■性能緒元

エンジン 固体燃料ロケットブースター+液体燃料ロケットモーター
発射重量 950kg
弾頭重量 60㎏
飛行速度 マッハ3.5
射程 最大22km 最少2.5㎞
射高 最大18㎞ 最少0.05㎞
誘導方式 指令誘導(中途航程)+アクティブレーダー誘導(終末航程)



HQ-125 梅弾(うめだん)はしずな火器によって開発された高・中高度防空ミサイル・システムである。
HQ-75 松弾の補佐を行うべく開発された。

梅弾は松弾と同じく、2段式ミサイルとなっており下段の固形液体ロケットブースターにより発射、
ブースターは燃焼後に切り離され液体燃料ロケットモーター推進に切り替わる。
命中精度を高める為、同一目標に対し発射機の2発のミサイルを発射することが一般的である。
最も多く使用された発射機は画像のような4連発射機であるが2連発射機も存在している。

梅弾は発射機の他、梅1号警戒レーダーと梅2号戦闘レーダーからシステムが構成される。
基本的には梅1号レーダーが敵機を捉え、それに対しミサイルを発射、
ミサイルは梅2号戦闘レーダーから目標情報を極超短波で受け取りながら、目標に命中するよう誘導される。

梅弾は松弾と比較するとミサイル自体も小型であり、
一般的なサイズの戦闘機に対しても有効に作用するとされている。
しかし、システム自体の旧式化は隠せず徐々に後継装備への置き換えが進みつつある。
また、輸出時の愛称は高空四天王であり他国では梅弾よりこちらの名前の方が通りが良い。
最終更新:2025年01月04日 15:55
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