作っただけ。


- 第一話
第一話
+ トレーラー

昨日と同じ今日、今日と同じ明日。それがずっと続くと思っていた。
しかし、崩れたかけらが集まっても、それは崩れた集まりのまま。


山奥のさびれた村、籠井村。
時代の流れに乗りきれずに消え去りそうな村に集まる者達と、それにまとわりつく不穏な影。
その影は、皆の陰を映し出す。


ダブルクロス「始まり」
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。}

+ ハンドアウト
PC1 月橋 紡
ロイス 里中 修平
君は久しぶりに籠井村に帰ってきた。ずいぶん久しぶりの帰郷である。
廃村寸前とまで言われるその村にはまだ何人かの見知った顔もいるが、減った顔もある。
時間の許す限り、ここに残ろう。村の最期を見ていこう。……その心も、君にある。

PC2 東雲 小夜
ロイス 籠井村
君が籠井村で生まれ育ってきたが、このさびれた村にも人が少なくなってきた。
近くの市の行政の者達がこの過疎化に当たり、管理等の問題で移住を推奨している。だが、村に長年住む老人たちはここで骨を埋めたいという。そんな話を、よく聞くようになった。

PC3 陣内 良人
ロイス 神様の落とし物
山奥の村の一つ、廃村寸前の籠井村というところがあるらしい。
特別なものもないし、見どころもない。ただ朽ちるだけの村だそうだが面白い噂もある。
何でも「神様の落とし物」があるとかないとか。それを君は調べに来た。

PC4 黒谷 ヒビキ
ロイス “レッドアイズ”
君はFHの一員である。
今は人の居なくなりそうなとある村に、君は突然向かうことを命じられた。


+ NPC
里中修平
「よーっ!ひさしぶりじゃないか!」
PC1との幼馴染。村に定住し、数少ない若者としていろいろ取り仕切ったりしている。半ばリーダー格。若者は彼とかを含めると片手で数えられる程度しかいない。

田中源之助
「わしらは断固として動かん、ここで育ってここで死ぬ、文句は言わせん」
村の老人。頑固の源さんとか言われるタイプ。村の最期まで残るとかいうタイプで、「彼がそういうから私も残る」とかいうのも多い。

吉本ハナ
「私も本当は出た方がいいって思っているんだけどねぇ」
村の老人。柔和で若いころはいい人だったタイプ。年齢によるガタとかで正直つらいので村を出た方がいいと思っているが、思い出や周りの意見で出れなかったりしている。

間宮さん
「みなさーん、元気ですかー?」
週に2-3度、近隣の市から販売に来ている人。NPOとかのそれ。基本自給自足で成り立っているが、それでも生活必需品は足りてないので生命線である。同僚に明石さんとか大淀さんとかいる。

“レッドアイズ” サキ
「ふむ、これはおまえにまかせればいいかの?」
FHセル「マモンブラッド」のリーダー。セルの目標は「略奪、蒐集」。あんまりチームワークはない。隠すつもりの無い狐耳と尻尾が見える。服で隠すタイプ。キュマイラ/ブラックドックのバリバリ戦闘タイプ。

+ シナリオ
ウン年ぶりに帰郷する月橋。道中移動コンビニをしている間宮たちの車に乗せてもらい、現在の状態を聞きながら向かう。
廃村寸前となっている籠井村は、行政の受け入れを拒否する者も多く在るまま還るという希望者が多いらしい。

時は同じく、東雲も村で行政の受け入れと村人との交渉を聞いていた。結果はいつもと同じ、平行線。
大した進展もなく、頑なに残ることを希望する村人たちに押されて市の者は帰って行った。
「ホントはあちらの話を聞いておけばいいと思っているのだけれども」という声も少なくはない。

そんな山の中の村にチャリで来た陣内。何やら求める物を探して。
FHからの指令を受けて現れた黒谷。同じく、探し物を手に入れるため。


月橋は旧友の里中、東雲と再会し和気藹々と村の現状やら出て行ったそれやらこれやらを話す。
陣内、黒谷も別所ながらも優しい村人から宿を借り、拠点を作る。料理人さすが。

村の中で来客があるのは珍しい。その珍しさからか村が狭いからか、運よく4人は会合する。
ちょっと陣内がこいつらオーヴァードかとか感じ取ったりしてた。便利だね。
しかし、そこではただ会って話すだけではなかった。皆、裏に悩みを抱えていたから。

その悩みの解決の為に情報収集に走る。

青い髪に青い瞳の少女。
村を守る、東雲の神社の祀り神、稲荷様。
裏の山、神聖なる地。そして、神の落とし物。

その情報収集の途中、陣内が山に立ち入り青の少女と対話する。
彼女は「自分の力の為にお前らは贄となる」みたいなことを言って襲いかかってきた。
なんとかその場から逃げだすが、その先で東雲と対峙する。
不穏な空気が漂い、裏ハンドアウトを見せ合ったりしてぎくしゃくしたままその場は過ごされた。
襲いかかった、明らかなオーヴァードの気配を感じ取った月橋と黒谷もその場に駆けつけ青の少女と対面する。
彼女は特に月橋を気に掛けていた。が、今はその力を見るために、といずこから醜い獣を召喚し立ち去ってしまう。

獣を何とかいなす4人。
お前ら一体なんなんね。そのような空気に包まれたが、元々おかしいんだから敢えて共闘しようみたいなことを黒谷が言ってこの場は終わり。
次回へ続く!






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最終更新:2014年06月12日 22:41