神話篇クエストで登場する用語。
【グレイナル叙事詩】の中に記されているアストルティアの民の最後の生き残りをかけた計画。
その内容は「各種族100人ずつを選別し、大地の箱舟に乗せて安全な場所に運ぶ」という残酷なもの。
大地の箱舟を起動させるために星のオーラに魔力を集めさせられたことから、
恐らく大地の箱舟で選民達を救うというものと思われる。

要するにDQ10版ノアの箱舟である。
ゴフェルとは、旧約聖書創世記でノアの箱舟を建造する際に用いられた木の名前であり、なんともストレート。

だがこれは本当の奥の手であり、どうしようもならなくなったときに実行するもので、
【ロディア】によると、昔は人類の手で一度目の危機を乗り越えたらしく希望は残されている様子。
ちなみに過去二度目の災厄の襲来のときには、人類はどうしようもできずこの計画を実行してしまったらしい。

本来はこの計画を準備するのは100年後の魔王が現れたときなのだが、
預言書に記されてなかった【冥王ネルゲル】が現れ、魔瘴で大陸が汚染されたため実行せざるを得なくなってしまった。


なお、このゴフェル計画には謎があることを指摘しているプレイヤーもいる。
クエスト【揺らぎはじめる世界】にて各種族の国に遂行すべきことがあるのだが、人間の国だけするべきことが無く、そのことが言及されることもない。
さらにクエスト【白き剣の下に】で各国の王がこの計画について会議をしたとき、人間の王の欠席についても人間の選別と救済についても誰一人話題に出さない。
(欠席自体はレンダーシアが封印されているため不自然ではない。)
もしやこの計画、人間の救済が含まれていないのではないだろうか?

余談

ゴフェル計画準備のための一連のクエストプレイ可能最終日から4日過ぎた2013年5月20日、日付が変わった直後から全プレイヤーが強制ログアウト、復帰できないという過去最大級のサーバー障害が発生。
さらには、むりやりログインしようとすると冒険の書が他人のものと入れ替わっているとの情報がTwitter上に寄せられ、プレイヤーは不安な一夜を過ごすこととなった。
朝には障害は解消され、入れ替わった冒険の書も元に戻り、冒険者たちはいつものアストルティアへと帰っていた。
だが、ゴフェル計画準備クエストが終了した直後というあまりにもピッタリのタイミングから、ネット上では「ゴフェル計画がついに実行された、自分は生き残れる100人に選ばれなかった」という冗談半分不安半分の書き込みがネット上にはそれなりの数見られた。
最終更新:2013年08月25日 03:39