ディーナス
ネレイデスのリュシエルの神殿に仕える高位の女神官。
リュシエルの快楽と深淵の誘惑を体現。
- 役割:快楽と内省を司る天使リュシエルに仕える高位神官で、月光の聖堂の守護者。ルーンケルプの神聖な力を管理し、信者に「欲望と癒しのバランス」を説く。
- 年齢:30代前半。成熟した色気と、深海の闇のような神秘的な魅力を持つ。過去の深淵の経験から密かに危険な思いを秘めている。
- 外見:シルバーピンクに輝く長い髪を、パールとアクアクリスタルの髪飾りでゆるく編み上げる。スターシルクのローブは半透明で肌にまとわりつき、真鍮の留め具と波模様の刺繍がスチームパンクのエッジを加える。瞳はアクアクリスタルのように青く、誘惑的な微笑みがリュシエルの幻影を思わせる。手に持つ「リュシエルの杖」は、アクアクリスタルでできたスチームパンクな儀式道具。
- 性格:慈悲深く包容力があるが、快楽の深淵を知る者として、危険な色気と鋭い洞察力を持つ。マリエルには、師匠のような指導力と、誘惑者としての妖艶な視線で接する。過去の試練を匂わせる、遠い目をする瞬間がある。
ディーナスの内なる感情:導きと堕落の葛藤
ディーナスは、マリエルのドジっ子な純粋さと、欲望を呼び起こす媚薬の才能のギャップに、心を掴まれる。彼女は、マリエルの純粋な笑顔にリュシエルの祝福を見つつ、その裏に潜む色気に危険な可能性を感じる。「この娘なら、私が辿りつけなかった深淵の先に連れて行ってくれるかもしれない」と、内心で妖艶な期待が蠢く。ただし、リュシエル・ローターを使ったマリエルの秘密の行為には気づいていない。
ディーナス自身、若い頃にルーンケルプの誘惑に溺れ、快楽の深淵に落ちた経験を持つ。月光の聖堂で「リュシエルの誘い」に似た儀式に没頭し、「究極の深み」――欲望の果ての心の闇――に飲み込まれそうになった。リュシエルの幻影が「欲望は癒し、だが制御せよ」と諭し、彼女を救った。この試練を経験したディーナスは、快楽を神聖な力として昇華できるようになったものの、深淵の果てには辿りつけなかった。その未到達の領域への憧れと恐怖が、ディーナスの心に潜む。マリエルの才能を見た時、彼女は「この娘を導いて、リュシエルの真の癒しを見つけさせたい」と願う一方、「彼女を堕として、深淵の先に一緒に行きたい」という危険な欲望に駆られる。この葛藤が、ディーナスの慈悲深い指導と、誘惑的な視線や言葉の裏に潜む闇を際立たせる。
最終更新:2025年07月03日 14:46