「おーおー、もうこんな時間か。」
夜が白々と明ける中、のん気そうな声を上げるのは
ラグナ。あれからずっといざないの洞窟で穴に足を滑らしたり同じところを行ったり来たりしてやっとの思いで洞窟から出てきた。
そこの泉で顔を洗う。
「ふう。
スコールはどうしてっかなぁ…」
彼は自分の息子が狂気に陥っているなど知る由もなかった。
「うっし、元気百倍!そういや、地図をもらってんだよな。ここどこだぁ?」
ラグナは地図を見る。
「ようし、岬の洞窟というやつだな。このアリアハンとやらに向かうぞ。」
ラグナは気づいていなかった。自分の持っている武器の存在を。
そして
地図をさかさまに見ていることを。
そもそもここは岬じゃないだろうに。
【ラグナ(迷走中) 所持品:?
第一行動方針:アリアハンに向かっているつもり】
【現在位置:いざないの洞窟】
最終更新:2011年07月17日 17:23