作品ジャンル

概要

ここでは粉遊び2の作品ジャンルについて解説する。
注意していただきたいのは、あくまでも粉遊び2は自由なゲームだということ。
ジャンルは便宜的な区別に過ぎない。複数のジャンルを横断したり、既存のジャンルのどれにも当てはまらなかったりする作品もしばしば見受けられる。
しかし、ジャンルごとに掘り下げてみると漠然としていたモノがくっきりと浮かび上がってくることがある。それは技術だったり、アイデアだったり、はたまた粉遊びの枠を飛び出るものだったり――、偏り無く作品を眺める際には、ジャンル分けは非常に便利なものなのだ。
以下は主に初代粉遊びの「tag」を参考にしてジャンル分けをしていく。

ジャンル一覧

ジャンルは五十音順に並べてあります。

アート

粉などを美しく配置したり、視覚的な効果を狙ったりして、まるで芸術作品のような画面を作り上げた作品のこと。
実際は、特に高尚なものでもなく、beautifulよりもwonderfulを追求した作品が多いように思われる。

回路

METALTHUNDERMERCURYLASERGLASSなどを利用して電気回路を作った作品群。
もっとも高度に発展したジャンルと言っても過言ではない。
驚くべきことに、粉遊び2では工夫次第で論理回路を作ることさえ可能なのだ。
プログラミングが好きな人はハマると思われる。逆に粉遊び2の回路に触れていくことで、電気回路やプログラムに詳しくなれるかもしれない。
このジャンルについては、エウロパ氏による粉遊び2回路メモに詳しくまとめられているので、ここで長々と述べることはしない。興味がある方はそちらを覗いてみるときっと面白い発見があるだろう。

サムネイル

サムネイルを利用した作品。サムネイルとは、作品を一覧表示したときに出てくる小さな画像のことである。
実はサムネイルに反映される粉の位置は座標によって定められており、そこから1dotでもずれると反映されない。
そのため以前は思った通りにサムネイルが表示されない、という失敗も多かったが、それに対応してMinimapという機能が追加された。
これについて詳しい説明はMinimapの項を参照のこと。
このジャンルでは、サムネイルサイズの絵を描くのが基本的なスタイルだと思われる。
しかし、このジャンルはもっと深く掘り下げることができる。
実は、サムネイルに反映される座標は前述の通り決まっているが、さほど多いドット数ではない。
そのため、サムネイルに設置した粉の他に別の粉を設置する余裕が生まれる。
それを利用して、例えばサムネイルの段階で「問い」を提示し、作品を見ると答えが書かれている、といった作品を作ることができるのである。
αlpha氏の作品などが良い例だろう。

ダンジョン

ダンジョンとは、PLAYERを操作して、組み立てられた経路を通ってゴールを目指す作品のことである。
ゴールへ向かう経路には、プレイヤーを妨害する装置や、特別な操作が必要になる仕掛けを設置しておくことが多い。
特に粉遊び2では、プレイヤーにライフバーが追加されたことに加え、重力のおかげで形状の自由度が増したことに伴って、ダンジョン設計の幅は大きく広がった。

ドット絵

「ドット絵」とは、色とりどりの粉を駆使して絵を掻く作品群のことである。
粉遊び2内で最も得票数の高いドット絵作品を一つ挙げておこう。
→「スカイリム」by としあき
このように、画像編集ソフトまでをも駆使した精緻な作品が目立つが、八戸氏の「【記念】百粉箱行」のように、粉遊びらしさを前回に出した作品もまた乙なものである。
粉で絵を描くこと自体が珍しいとは言い難いので、得票数を稼ぐには高いクオリティもしくは優れたアイデアが求められる。案外むずかしいジャンルだと思われる。

爆弾

G-POWDERC-4NITROなどを利用し、それが爆発する様を作品にしたもの。
手軽に作れるという性質から組成乱造が蔓延るジャンルである。しかし、デメキン氏の「妖精さんを爆発」のようにひと手間加えたことで面白みを加えたものが傑出する。
玉石混交という言葉が最もよく似合うジャンルかもしれない。

ピタゴラ

「ピタゴラ装置」を更に略したもの。作品名の文字数制限の都合で「装置」を省くことが多い。
粉が次々と反応するように装置を組み立てた作品の総称。
特に、主にBALLを利用するものは「コロコロ」とも呼ばれる。途中に様々な仕掛けを設置した道を面白く転がっていくのを見て楽しむ作品である。
BALLは種類が多く、粉と干渉して別種のBALLになることがあり、それを利用した作品も多い。
また、単純に複雑な経路を配置し、BALLの運動の再現性を利用して特異な軌道を描く様子を作品にしたものもある。

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最終更新:2019年10月30日 23:56