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02-770 - (2007/05/20 (日) 15:58:02) のソース

770 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 04:12:15 [ LWk/7nhY ] 
昔母親から聞いた話だ。
「あなたが生まれてくる前日の夜、私は天使様からあなたを受け取ったのよ。
 天使様が暖かい光を持ってきて、それを私のお腹の中に入れてくれたの。
 びっくりして飛び起きたらいきいなり陣痛が始まって、そして産まれたのが貴方なの」
そんな話を、昔母から聞いた。

深夜過ぎに妻が俺をたたき起こした。
「痛い。お腹が痛いの。救急車呼んで」
額に脂汗を浮かべ、必至の形相だった。
トランクス1丁という恥ずかしい格好ながら、慌てて119番をし(最初110番を押しておいた)、ほどなくして救急車が到着。
救急隊員が妻をタンカに乗せ、俺も救急車に乗る。
救急車の中で妻の手を握り、必至にはげました。
「大丈夫だよ、予定よりちょっと早いけど、大丈夫。立派な子が産まれてくるさ」
「うん、私もそう思う。だってさっき夢を見たから」
「夢?」
「そう、夢。
 長い金髪をなびかせたすごいキレイな人が、私に話しかけてくれたの。
 かわいい女の子が産まれるわよ、って」
「ああ、きっとかわいい女の子が絶対産まれるよ」
産婦人科の病院に到着し、妻は分娩室に運ばれていった。

こうなると男は何もできない。いや、ただ祈ることしかできない。
30分、1時間、そして2時間が経とうとしたとき…

「ゆぁー!ゆぁー!ゆぁー!」
元気な女の子の声が分娩室の中から聞こえた。
扉が開き、手術着を着た狐耳と猫耳の看護婦さんが出てくる。
その手には白い毛布に包まれた…
「御覧なさい、元気な女の子ですよ」

白い、毛布に 包ま れた おんなのこ が ニヤ リ とほほえんだ

              ゆあー

ここで悲鳴にもならない声で飛び起きた。
心臓がばくばくして、背中にはびっしょり汗をかいている。
慌てて隣で寝ている妻を見たら、なんてことない、いつもどおりに普通に寝ていた。
軽くウェーブのかかった金髪をすくい          金髪…?
大きく膨らんだお腹を優しくさすってあげる       俺はまだ独身だぞ…?
んんっ…と身じろぎをして、妻が起きてしまった    妻、って誰だ…?
「ごめん、起こしちゃったかい?」と俺が言うと     目の前にいるのって、まさか…?
「大丈夫よ。 あ な た♪」

と、[[紫>ゆかりん]]が僕ににっこりと微笑んだ。


って夢を見てすごい勢いで飛び起きた午前4時。
いったいなんだったんだ…夢の中で夢を見るなんて初めての経験。
なんか怖えー。眠気がバッチリ無くなっちゃったよ。 
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771 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 04:20:28 [ eKfhIHsI ] 
ちょwwwマジこぇーwww 
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772 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 11:44:35 [ b3snTQUY ] 
産声噴いたww
ゆあーてwww 
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774 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 12:53:28 [ M.eJQ.zI ] 
 >>770
「昔母親から聞いた話」も夢設定?それとも聞いたのは本当?
それにしても紫に気に入られたようだな……気をつけろ 
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775 名前:名前が無い程度の能力 投稿日:2006/11/07(火) 15:48:41 [ LWk/7nhY ] 
そのまま起きて大学行ってきたけど眠たくてしょうがなかった…

 >>774
母親から聞いた話は本当。言い回しはちょっと物語っぽく書いたけどね。
俺には姉貴いるんだが、姉貴が産まれる前日(というか陣痛が始まる前)にも、
母親は夢を見てたらしい。姉貴はコウノトリに運ばれてきて、俺は天使だったそうだ。

正直紫様になら気に入られても嬉しいけd(スキマ 
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[[不思議・ホラー]]
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