核相が単相(n)の生殖細胞の一種である配偶子が合体(接合)して、2nの新個体を生じる生殖法を有性生殖と呼ぶ。
配偶子には、形や大きさが同じ同形配偶子と、形や大きさが異なる異形配偶子がある。
異型配偶子には、大型で運動能力を持たない雌性配偶子である卵と、小型で運動能力を持つ雄性配偶子である精子がある。
卵と精子の接合のことを特に受精と呼ぶ。
有性生殖の場合、減数分裂の段階を経て配偶子を形成するため、親の遺伝的構成と子の遺伝的構成は異なることになる。
減数分裂のため、有性生殖の増殖効率は低くなってしまうが(後述)、親の世代が全滅するような
環境変異が生じたとしても、子の世代が生き残る確率は高く、つまり、環境変異に強い生殖法であると言える。
最終更新:2009年05月21日 16:33