通尊民主主義人民共和国の最高指導者、銀・星蓮を中心とした銀一族と
その権力の中枢たる双葉民族統一戦線を構成する4党の重鎮、軍の幹部などの
重要人物について解説する。
1.銀一族
①故人・初代最高指導者:銀・蓮成(ギン・レンジョウ)
所属政党:通尊労働党
党内役職:総書記(党首)※初代党首兼国家最高指導者。
人物像:通尊の建国者。息子の銀・星蓮とは対照的に壮大な理想に燃える夢想家。
革命戦争中、自ら最前線に立ち兵士と食事を共にしたことから「人民の父」と呼ばれた。
しかし理想実現のためには同志の粛清や旧体制の徹底的破壊も躊躇せず、
その理想主義はしばしば狂信へと変貌した。
役割:1950年の革命を指導し、旧中紊帝国を崩壊させて通尊民主主義人民共和国を建国。
現在の国家体制の基礎や、双葉魂やアスタリズム(アスタリ高原への帰還)といった
民族主義と社会主義を融合させた双葉主義を提示した人物。
政治的立場:主流派(革命的北進論の始祖)
彼の代において、アスタリ高原奪還は単なる戦略ではなく、
民族の魂を浄化するための「聖戦」として定義された。
彼の純粋すぎる理想が、現在の陸軍主流派が抱く狂信的なアスタリズムの源流となっている。
②現最高指導者(総書記):銀・星蓮(ギン・セイレン)
所属政党:通尊労働党
党内役職:総書記(党首)※2代目党首兼国家最高指導者。
人物像:銀一族の2代目。慈悲深い父としての顔(通尊を繁栄へ導いた改革者)と
体制維持の為ならイデオロギーや倫理感を軽視する(冷酷な独裁者)の二面性を持つ、徹底した現実主義者。
建国者である父を深く尊敬しているが、その理想主義が経済停滞や軍部肥大化を招いたとも考えており、
自らは徹底した現実主義によって国家の再建を進めた。
役割:国家・党・軍の全権を掌握。社会主義市場経済の導入により、
国民の生活水準を劇的に向上させたが、その裏で保衛部による監視と
国外での違法事業(麻薬・偽札)を指揮し、体制の軍資金を確保している。
高齢となった彼は長男である、銀・星穏に権力移譲を進めている。
政治的立場:中立
国政(最高人民会議内)や軍内部を中心とした主流派(北進論)と非主流派(南進論)の対立をあえて解消せず、
双方が権力を持ちすぎないように振る舞うことで、自らの絶対的権威を維持している。
③後継者・通尊労働党所属:銀・星穏(ギン・セイオン)
所属政党:通尊労働党
党内役職:政治局常務委員 ※3代目の総書記に就任することがほぼ確定。
人物像:銀将軍の長男で正統なる後継者。
父のようなカリスマ性も祖父のような革命的情熱も持たない。
しかし国家を個人の能力に依存させる危険性を理解しており、
法制度や官僚機構による安定統治を志向している。
役割:次代の最高指導者としての地位を固めつつあり、
北進派と南進派の双方から熱烈なアプローチを受けており、自身の戦略的立ち位置を模索中である。
政治的立場:中立
④人民教育大臣・通尊労働党書記局員:銀・星徳(ギン・セイトク)
所属政党:通尊労働党
党内役職:書記局員・宣伝思想担当書記
人物像:銀将軍の実弟。人心掌握に長けた思想教育の達人。
役割:銀一族の思想番にして統治の正統性を理論化した双葉主義最大の理論家。
人民に「双葉魂」と「銀一族を頂点とした統治の正当性」を叩き込み、
国家と双葉民族統一戦線への絶対的忠誠を植え付け、国体護持を図る。
政治的立場:中立
⑤戦略ロケット軍参謀総長・銀・蓮高(ギン・レンコウ)
所属政党:通尊労働党
党内役職:中央軍事委員会委員
人物像:現最高指導者・銀・星蓮のいとこ。寡黙かつ冷静な性格で、
感情より理論を重視する典型的な戦略家。
役割:通尊人民軍戦略ロケット軍の最高指揮官として、周辺国の抑止力である戦略兵器の運用を統括する。
また銀一族の一員として、単なる軍司令官以上の役割を持つ。主流派(北進論)の有力者でありながら、
その実態は銀一族の利益を最優先する「監察者」でもある。主流派の動向を内部から観察し、
彼らが銀一族の統治を脅かす存在へ変質しないよう監視している。
政治的立場:主流派(北進論支持)
2.主流派(北進論支持):陸軍・民族主義勢力
主流派(北進論支持)は、陸軍の支援を受けている政治家勢力。
「アスタリ高原の完全奪還(北進)」を民族の至上命題とし、
軍事予算の優先配分と「双葉魂」などの精神論や民族の優位性を主張。
経済や政治の自由化にはやや慎重な立場を取る保守派としての側面も強い。
主要人物は以下の通り。
所属政党:通尊労働党
党内役職:中央軍事委員会副委員長
人物像:首相(後述)の不倶戴天の敵。威圧感に満ちた武闘派。
役割:国防省の最高責任者。手塩にかけて育てた組織、
通尊人民軍の能力を高く買う力の信奉者。
過去に前線での戦闘を経験したことから、国境防衛に対する危機感は本物である。
