DAWの選び方

DAWの選び方

このページではDAWの選び方と各DAWの概要とメリットとデメリットについて説明します。

DAWとは

デジタル・オーディオ・ワークステーション(Digital Audio Workstation、略称DAW)は、デジタルで音声の録音、編集、ミキシング、編曲など一連の作業が出来るように構成された一体型のシステムを指す。(wikipedia引用)
 要するにこれさえあれば音楽が作れるということです。ここから下は各DAWについて説明します。

Cubase

概要
Cubase
Steinbergによって開発されたDAW。
バンドルとしてElements、Artist、Proの3種類があり、トラック数や付属しているプラグインの数などの差があります。
昔から現在まで、知名度では一番を誇るDAWであり、情報に困ることが少ない上にどの様なジャンルにも対応出来るDAWです。

メリット
  • VST規格の策定元の為、VSTの動作において安定性がとても高く、DAW自体の安定性も高い。
  • 知名度が高く、情報が多く出回っているので操作につまずくことが少ない。
デメリット
  • バージョン9以降のCubaseではVSTBridgeが廃止され、64bitPC上で32bitプラグインを使用することが出来ない。
  • Artist以上のCubaseではeLicenserと呼ばれるUSBドングルをPCに接続する必要があり、ドングルがないとCubaseを使うことが出来ない。
  • USBドングルが壊れたり等使えなくなるとライセンスを購入し直す必要があるにもかかわらず、USBドングルの耐久性に難がある。

Studio One


概要
Studio One
PreSonusによって開発されたDAW。
バンドルとして、Prime、Artist、Professionalの3つがあり、機能の数や付属しているプラグインの数などの差があります。
元々[[Cubase]]を作っていた開発陣が作り始めたという過去があり、[[Cubase]]と操作感が似ています。
メリット
  • 容量が他のDAWと比べて軽く、操作が軽快。
  • アップデートが比較的多く、バグなどが発生しても修正される。

デメリット
  • VSTBridgeが付属していない為、64bitPC上で32bitプラグインを使うことが出来ない。
  • 各バージョンで出来ることの差が大きく、楽曲の制作においては実質Professional以外あまり使えない。

FLstudio


概要
FLstudio

Image-Line社によって開発されたDAW。
バンドルとして、基本的なものが入った"ProducerEdition"、ProducerEditionに合わせて幾つかの高機能プラグインが入った"SignatureBundle"の2つがある。
元々ステップシーケンサとして開発された過去を持ち、オーディオ素材の扱いに長けている。
"Life Time Free Updates"という一度購入すれば追加料金無しでアップデート出来る制度があるため、本体の価格を含めて安価で購入することが出来る。

メリット
  • 2~3万円で購入することができ、なおかつアップデートが永遠に無償で行える為、コストパフォマンスが高い。
  • 電子音楽などのオーディオ素材を多様する楽曲に特化していて、電子音楽が非常に作りやすい。
  • 情報が多く出回っており、操作につまずくことが少ない。

デメリット
  • MIDI CCの扱いに難があり、ピアノロールから直接MIDI CCを編集する事ができない。
  • 他のDAWと操作性が大幅に異なり、他のDAWへ移行したり、他のDAWから移行することが難しい。

Cakewalk by BandLab (旧:SONARシリーズ)


概要

Cakewalk社によって開発されたDAW。BandLab社に買収され、2018年の4月に無料でリリースされた。
特性としてはMIDI打ち込みに強いDAWといった印象。
旧SONARシリーズからの変更点は、簡易版Addictive Drums2等の強力なサードパーティー製のプラグインが全て削除されている事。

メリット
  • 元々5万円程度のDAWが無料となっている為、機能としては申し分なく、コストパフォーマンスが高い。
  • 「Cakewalk」というMIDIシーケンサーから派生したDAWということもあり、MIDIの打ち込みに強い。
  • ピアノロールが見やすくオニオンスキン(複数のMIDIトラックを一つのピアノロールに重ねて表示する機能)が他のDAWに比べとても優秀な為、オーケストラや劇伴音楽等、膨大なMIDIトラックを管理するジャンルに向いている。

デメリット
  • 動作が非常に不安定と評されることが多く、プロジェクトファイルの保存を定期的にすることが推奨される。(自動保存機能有)
  • オーディオの扱いにとても弱い。特にオーディオストレッチ等の機能が貧弱な為、オーディオ素材を大量に貼り付けるようなエレクトロなジャンル等には不向き。

Logic


概要
 執筆中…

Logic
メリット
デメリット

Live


概要

メリット
デメリット


参考文献一覧

最終更新:2018年09月17日 08:15