ドラフト将棋

既存の将棋類の駒から、駒を選んで布陣を形成して戦う。
原作では成駒でしか存在しない駒も、固有の駒として扱う。
各駒には点数が振り分けられており、各段でその点数以内の構成で無ければならない。
各段にかかるコストは独立しており、余りを他の段に振り分ける事はできない。

本将棋と古将棋から駒を採用。
外国のチェス系ゲームの駒も、将棋で容易に再現できる種類は採用。
一部の変則将棋からも採用。
駒の動きは基本的にウィキペディアより。
同じ動きをする複数の種類の駒は、1つだけ採用。
尚、近王醉象は同じ動きだが、醉象に固有の効果があるため両方採用。
「王」も同じ動きをする複数の駒を採用。
同じ名前で、別の動きをする駒は、オリジナルの名前をつけて、区別している。
左右非対称な動きで、それに対応する左右逆の動きの駒がない種類については、左右逆の動きのオリジナルの駒を用意。

原作と相違点

広将棋の駒に存在する「射る」と「直接取れない」は不採用。
天竺大将棋と大局将棋の「その方向へ、敵も味方も破壊しながら進む」はオリジナルに変更。
大局将棋の「駒を飛び越えて進む」もオリジナルに変更。
いずれも、原作通りの場合、初手で王を取ったり、必勝手順に繋がりかねないので、原作よりも、動きを制限している。

ルール

基本的に本将棋と同じ。
取った駒は持ち駒にして再利用できる。
先手が初手で相手の駒を取る事は禁止。

成りの規定

基本的に本将棋のルール。敵陣に入る、敵陣から出る、敵陣内で動くと成る。成らなければ行動が出来なくなる場合は成る事が義務。
原作における、駒と成駒の関係は解消。
例外を除いて、歩系の駒と小駒は金将と同じ動きに変化する(多くの駒は成らない方が得)。
大駒は元の動きに加えて、王の動きもできるようになる(多くの駒は成っても意味がない)。
例外
ポーン 敵陣最深段で、キング以外のチェスの駒(変則チェスの駒は除く)にプロモーションする。
その他のチェスの駒は変則チェスの駒を含めて成れない。
醉象 成ると玉将。既存の「王」が取られても醉象が成った玉将が生きていれば負けない。
太子 成ると王将(大局将棋)。大局将棋の王将は全方向へ2歩進める。
大王 成ると自在天王

持ち駒

基本的に本将棋のルール。
醉象が成った玉将を含めて、「王」は持ち駒に出来ないが、成っていない醉象は持ち駒に出来る。
「敵も味方も破壊しながら進む」で破壊した味方の駒は相手の持ち駒になる。

打つ規定

基本的に本将棋のルール。二歩、打ち歩詰めの対象は歩兵だけ。
打ち歩詰めは最後の「王」だけが対象。
打ち規制
ポーンは敵陣2段目に打つことはできない。
醉象将軍(天竺大将棋の副将)、火鬼奔鷺(大局将棋の奔鷲)、鉤行霹靂招揺は自陣にしか打つ事ができない。
ただし、自軍の最後の「王」へ王手がかけられている局面は、規制が適用されない。

メンバー構成の規定(本将棋型の場合)

3段目 歩系の段。歩兵を6枚、他の歩系を3枚まで配置できる。他の歩系を配置する位置は左右対称でなければならない(駒の種類は左右対称でなくてもよい)。
歩兵にはコストはかからない。二歩の対象は歩兵だけ。

2段目 大駒の段。規定のコスト以下なら、3枚まで大駒を配置できる。配置する位置は左右対称でなければならない。
駒の種類は左右対称でなくてもよい。
コストが許すのなら、同じ種類の駒を複数配置しても良い。「王」のコストも大駒のコストにかかる(最低の「王」である玉将のコストは0)。

1段目 小駒の段。「王」を中心として、左右対称に4ペア8枚を配置する。コストが許すのなら、同じ駒を2ペア以上配置しても良い。
左右非対称な動きをする駒は、それに対応する左右逆の動きの駒ともペアに出来る。コスト1でいくつでも歩系の駒を配置する事もできる(二歩はできない)。

サイズの違う盤を使って、他の将棋類の布陣に準じた布陣を敷くも出来る。

布陣例


コストの目安
歩系 規定の枚数の2/3以上は歩兵。余りの数と同数のコストを使える(本将棋なら3点)
小駒 ペア単位で計算。規定のペア数×10(本将棋なら40点) 必ず規定の位置全てに置かなければならない。コスト0の駒もあるので、コスト不足は起きない。
大駒 上限枚数×10(本将棋なら30点)。枚数は上限以下でもかまわない。

違う上限を設定する事もできる。

駒の点
歩系、小駒、大駒、王系で、独立した基準となっている。
単純に、それぞれの範囲の中で、駒の動きがA⊆Bの場合、点はA<Bとなる様にしている。
他に強力な駒には高めの点をつけてある。

駒一覧

最終更新:2013年12月29日 23:16