どうしてこんな事に巻き込まれてしまったのだろう……
森を移動しながら
マゴットは必死に考えていた、確か…
ある日エニクスと言う少年が私の事を尋ねて来たのだ、魔王を倒す為に力を貸して欲しいと言って。
もし当事の自分が冒険という物について少しでも理解していたら即座に断っていただろう。
魔物達との戦いで何度も傷付いた、死にかけた事も数え切れないほどあった、
それでも戦い抜く事が出来たのは皆が一緒にいてくれたから、今は1人…独りだ。
「………!」
大きく頭を振って思考を切り替えた、此処で塞ぎこんでいても仕方がない、
今は仲間と合流する事だけを考えていればいい、私達はあのバラモスにも勝ったのだから。
「………?」
……おかしい……私達はバラモスに勝った、だがその後に何かがあった気がする……
とても重要な事……竜の……光の……思い出せない………どうしてこんな事に巻き込まれ…
「……!」
ドサッ
考え事に夢中に為り過ぎていたらしい、こんな悪戯ー草を結んで作った簡単な罠ーに引っ掛かって
転んでしまうなんて。
ゴッッ!
マゴットの記憶は其処で途絶えた。
ハーゴン「先ずは1人……。」
鎌を使ってマゴットを気絶させたハーゴンは生贄の儀式を行うべく簡易祭壇の設置場所へ移動していった。
【ハーゴン 所持品:死神の鎌
第一行動方針:シドーに生贄を奉げる(若い女三人)*マゴットを拉致】
【マゴット@女賢者(気絶中) 所持品:不明
基本行動方針:仲間と合流】
【現在位置:島の中央部の森】
最終更新:2011年07月17日 20:17