ホッキョクグマ

出典:ウィキメディア・コモンズより

+ 分類
 界 : 動物界
 門 : 脊索動物門
亜門 : 脊椎動物亜門
 綱 : 哺乳綱
 目 : 食肉目
 科 : クマ科
 属 : クマ属
 種 : ホッキョクグマ


+ 基本情報
学名:Ursus maritimus
大きさ・体重
 ・体長:2.5 ~ 3m
 ・体重:3.8 ~ 4.5㎏
分布:北極圏の流氷水域や海岸に生息。
食性:肉食で魚類やアザラシ、鯨類の漂着死骸などを食べる。


食肉目クマ科に分類される哺乳類の一種。世界最大の陸上肉食哺乳類として知られている。

概要

体毛は白色に見えるが、実際には透明であり、内部は空洞になっていて錯乱光の影響により白く見える。皮膚は黒色で皮下脂肪と合わさってとても分厚く、これは体温を外部に放出するのを防ぐ働きがある。クマの仲間では非常に小さい頭部と耳、非常に長い首を持つ。これは泳ぐ際に水の抵抗を減らすと共に、水面に顔を出して呼吸し易くするためであると考えられる。そのためか6.5㎞の速度で65㎞の距離を泳ぐことができる。また陸上では最大で40㎞で走ることができる。肝臓に高濃度のビタミンAが含まれており、ヒトが食べると死亡する。

単独もしくは子連れで生活する。冬季には流氷の南下に伴い南へ、夏季には北へ移動する。雪の中で冬眠する数少ない生き物。

狩りは、優れた嗅覚で氷に空いたアザラシが息継ぎをする穴を見つけ出し、その場で待ち伏せ、出てきたところを襲う。しかし、成功率は低い。クジラの死骸を見つけたら他のクマと分け合って食べる。獲物がいないときは海藻などの植物質のものを食べて飢えをしのぐ。

繁殖形式は胎生で繁殖期なるとオスはメスを奪い合って争う。妊娠期間は195 ~ 265日で、メスは冬ごもりの巣穴の中で11月 ~ 翌1月に 1 ~ 4 頭の幼獣を産む。なお、メスはこの間、最大で8か月も絶食している。親は子供を巣穴から連れ出し、母乳で育てていくうちに狩りの仕方などを教える。子供の狩りが上達してくると、親は子を残し立ち去り親離れさせる。しかし、子は気性の荒いオスやオオカミなどに襲われたりして、高確率で2頭のうち1頭は死んでしまうという。ヒグマと遺伝子が近いため交配して交雑種をつくることができる。

寿命は25 ~ 30年。

天敵はヒト以外だとシャチが知られている。

ヒトとの関係

地球温暖化による気候変動の影響により、氷が少なくなり、狩りがまともにできなくなってきていて、個体数は減少しつつある。現在レッドリストでは危急(VU)の絶滅危惧種に評価されている。

野生の個体はワシントン条約やホッキョクグマの保護に関する国際協定により保護され、基本的に狩猟は規制されているが、イヌイットの人々に関してはホッキョクグマを捕まえて食べるのが文化なため、狩猟が許可されている。

日本ではクマ科の単位で特定動物に指定されている。

飼育下での自然繁殖が難しいとされ、日本国内でも3館でしか繁殖が成功していない。

北海道に2頭のホッキョクグマが流れ着いた記録があるが、実際はアルビノのヒグマだったとされている。

別名シロクマと呼ばれている。

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最終更新:2025年01月03日 18:51