筒や箱型の無骨なタンクとは違い、砂時計の優雅な曲線が際立つ。ノーソンヴィレッジの広場で、まるで「海底の彫刻」みたいに目立ってるよ。
• ガラスの透明感：他のタンクは金属や不透明素材が多いけど、アクアフォンデュはガラスだらけで、泡やクリスタルの動きが丸見え。村民が「アクアフォンデュ見ると心が落ち着く」って言うくらいの美しさ。