首相(比・知煤)を「民族の誇りを忘れた軟弱者」と激しく敵視し、
北方のアストメリア共和国の脅威を唱え続け軍事予算の増強を図っている。
所属政党:通尊労働党
党内役職:中央軍事委員会委員
人物像:人たらしの好々爺。政治家の懐に飛び込み予算を勝ち取る、陸軍の「狸」。
役割:陸軍の頂点。表向きは温和な「人たらしの好々爺」だがアスタリズムやアストメリア脅威論を盾に
海・空軍の予算を削り取って陸軍へ回す老練な政治家。
しかし、彼が北進論を手段と捉えているのか目標と捉えているのかは誰もわからない。
所属政党:通尊一新の会
党内役職:代表(党首)
人物像:「規律の権化」と呼ばれる若手の女性実力者。
役割:体制内野党"通尊一新の会"の代表(党首)。
政権では"表の警察”のトップとして国内の治安維持と警察機構の統括し、
犯罪の取り締まりや住民管理、公共秩序の維持を担う。
国体護持と双葉民族の優位性を主張する政界きっての保守派であり、
その強烈な民族主義は銀将軍ですら危険視しているという噂がある。
自由主義的な思想や文化の流入を社会秩序を乱す「毒」として警戒し、
厳格な法執行と規律の維持によって国家の安定を支えている。
非主流派(南進論支持):海空軍・実利主義勢力
非主流派は国政においては改革派と知られる勢力。
経済、政治における自由化を推進するが、その目的は自らの権力奪取の手段に過ぎない。
国体護持の為、「亡命王族の抹殺(南進論)」を掲げており、主流派への政治的反撃機会を伺っている。
所属政党:通尊労働党
党内役職:政治局委員・首相
人物像:銀将軍の妻の甥で出世欲の怪物。
銀一族の血縁者だが本流ではないことにコンプレックスを感じ
異常なまでの出世欲を抱くようになった。
役割:宣伝担当書記として「名君・銀将軍」としての演出を統括。
妻の一族という立場を利用して、官僚機構や経済界に強い影響力を持つ。
政治的立場:非主流派(南進論)の急先鋒。陸軍への予算集中が経済発展を阻害していると批判し、
海・空軍と結託して亡命王族抹殺(南進)による体制の完全安定を狙っている。
しかし、その目的は自らの出世・権力欲を満たす手段の1つでしかない。
所属政党:通尊社会民主党
党内役職:委員長(党首)
人物像:「人民の母」の仮面を被った、強権的な女性財務官僚。
役割:通尊における体制内野党"通尊社会民主党委員長(党首)"。
福祉政策の財源を握る人民の母としての顔と違法事業(偽札・麻薬)のマネーロンダリングを
仕切る冷徹な財務官僚。金にならない民族主義を冷笑しており非主流派に所属している。
所属政党:通尊自由党
党内役職:総裁(党首)
人物像:周辺国との関係を重視し「ハト派」を演じる策士。
役割:通尊における体制内野党"通尊自由党総裁(党首)"
中立国や周辺国との外交窓口。経済発展を最重視しておりその手段として
「ハト派」を演じているが、体制を維持する為ならハト派の仮面を捨て去る覚悟もある。
④空軍参謀総長:宋・知風(ソン・チフウ)大将
所属政党:通尊労働党
党内役職:中央軍事委員会委員
人物像:清潔感のある若きエリート。頭脳明晰故にプライドが高く陸軍や民族主義者を軽蔑している。
役割:空軍の近代化を推進。新型戦闘機の導入や防空システムの構築に心血を注ぐ。
その一方で空軍人員を基にした陸戦部隊を設立するなどの策士の一面もある。
これらの功績から若手将校の人気が高く、将来の軍部を担う存在と目されている。
近年は非主流派政治家と接触し、海・空軍の予算拡大を目指している。
3.中立: 銀一族の守護・均衡維持勢力
特定の派閥と距離を置き、
銀一族の絶対支配を永続させることによって利益を追求する勢力。
所属政党:通尊労働党
党内役職:党中央監察委員会委員長
人物像:冷徹で規律の徹底のみを重視する体制の守護者。
役割:国家安全保衛部いわば「裏の警察」のトップ。内外の不穏分子の監視と排除を担当し、
政界や軍部を問わずあらゆる組織を監視下に置く。
また敵対的周辺国への諜報活動や分断工作、
スパイ網の運用など様々な手段を用いて国体護持を図っている。
全国に張り巡らされた国民相互監視体制を統括しており、
社会安全省を含む全ての治安機関を監察する権限を持つ。
その影響力は時に軍上層部すら凌ぐとされる。
所属政党:通尊労働党
党内役職:中央委員会委員・地方組織担当
人物像:政治的バランスを重んじる人格者。銀将軍が唯一腹を割って話せる友人。
役割:食糧政策と地方党組織を掌握し、「人民を飢えさせないこと」を信条としている。
主流派・非主流派双方から一定の信頼を得ており、派閥抗争が激化した際には仲裁役を務める。
政界では「通尊の良心」と称される。
最終更新:2026年06月25日 02:32