水中ランタンヴィネット
- **全体コンセプト**: スチームパンク時代の水中工場を背景に、壊れたランタンを主役にした立体ジオラマ。深海の神秘と重厚感を強調。
- **ランタン**: ガラス小瓶をベースに、上下を真鍮製自作パーツで挟んで無骨なデザイン。壊れたガラスから水が溢れたように透明アクリルやジェルで満たし、銀線で鎖を吊るして海流を表現。
- **クラゲ**: 透明レジンで作成し、蛍光塗料で青白い発光を。足に少量のラメを混ぜてキラキラ感を加え、LEDは使用せず自然な光に。
- **壁**: 薄い鉄板やプラスチック板でランタンの半分高さに抑え、背景としてスチームパンク感を。真鍮塗料で金色を軽く塗り、ダークブラウンや黒でひびと錆を。
- **床**: 黒をベースに、錆びた茶色や灰色を混ぜて深海堆積物風。瓦礫に真鍮片、リベット、細いワイヤー、破れた革、黒い砂を散らし、控えめな自然感を。
- **色味**: 壁は暗い灰色に金と錆色、床は黒に茶と灰で深海の寂れを。壁奥に薄いブルーを忍ばせて海の青をさりげなく。
以下は過去の素案
### 作品のイメージ(半立体レリーフ、幅10cm×高さ15cm)
- **基本構造**: 真鍮製のランタンは六角形のスチームパンクデザインで、フレームはリベットと細いパイプで無骨に。厚みは壁から2~3cm飛び出し、ガラス窓は薄い曇った樹脂で深海の古びた質感。ランタンの中にはレジン製の発光クラゲ1匹が「火」の代わりに浮かび、蛍光顔料で暗闇でほのかに光る。背景は絵で、青緑の深海を表現し、ランタンが沈んでいるように見えるよう、立体部分とのコントラストを強調。
- **スチームパンクのガジェット感**:
- **圧力計**: ランタンの上部に、直径5mmの小さな圧力計。真鍮のリングに細い針を接着、文字盤はエッチングやシールで数字を刻む。針は少し傾けて、壊れた雰囲気。
- **バルブ**: ランタンの横に、2mmの小さなバルブを1個。真鍮ビーズやネジを削って再現し、配管から外れたように配置。
- **鎖錠**: ランタンの下部に、壊れた鎖錠(3mmくらい)。真鍮ワイヤーで鎖を作り、巻貝に絡まるように。ドーム都市の「封印された秘密」を匂わせる。
- これらをコンパクトに配置し、10×15cmの小ささでも精巧でゴチャッとしないバランスに。ランタンのフレームには細い真鍮パイプ(0.5mm)を追加し、ガジェット感を強化。
- **貝殻の活用**: 小さな巻貝(2~5mm)と平たい二枚貝(5~8mm)を背景の絵に接着。巻貝はランタンの下部に堆積するように散らし、深海の残骸感を。二枚貝は背景の端に点在、開いた内側を薄く金や青緑に塗装して真鍮と調和。貝殻は自然な質感を活かし、絵の表面に軽く固定して立体感をプラス。
- **発光クラゲ(レジン製)**: クラゲは1匹、1~1.5cm。透明レジンに蛍光顔料(グリーンやブルー)を混ぜ、暗闇で光る。触手は極細ワイヤーやナイロン糸で、ランタン内でふわっと浮かぶように。レジンを2層(本体→触手)で硬化させ、立体感を出す。アクリルのガラス窓に接着し、1mmの隙間で浮遊感を。
- **背景(絵)**: 背景は絵で、青緑の深海を表現。キャンバスや木板(10×15cm)にアクリル絵の具や水彩で、深海の闇を描く。以下のようなイメージ:
- **色と雰囲気**: 濃い青緑を基調に、遠くにドーム都市のオレンジや白の光がぼんやり滲む。波紋や気泡を薄く描き、海流の動きをほのめかす。
- **ディテール**: 遠くに機械クジラのシルエットを影のように薄く描き、ドーリスの世界観を強調。貝殻を絵に接着する部分は、絵の具で自然に馴染むよう色を調整(例: 貝殻周りに青緑のグラデーション)。
- **素材**: キャンバスなら軽く、木板なら重厚感が出る。絵の表面に樹脂コーティングを施すと、深海の濡れた質感や貝殻の保護に。絵は平面的だが、ランタンや貝殻の立体感との対比で奥行きを出す。
### 作り方のアイデア
- **真鍮の加工**: 0.5mm真鍮板をカットし、フレーム、圧力計、バルブ、鎖錠を形作る。圧力計の文字盤は細いペンやシールで、バルブはビーズ、鎖錠はワイヤーで。リベットはピンや接着剤。緑青は酢酸で風化。
- **貝殻の加工**: 巻貝と二枚貝をピンセットで絵の表面に配置。エポキシ接着剤で固定。二枚貝の内側は金や青緑の模型用塗料で軽く着色。絵の具と貝殻の境目をぼかして自然に。
- **発光クラゲのレジン製作**:
1. **準備**: 透明エポキシ樹脂、蛍光顔料(グリーン/ブルー)、シリコンモールド(クラゲ型)、極細ワイヤーやナイロン糸。
2. **成形**: レジンに蛍光顔料を少量混ぜ、モールドに流す。触手は硬化前にワイヤーや糸を挿入。2層(本体→触手)で硬化(24~48時間)。硬化後、磨いて滑らかに。
3. **取り付け**: アクリルのガラス窓に接着、1mmの隙間で浮遊感。暗闇で光るか、UVライトで確認。
1. **下地**: キャンバスか木板(10×15cm)に、青緑のアクリル絵の具でベースを塗る。グラデーションで遠くに光を滲ませる。
2. **ディテール**: 細い筆で波紋や気泡、機械クジラのシルエットを描く。貝殻を接着する部分は、絵の具で色を合わせて自然に。
3. **仕上げ**: 絵の表面に薄いクリア樹脂を塗り、深海の濡れた質感を。貝殻やランタンを接着後、全体のバランスを確認。
- **取り付け**: 裏に小型マグネットやピンを接着。総重量50~70gで、壁掛けに安定。
最終更新:2025年07月08日 09:34