別にギルド日本支部長というポストが正式にあるわけではないが、実質ギルドの日本での活動を取り仕切る大幹部。一見して、そうとは見えないほどに腰は低く威圧的なところは全く見られないがギルドの性質上主な役目は各組織間の折衝と取りまとめであり、けして彼が与し易い人間と言うわけではない。
先日の鴻央会系高田組との抗争を経て、予想以上にギルドが勢力を伸ばすことが困難な事態になったと判断。事後の取り仕切りを李 阮黒に任せて那珂沢の地を去った。要因としてはコネクションがあった神代に倒れられたこと、鴻央会系高田組の背後事情を筆頭に想像だにしなかった朝倉家というファクター(*1)がそこらに見受けられリスクが図りきれなくなったこと、最後にそこまで濡れ手に粟な狩場ではないことが判明してしまった土地に、長々とギルド日本支部長が滞在するわけにもいかなくなったことがあげられる。
*1 と並びにギルドでは対処し切れないレベルのオーヴァードの使い手