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夜明け(2回目)

ゾーマの城。
それは今現在どこにあるか知れない城。
それは人々の一番近く、一番遠くにある城。
そんな城の奥深くでゾーマは一人水晶玉を眺めていた。
夜明けの時間だな。このゲームの一区切りだ…」
ゾーマの手にはグラスが握られていた。
グラスの中のワインをもてあそびながら次の指示を出した。
「準備はできておるな。」
「はっ。準備万端です。」
ゾーマの背後には大の大人の腰ほどの高さの影があった。
ゾーマの信頼する部下だろうか。
「うむ…」
ゾーマはワインを弄んだ。

「如何すごしておられるかな…参加者の諸君…

なかなかに面白くなってきたではないか。
ここで再びわが絶望の糧となった者の名を読み上げよう…

ローザ」「ゴードン」「マリア」「ムーンブルク王女」「バーンズ」 「ネネ」「ヤンの奥さん」「デルコンダル王
ハッサン」「シド」 「リバイアサンにやられた奴」「竜王のひ孫」「ミネア

これらの魂が我が腕の中に消えた…」

ゾーマの手に握られていたグラスは粉々になった。 果たしてグラスの中のワインは何を示すのだろう。

「…そろそろ「変革」の時である。

御主等には新たな舞台を用意してある。
これより現在の舞台の各地に次の舞台への扉を用意する。
その旅の扉が出現して二時間以内にそれに入り、次の世界に向かうこと。
さもなければわが腕の中におぬしらの魂を導くまでのこと…

「アリアハン城内」「レーベの村」「岬の洞窟B2F」「西部地帯の砂漠」
「東部山脈北部」「西部山脈南部」「東部民家」「いざないの洞窟B1階」

以上の場所に旅の扉を出現させる。
詳しい場所については自分で探し当てることだ…

わが名はゾーマ。命ある者全てに、絶望を与え、滅ぼす者。

どれほどの勇者が次の我の声を聞けるものか楽しみである。
せいぜい、もがき苦しむがよい…」

ゾーマの背後にいた部下はいつの間にかいなくなっていた。

「ゾーマ様、いつでも旅の扉を出現さえることができます。」
「うむ。やれ。」

レーベの村、巨石がある広場。
そこに突如次元のゆがみが現れ、旅の扉が現れた。
光を放ち、いかにも神秘的である。
おそらく同時に他の場所でも扉が出現したのだろう。

「たった今、旅の扉を出現させた。
参加者の諸君。急ぐがよい。せいぜい不意打ちには気をつけることだ…

次の『ルール』は参加者諸君の移動が終わり次第伝えることにしよう。

我に極上の絶望という名のワインを味わさせてくれ…」

ゾーマの城の外で雷が轟いた。


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最終更新:2011年07月18日 08:28
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